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81.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
★カイル・リースがスカイネットに追われてたのは、多分抵抗軍(ジョン)が(なぜか)リースを重要人物として捜索しているという事実のみが、戦争のどこかでスカイネットに知れただけのことじゃないかな。だからスカイネットはリースがなぜ重要人物なのかまでは知らなかった。ただジョンをおびきだすためだけに捕まえたんで、殺さなかった、と。  ★最後の心臓のやりとりは、マーカスの過去の贖罪と、あと半機械のまま生きるのはいやだ、という気持ちをジョンほか皆が汲み取ったものだと思う。たださんざんほかの皆さんの指摘される通り、描き方が中途半端だよね。ほんと、この映画での描写ではとてもジョンが抵抗軍のカリスマになるとは思えんヘタレな印象で・・まあ続編期待ってなとこなんだろうけど。  ★それにしても・・・ ★このちょっとずつ手を変えたり、あるいはがらっと路線を変えてみたり、新しいキャラを出してみたり・・・そのどれもが最近はそこそこおいしかったリする・・・日清カップヌードルがごとき、あるいは限定ビールがごとき、最近のハリウッド続編映画商法・・・  ★いいかげんうんざりしてるんだけど、つい新しいのがでると買ってしまう・・・ ★いいかげんだまされるのやめようと思ってるんだけど・・・  ★トランスフォーマーも見にいくんだろうな・・・  ★さすがにハリポタはまーいいや。
[映画館(字幕)] 6点(2009-06-25 22:26:30)
82.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 
★小説版を何冊か持ってて、旧シリーズは映画まで見てて、カーク船長でない新シリーズは見てない、ぐらいの人間です。 ★「旧ネタ」はあんまり覚えてないんだけど、それでも旧シリーズを見てればにやにやできるシーンが満載。しかも単純な「エピソード1」に思わせておいて実は「スタトレ」には度々起こりうる「パラレルワールド」へ持っていくなんて、抜群のアイデアだ。SFXやアクションシーンは最新の映画らしく迫力満点で、なるほどこれだけでも一見さんは楽しめるだろう。 ★けどはっきり言って、脚本は雑い。説明不足。アクションシーンに頼りすぎ。話が都合よく進みすぎ。後半はもう最近のよくある雑で普通なSF映画といっしょになったな、という印象。 ★特にクライマックスの戦闘シーンで他のSF映画のヒーローなんかと同じようにバカスカ銃砲を射ちまくるカークとスポックには冷めた。あの世界では、武器の使用ってのは使ったら最後殺るか殺られるかのリアルな緊張があるもんだと思ってたんだが。クルーも若気の至りだから?それともパラレルワールドだから?許すべきなのか、自分の心が狭いのか、ちと考えてしまった。 ★決してつまらなくはない。ラストのエンタープライズ号の発進と、あのテーマ曲にはちょっとジンと来てしまったし、もう一度みたいなと思わせてくれるシリーズものって久しぶり。続編あるなら、今度はもっと単純なSFアクションでなく、スタトレらしい「深イイ」テーマも期待したい。
[映画館(字幕)] 6点(2009-06-14 23:30:12)
83.  おくりびと 《ネタバレ》 
★美しい東北の風景と、そこで粛々と営まれる「死の儀式」、それを決して暗くではなくそこはかとないユーモアを交えながら淡々と描写していく。 ★ちょっと伊丹十三っぽいこの映画は、当然ハリウッドとも、その他の国の映画とも、あるいはまじめなだけの邦画とも違って、何かアカデミー賞審査員の心に触れるものがあったんでしょうね。 ★2時間超の超尺ですがそれほど長くは感じません。いきなりの腐乱死体や、葬儀現場での遺族のいさかいなど、決して「喜べる」職業でないこと、そのための「職業差別」が厳然として残っていること、社長の「困ったことに・・・」やその他の台詞にあらわれる日本人の「死生観」など、観ていていろいろ考えさせられるものがあります。 ★そういえば自分の祖父祖母の亡くなったときはどうだっただろうか、こんなびしっとした納棺師の人なんかいなかったような気がするんだけど・・・ ★気になった点は二つ。一つは広末さんのキャラ設定。自分は最初、彼女はカワイコブリッコでも実はどんな逆境にもめげない芯のある女性で、そのうち軟弱な夫を叱り飛ばすとかなんかと思ってた。実際は彼女も言いたいこといわず我慢してて、もっくんが黙って納棺師になったのにとうとう切れて出てってしまう、なんかその移り変わりがちぐはぐ。また東北の田舎に職業差別があるのは(類型的な気もするが)わからんでもない。しかし都会育ちであろう広末さんがあれほど生理的拒否反応を示すのは違和感がぬぐえない(単に近所の噂がいやってならわかるが、「汚らわしい!」とは?)。 ★二つめは音楽。久石さんの楽曲は嫌いではないが、実写でここまで大げさにBGMされるとちょっと鼻に付く。特に昔出てった父親が好きだったレコードかけて、久石さんのオリジナル曲が流れるのは???普通にバッハの無伴奏チェロ組曲にでもしとけば? もっくんが広末さんの前でピチカートでやった「ブラームスの子守唄」はとてもセンスいいなと思っただけに残念。(そうそう、彼チェロ猛特訓しましたね。弓使いとかすごく自然でした) ★個人的にはぼくはこの映画好きです。正直言うとアカデミー取るまでの凄みのある作品かってっとそうは思えません。普通にこの点数にしましたが、逆に賞なんて所詮は・・・とひねくれずに、観てみても損はないと思います。納棺師になりたいとは思いませんがね。
[映画館(邦画)] 6点(2009-03-08 13:40:57)(良:1票)
84.  K-20 怪人二十面相・伝 《ネタバレ》 
★第2次大戦を回避した架空の日本、という設定は面白いですね。このごろこういう「パラレルワールド」な設定は、日本作品(映画に限らず)のはやり?ルーツはPKディックの「高い城の男」あたりでしょうか。格差社会の様相は、現代の中国を皮肉ってるようにも見えて・・・(そういやロケは・・・) ★ただ描写に関しては、長屋の住人達や、底辺のスラムで暮らす孤児たちをいきなりポンと出すだけで、それほど深い描写もなく、感情移入もほどほどで、それゆえクライマックスで明智=二十面相が(盗んだ新兵器を使っての)格差社会をぶっ壊して新しい世界を築こう、との叫びも、「ああ、またこういうネタか」くらいにしか思えなかったのが残念。 ★平吉のヤマカシみたいな修行シーン、二十面相との格闘シーンはかっこいいし、葉子おじょうさまのおてんばぶり、明智小五郎を交えてのコミカルなやりとりも白けるようなこともない。各キャラクターの行動も意味不明なものは全くなかったし、帝都のビジュアルはもうハリウッドとは別方向で自然に来ているし、音楽もかっこよかったし、いろんな面で点数高いと思うんだけど、肝心の盛り上げにおざなりな印象なんですよね。 ★まあでも、このごろやたらCGだけで脚本も演出もダメダメなハリウッドエンターテインメントの凋落振りにくらべ、逆に追いつけ追い越せの勢いを邦画エンタメが持ってるのは喜ばしいことです。個人的には次は「ヤッターマン」に期待したいとこなんだけど。 ★あと、役者の年齢に関しての評価がありますが、ぼくは邦画はむしろ(無理のない限りは)金城くんや松さんのようなある程度年季の入った役者を使うほうがいいと思う。二人の演技がものすごくいいともいえないけど、かと言って若いやつってそんなにいいかな? ★一介のサーカス団員が怪盗と戦い、日本の運命を握る、世間知らずのお嬢様だが、勇気と決断力を持って自分の道を切り開いてく、ただ「アクションヒーローとお嬢様」とラベリングして役を振り分ければいいわけじゃない。あまり若いやつじゃ、ただ正義感ぶった台詞をワーワー喚いて鼻について、みたいな感じになっちゃうんじゃなかろうか。ぼくの偏見かなあ。
[映画館(邦画)] 6点(2009-01-18 11:17:12)
85.  ハンコック 《ネタバレ》 
