101. ヴィレッジ(2023)
《ネタバレ》 架空の日本の集落を舞台にしたバイオレンス・サスペンス。一見、長閑で風光明媚な山村の住人はひねくれた曲者ばかり。貴重な職場であるごみ処理場を介して次々と巻き起こる揉め事、ケンカ、シバキ合い。イジメと激務と極貧に喘ぐリューセイくん。自分の味方をしてくれる唯一の理解者にして幼馴染、小さな瞳でサツマイモみてえな面のハルちゃん。二人で手を取り合い、良い方向に行くかと思えば、ジャイアンみてえなヘンタイデブ、トオルちゃんの嫉妬を喰らっちまう。ハルちゃんがついつい弾みで殺害。デブの遺体をごみ処理場に埋めてから人生が暗転、ココロもダークサイドに真っ逆さまのオイラ。卑劣なソンチョーをも殺し、ジ・エンド。結局、オイラは怒りを抑えられぬ人殺し。浮き沈みの激しい波乱の人生を怪演で体現したリューセイくん。この村は、サイコパスみてえな若者が台頭してきている日本の縮図やな。衝撃的な傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2023-05-07 02:02:55)(良:1票) |
102. ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
《ネタバレ》 日本を代表するテレビゲームの映画化。ストーリー、背景映像、音楽、効果音などゲームの世界観を忠実に再現。我らがスーパーマリオ、クッパに捕らえられた弟のルイージを救うため、ピーチ姫、キノピオと共に大冒険。まずはシバかれながらもドンキーコングをナカマにしちゃう。そして、マリカーでお馴染みのカートに飛び乗ってレインボーロードを突っ走り、クッパ城へ。キノコを食べてデカになってもクッパに敵わねえ。兄弟でスター状態でクッパ撃破。ゲームをしていた頃を想起し、存分に楽しめた。傑作。 [映画館(字幕)] 8点(2023-05-07 01:57:24)(良:1票) |
103. 聖闘士星矢 The Beginning
《ネタバレ》 約半年ぶり2度目観賞。これはタイトルに「聖闘士星矢」の名を冠した格闘アクション。まずはペガサス星矢もどきにマッケンユー、何だかとっても細マッチョなオイラ。次にヒロインはアテナもどき、終盤に沙織ちゃんアタマになっちゃうアタシ。そのお母ちゃんにファムケ・ヤンセン。そして敵は背中をヒラヒラさせたフェニックス一輝もどき、なんで一輝と戦うねん。設定も中身もメチャクチャ。格闘アクションしては味があるけど、こんなの聖闘士星矢じゃないやい。何だか続編やりそうやけど、マジでダイジョブか。 [映画館(字幕)] 6点(2023-05-06 00:31:24) |
104. THE BATMAN-ザ・バットマン-
《ネタバレ》 ロバート・パティンソン主演による新生バットマンは感情むき出しで暴力的。キャットウーマンは若い頃のハル・ベリーみたいやな。警官の殺人事件を元にサスペンス調で描かれるが3時間弱の長尺が冗長なだけで、ほとんど入り込めなかった。一般の高評価には遥かに及ばねえ。 [DVD(字幕)] 6点(2023-05-05 07:28:25) |
105. 名探偵コナン 黒鉄の魚影
《ネタバレ》 今作の舞台は海洋。敵は黒の組織、特にジンもどきのチンピラ。灰原がシェリーとほぼバレる。有り得ないアクションの連続だけど、人間的な灰原が強調されてストーリー性もあった。生死をかけたどさくさに紛れてシンイチが灰原に浮気かと思ったが灰原の、まさかの蘭へのキス返し。これぞアタシのケジメ。 [映画館(邦画)] 6点(2023-04-23 02:34:42) |
106. 名探偵コナン ハロウィンの花嫁
《ネタバレ》 今作の舞台はハロウィンの夜の渋谷。敵は花嫁衣裳の華奢に見えた女狐・爆弾魔。筋書きよりも有り得ないアクションの連続で勝負。ラストスーパーアクションは、赤と青の爆弾液が混ざり合うのを、コナンが膨らませたサッカーボールをみ~んなで引っ張ってカット。 [地上波(邦画)] 6点(2023-04-16 23:38:22) |
