1301. 不法侵入
《ネタバレ》 レイ・リオッタでもった映画。ふと気が付けば現れ、怖い目をするかと思えば時折笑顔を見せ、余計に怖く見える。しかし、それだけの映画。ストーリーは王道からそれることなく進み終了。登場人物が少ない分、話自体がこじんまりしてしまい、面白いといえる要素がほとんどなかった。レイ・リオッタがいなければただの二時間ドラマ程度の内容だった。 [DVD(字幕)] 4点(2007-08-15 14:47:28) |
1302. アイランド(2005)
《ネタバレ》 ○2014.04.05再鑑賞。○何も知らない2人が突如として脱出してうまくいくところにどうも無理がある。○途中で殺されてしまったスティーヴ・ブシェミに手とり足とり教えてもらいながら解決していく珍道中的なコメディにすれば良かったはず。スティーヴ・ブシェミの家のクローゼット内のコスプレシーンなんかは良いヒントになっただろうに。○最初からシリアス路線にしたことで結果的に自分たちの首を絞めることになったんだろう。 [CS・衛星(字幕)] 1点(2007-08-13 22:29:41) |
1303. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
《ネタバレ》 やはりキューブリックって独特の見方を持っている。正直ここまでブラックコメディにしても良いのかと言うほどの怖さ。それぞれの人間に対する皮肉が凄い。一人三役だったのも分からせないのも凄い。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-13 17:03:39) |
1304. スケアクロウ
《ネタバレ》 この作品はニューシネマと言えど、救いがある。マックスがライオネルのためにバスのチケットを買うシーンがそれだが、同じニューシネマ作品の中でも変化が見られる。改めて持つべきは友だと感じさせられた。 [DVD(字幕)] 9点(2007-08-07 00:56:54) |
1305. ランボー3/怒りのアフガン
《ネタバレ》 ○前作までは辛うじてメッセージ性なるものがあったのだが、この映画に関してはただのB級アクション映画。○どうせアフガンへ行くのは分かっているのだから、カッコつけて一度行くのを断る必要なし。 [DVD(字幕)] 3点(2007-08-05 22:22:19) |
1306. イージー・ライダー
これもニューシネマの代表的な作品。自由であることと自由を説くことの違い。今となっても考えさせる部分はある。キャストも音楽もこの上なく良いが、デニス・ホッパーが初監督とあってか、あまりまとめ方が上手く感じず、中盤少しだれてしまったのが残念。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-05 15:51:59) |
1307. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 ○最終的に事実がどうであったかが描かれないのが良い。この制度上、事実がどうであったではなく、陪審員がどう判断したかが肝心なわけで、それを映画としてしっかり結論付けている。○女性こそいないが様々な人間模様が描かれており、こういう議論をあまりしない日本からすれば羨ましくもある。○ラストカットが偏見持ちの人間がいない場面のカットであるというのも興味深い。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-08-04 23:37:05) |
1308. 真実の行方
《ネタバレ》 それだけ賢いんだったら、殺人がばれない様に出来たはず、とも思うが、よくある二重人格ネタ以上のオチがありなかなか楽しめた。そして、何よりこの映画でエドワード・ノートンの才能を見出したのが一番の成功。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-04 00:28:18) |
1309. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 これぞニューシネマの傑作。夢を持って上京してきたジョーだが、そこでであったリコとの相補性が絶妙。二人とも憎めないキャラだった。救いのないエンディングにも見えるが、ここでリコが死んでいなければ、ジョーはまた現実とかけ離れた理想を抱き続けていただろう。こういう後を想像させるエンディングは良いと思う。夢を抱くことは良い事だが、叶いもしない夢を抱かせるメディアも悪いし、それに気付かないのもどうかと思える。それでも夢を諦めきれない主演の二人の演技もさることながら、爽やかなニルソンのメロディも夢の実現を予感させるもので、この映画に見事にマッチしている。 [DVD(字幕)] 9点(2007-07-28 11:50:45) |
1310. クイズ・ショウ
《ネタバレ》 レッドフォードの繊細な作り方は評価に値するが、作りが無難すぎてそれほど印象に残らない作品である。テレビが徐々に普及していき、「クイズ21」が国民的な人気があったのはオープニングを観ればよくわかるのだが、そこまでことの大きさが感じられないのと、少々緊張感に欠けるのがもったいない。やらせが当たり前となっている現代では、テレビ人から耳の痛い映画かもしれない。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-18 16:16:58) |
1311. ユナイテッド93
こういう映画を観ていると、情報操作が頭をよぎる。アメリカはこれまで、自国の都合の悪いことは隠し通してきた国だし、この映画のラストだって憶測に過ぎない。アメリカお得意のプロパガンダというところだろう。ポール・グリーングラスの自国に対する考えはこの程度のものなのだろう。 [DVD(字幕)] 5点(2007-07-10 23:07:46) |
1312. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 穏やかな雰囲気ながら、命とは何なのかと考えさせられた。役者たちの演技や音楽も申し分ない。せっかく宿った命も生まれることなく殺してしまう現代への皮肉が込められていたり、堕胎は駄目だと言い張っていた主人公が自分のルールを破り、状況にあった対応をするなど青年の成長があったり、親子同然のホーマーとラーチ先生の絆など内容的には盛りだくさんだが、詰め込みすぎた感じもなく上手くまとめあげられていた。決してハッピーエンドではなくが悪い気分にはならなかった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-07-03 12:00:35) |
1313. メジャーリーグ
馬鹿らしいが、キャストが活き活きしていて安心して観ていられる。個人的には、練習で、打ち上げたら腕立て20回と言われていたウェズリー・スナイプスが練習試合でも腕立てしていたシーンが一番面白かった。 [DVD(字幕)] 6点(2007-07-01 14:48:56) |
1314. パッチギ!
