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どんぶり侍・剣道5級さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 310
性別 男性
自己紹介    /i     iヽ
  ((/l ̄l\))
   ソ_∠ニ二ス         _,,..,,,,_
  ∠シ ,, ・ェ・ )ゝ      /・ω・ ヽ
    i つ旦とノ        l      l
    と__)_)     旦 `'ー---‐´
 
           
..__          
│足┃  /\               ∧,,,∧
│軽┃/__\            (・ω・` )    
│女┃( ・`ω・´)            / y/ ヽ
  ̄  /━∪━⊃━━<> ━(m)二フ⊂[_ノ
     し'⌒∪             (ノノノノ l l l )


  ,-======-、
  |n_j_ij__j__ji_j|
   (´・ω・) < ちょっとお待ちなさい
  ,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
  `~ェ-ェー'′
"""~""""""~""""""""

    _
   /;;;人  
.  /;;/ハヽヽ  
 /;;ノ´・ω・)ゞ あのお方はもしや!
 /////yミミ
   し─J
       

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101.  Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004) 《ネタバレ》 
リメイクとしては忠実ですね。日本のオリジナルは人生につきまとう空しさがテーマだったのに対し、アメリカ版は陽気にテンポよく(ちょっと早すぎるけど)進んでいって小気味がよいです。リチャード・ギアだと、キザな演技をしても不快感がないので好感触でした。女性がパワフルでセクシーに描いているのもハリウッドならでは。原日出子が控えめな明治生まれのような貞淑妻ぶりに対し、スーザン・サランドンはパワフルな妻として演じていましたね。同僚の嘲笑を見て、竹中直人がこそっと隠れたのに対し、スタンリー・トゥッチはアクティブに反撃してましたね。日本とアメリカの違いだよなぁ、やっぱ。ダンスの映画というよりも、日米の考え方の違いを探すという点で非常に楽しめる映画でした。あえて言えば、やっぱり日本のオリジナルの方が伝わるものが多いと思いました。
[DVD(吹替)] 7点(2005-10-29 23:00:48)
102.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
てっきり女性ボクシングチャンピオンになってハッピーエンドの映画だとばっかり思ってました。やっぱり映画は前知識なく観る方が正解ですね!スポーツ物のセオリーである”すごい素質のある若者”という人物設定をばっさり切り捨てて、生きがいと夢を持った31歳の貧しいウェイトレスという主人公。物語の展開も動と静の波をつけた、素晴らしい映画でした。ボクシング、そして終盤のあの場所でのヒラリー・スワンクの体を張った演技には、ズンッと胸を打つものがありました。すでにオスカーを受賞した女優なのに、「この映画の役だけは、どうしても自分にやらせて下さい」とクリント・イーストウッド監督に直訴したというエピソードから察するに、知識がないくせにいちいち脚本や演出にチャチャをいれる二流役者たちと違って、本当に『映画』を作りたいという3人の一流の役者たちの熱意が、モロに映画に反映されていました。こういう映画に出会えたことを幸せに思います。物話は幸せじゃないけどね。・゚・(ノД`)・゚・。
[DVD(吹替)] 9点(2005-10-29 22:48:51)
103.  炎のメモリアル
ホアキンもトラボルタもロバート・パトリックも僕の中では悪役の俳優なんですが、3人とも血の通った熱い演技をみせてくれました。たった1人の消防隊員ごときに、あんなに人数総出で葬式をあげるなんてオーバーだなぁ、と最初は思いました。しかし、ジャックの回想を追っていくうちに、たった1人だけど、その1人にも、守り、支えられる家族がある。普段はおちゃらけている消防隊員仲間がいる。任務のために死と隣り合わせの仕事。次々と仲間を失う絶望感、そして家族と仕事を天秤にかけなければならない苦悩。好きを仕事にするとか、充実感を仕事に見出したいとか、消防隊員にスポットを当てた映画なんだけど、つい僕自身が今やっている仕事についても回顧させられました。『9.11テロ』で殉職していった消防隊員たちを讃えた映画だそうですが、そういう背景を抜きにしても感動しました。
[DVD(吹替)] 6点(2005-09-28 21:53:06)
104.  インファナル・アフェア 終極無間
時間軸をずらした手法は、『パルプ・フィクション』などですでに有名です。でも、この映画の持つ、濃密な人物関係が、すでに前作で死んだ人物たちの登場を、時間を突然ずらすことで、各人の心理描写を上手く突いていると感服しました。思わず正座して観てしまいました。ホン・サムが組織の利益のために右腕のヤンを捨て駒に使うのを観て、(観ている僕らは1作目を知っているだけに)潜入捜査の中でこうして着々とサムの信頼を勝ち得ていくのだなぁ、と1作目がフラッシュ・バックする。観ているのは2時間の映画なのに、1作目と3作目を4時間分、同時に見ている錯覚に陥る。ラウの苦悩が時間を追うごとに、不眠症となって日増しに募らせていくという、立場は違えど、鏡で隣り合わせのヤンとラウの壮絶な生き様を魅せつけられました。『男たちの挽歌』以来のフィルムノワールに酔いしれました。3部作の結末としては合格点だと思います。最後に一言だけ。なぜこういう映画を現在の日本では作れないんでしょうか? 
