101. デッドコースター
普通に考えて、前作の焼き直しに過ぎず、大したことはないはずなんだが…。「目新しいものがない」という表現は本作には当てはまらない。前作と同じことやってるだけなんだが、次々に見せつけられる死の嵐は、予想に反しても予想通りでも面白い。これはもうアイディアの勝ちということで、これからもどんどんやっちゃって下さい。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-21 10:51:31)(良:1票) |
102. チェンジング・レーン
キャスティングは派手な割に、内容は地味な作品。こじんまりと、ねちねちと、互いの復讐戦がひたすら続くが、まとまりは良い。人間の矛盾をよく表せているとは思うが、いかんせん平凡な印象の方が強い。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-21 09:54:19) |
103. ダンサー・イン・ザ・ダーク
観ていて重くなる、いかにもな救いのない物語だが、セルマの自分勝手さにケチがついてどうしても感情移入できなかった。母親よりも光の方が子供にとって大事なんて話はきいたことがない。話題性のある映画には抵抗を感じる私の性分も手伝って、泣きも笑いもできなかった。曲は良かったけど。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-20 17:03:16) |
104. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 とうとう「スター・ウォーズ」という映画が完成したわけである。このシリーズに限っては6作合わせて1つの映画である。旧3部作と新3部作がどうとうかいうのは甚だナンセンスなのであるが、作品別に評価する形式のサイトなので、敢えて各作品のレビューをしていることを断っておく。さて、完結編となる本作であるが、今までの作品とは全く質を異にした徹底的な悲劇である。そして分かりきっている結末、巡らせに巡らせた複線を抱えながらのこの出来は見事どころの話ではない。たかが女のために、と否定的な意見もあるが、パドメの件はアナキンが堕ちるきっかけにすぎず、多くの悩みの中で何を信じればいいのか分からなくなっていた彼が唯一信じることができたものだ。激しく悩み、時間も限られている中で彼女をネタにあげられてはダークサイドに堕ちてしまうのは必至だったわけだ。読みがいいな、皇帝。マスター・ウィンドウとのやり取りも非常に興味深い。あの場ではアナキンの方が正しい。あの場でのウィンドウの言い分は皇帝と変わらぬ絶対主義であり、長い最盛期の中でジェダイには傲慢が生まれてしまったのだ。オビ=ワンをはじめジェダイの誰もが「フォースにバランスをもたらす者」が「シスを滅ぼす者」であると信じて疑わなかったのもジェダイの驕りである。それを粛清するのがアナキンの役目だったのであり、それに感づいていたのはヨーダ先生だけだ。やっぱさすがだ。そのヨーダ先生ですらも「力が及ばなかった」わけだから、当時のフォースは相当不安定だったと考えられる。アナキンは不本意ながらも運命に従い見事フォースのバランスを保ったのであり、「ジェダイの復讐」でその使命を全うする。この2つの象徴的なシーンで、助けを求める皇帝、そして息子と、同じ構図を使っているのも面白い。人を助けるのに理由は要らないという、子供じみてはいるが純真な人間の心をアナキンは持っているのである。そんなこんなで、サーガの帰結にいたく感動した。だが、エピソード1,2にもいえることだが戦闘がほとんど中国雑技団になっていて、最後くらいは互いに隙のない睨み合い等といった「静」の間をとった本来のチャンバラを取り入れて欲しかったことと、終盤のダースベイダーの悲痛の叫びのお粗末さ、ルーク・レイア誕生シーンの扱いが軽すぎる上にパドメの死因が意味不明などから不本意ながら1点減点する。 [映画館(字幕)] 9点(2005-07-20 16:52:59)(良:2票) |
105. 007/ダイ・アナザー・デイ
消える車…とうとうここまで来たか。わりと最近に観たはずなんだが印象が薄いのはやっぱり出来が悪かったってことか。ブロスナンお疲れ様。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-13 17:03:56) |
106. たそがれ清兵衛
小屋の中の決闘とか、緊迫感あるシーンでは正にこちらも息を呑むといった感じで細かく作ってあると感心させられたし、清兵衛の生き方も、カッコいいな、あんた男だよ、と言ってやりたいものを感じた。でもまあ、全体的な完成度を考えると中の上になってしまうかな。私は宮沢りえが出てくると萎えてしまうので、少なからずその影響もある。面白かったけど2度観ようとは思わないかな。 [ビデオ(邦画)] 6点(2005-07-13 16:18:03) |
107. タイムマシン(2002)
それなりの、安っぽくない作りになっているので、まあよしとするか。といったレベル。個人的には肝心のタイムマシンが20世紀の頭という舞台には全く似合わない質感で、オリジナルにあった風情が損なわれているのが残念。 [映画館(字幕)] 4点(2005-07-13 11:33:39) |
108. タイタンズを忘れない
ブラッカイマー製作の割にはけっこう面白かった。あらすじだけ辿ると、胡散臭すぎて嫌になる話だが、勝つか負けるか以外は何も関係ないスポーツの世界だからこその空気を感じることが出来た。簡潔明瞭なただ1つの目標に向かって人間は真っ直ぐになれる。やっぱりスポーツはいいねぇ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-07-08 11:41:53) |
109. ターミネーター3
