801. ロッキー
試合シーンはこんなに短かったかなと思うんですが、ラストの破壊力は映画史上でも最強クラスかと。そしてメインテーマ曲。燃えるなあ! [DVD(吹替)] 9点(2004-06-24 02:29:21) |
802. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
ストーリー的には、正義が苦難の末、悪を駆逐するというもので語ることはありません。特筆すべきは迫力満点の戦闘シーン。劇場で観たこともあるのですが、こちらが息を呑むような激しい戦いに大満足(アラゴルンや仲間たちは当然としても、他のみんなも勇敢すぎるとは思いますが)。いよいよ劣勢という時に、霊魂の軍団が突撃してくるところなど、思わずこぶしを握り締めました。全編でCGの無い場面はゼロ?とさえ思えますが、世界観に合っているのでOKです。 (再見)主人公ヘナヘナすぎ、アルゴルンカッコよすぎです! [DVD(吹替)] 9点(2004-06-24 02:25:36) |
803. ミンボーの女
ラストで毅然として、ヤクザを言葉だけで追い返した大地康雄の大拍手!おめでとう、ヘタレ卒業!民事介入暴力には組織全体で、屈服しない態度を取ることが必要だとよく分かります。けど、自分だったらチビるかも・・・。 8点(2004-06-24 02:14:08) |
804. ミセス・ダウト
ロビン、獅子奮迅の大活躍ですね。女装してでも家族の傍にいたいと願う父親の愛情には心打たれる。妻の新しい恋人に罵声を吐きまくるシーンはやりすぎで、引くところがあったが、全体としてはじわじわと感動できる物語と思う。一度壊れた夫婦関係が完全に修復しないまま終わるのもリアリティがあって良い。 6点(2004-06-24 02:09:04) |
805. ジョニーは戦場へ行った
《ネタバレ》 「頭だけで語る、手足のない自分を見世物にしろ。さもなくば殺してくれ」やっと通じたモールス信号を医師たちは黙殺した。ジョニーは完璧な医療体制の下、無理やり生かされることとなった。ヒトとしての尊厳を根こそぎ奪われたまま。彼はこの後、発狂しなかっただろうか。戦争を含め、人間のエゴが集まって生んだ悲劇だった。あまりにも切なく、腹立たしいこの映画を2度観ることはできない。でも、制作者が自分たちに送ったと思うメッセージは、この先も心の隅に残しておきたい。 9点(2004-06-24 01:09:55) |
806. ルパン三世 カリオストロの城
個人的に宮崎絵のルパンは好きじゃないんですが、それを補ってあまりある魅力的な映画です。城に監禁されたお姫様をルパンが救出するという物語自体、興味をそそられる。活劇面でも全編に工夫を凝らしまくって、全く観ていて飽きない。伯爵の憎たらしいキャラも完璧。仲間たちと銭形警部にも見せ場を用意してくれているし、もうお腹いっぱい満足です。 10点(2004-06-13 01:25:25) |
807. フルメタル・ジャケット
前半の、ハートマン軍曹の罵倒の数々だけでも観る価値は十分だけど、この映画はそれだけではない。ある時は軍事訓練で、ある時はベトナムの消耗戦で、次第に狂気が高まり、人命を重んじるなどの人間性が失われていく様子には強いリアリティを感じる。 10点(2004-06-13 01:01:22) |
808. 日本のいちばん長い日(1967)
目をいからせ徹底抗戦を主張する近衛師団の面々は軍人だが戦場に出ない人々。彼らに遠い異国で飢えと病に苦しむ同朋や本土決戦で否応なく死ぬ銃後の者に対する想像力はない。あるのはただ建軍以来の敗戦により自尊心を傷つけられることへの恐怖とそれゆえの現実逃避。それは天皇はじめ絶対であるはずの上官の意思を軽視する数々の発言に露呈している。ここまでに一度でも敗北を経験していたら、この映画のようなドラマもなく、あっさりと戦争を終わらせていたことと思う。実物の政治家・軍人たちが降臨したような俳優陣の演技を絶賛したい。(追記)再見。日本映画の最高峰と思います。10点以上進呈したい。 あと、若かりし頃の加山雄三さん。えらい男前だな。 [DVD(邦画)] 10点(2004-06-11 15:32:41) |
809. ファニーゲーム
後味が最悪という評価を知ってから観ました。まさに観客にそれを感じさせるために製作された作品と言えそうです。気の毒に強盗の犠牲となる3人家族は、それぞれ逃げ切るチャンスがありながら、みすみす逃してまた捕まってしまうところなど、分かっていても「畜生~、もうちょっとだったのに~」と画面に向かって毒づいてしまうのでした。犯人が観客に向かってウインクしたり、巻き戻ししたりするのは、ビックリしたけどいらなかったかも。その方がドキュメンタリーっぽく救いの無さが大きくなったと思う。それにしても、あのデブの奴はむかつくなあ~。ぼーっとした顔で残酷な行為も平気でする手合いが一番怖い。 7点(2004-06-10 23:39:01)(良:1票) |
810. 悪魔のいけにえ
ホラー映画は数多く観てきましたが、本当にこいつら狂ってる!と思えたのはこの映画一本だけ(実際撮影現場は壮絶だったとか)。レザーフェイスの部屋には、大量の牛・豚・鳥などの死骸が放置されていますが、人間もそれらの家畜と同然に扱われているんですよね。殺す相手を人と認識しているか、していないか。それが後発のホラー映画とは一線を画すポイントかと思います。あの殺戮一家の精神構造を考えると寒気がする思いが。本当は10点以上を上げたい、それくらいの傑作です。(1年ぶりに鑑賞)やっぱりこの一家、怖いですね。彼らに襲われるか、この場で自殺するか、どちらかを選べと言われたら、自分で死ぬほうを選ぶでしょうね。 [DVD(字幕)] 10点(2004-06-09 17:17:00) |