[DVD(吹替)] 9点(2005-09-25 19:34:57)
105.  復讐者に憐れみを 《ネタバレ》 
この映画、主人公が聴覚障害者のリュなのか、娘の復讐を誓うドンジンなのか、主人公の判別が難しいです(もしかしたら、それが狙いなのかもしれません)。探すのが大変なくらいBGMというものが流れません。ビシッ!とか、バキッ!とか、そういう効果音の編集もありません。徹底的に、ムダな”音”を排除しています。音が無いということは、観客を聴覚障害者の感覚へと巧みに誘導しています。上手い。それが、殴る、切るなどの渇いた、しかしリアルな生の音を効果的に活かしています。BGMがあると、テクノサウンドなら激しいアクション、コミカルポップならコメディ、クラシックなら重厚さなど、音楽の影響で観ているシーンについて勝手なイメージをもってしまうと思うからです。この映画を作った人、よく考えてます。しかもラスト、ドンジンへの復讐を果たしたのは、リュにもドンジンにもあった、憎しみや苦悩といった感情が全く無い集団。復讐の手引きをしたのはヨンミだったんですが、そこへ導いたのはリュだったのではないか? 謎は尽きません。復讐の螺旋は終わらないという恐怖と憐れみを感じてしまいました。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-15 13:25:52)
106.  デイ・アフター・トゥモロー 《ネタバレ》 
ちょうどこのレビューを書いている時期に、アメリカで超大型ハリケーン『カトリーナ』が爪痕を残しており、黒人差別だ、無法地帯だ、と騒いでいますので、今日の昼間、再び観ました。結論から言えば、作品自体は、展開はあとひとつでした。ただ、良かったのは、非常事態下で、富める者×貧しい者、アメリカ×メキシコ、など、相反するものが、政策やら偏見やらの枠を超えて協力し合う点です。それを皮肉と捉えるのか、美談と捉えるのかは、それぞれの人の見方によると思います。僕は後者の方で捉えました。CGしか見所がない点や、日本のシーンやオオカミなど評価の低い理由がてんこもりなのが残念です。 でも、災害の怖さは、よーく分かりました。地球温暖化を阻止すべく、自動車のアイドリングをストップしたほうがよさそうですね。
[DVD(吹替)] 6点(2005-09-05 22:33:36)
107.  ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月 《ネタバレ》 
一生懸命だけど空回りしてしまう、ドジなブリジット・ジョーンズがとっても大好きです。それを演じたレニー・ゼルウィガーさんが、特に終盤のタイの留置場の面会室でのマークに差し出す手の震えが、そのときのブリジットの心情をこの映画の中で一番分かりやすく演じていて、スゴイと思いました。シカゴでスレンダーだったのを、この役作りのために体重を増やしたことも当然ながら、バリバリ(か?)のキャリア・ウーマンの峠を越した女性を演じるのって、素でやれそうで意外と難しい役どころだと思います。そういう意味では、”女優のプライドを捨てた女優”として、レニーさんはスゴイ女性だと思います。とってもブサカワイイから最高です。お人形さんみたいな女優よりも全然飽きがこなくて良いです。コリンとヒューによる、お馴染みのインテリ×イケメンがガキっぽい取っ組み合いのケンカをするのも、ほのぼのしてて良いです。作品としての評価は、ホントは6点ぐらいの評価なんだけど、なんだか憎めないのでもう1点サービスしてあげたい。
[DVD(吹替)] 7点(2005-09-05 21:58:24)
108.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 
中村獅童と竹内結子の結婚をワイドショーで知ってから観たので、なんだ、おのろけ映画か? ツマンネ、と思って観ましたが、謝ります。ホントにごめんなさい。泣いてしまいました。獅童が演ずる、不器用だけど誠実で一途な巧が、とても良かった。澪の終盤に秘められた秘話も涙を誘います。賀来千香子, 佐野史郎, 野際陽子の『ずっとあなたが好きだった』とか、ドロドロしたドラマを観てきた人間からすれば、こういう純愛ドラマって、新鮮で素敵です。まだまだ僕も性根が腐ってなくて安心しました。どちらかというと僕もモテない寄りの人間なので、思いを告げられないながらも、澪を想う巧が、自分のことのように思えてなりません。感動を、感動をありがとう!