★大人から子供まで汚い台詞のオンパレード。ダークならぬダーティヒーローの無茶振りと一転のしおらしさに大笑い。 ★途中大どんでん返しにびっくり。それでも汚い台詞のオンパレード。 ★さらにはなんだか妙にシリアスに。それでも汚い台詞のオンパレード。 ★最初から最後までこればっかり(笑)。「もう一度言ってみろ!」さあ、みんなでゆっくり言い返そう。「×ss ×ole!」・・・・
[映画館(字幕)] 6点(2008-09-16 23:17:31)(笑:1票)
86.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
★いろんなひとが書いてる通り、いくらオカルト超常現象専門のインディシリーズとは言え、ネタが今さらアレじゃあ白けます。 ★僕は普段、他の方のレビューで「すぐ結末が読める」って書いてあるのに「えー、わかんねえよ」と自分の頭の悪さが情けない、そんなニブチンなのですが、その僕でさえあのラストは簡単に予想できたもん。 ★あとインディ(とそのご一行様)やたらとダイ・ハードなのもお約束とは言えなんだかねえ。 ★まあそれでも、S・Wシリーズと同じく、このシリーズでもJ・ウィリアムズのあのマーチが鳴り出すとわくわくするし、やっぱり凡百の亜流冒険映画とは違う、かっこよさ、テンポのよさ、ユーモア、ETC・・・があって、続編としてもきっちりやるべきことはやってる。金払って大画面で見ても決して損ではない。期待以上のことはやってくれなかったけどね。
[映画館(字幕)] 6点(2008-07-17 23:54:02)
87.  AVP2 エイリアンズVS. プレデター
★ぜんぜん怖くない。オリジナルへのリスペクトもさほど感じない。ま、所詮「お祭り」映画であることは最初から分かってるわけで、なんつうか観に行っちゃったヤツの負け、なんでしょうね。 ★何も知らない、何の罪もない、ほとんど抗うすべもない人間がただただ理不尽に無差別に虐殺されて行く。標的はもっぱら民間人で、しかも普通 は演出的に助かるだろう女子供も容赦なく次々とだから、感傷に浸る暇もなく、胸糞悪さだけが残る。 ★しかしそんなことを製作者サイドがわかってないはずなく、あえてこういう悪趣味な演出をしてるのでしょう。お前らこういうの好きなんだろう?高尚ぶってないで楽しめよ!と。 ★まあ、新種の細菌でいつのまにか世界中の人間がほとんど死んでました、とか、サイコ野郎が女子供を惨殺する連続事件、それに対して怒りを燃やす捜査官の苦悩といったいかにもなドラマとか、いろいろ理屈つけても結局人が死ぬことには変わりないし。 ★ただ安全な場所にいて他人の死ぬのを眺めているって気持ち悪いですね。なんだか戦争(の報道)とよく似てる。 ★おそらく低俗・俗悪で評価も低いだろうこの作品ですが、こんな気持ち悪さを感じさせてくれた点だけは評価します。白状するとぼくは胸糞悪くなりながらも結構楽しみました。プレデターは少なくとも前回よりは強かったし、オチも期待通りだったし。ただし他人には勧めませんので6点。あ、あと画面相変わらず暗いね。こういうのこそ3D化すればいいのに。
[映画館(字幕)] 6点(2008-01-06 14:13:30)(良:1票)
88.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
★前半の雰囲気はとてもいいと思います。つい最近まで人の営みがあったのが、そのままゴーストタウンになってしまったニューヨークの静かな風景は新鮮。大音響でクリーチャーに襲われるシーンよりよほど怖い。CGもこんな風に使われるならOK。 ★べらべらしゃべらない主人公もグッド。その愛犬とのコミュニケーションもなごみます。時々フラッシュバックされる、崩壊前の混乱のニューヨーク、その中での家族との別れなどの回想シーンも情感を誘います。 ★それだけにあのラストは・・・力づくすぎ&ひねらなさすぎじゃないですかい?「コンスタンティン」で、ばかばかしくもサプライズなオチ(結構好き)を見せてくれたF・ローレンス監督なだけに、ひどく肩透かしを食った気分です。 ★ウィル・スミスもだ!あんなタイトル恥ずかしいと思わんのか!・・・思わないか、ウィル・スミスだからなあ(笑)クリスマスに見る映画じゃないけど、結構いいなあと思ってただけに残念・・・ ★余談ですが、あの犬○○だったんですね。途中でわかった。最初はハリウッド映画でもそこまで大雑把じゃないだろうに変だなあと思ってたんですがね。