私の、人生の映画ベスト1は誰が何といおうと「ターミネーター2」だ。そんな作品の続編だから、絶対に期待してはいけないと強く、強く肝に銘じて劇場へ足を運んだ。ある程度つまらなくても「ターミネーター」ならそれでいい。大きな心で許そうと強く思って足を運んだ。しかし甘かった。私の無理やり広げた許容範囲を大きく超える、あまりの酷さにスクリーンへビール瓶を投げてやろうかと思った。あいにくビール瓶は持っていなかったので、「バカヤロー!金返せ!」という罵声を一緒に観た彼女へ浴びせてやった。彼女のおごりだったのに。いやー、しかし私にとって本作の罪は深い。単純にアクション映画としては面白いという言葉をあちこちで聞くが、私にとって特別な意味を持つこのシリーズを、ただのアクション映画にしてしまった罪は深い。映画史からその名を最も消してやりたい1作。 [映画館(字幕)] 2点(2005-07-07 17:17:04) |
110. ソラリス
渋谷ど真ん中の劇場に数人とは…確かに最終の時間ではあったが。だが、おかげで逆に世界に浸れた。映像と音楽が美しい。特に音楽は久々にヒットした。素晴らしい。ソラリスの映像とこの音楽だけずっと楽しみながら眠ってしまいたいと思った。あとは何かもうどうでもいい。タルコフスキー版より取っつきやすい作りになっているはずなのに、タルコフスキー版より何が言いたいのか分からない。ジョージ・クルーニーは女のケツばっか追いかけてるなーと私に印象づけた作品のうちの1つでもある。 [映画館(字幕)] 3点(2005-07-07 17:01:05) |
111. ソードフィッシュ
へ、変な髪形…。 [ビデオ(字幕)] 2点(2005-07-07 16:40:37)(笑:1票) |
112. 千年の恋 ひかる源氏物語
まだ20代の私だが、今まで何百の映画は観てきた。ここにきて、ここまでぶっ飛んだ映画に出会えるなんて、つくづく映画は観ておくものである。しがない私の人生ではあるが、人生の映画ワースト1を献上しよう。何がどうなって松田聖子のシーンを入れることになったのか、ものすごい興味がある。 [ビデオ(字幕)] 0点(2005-07-07 16:24:24) |
113. 千と千尋の神隠し
そういや彼女と初めてのデートで観たな、コレ。封切り日に散々並び、挙句の果てに立ち見してまで、こんなしょーもないモン観てたわけだが、良い想い出だ。何が言いたいんだかサッパリだよ。何が言いたいんだかサッパリな映画自体は肯定しているのだが、ジブリがやってよかったものかどうか。あと、よくカオナシの真似して笑いとろうとする奴、勘弁してくれ。そんなの誰でもできるから。 [映画館(邦画)] 5点(2005-07-07 16:12:48) |
114. 戦場のピアニスト
おすぎの薦める映画に面白いものはない。 [DVD(字幕)] 3点(2005-07-07 15:44:03) |
115. スパイダーマン(2002)
これはすげー笑えるコメディだから観ておけ、と友人に薦められたが、失笑するしかなかった。アメリカンコミックのヒーローはスーパーマンを除き、全てが気に入らない。大体正義の味方ってツラじゃないだろ。バットマンとかもそうだけど。こういう世界に入り込むことに嫌悪感を覚えてしまうので全然楽しめなかった。こういうヒーロー見る度に、アメリカ人ってひねくれてんだなー、と思う。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-07 13:36:57) |
116. スナッチ
スモーキングバレルズの焼き直しでブラピが出てる、という印象しかない。こんなのを観てしまったばっかりに、今思い出すと両者のシーンの断片がかぶって困る。どっちがどっちだったっけ。別にこんなこと2度もやらんでよろしい。紛らわしい! [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-06 19:09:09) |
117. スターリングラード(2001)
戦争映画に対して持っていたイメージを少し変えてくれた作品。いかにもなドンパチはなく、静寂の中での緊張感と命がけの凌ぎあいが延々と続く。張り詰めた雰囲気の作品が良い。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-06 18:33:56) |
118. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
1人の選ばれた者を、しかし母の愛を知ってしまった者をジェダイにしてしまったばっかりに、彼は強大な力を持て余す一方で、母への執着に囚われ、強さへの執着に囚われ、ダークサイドの帳が降りてくる中で、宇宙を揺るがす男女の愛に落ちていく…っていう話のはずだが、ちょうっと表現が稚拙。しかしキャスティングは良い。なかなかの青年見つけたものだ。ルークもアナキンもいい年してガキなキャラだが、純粋さの向かうベクトルが、愛のあるなしで正反対へ向いてしまった。そのへんもよく描けてはいるんだが、表面的な物語がやっぱりちょっと頂けない。ただのラブコメは勘弁してほしかったのだが、ともかくヨーダ先生がカッコ良すぎるので別にいいか。本作は観客の度肝を抜いたヨーダ先生の戦闘が全てだと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2005-07-06 17:30:33) |
119. ジョンQ-最後の決断-
私は子供がいないので、「自分だったら果たしてココまでやるかなぁ。やるかもなぁ。でもできるかなぁ。できないかもなぁ…」と、終始そんなことを考えながら観ていた。扱ってるテーマがズルい感じもするが、デンゼルが病室で息子に語るシーンは久々に泣きそうになった。いやー、ズルいなぁ。ともかく、本作のような手段の是非はおいといても、子供のために命をかけるのは当たり前だと迷わず言える親に私もなりたい。 [DVD(字幕)] 4点(2005-07-04 18:46:42) |
120. ショコラ(2000)
観た後はそれなりに良い気分になるが、しばらく経つとどんな話だったか詳しくは思い出せなくなってしまう、そんな可もなく不可もない作品。個人的にキャスティングが妙な組み合わせに感じて、こう、何ともいえない違和感があったりもする。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-07-04 18:37:11) |