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-03 21:24:09)
109.  香港国際警察/NEW POLICE STORY 《ネタバレ》 
ここまで犯人に対して怒りと憎しみを覚え、しかし犯人を憐れむ映画も初めてでした。ド派手な銃撃と手に汗にぎるカンフーのバランスが上手く調和したアクションシーンの凄まじさは筆舌に尽くせないので、あえて省略します。あれこれ感想を書くよりも、実際に観てもらったほうが手っ取り早いです。むしろアクションよりも、過去の失敗から立ち直ろうとするチャン警部の苦悩がひしひし伝わってきて、人間ドラマとしての脚本の素晴らしさに惹き付けられました。警察官としてではなく、仲間を守れなかった後悔。新たなる悲劇。シウホンの叱咤がチャン警部を復活させていく。犯人グループの主犯格もまた…。”罪を憎んで人を憎まず”。この映画が警察官の映画であることを、最後の最後まで通してくれました。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-03 11:15:37)
110.  セルラー 《ネタバレ》 
御年51歳のキム・ベイシンガーが相変わらずお美しい。ある意味、『LAコンフィデンシャル』で、この映画と同じく○○の汚職を取り上げた映画で演じた彼女を配役したのは、この映画の監督の、『LA~』に対するリスペクトを感じます。この映画のポイントって、ところどころに出てくる【バカ女】たちですね。元カノから、ケータイしながら運転女、ラジオガンガン女、弁護士の母親、レッカー屋の受付。いいタイミングでライアンやその他登場人物たちをイライラさせる演出が、観ている側のハラハラを煽ってくれて、非常に面白かったです。『ファーゴ』で妻の誘拐を計画したウィリアム・H・メイシーを配役したのは、正にはまっていましたね。この映画を日本でリメイクするとしたら、ボブ・ムーニー巡査部長の役は、ドリフの加トちゃん以外、考えられませんね。近年、まれに見るよく出来たサスペンス映画でした。ホント、一分のスキもない(驚)。
[DVD(吹替)] 8点(2005-09-02 18:12:55)
111.  デッドコースター 《ネタバレ》 
続編としては合格点です。今回は死に方が、観ている側の意表をつきまくってくれているのが嬉しい誤算です。死に方を予想させてもらえるというのは、ある意味、サービス精神が旺盛なのかもしれません。一気に死の螺旋にカタをつけようとする死神?側と生存者たちとの息づまる緊迫した闘いという印象です。電子レンジから、腕時計から、自動車から何から、えっ、この道具がこんなところで!?という使い方が素晴らしい。このシリーズを観ると、今このレビュー書いてる足元にある蚊取り線香のベープマットすら怖くなりますね。でも、飛んでる蚊のほうが怖いかな、やっぱ。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-31 11:53:58)(笑:1票)
112.  ファイナル・デスティネーション
怖かった~! ”運命は自分で切り開くもの”というのは、週間少年ジャンプあたりの漫画に よく出てくるセリフですが、 ”死は予定通り計画されている”という切り口は斬新だったと思います。 撮影されている部分に一部のスキもなく、もれなく全てが 死神による殺しの伏線として連鎖している。 面白い。非常に面白い。 ”tod”と、”爆破経路”のくだりがゾッとしました。 しかし、終盤のクレアのくだりだけはどう考えてもやりすぎだよ~。 近年、稀にみる良質のサバイバル・サスペンスだったことは評価できると思います。 でも、最後にどうしても一言だけ言わせて下さいっ!「んなアホな」