[映画館(字幕)] 6点(2007-12-22 23:12:02)(良:1票)
89.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
★大味ベイ映画にスピルバーグが咬めば、多少はドラマに深みが出るのかと思ったけど・・・全くそういうことはなかったですね。★予告見て、米国発男の子向けアニメが以外や「宇宙戦争」張りのシリアスな侵略SFにでもなるのかとちょっとは期待したんですが・・・どうやら事情は全く逆で、映像化したかったのはスピルバーグ、しかし内容的には自分には合わないと思ってベイに監督してもらった、と。★ってなわけで出来たのはアニメの結構忠実な実写化、当然内容はペラペーラの薄っぺら、多少ハイティーンあたりを主人公にしたりして青春映画っぽくなってるけど、基本的には子ども映画。A級SF超大作と思ってみた人は激しく怒りまくるでしょうな。★近頃の洋画はこんな感じの映画多いですね。PG-12じゃなくってCG(チャイルド・ガイダンス)-12とか指定付けたらどうでしょうかね。(大人が見に行ってもいいけど、子どもの同伴が必要、子供向け映画)とかね。そしたら勘違いしてがっかりする人も減るんじゃないかと。★ま、映像はそりゃ圧巻です。特に親戚関係にある「超時空要塞マクロス」にはまったぼくとしては、あのゴチャメカの超速変形バトルは感涙モノです。実際に存在してるかと思うほど自然なCGはため息がでます。★ただあのゴチャメカがほんとにかっこいいかってとちょっと微妙ですけどね。あとアクションシーンはカメラ寄りすぎ、動きすぎ。ぼくとしてはロボットのデザインにしてもアクションシーンのスタイルにしても、まだ日本のアニメ(誰でも知ってる高名なクリエイター)のほうがレベル上だと思いますね。
[映画館(字幕)] 6点(2007-08-16 23:58:15)
90.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 
★あれだけ大掛かりな犯罪を企てる犯人の動機がどうも弱くて納得できない。「3」の連邦準備銀行金塊強奪もかなりアレだったが、今回の全米情報通信・金融・エネルギーインフラの破壊・乗っ取りなんて一歩間違ったら戦争もんの犯罪では?実際の(じゃないけど)被害が幾らかなんて問題じゃないですよ。★それが結局はカネですか?何でそんなに犯人の人格を矮小化するんでしょう。「一生お尋ね者になっても自分を裏切った米国を破滅させる!」とか言わせてやれないんでしょうか。「不死身の(皮肉)」マクレーン刑事の相手としてもふさわしいでしょうに。★サイバーと言ってる割にはやたら実力行使が多いのもなんとなく。ほんとにカネ目当てで、情報戦でFBIを出し抜けるくらいなら、もっとコストパフォーマンス高いやり口があるのでは?★で、「3」でもそうだったんだけど、おおよそ国外のテロ組織らしきものをリーダーたる犯人がさらにだまして操ってるという構図が見えるんだが、ぜんぜん説明不足で描き方が浅い。組織もだんだんうやむやになっていって、最後は犯人その他極少人数での一騎打ちになってしょぼい。★派手なアクションは楽しませてもらったけど、あれもこれもCGなのかと思うとちょっと。F-35(実戦未配備?)まで登場したのはすごいがパイロットは間抜けすぎる。上からモノが降って来るような場所でホバリングするか?マクレーンを飛び乗らせたかったのかな、って、「トゥルー・ライズ」のパクリじゃんか!★なんとなく小物っぽく、愚痴たらたらこぼしながら狭いところを這いずり回り、それでも最後には大逆転、スカっとさせるマクレーン刑事はどこへ行っちゃったのか。音楽も1は「第九」、2は「フィンランディア」、3は「ジョニーが凱旋する時」にブラームスの1番がかぶってかっこよかった。4はもはや音楽もだめか。★まあ予告見てこれくらいの映画だろうと思ってたらぴったりだったんで、損した気分ではないんですけどね。アクション映画の名作の続編と思って見るとやっぱり期待したほどではないな、と。これももう次はいいです(なんか最近こればっか・・・) 
