121. レ・ミゼラブル(2012)
ミュージカルが嫌いでも、文芸作品が嫌いでも、映画が好きなら見ておくべき映画だと思いました。時代の大波に揺られる人々を、コンパクトにまとめています。結構な本数の映画を映画館で見てきましたが、初めて上映が終わった後に、パラパラでしたが、拍手が起きました。拍手したくなる気持ちも納得の映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2013-01-18 23:46:05) |
122. 砂漠でサーモン・フィッシング
話の軸はイエメンで鮭を釣るということなんですが、あくまでその事業に関わる人たちの人生観や人間関係を描いています。ハリウッド映画の派手な演出になれてしまっていると、とっても地味に感じられるでしょうが、しっかりとした芯が1本通っている物語です。主演の2人はとっても良い演技を見せてくれています。これまでとは違い、マクレガーは野暮ったく、ブラントは洗練されています。とても大切にしたくなるような映画でした。もう少し長くても良かったかなと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2012-12-21 23:51:56) |
123. アルゴ
結末はわかっているのに、あんなにドキドキしながら見た映画は、本当に久しぶりのような気がします。緊張感を醸し出す演出が素晴らしいのはもちろんのこと、登場人物の名前を覚えられなくても、ストーリーを理解するのに困らない、脚本と字幕に感謝です。 [映画館(字幕)] 8点(2012-11-16 17:18:52) |
124. キャリー(1976)
《ネタバレ》 豚の血を浴びるシーンがあまりにも有名ですが、それだけの映画ではなく、人間関係をきっちりと描いているドラマだと思いました。味方する者、敵対する者、静観する者、救おうとする者、様々です。ですから面白いのです。何度も繰り返し見たくなるような性質の映画ではありませんが、必ず1度は見ておくべき映画だと思いました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-10-09 18:01:44)(良:1票) |
125. レベッカ(1940)
なんといっても、レベッカの陰におびえるジョーン・フォンテインと、彼女を追い詰めるダンヴァース役のジュディス・アンダーソンです。この2人の存在と演技が、この映画を支えています。この2人を見るだけでも価値があります。 [映画館(字幕)] 8点(2012-09-21 23:35:30) |
126. アベンジャーズ(2012)
評判どおり、面白かったです。アメリカでの大ヒットに納得できました。それぞれのキャラクターたちの個性を活かしながら、適材適所で活躍させる演出とストーリーは、見事というほかありません。これなら子供から大人まで、皆満足できそうです。教訓めいたお話ではないので、子供向け映画と言えるでしょう。ですが、この映画を子供だけに見せるのは惜しい限りなので、是非大人も見た方が良いと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2012-09-10 16:43:13) |
127. ダークナイト ライジング
新しいキャラクターの書き込みが足りないと感じましたが、本当に良くできた映画です。時間を全く感じさせず、あっという間に見終わってしまいました。映像もすごく良いんですけど、音の迫力がすごいです。絶対に映画館で見るべきです。 [映画館(字幕)] 8点(2012-08-18 00:53:52) |
128. ヘルプ 心がつなぐストーリー
この映画、おもしろいです。すっごくおかしかったです。でも笑えるだけじゃないんです。ストーリーもしっかりしていて、アメリカに根強く残る人種問題を、わかりやすく教えてくれるんです。 [映画館(字幕)] 8点(2012-04-28 00:10:28)(良:1票) |
129. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
人の痛みがわかる人なら、この映画が表現している痛みや切なさが伝わってくるでしょう。どんな状況に陥っても、家族がそばにいることを思い出させてくれます。ストーリーには訴えかけるものがあり、演出も見事です。日本での評判はイマイチのようですが、映画の醍醐味が感じられる1本だと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2012-03-09 23:29:32) |
130. 灼熱の魂
時代と場所がバラバラのエピソードが語られるのですが、最後に判明するたった1つの謎が語られた瞬間に、それまでバラバラだったジグソーパズルが一瞬にしてできあがり、その鮮明な模様が目の前に現れたかのような鮮やかさがありました。 [映画館(字幕)] 8点(2012-01-13 23:36:56) |
131. ミッション:8ミニッツ