[DVD(吹替)] 8点(2005-08-28 02:47:57)(良:1票)
113.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
リメイク作品って、失敗が多い中、この映画が、ジョージ・A・ロメロの世界観を忠実にリメイクした点は賛辞に値します。走るゾンビについては、本能に身を任せた行動とみれば、自然なのかなという気がします。”ノアの方舟”なら、選ばれた動物たちが避難する話ですが、この映画の場合、生き残った人間たちがさして優秀な人材であるわけでなく、普通の主婦や会社員、警備員など、とにかくごく普通な人たちなのが皮肉っぽくて良い(原作ではキャリアウーマンのゾンビとか出ますからね)。人間社会を死人が乗っ取る世界観もさることながら、人間のエゴが一番の恐怖であり、とことん救いようのない一貫性のあるストーリー展開に、むしろ爽快感すら感じました。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-26 03:09:41)(良:1票)
114.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
アクション性の向上は言うに及ばずです。映画の尺が実質90分を切っているのに、けっこう内容が濃かったです。終始、アンブレラ社の傘のマークがくどかったですが、T-ウイルスの誕生理由が分かったのはちょっと感動(?)でした。ただ今回は前回よりも、ゾンビの歩くスピードがちと早いのがいただけない。しかも、あまり素手で戦うと、自分の汗腺から感染(いや、シャレじゃないよ!)しないか心配してしまうじゃないですか。ゾンビが襲うシーンよりも感染の恐怖をもう少し増やしたほうがより怖かったのではないかと思いました。ツッコミどころは意外に多いけど、面白かったからまぁいいや。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-26 02:52:30)
115.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 
まるでテレビゲームみたいな映画でした(笑)。ゾンビはもちろんこわいんですけど、冒頭に出てきた職員さんたちが、中盤に、「ああ、このゾンビがあのときの人か!」と探してみるほうが、けっこう楽しいです。ぼくは5人までしか分かりませんでした(笑)。序盤に、ミシェル・ロドリゲスが、列車の下でケーブルをつなぐ場面で通気孔を覗くシーンがあります。まったく無意味でしたが、初見する分には非常に怖かったですね。
[DVD(吹替)] 6点(2005-08-26 02:37:51)
116.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
正直、この映画のDVDを売り払おうか迷いました。邦画だし、低予算映画だし、テーマが重いし。育児放棄した母親と、生き延びようとする子供たちと、2つの視点で鑑賞する必要があると思います。僕は後者で観ています。主人公・明が長男としての責任を務めようとするのが痛々しい。弟や妹たちは幼いころは従順であっても、成長していくにつれて、子供特有のわがままを言ってくる。明は、まともな学校教育を受けてきていないから、感情に訴えた叱りしかできない。テレビゲームや少年野球など、明にとっての束の間の息抜き。我々には、親や学校、塾など、何らかのコミュニティーに属している安心があります。それがかえって、見放された子供たちの状況を真摯に伝えている。観ていてつらい。しかし目をそむけてはならない。カップめんのカップで植物(たぶん食料)を育ててるシーンが一番、胸にグサリときました。DVDは、もう少し売らないでとっておこう。最近、迷い子猫を拾って育てているので、大事にしようと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-19 09:34:35)
117.  恋愛適齢期 《ネタバレ》 