107. AIR/エア
《ネタバレ》 マイケルジョーダンのバッシュを売り出そうと奔走するナイキのプロデューサー。実話に基づいたサクセス・ストーリー。多才なベン・アフレック監督・出演、マット・デイモン主演。もう一度観る。 [映画館(字幕)] 6点(2023-04-16 03:20:39) |
108. ザ・ホエール
《ネタバレ》 体重272㎏の衝撃…異色の密室対話劇。終始ホラー映画のような異様な雰囲気。あのハムナプトラシリーズのスマートな俳優ブレンダン・フレイザーがカムバック。なんとモーレツに太られて渾身の怪演。そのお体と引き換えに米アカデミー賞主演男優賞受賞。立ち上がるのもままならねえ、姿さえ見せられねえ、動けねえ…だけどアタマの中は知的な、大学のブンガク教授。申し訳ないけど百貫以上のデブ。しかも亡くした恋人はオトコ。辛すぎて鯨のごとくお菓子を頂きまくる過食症。さらにその前のオンナ奥サマとの間の娘との関係修復を一生懸命にはかる。観ていて痛々しいぞ。とっても宗教クサい対話内容。デブでホモなアタシのお父ちゃん、最期は二本立ちし、歩き、白目むいて天へと召されていく。 [映画館(字幕)] 6点(2023-04-16 03:14:15) |
109. 生きる LIVING
《ネタバレ》 黒澤明監督の名作を、イギリスを舞台にしてリメイク。余命数ヶ月の無気力な役所課長をビル・ナイが好演。その姿はまるで生きた化石、ゾンビ。ネズミ面の若い女性職員とおデートするうちに段々と活力が湧いてくる。年甲斐もない恋がおっさんのココロを溶かす。でも年が離れすぎてちょっぴりヘンタイのオイラ。公園のブランコで口ずさむシーンの不気味さは志村喬並みやな。オリジナルの内容をほぼ踏襲。 [映画館(字幕)] 6点(2023-04-09 02:34:36) |
110. オットーという男
《ネタバレ》 約8ヶ月ぶり2度目観賞。オットーという男、左右どちらから読んでもOTTO…何だかダジャレみたいやな。原作はスウェーデンの小説。「幸せなひとりぼっち」のリメイク版。トム・ハンクスを主演に迎える。近寄り難い、眉間にしわを寄せた偏屈老人を見事に好演。周囲はみ~んなバカモン、空回りしまくる姿は滑稽だ。自殺に失敗しながら想起するのは悲劇の過去。人一倍大きな心臓。面の皮の厚さもうなずける。ほっこりするハートウォーミングドラマ。良作。 [映画館(字幕)] 7点(2023-04-09 02:19:11) |
111. シン・仮面ライダー
《ネタバレ》 「へ~んしん、トウ」…オトナ向けの新生仮面ライダーと思って観賞したけど昭和の仮面ライダーを匂わせる演出が際立った。1号と2号が次々とショッカーみたいなんと激闘。お目当ての浜辺美波はクールビューティを熱演していたけど今作も死に役。ストーリー性は仮面ライダーらしくほとんど無い。エンディングテーマは懐古の情があった。全体的に物足りない印象。 [映画館(邦画)] 6点(2023-04-02 01:58:38) |
112. 幸せなひとりぼっち
《ネタバレ》 リメイク版公開に向けて観賞。眉間にしわを寄せた偏屈老人が幅を利かす片田舎。がんじがらめの自分ルールで住人を縛り付ける。そんなオイラ、並行して描かれるのは若き日の妻とのロマンス。美しき日常を一変させたバス事故は既視感があり。少々興ざめだけど、温かく見守っていられるほっこりした演出。心温まるハートウォーミングドラマ。良作。 [インターネット(字幕)] 7点(2023-03-31 01:51:01) |
113. 名探偵コナン 緋色の弾丸
《ネタバレ》 今作の舞台は名古屋のリニアモーターカー。FBIの面々も参戦。赤井の撃った弾丸、コナン君が犯人を誘導して急所を外す。定番の有り得ないラストスーパーアクションは、暴走するリニアモーターカーをパラシュートで減速させ、コナン君が蹴り飛ばしたサッカーボールが膨らんでクッションみたいになってパチコン。そんなんできるわけがないやろがぁ。 [地上波(邦画)] 6点(2023-03-21 13:50:58) |