[映画館(字幕)] 6点(2007-07-17 23:23:52)
91.  スパイダーマン3
ストーリーの肝であるヴェノムの登場シーンが都合良過ぎ?僕は思わず「いきなりビンゴかよ!」とか「気付かねーのかよ!」とか突っ込んでました。 ★おまけにブラックスパイダーマンはどんな悪いことするのかと思えば・・・なんか悪いことしましたかね?強いて言えばMJとの痴話げんかくらい? ★僕はこのシリーズ、2も(評判のあまりよくない)1も好きなんですよ。SFアメコミでありながら普通な人間ドラマ(青春ドラマ)を、わりとテンポを無視してでも丁寧に描いてるとこが。 ★しかし今作はさすがに「相手」が多すぎか。相変わらず小物っぽいドラマをやってくれて美味しいんだけど、さすがのサム・ライミももてあましたのか、作劇はかなりやっつけのおざなり。スパイディもピーターもなんか忙しくてゆっくりドラマに浸ってられない印象だった。 ★ひっくり返したおもちゃ箱のようになった劇を力技で片付けたのは見事といえば見事だし、もう食傷と思ってるCGもあのvsゴブリンジュニアの空中戦や、サンドマンにはやはり目を見張ってしまう。★それにしても・・・これが最終作なのかと思うとちょっとこの「仕事」振りは寂しい。やっぱりドラマに深みがないと印象薄いんですよね。おなじ最終回でもSW-EP3はあのラストシーンですべてを許そうってな気にもなれたんだけど、こっちはさすがになあ・・・しっとりしてていいラストなんですけどね。 ★ってなわけで、もうこれで吹っ切れたスパイディは、青春ドラマはいいから、ひとつサム・ライミらしくぶっ飛んだ第4作を!(キャプテンスーパーマーケットみたいに!(笑))
[映画館(字幕)] 6点(2007-05-18 00:36:49)(良:1票)
92.  大帝の剣
率直に言うと、つまらなくはなかった。★ただやっぱどう見ても2007年の新作映画には思えない。舞台もストーリイもプロットも映像・演出もすべてが「どっかで見た」ような古臭さ。特撮にしても、ワイヤーアクションはともかく、透過光使いすぎ(エンドタイトルはいいかげんにしろって感じ)。透過光ってごまかされた気分になるんですよね。多少作り物っぽくてもいいからもっと豪快なCG見せてほしかったな。★源九郎の豪快なキャラは今までちょっと邦画にはなかった感じでよかった。その他のキャラの奇天烈さ(お姫様が・・・)も、随所に挟まる小さなギャグも自分は面白かったです。★それに対して、喜怒哀楽の怒・哀みたいな部分はまだへたくそ。★こういうのって、洋画で言えばアメコミみたいなものだと思うんですよね。上手く説明できないけど、設定は荒唐無稽でも、ドラマは古くてもかまわない。とにかく子供だましでなく、大人相手でも楽しませてくれるだけの何かがあれば、てところがね。★で、ハリウッドは手馴れたもので、たとえアメコミであっても豪華な映像、主人公の葛藤や現実社会への問題提起、大人の恋愛などのドラマをきちんとつめこんで、過剰な期待さえしなけりゃそこそこの満足感は与えてくれる。★そろそろ邦画だって、こういうジャンルがちゃんと作れるようになってもいいんじゃないかと思う。その意味で、今後も期待はできる、でも今回は惜しかったかなってな感じですね。★CGもっとゴージャスにした上で、続編を希望。
[映画館(邦画)] 6点(2007-04-22 10:35:34)
93.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス 《ネタバレ》 