ダイアン・キートンのモテっぷりはどうも鼻につきますが、面白かったです。”年相応の恋愛”と”年の差の恋愛”の良い面を面白おかしく演出しています。最初、ジャック・ニコルソンのだらしなさぶりに、どうするんだと思いましたが、ダイアン・キートンとの大人の恋を通り越した、飾らない恋がほのぼのしていて、最後まで観ることができました。年相応、熟恋のジャック・ニコルソンをとるか、年の差ロマンスのキアヌをとるかがテーマなんだと思いますが、精神的な部分のつながりも大切だし、肉体だけのつながりもまた大切? この映画では、精神的とか肉体的とか、そういう切り離した考え方ではなく、恋をすることで、自分が若返る、これまでの恋愛感を振り返る、何よりも”愛”ほど重いテーマではない”恋”にスポットを当てたのが好感がもてます。血圧のくだりが一番大笑いしました。
[DVD(吹替)] 6点(2005-08-19 06:59:14)
118.  25時(2002) 《ネタバレ》 
犯した罪を償う=刑務所に入るというのを、違う視点から紛糾してくれた作品です。スパイク・リーの説教じみたドスの効いたメッセージをビリビリ感じてしまいました。明日死ぬという設定ではなく、収監(中途半端にやり直しができる)というのが良いです。麻薬の売人という、買った人間だけでなく、麻薬欲しさに波及する殺人・強盗など、ただ売っただけでは済まない犯罪を犯してきたモンティが、いざ収監前夜、友情を失いかけ、恋人も呪い、今日も明日もあさっても続く自由を堪能している快楽に溺れた連中へ怒号する。クソッタレの韓国人!黒人!ビンラディン!しかしモンティ自身が今まさにこれまで見下してきた連中の下になろうとしている。自業自得といえばそれまでですが、もし罪を犯してなかったらどんな人生を送ってこれたのか?しかし正しい進路を選んだ人生を送ったところで、それがナチュラルのいない人生であってもよかったのか?モンティのように、たった1日で残りの人生の審判を下すという突然かつ究極の選択を、(この映画を観ている)お前にできるのか?と、スパイク・リー監督がまるで僕自身を指差して詰問しているかのような映画の迫力と、エドワード・ノートンの骨太の演技に、脳天直撃、ガツン!とやられました。
[DVD(吹替)] 7点(2005-08-16 23:58:09)
119.  深呼吸の必要 《ネタバレ》 
全員がそれぞれに挫折をいまだに引きずりながら、束の間の仲間たちとのさとうきびの収穫を通して、心の傷を乗り越えていく。誰にも話せなかった胸の内を、さらりと語る一人一人を見ていると、本音で語れる環境に憧れを感じてしまいます。沖縄という楽園が都会での生活から解放してくれる。旅行ではなく、働くことで、あれこれ考えずに何かに没頭できる。淡々としていますが、良い映画でした。派手派手な女の子が、連絡船で帰らずにおにぎりを美味しそうにほうばるシーンが一番好きです。
[DVD(吹替)] 8点(2005-08-09 23:20:49)
120.  僕はラジオ 《ネタバレ》 
障害者を題材にした映画って弱いんです。下のほうでライヒマンさんも書いてますけど、観終わった後、優しい気持ちになっちゃいました。障害者をそのまま放っておけば、社会では邪魔になってしまう。可哀相だと思っていても、思っているだけで終わってしまいますよね。病気のせいとはいえ、健常者から見れば”変な”行動をしているからという理由で障害者を疎外してしまう。どんなにいい子ぶってる人だって、悪いと分かっていても、ジョニーと同じマネをしてしまいます。この映画では、子供のころ、障害をもった子に手を差し伸べなかったことを後悔していたジョーンズコーチが、ラジオに対して憐れみではなく、学校に欠かせない真っ当な人間であるという、感動の押し付けでない接し方に感動させてもらいました。ジョニーが改心したのも嬉しかったです。…、いや、ダメだダメだ!感動しているだけじゃダメなんだ!観終えた人たちも偏見から変わらないと!【ネタバレ】実話だと思ってなかったので、かなり衝撃的でした!
[DVD(吹替)] 8点(2005-08-09 20:39:06)
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