114. フェイブルマンズ
《ネタバレ》 スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的ドラマ。多感なサミー少年がビデオカメラを片手にし、映画作りに夢中になり成長していく様子を自らに投影。いじめや恋愛など青春の学生時代。おかっぱ頭で心に隙があるお母ちゃんを、カナザワさんみたいなミシェル・ウィリアムズが好演。母子愛が主題。ニューシネマパラダイスには遠く及ばず、全体的に冗長。 [映画館(字幕)] 6点(2023-03-21 01:36:24) |
115. エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
《ネタバレ》 約5か月ぶり2度目観賞。通称「エブエブ」。米アカデミー最優秀作品賞受賞作、SFアクション・コメディ。観なおしてみて、改めてなんじゃこりゃ。物語は有って無いようなモノ。奇想天外でハチャメチャ。米アカデミー最優秀主演女優賞受賞のミシェル・ヨー、申し訳ないけどおばさんで華が無ぇ。全く合わねえぞ。昨年度で一番評価の高い映画がオイラのイチバンの駄作に。というより、誠に残念ながら10年に1本級の超駄作。 [映画館(字幕)] 4点(2023-03-20 02:09:56) |
116. 逆転のトライアングル
《ネタバレ》 この作品、ミステリーと思ってたらなんとコメディ。マジメに受け取ってしまっていた、何だか笑えねえぞ。冗長すぎる前半。後半の無人島みたいなトコでの出来事はほとんど印象に残らない。中盤に嵐の夜の船上ゲロゲロアゲアゲパーティー。上の穴からげ~ごげろ、下の穴からぶ~りぶり…なんか書き覚えのあるくだりやな。 [映画館(字幕)] 6点(2023-03-12 01:47:48)(良:1票) |
117. シャイロックの子供たち
《ネタバレ》 池井戸潤原作の社会派ドラマ。この銀行はウラがある曲者揃い。人の道を外したら、その罪は罰となって自分に返ってくる。その痛みを知る人ばかり。原作は未読、ドラマも知らないけど物語には入り込めて充分楽しめた。期待を裏切らない池井戸銀行物語。傑作。 [映画館(邦画)] 8点(2023-03-05 01:07:53) |
118. アントマン&ワスプ:クアントマニア
《ネタバレ》 シリーズ第3弾。ダメ男が小さなヒーローに。舞台はミクロの世界。敵は征服者カーン。最期まで粘りを見せ、また帰ってくるらしい。それ以上にインパクトを残したのが面デカ短足オトコ。ちょっぴり改心してご臨終。風貌がドクタースランプのニコちゃん大王みたいやな。戦いはさらなる次作へ。 [映画館(字幕)] 6点(2023-02-26 01:29:43) |
119. バビロン(2022)
《ネタバレ》 約5か月ぶり2度目観賞。新鋭デイミアン・チャゼル監督による映画の歴史を紡ぐエンタメドラマ。目を引いたのはエロエロでゲロゲロのマーゴットちゃん、体張った熱演。サイレントからトーキーへ。20世紀前半、古き良き時代。監督の映画愛は伝わってくるんだけど、189分はとってもとっても長い。長尺すぎて、さすがに冗長に感じた。 [映画館(字幕)] 6点(2023-02-19 02:23:43) |
120. THE LEGEND & BUTTERFLY レジェンド&バタフライ
《ネタバレ》 大友啓史監督、キムタクと綾瀬はるか主演による邦画歴史大作。ちょっぴり優男なキムラ信長と気丈で賢妻の綾瀬コチョー。お二人のラブストーリーを中心に描く戦国ファンタジー。一度離婚するんやったかな?本能寺で自害直前に見たのは、愛する妻と共に豪華船で世界へ出航する夢。何だか「龍馬伝」のラストみたいやな。コチョーはホンマに病死やった?創作部分が多いけど、これはこれで楽しめかな。でっぷり太られたサイト―家康、笑わせてくれるぜ。良作。 [映画館(邦画)] 7点(2023-02-05 02:30:45) |