★マルチバースなんて言い方は違えどパラレルワールドと描き方自体はほとんど変わらない(もちろん理論的には違うことくらい知ってる)し、別に新鮮味はない。大体宇宙が違って同じ人間がいるってのもおかしいよね、野暮な突っ込み入れると。 ★その多元宇宙に絡めて「本当の自分」探しとか家族の葛藤とか語るのも手垢ついてる。 ★主人公の娘がレズだからってなに?マスコミのポリコレだ!多様性だ!ジェンダーだ!でアカデミーだ!の推しが最高にウザい。 ★おバカなことすると別な宇宙にジャンプできるってなおバカ設定(ただその宇宙へ飛ぶのと人格(正確には人そのものだけど)が入れ代わるだけなことがあるのはなぜ?)とか、下ネタ系のお下品ギャグとか自分は別に嫌いでは(苦手では)ないのでそれなりに楽しめた。 ★ラストのバトル、相手を「幸福感にひたしてやっつける」ってのは笑った。M男の幸福って(笑)・・・ま、それにしても2時間越えはちょっと長すぎるかな。 ★あとはほかの方も書いてる通り役者さんですよね。キー・ホイ・クアン、「インディ魔宮」のあの子か~子役だった子が大人になっても活躍してるのっていいよね。あともちろん主演のミシェル・ヨーも。苦労してる顔はアレだけど、終盤とかで微笑んだ時がきれいなんだよね。 ★自分では楽しめたが誰にでも勧められる作品ではない。特にアカデミー賞とかいってマスコミに騙される人がいるかと思うと(作品のせいではないが)いい点数は付けれない。5点。
[映画館(字幕)] 5点(2023-04-11 22:01:20)
94.  トイ・ストーリー4 《ネタバレ》 
★3であれだけ大切そうに、嬉しそうにウッディたちを引き受けたボニーが、本作では(フォーキーの重要性を引き立たせるためだとしても)ウッディに対してあんなひどい扱いをするなんて、到底納得できない。 ★それを踏まえると、おもちゃたちだって自立するんだ!と声高に主張されてもね。御主人のもとで大切にされるだけがおもちゃの「生き方」ではない・・・で、もううちには戻りませんって・・・「今まであんなにあんたに尽くしたのがバカみたいだったわ、目が覚めたわ、じゃな!」って(いやウッディはそんな言いかたしてないけど)っていうことなのか、と思っちゃうわけ。 ★しかも野良おもちゃって、それ無理でしょう。野良犬や野良猫じゃないんだから!汚れて擦り切れて壊れても、人間のとこで死蔵されるよりはましっていうことなのか? ★←もともと無くしちゃったおもちゃってどうなってるの?という問いに対する答えの物語でしょ?いやいや案外強くたくましくやってるよ、って話なんだけど、そこへおもちゃの精神的な自立(自分から出てく)をブッコむのって無理ない? ★それに、おもちゃと子供のきずなを否定するんじゃない?1~3「おもちゃだってココロがあるよね、今まで乱暴に扱ってごめんね、これから大事にしよう」4「あ、なあんだもうおもちゃ無くしても気にすることないんだ!」とかなっちゃわない? ★?ばっかりの映画だった。出てくるキャラがみんな勝手に動いてて、ほとんど感情移入できない。おもちゃが声出したり車の操作に干渉するのはやり過ぎ。ラストもああよかったあ、と思うほどのものではない。 ★奴隷根性から抜け出し精神的に自立、多様な生き方の肯定・・・今風だけど別に新しいテーマでもない。それまでのドラマをぶち壊してまでトイストーリーでやる意味もない。ほかでやってくれという感じ。 ★映像は所々実写と見紛うほどきれいだし、アンティークショップの不気味な雰囲気も味があるけど、それだけで映画館に行けばよかったと思えるような作品ではないかと。TVで十分。
[地上波(吹替)] 5点(2022-06-26 15:55:26)
95.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