811. ターミネーター
物語の密度・切なさは完璧と言えます。単なるアクション映画のカテゴリーで括ってほしくないくらい。シュワには無感情な殺戮者が似合うと観るたびに思います。標的を暗殺するまでは決してあきらめないターミネーターと、はるかに弱いながらも、最後の最後でそれを自力で退けてみせる人間の強さ。すばらしい。 [DVD(吹替)] 10点(2004-06-08 23:14:31) |
812. 大脱走
中盤まで退屈だが、地下通路を抜けて国境への脱走を開始してからは10点満点の出来。再び捕まるか、逃げ切るかの多種多様な逃亡シーンには息を呑む緊張感にあふれていた。自分も草原に走る街道をバイクで逃げてみたい。 (追記)終盤の場面だけど、いくら敵とはいえ、今殺されたばかりの人間の前で乾杯する神経には共感できない。 [DVD(字幕)] 7点(2004-06-08 23:09:11) |
813. ブレインデッド
開始時点では「どんな悲惨なホラー映画だろう」と思っていたのに、なんと成分は半分以上ギャグだった。なぜかカンフーの達人の神父が登場したあたりから、もう頬が笑うために緩みっぱなし。数十分にわたるミンチシーンは歴史に残していいんじゃないだろうか。そしてトドメはラストのヒーローとヒロインのキス。ここまでメチャクチャやって王道的な終わり方かよ!と画面につっこんだ。 9点(2004-06-08 23:03:51) |
814. コマンドー
人生で一番多く観た映画。シュワの強さ・かっこよさを堪能させるために生まれた映画といっても過言ではない。約90分に、実に無駄なくシュワの活躍が盛り込まれている。多数の武器をガシガシ装着する有名なシーンは何度見ても「やってみてえ~!」と思わせる。「最後に殺すと言ったな」「そう言った」「嘘だよ」などのユーモアを含んだ各種の台詞も観るたびに楽しめる。 [DVD(字幕)] 10点(2004-06-08 22:54:25) |
815. パラサイト
《ネタバレ》 注目の若手俳優が多く出演しているらしいですが、それをほとんど知らない自分には、どこかでみたような単純すぎるホラーでしかありませんでした。親玉を倒したらそれまでの犠牲者がみんな元に戻るというあんまりなラストは、チープなB級ホラーを追求した結果なんでしょうか。暇つぶしには適した一本ですね。 4点(2004-06-08 22:44:14) |
816. 遊星からの物体X
人外の怪物が人を襲う映画は多いが、物体Xこそ最強でしょう。細胞の一片でも人間を乗っ取るんだから!乗っ取った後後、どうしたいのか一切語らないところも不気味!そして!インパクトにおいても、これを上回る気持ち悪さは経験していません。特に、ブレアの頭から脚がパキパキと伸びるシーンなど、もうクセになります。観ながらうわあとほくそえむ自分がいます。 9点(2004-06-08 22:31:31) |
817. サスペリアPART2
小学生時分にこの映画のテレビCMが放送されたとき、使われたのが、あのからくり人形がこちらに向かってくるシーンでした。これにビビリまくった僕は、高校生になるまで、実際にサスペリア2を観ることができなかったのでした。今は既に5,6回は観ていますが、残虐シーンよりも、映像テクニックに目を見張ることが、この映画を好きな理由。犯人と犯人の部屋を舐めるように映す場面が特にお気に入りです。童謡も耳に残りますね。 [DVD(吹替)] 10点(2004-06-08 22:17:10) |
818. ラヂオの時間
「ラジオドラマが、役者たちのわがままで、当初とは違う方向に・・・」というあらすじを見ただけで映画館へ走りました。期待通り2時間楽しめるジェットコースターコメディでした。熱海が舞台の愛憎劇からSFまでエスカレートする物語、自己主張の激しい声優たちの一挙一動に笑いまくりました。 8点(2004-06-08 16:24:09) |
819. グレムリン
公開時劇場に観にいったんですよね、これ。10年ぶりくらいに観たけど、やっぱりギズモが可愛すぎ。真ん丸い目で見つめられたら昇天するかも。元祖癒しキャラですね。増えるときのポン!って音がまたユーモラスでたまらん。ストーリーは普通ですけど、起承転結できっちりまとまった良作です。(久々に再見)グレムリンの繭がエイリアンのアレ並みにグロテスク、しかしグレムリン自体は案外弱い。人間を欺いたり、刃物を投げるのが厄介ですが。ギズモは改めて可愛いと思う。歌を歌うのが他のペットキャラと一線を画しているのではないでしょうか。ラストが、「ギズモは新しい主人と幸せに暮らしました」というのではなく、「キミがギズモを飼うにはまだ早い」と連れ帰られてしまうのが、今考えても珍しいです。 [DVD(吹替)] 7点(2004-06-07 16:10:26) |
820. 悪魔のいけにえ2
前作のドキュメンタリー?とも思えるナチュラルな狂気の再現を期待していたので拍子抜け。相変わらず殺人一家は変だし、デニス・ホッパーもノリノリでそれはそれでいいんだけど、随所に見られるセルフ・パロディーからは、監督が既に観客の目を意識しながら作っていることが分かり、奇跡的な作品は一作目限りだったんだなと感じた。 けれど、最近見たリメイクに比べれば、はるかにマシですよ。 [DVD(字幕)] 5点(2004-05-29 22:19:13) |