《ネタバレ》 食わず嫌いで観ていなかった井筒映画ですが、テンポ良く観れるし、雰囲気などは良いものの、良いとは思えませんでした。役者の演技は良いのだが、心理描写が足りず、理解できないシーンが多々あった。確かに今の若者に活気や根性はないのかもしれないが、何でもかんでも暴力や根性で解決しようとして良いのだろうか。前編通して映される暴力描写も意味が分からない。差別に関しても、若者は何も知らないから出て行けなんてそれでは何も始まらない。確かに当事者たちからすれば、根の深い問題だと思う。だからと言ってラジオの「イムジン河」の下りは、ベタでキレイ過ぎる。そして、終盤の生死のエピソードも頂けない。フリーセックスとか言って子供が出来、お金がないから制服を売ろうとし、代わりで売りに言ったチェドキが絡まれ、不運にも事故死。そして、子供が無事生まれて感動。自分たちだけ舞い上がって、チェドキには触れず。彼の死は、当然彼も悪いだろうし、周りも悪いだろうし、誰か一人の責任ではないが、新しい命が授かればそれで良しなのか。どうも納得がいかない。 [DVD(邦画)] 4点(2007-06-30 12:24:47) |
1315. M:i:III
《ネタバレ》 ○テンポが良いので観ていられるが、脚本もアクションもサスペンスも全てがいまいち。○橋の上のアクションはそこそこ良かったが、それ以外はいまいち。特に冒頭の適当な銃撃戦に有り得ないヘリチェイス。○サスペンスとしても48時間という時間制限がありながら、こちらが気づけば2分前という全くの緊張感のなさ。○顔のアップが異常に多い。それ以外で緊張感を出す方法を考えてほしい。○結局この映画の見所がマギー・Qの脚になってしまったのでは映画として情けない。 [DVD(字幕)] 5点(2007-06-26 22:50:37) |
1316. ビッグ・フィッシュ
《ネタバレ》 ○良い映画なんだろうが、ただ合わなかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-06-25 00:16:35) |
1317. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 ○12年ぶりのシリーズということでやはり期待するところは原点回帰なのだが、1作目から時がたったというのを感じさせるいわゆる最近のアクション映画といった印象。○ジョン・マクレーンはそのままの印象だが、もう少し知的なシーンもほしかった。○悪役こそ大したことないが、アクション映画としては及第点。 [映画館(字幕)] 7点(2007-06-23 22:10:01) |
1318. 狼たちの絆
《ネタバレ》 ジョン・ウー作品の中ではまあまあの出来。終盤コメディ色が強く、あんなユンファは初めて見た。ジョン・ウー作品の中では気軽に見れる方。 [DVD(字幕)] 8点(2007-06-19 16:03:09) |
1319. アメリカン・ヒストリーX
《ネタバレ》 まず、エドワード・ノートンが凄い。あの存在感は他を圧倒していた。そして、内容は人種差別と言う重たいもの。バッドエンドだが、結局この映画なんかでも人種問題は解決できないが、何かのきっかけ作りになれば、と言う製作側の紳士な意図が伺える。ただ刑務所内でのエピソードがかなりありきたりだし、あんだけ黒人嫌いしていたデレクが差別に反対するのかはもっと説明を入れるべきでこれでは観客を置いてけぼりだと思う。白人が黒人を嫌うのは親から子、大人から子に洗脳されることから始まるのは父親とのエピソードを見ればよくわかる。しかし、実際のところ人種差別の根は分からない。もしかしたら黒人が黒人だからとか言う理由かもしれない。そういう風に嫌いあって出てくる怒りが争いや殺人の引き金となるのだが、「怒りがお前を幸せにしてくれたか」と言ってたように、ただ憎しみ合うだけでは解決できない問題なのだ。だから、そういう風に仕向けるように種を巻いたデレクは自分で解決しようとしなければならない。しかし、事の大きさに負けて逃げてしまった結果、弟を殺されてしまう。これはデレクの自業自得だが、自分でまいた種は自分で摘め、と言う監督のメッセージかもしれない。そして、冒頭とエンディングで映される「海」が全ての人間が生まれた場所であること暗示しているのも頷ける。 [DVD(字幕)] 8点(2007-06-17 23:51:41) |
1320. ラブ・オブ・ザ・ゲーム
《ネタバレ》 ○全然野球映画ちゃうやんと言うのが率直な感想。恋愛シーンと野球シーンが交錯する変な映画。○ケヴィン・コスナーはユニフォーム姿がよく似合っているが、それを着ている必要がないと思うくらい恋愛映画。恋愛映画だとしても褒められたものじゃない。いい歳して子供みたいなこと言って、共感の余地なし。○そして、野球映画だとしても完全試合のシーンに全くの感動なし。ああいうシーンには過去の挫折やチームがなくなる事への寂しさ、チームメイトとの友情など外せない要素があるはずなのに、この映画にはない。全くの個人プレーに見える。 [DVD(字幕)] 2点(2007-06-17 12:00:54) |