★コロナで丁度去年の2月から映画館へ行くのを止めてしまった。今でもいってないが、テレビで放映されたので見た。 ★全体的な感想は、舞台を大正日本にダークな雰囲気といわくありげな感動エピソードを加えたドラゴンボール。 ★ジャンプの雑誌そのままのノリのギャグをダークな色調のアニメにも突っ込んで来るのはどうにも付いていけなかった。 ★登場人物やその背景や舞台設定などほとんど説明なく原作やTVアニメを見てない人は何が何やら。まあお話自体は別に複雑でもなんでもないが。 ★あの竹輪みたいなのを咥えた妹以外、主人公も脇役も果ては敵キャラまでくどくどうだうだぶつぶつとしゃべり過ぎ。特に黄色いのと猪は最初から最後まで超ヤカマしい。切った鬼の首を口に突っ込んでやりたくなる。クライマックスの煉獄さん感動的に殉職なのに、陳腐なセリフでしか盛り上げられないのか。 ★絵はまあきれいだし感動シーンはあるし煉獄さんのバトルはかっこいいんで、つまらなかったとまでは言わないが、まあTVで十分。
[地上波(邦画)] 5点(2021-10-03 01:45:37)(良:1票)
96.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
★60年代の黄金期(?)ハリウッドの裏話。雰囲気が忠実に再現されてて面白かった。ただやっぱり2時間40分は長い。 ★映画が好きでハリウッドが好きで知識があって、という人は退屈しないと思うけど、そうでない人には辛いだろう、タランティーノ節も今回は控えめだったし。 ★ただマンソン・ファミリーとシャロン・テート事件のことはなんとなくでも知っといたほうがいいと思う。要はこれが物語のクライマックスなのだから。とはいってもそこに至るまでマンソンやシャロンのことが詳しく語られるわけじゃないけど。 ★最後の残虐シーンは逆に笑ってしまった。ほんとにあんなもの個人で持ってたのか!ハリウッド怖いわ(笑)。ブラッド・ピットはやっぱカッコいい。只者でない雰囲気もあるし。ディカプリオ、NGを連発するシーンも、その後の人質脅迫シーン完璧に演るとこも凄かった。彼を慰めた子役の女の子って、誰なんだろう。どうでもいいことだけど、ボーイング旅客機とポルシェのデザインって昔から変わらないね。その二つの乗り物が出た時だけあれ、現代?と不思議な感覚になった。 ★貶しではない、正味、という意味で、わざわざ映画館でしゃっちょこばって見なくてもいい作品。映画が一大娯楽だった昔じゃなく、現代だからこそ、そこそこ大画面のモニターとかあれば家でカウチポテトでいいかな、ということで、5点。
[映画館(字幕)] 5点(2019-09-15 10:56:00)
97.  DESTINY 鎌倉ものがたり 《ネタバレ》 
★原作は未読。これはかなり詰め込んであるのか?主要な、「黄泉の国に連れ去られた妻を取り戻しにいく」というストーリーは映画の結構後半である。 ★それまではなんだか面白いのかそうでないのか分からないエピソードの羅列。ただしそこで出てきたいくつかのネタが、後半の妻奪回話しに活かされるのは、あ、なるほどと思った。 ★序盤の妖怪の夜市や、古風な電車、黄泉の国のビジュアル、ラスボスの風貌などそこかしこで宮崎駿の「千と千尋・・・」を思い起こさせる。パクリとまでは言わないが、ちと擬視感が強すぎ。まあ見てて楽しかったけど。 ★前述の通り主要ストーリが後半に詰め込まれてかなりバタバタ。ラスボスの登場は突然だし、その口から主人公夫婦の秘密が語られるのも興ざめ。だいたいあの奥さんバカっぽすぎて、「何世代も生まれ変わっても添い遂げる運命的な愛」を紡げるような魅力的な女性には思えんのだが(苦笑)。 ★鎌倉は妖怪がいて当たり前ってな感じの設定はなかなか雰囲気よく、昔訪ねたことはあるが、また行ってみたいなと思った。映像も綺麗で、あまり期待していなかった映画だが、予想外には面白かった。
[映画館(邦画)] 5点(2018-02-01 22:00:37)
98.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