同じ場面を繰り返す映画はたまに見かけますが、これもその一つ。いかに事件を解決するかが見所の一つですが、この映画の場合はそれ以外の見所がとっても重要であり、とっても感心しました。映画の宣伝文句は、なかなか当を得ていると思います。近頃の映画には珍しく画面は16:9でした。多少前の席でも見やすいと思います。 [映画館(字幕)] 8点(2011-11-04 17:11:34) |
132. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
ストーリーには特に驚きがないのですが、言葉を持たない猿に、意思と感情を持たせた演出は見事でした。これだけの映画を作ったら、この監督には次回作でビッグ・プロジェクトが来るんじゃないでしょうか。 [映画館(字幕)] 8点(2011-10-21 22:19:36) |
133. お熱いのがお好き
若い頃、TV放映されたときには、そんなに面白いと思えませんでした。それから十数年経ち、映画館で見る機会ができたので、大きなスクリーンで見てみたら、面白いんですよ。M・モンローなんかは、とっても魅力的です。写真で見る彼女よりも、スクリーンで動いている彼女の方が、ずっと魅力的に映ります。その魅力的なモンローを、うまく活かした映画だと思います。現代の映画と違って、下品じゃないところも良いですよ。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-09 23:34:47) |
134. 未来を生きる君たちへ
ビア監督作品は必ずテーマを持って作られています。この映画もその一つであり、物語の舞台をデンマークとアフリカのとある国に分け、時や場所が違っていても、普遍のテーマがあることを語っています。物語が進むにつれ、無情感ややるせない気持ち、やり場のない怒りが湧いてきますが、結末には一筋の明るい希望を見せてくれます。ビア監督作の中で1番とは言いませんが、とても見応えのある映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-04 17:08:47) |
135. 恋人たちの予感
男女の本音が聞ける、そんな映画のパイオニアではないでしょうか。ビリー・クリスタルは、ほとんど台本どおりに台詞を言わない、と聞いたことがあります。共演者泣かせだそうです。この映画でもメグ・ライアンがその被害にあったことでしょう。そのメグ・ライアンの魅力が発揮されたのは、この映画が初めてだったと思います。後に、最高のパートナー、トム・ハンクスと出会うまでは、この映画がメグ・ライアンのベストだと思ってました。正直なところ、ビリー・クリスタルではなく、トム・ハンクスが出ていたら、と考えてしまいます。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2011-06-19 00:39:40) |
136. アパートの鍵貸します
コメディとしても面白いですし、ロマンスとしても甘い物語になっていますし、ドラマとして人生の厳しさを見せてくれます。普通の人を主人公にして、こんな物語が出来るとは、ビリー・ワイルダー恐るべし。 [映画館(字幕)] 8点(2011-03-04 23:07:20) |
137. キック・アス
近頃にしては珍しいほど、どの映画館行っても混んでました。シリアスさと不真面目さ、現実感とマンガっぽさ、等々、相反する要素がブレンドされて、とても面白い映画になりました。名作とは言えませんが、とっても貴重な映画です。 [映画館(字幕)] 8点(2011-01-14 22:18:09) |
138. トイ・ストーリー3
おもしろかったですね~。このシリーズはどれを見ても楽しめます。前2作と違うのは、アドベンチャー要素がやや控えめで、ラストシーンに力を注いだものと思われます。結末は見てのお楽しみですが、きっと最高の結末だと誰もが思うでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2010-12-12 00:38:12) |
139. 瞳の奥の秘密
さすがオスカー受賞作。基本的にクライムサスペンスです。過去の事件を振り返りながら、関わった人物と自分自身を重ね合わせて、隠居となった今どうするべきか、答えを導き出します。事件とその真相には驚かされますが、人の心の本質に驚かされました。 [映画館(字幕)] 8点(2010-08-27 16:50:13) |
140. ぼくのエリ/200歳の少女
《ネタバレ》 少女の正体を知らずに、この映画を見ることが出来れば、その衝撃度は想像を遥かに超えることでしょう。しかしながら、日本に住む我々には、ヴァンパイアの基礎知識が不足しているので、少々勉強してから見た方が、理解しやすいシーンも多々あります。ヴァンパイアであることの永遠の孤独と、社会現象でもあるいじめ問題を絡めることで、エンターテイメントだけではない社会派的な映画になりました。日本人には絶対出来ないような映画でした。 [映画館(字幕)] 8点(2010-07-31 00:01:59) |