121. 明日の記憶
香川照之の、電話での励ましがとても泣けました。奥さんの無償の愛に泣きました。 娘がああいう風にやさぐれていった家庭の過程をもっと描けば結婚式での娘の「ありがとう」で泣けるのだろうな。 [映画館(邦画)] 9点(2006-07-31 22:53:10) |
122. 東京裁判
《ネタバレ》 とてもおもしろかった。ただ黙って判決を受け入れるA級の彼らの表情をみていると、目頭があつくなった。ぜひテレビで放映すべきだろう。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-20 00:40:26)(良:1票) |
123. 東京物語
《ネタバレ》 俺の母が死ぬときの様子を見せられているようだった。だから直視できなかった。 [DVD(邦画)] 9点(2006-07-07 23:01:12) |
124. 嫌われ松子の一生
リュウが「自分がやりました!」と叫んで、警官に近寄っていき、警官をぶん殴ったとき、強い風が吹いた。あれはきっと松子だろう。 刑務所生活のモンタージュのシーンがチョーかっこいい。 [映画館(字幕)] 9点(2006-06-06 22:15:23) |
125. ジャンヌ・ダルク(1999)
《ネタバレ》 ヒステリックでイタい女を怒らせると、ああなってしまうのですな。気をつけましょう。でもイタい女を映画で観るのはとても面白い。 衣装や場所を完全に中世フランスでなくてもよかったのかなと思った。ていうことは別にジャンヌダルクの話でなくてもよかったのかなと。つまりイタ女であればそれで面白かったね。ジャンヌのメタファーとしてってことかな。 現代社会のほうが合ってる。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-27 22:22:05) |
126. JAWS/ジョーズ
《ネタバレ》 やっぱり、映画の本質は「いかにして隠すか」であるということを、きちんと実証してくれる、模範的映画。そのくせとてもおもしろい。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-10 23:03:26)(良:1票) |
127. ブルーベルベット
デビッドリンチががんばってフツーの映画をとったらこうなったって感じ。十分常軌を逸している。かつてDVDを買ったんですが、なかなか最後まで見ることが出来ず、ようやく最後までたどり着いたので書きました。見てよかったと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2005-12-14 21:51:35) |
128. いま、会いにゆきます
会いに来た竹内は、本当は竹内ではないほうがよかった。なんか知らんが、神というか、幸せを運ぶ天使というか、とにかく死んだ奥さんで無い誰か。そんな赤の他人が、愛する母を失った哀れな父と子を救済に来た、という映画なのではないか。だから記憶喪失ではなく本当に知らないし、日記を読んで状況を把握した後も、中村を愛するのは、父子を救済するための芝居なんだ、そう考えていた。・・・で、それで自立していく父子の映画なんだ、良い映画やなあ、と、思っていたら、おやまあ、あの竹内は本当にタイムスリップしてきたのかいな、うそじゃなかったんだーーーと、勝手に少しさめてしまった。しかし驚きの感動があったので、僕は好きです。セカチューよりも志の高い映画。あ、思い出した、白い犬とワルツをに似てるんだ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-10-18 02:48:21) |
129. ビッグ・フィッシュ
映画自体、作り物を撮影して入念に編集されているのだから、ある意味ホラ話。だが、この映画の中で爺さんはそのホラ話に包まれ死んでいく。映画って僕にとってワンランク上の世界、桃源郷。そこに旅立つことが出来た爺さんがとてもウレシそうだった。全てのロマンティストが望む最期であろう。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-30 22:56:33) |
130. 下妻物語
《ネタバレ》 土屋アンナがたまらなく素晴らしかった。最初の登場の時に、ようするにあのヤンキーの人生(田舎者でイジメの過去を持ち小池栄子に憧れ、やがて男に惚れていく)をすべて背負っている。なのでベル●ーチにすげーすげーと騒ぐ姿や、喫茶店で自らの理想を語る時の目線の仰角や、利根川河川敷での「花とアリス」での鈴木杏を凌駕する失恋泣きなど、絆創膏だらけの女の子を見事に誕生させた。皮肉にもロリータファッションは深田よりも土屋のほうが格段に似合っている。その様子から見ても、この映画は土屋が主役であった。 最後の後日談は説明しすぎですよ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-19 00:40:39) |
131. 聖なる嘘つき/その名はジェイコブ
《ネタバレ》 絶対悪(ドイツ兵)の前でああいうウソを描くから、聖なる嘘になるのでしょうね。ただ少なからず他人に大きな迷惑をかけてしまっていたので、贖罪は必要だった、そのため最後は撃たれたんですな。 独り言で状況を説明していくのは今ではもう時代遅れ。ですが、あのラストシーンの戦車に乗って歌うソ連の人、それを聞いて奇蹟に涙する少女、この終り方は秀逸。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-19 00:32:23) |