★血が吹き出し内臓が飛び散り、首や手足がもげればリアル、ではないかもしれない。 ★にしてもこの映像は綺麗すぎる。冒頭の海岸のシーンからして、まるで「インセプション」のVR世界のよう。 ★その後も物語性を拒否するように、延々と続く緊張感、バラけた時間軸と場面。おなじく難解なSF映画のような雰囲気。 ★突然穏やかで荘厳な音楽(エルガーの「エニグマ」のアレンジ、かな)が鳴り響いて救出の船が続々と現れる場面にもなんだかカタルシスもないのはびっくりした。チャーチルの演説と、故郷に戻った「落ち武者」が暖かく迎えられるのは少しじんと来たが。 ★ダンケルクという日本人にはイマイチ馴染みのない、しかも誰がヒーローというわけでもない撤退劇のお話だったからか。もっと馴染み深い戦いだったら違っていたのかもしれない。 ★スピットファイアの勇姿が見れたのはよかった。独特の楕円形の主翼を持つ美しいこの戦闘機が、飛べる状態で残ってたなんて知らなかった。敵役のメッサーシュミットがいまいちはっきり見えなかったのは残念だったが。 ★敵戦闘機と爆撃機を墜とし、脱出船の人々から歓声が上がる。燃料切れで不時着した愛機を敵が来る前に火を放ち、投降するパイロット。そこにだけ物語があった。最後までこの映画の主役はスピットファイアだった。
[映画館(字幕)] 5点(2017-10-09 09:00:28)
99.  ターミネーター:新起動/ジェニシス
★老シュワちゃんのためのお祭り映画、と思っとけばがっかりしないかも。 ★時間SFってのはトラベルものとパラドックスものに大別できる、前者は異時代の人と人の交流(や断絶)が話の主で、後者は時間物特有の危機をどう回避するか(あるいは回避せず決着をつけるか)が主、ターミネーターシリーズは明らかに後者。 ★それゆえ一定の縛りを入れておかないと収拾がつかなくなる。平行世界なんか持ち出したのは明らかに失敗ですね。まあ確かに日本人ならドラえもんとかで耐性はついてるだろうけど。 ★考えてみれば、BTTFが両方の要素を織り交ぜながら、3話で決着を付けたのはさすがR・ゼメキスはストーリーテリングがうまいと改めて思った次第。 ★それと、やっぱジョンをあーしちゃったのは良くないでしょう?だってそもそも1でターミネーターが過去へやってきたのが、敵のリーダー、ジョンをモトから消すためなのに・・・じゃ今まで散々感動ストーリーを煽ってきたのはなんだったの?B級SFホラーである1ですら、カイルはあこがれのジョンを育てたサラを一目見たくて、一人孤独に(しかも元には戻れない)過去への旅に出た、それ感動ポイントですよね・・・だいなしじゃん ★老シュワちゃんの健在ぶり(自虐台詞とかも)は良かったし、過去作のオマージュもたくさん、また大画面でないと楽しめない映像もあるだろうから、損したとまでは思わないが、この新シリーズ次も見たいかといわれたら首ひねらざるを得ない。
[映画館(字幕)] 5点(2015-08-02 15:42:39)(良:1票)
100.  映画 暗殺教室 《ネタバレ》 
★何にも予備知識なし。原作未読、公式ページも評判サイトも。予告編だけ。 ★で、最後の最後でびっくり。ああ、to be continueならそれでいいんだけど・・・ ★だったらもう少しちゃんとした区切りっていうか一定のカタルシスがあったらよかったなあ、先生説明なしに生還しちゃうし、高嶋政伸やっつけるのもあくまで傍線だし、なしとげたことって結局学年で1番になったことだけ?それも他クラスとの確執もあんまり出てこないせいでいまいち本筋でないような。 ★途中は話も絵も結構面白かっただけに残念。もし続編まで見たら総合で評価変えるかも。単体ではこの点数がせいいっぱい。
[映画館(邦画)] 5点(2015-04-04 21:12:39)
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100.00%
210.89%
321.79%
421.79%
51513.39%
63026.79%
73430.36%
82320.54%
943.57%
1010.89%

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