132. チャーリーとチョコレート工場
演出で映画館がチョコレートの香りで包まれていましたが、そんなことせずとも十分映画からチョコレートの香りが薫ってきました。昔ジョニーデップがショコラっていう映画出てましたが、チョコ好きですねえ。工場内の夢と魔法の世界と、寒々しい外界との対比。特にチャーリーの家ははやく生活保護を受けさせろって感じで、斜めってておもしろい。でも被害にあった子供たちかわいそうですよ。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-14 00:32:18) |
133. 花とアリス〈劇場版〉
三角関係の様相を呈してきた頃から映画の深みがぐっと増し、それに負けず劣らずハナとアリスも輝き始める。それぞれハナはドアップ泣き、アリスはバレエ披露といった山場が与えられていてこの映画がハナとアリスであったことを再びソシャクできる。話的には都合がよすぎるせいか薄い印象を受けるが、それはシンプルという言い方にすれば、いくらでも応用が利くといううこと。こういう点でとてもイマジネーションが感化される。岩井ブランドのぼやけた映像やピアノやカットや光がそれをさらに滑らかにし、極上の後味をのこす。岩井の次回作を待ってならない。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-28 12:33:06) |
134. チーム★アメリカ ワールドポリス
人形でやったのは俳優に対するアンチテーゼか、確かに実在する俳優をばらばらに打ち殺しているところからして、悪の枢軸国よりも俳優達に対しての方に対する怒りを強く感じました。笑ってみていられる今の世の中、平和ですねえ。金正日を怒らせて痛い目にあうのは日本ですから、すこしハラハラしました。拉致被害者はスタンディングオーベーションですかね。ファックムービーです。 [映画館(字幕)] 9点(2005-08-11 00:36:17) |
135. ショーン・オブ・ザ・デッド
イギリス映画にでてくる人々はなんかタンパクで僕の肌に合わないのですが、やってることは面白かったです。必死さがないのがいいね! [DVD(字幕)] 9点(2005-08-11 00:26:05) |
136. ノー・マンズ・ランド(2001)
あの二人が、あの時、仲良くなれたら、きっとそんな感じで戦争はなくなり世の中は平和になっていくのでしょう。でも、ヨーク考えると、あんな状況であの二人が仲良くなれるわけない。だからこの戦争はおわらないんでしょう。それくらい平和って難しいことなんですな。報道陣が一番無関心で最前線の連中に感情移入している我々にはうっとうしい存在に見えるが、かれらがテレビで世界にブロードキャストすることによって彼ら最前線の皆さんは存在が確認できる。その網にかからない人たち(この場合地雷男)に一番の悲劇があることを知らず。くだらねえ。 [DVD(字幕)] 9点(2005-08-06 20:40:49) |
137. 大いなる休暇
クリケットがどういうスポーツなのか良く知りませんが、あれだけ笑わせてくれるのは嬉しいです。良かれとしてついたウソは、どんなに罪のないことであっても、どこかしらで後悔が残る。そんなこともわからずにその場しのぎのウソをつく頭の悪さが面白かった。 [映画館(字幕)] 9点(2005-07-29 00:50:39) |
138. 鬼が来た!
僕は理系進学だから日本史や世界史はわかりません。まして近現代は教育すら受けていません。 だから日本が中国に迷惑かけたとかよくわからないし、靖国神社とかもよくわかっていないし、反日デモとかなんで起こるかよくわかっていません。 でもこの映画はむちゃくちゃ面白かったです。爆笑しましたし、そうだよなあそうだよなあと共感できました。花屋の感激する表情とか号泣する顔とか、もう脳裏から離れません。日本が忘れてはならない過ちをテーマにした映画なのでしょうが、日本人にはこういう映画をエンターテインメントとして捉えても良い自由があるはず。 歴史を勉強して、いつかもう一度見直そうと思います。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-09 01:16:20) |
139. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
まづ述べたいのは、オープニングとエンドクレジットが最高のアニメーションであるということ!とくにエンドクレジットの影絵チックの雰囲気は懐かしくもあり摩訶不思議な暗さがある。このアニメーションで作られた映画があればぜひ見たい。 3人の子どもがいいバランスで、ものすごくかわいいしいい感じでだらしなさが魅力的。極めて文学的な雰囲気で、まるで本を読んでいるような気持ちになる。というのは見ていてイメージの仕方が読書に近かったのだと思う。 ただお話の最後を感動的にする必要はなかったと思う。よくわからない感じであいまいに終わらせてしまえばその違和感がエンドクレジットのテイストと混ざり、至高の余韻を得られたと思う。 [映画館(字幕)] 9点(2005-05-18 02:12:00)(良:1票) |
140. 少林寺三十六房
誠実な強さに惹かれました。 [DVD(字幕)] 9点(2005-05-05 00:02:26) |