121. 刑事ジョン・ブック/目撃者
あの、みんなで大工仕事をしてる最中のレモネードだけで8点ぐらいの価値はあると思う。ちょっと、はちみつレモン飲みたくなったし。 [地上波(吹替)] 8点(2008-04-17 12:16:24) |
122. RV
《ネタバレ》 ちょっと序盤はテンポが悪かったけど、中盤からたたみかけるように笑いネタ満載で面白かったです。家族のつながりがテーマであるのは当然のほか、人の親切がどんどん裏目に入っていく様も面白かったです。現状に流されてると、お父さんの良さって気付かないもんなんですね。旅行に行けば家族の輪がつながるとか、安直な発想なんだけど、何もやらないよりはマシなわけで、仕事して給料かせいで家族にいい暮らしをさせてやることが一家の主の存在価値だとしたら、それほど空しいことはない、という展開は考えさせられるものがありました。こういうアホな映画に出てるロビン・ウィリアムスって、好きです。注意:う○こネタがありますので要注意です。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-23 21:07:25)(笑:1票) |
123. 知らなすぎた男
とぼけた役で、かつ厭味がないのは、ビル・マーレーをおいて他にないと再認識しました。全然気がつかないということが、どれほど笑えることなのか、それでいて、それをごく自然に演じるのがどんなに難しいのか、何よりも話の構成が絶妙で面白かったです。だって、脇役や映画を観ているこちら(観客)はハラハラしてるのに、当の主人公本人が全く危険に気がつかないでケラケラ笑ってんだもん(笑)。江原正士さんの吹き替えも軽快で歯切れが良かったです。人が死んでるのに笑えるコメディは、貴重な存在だなぁと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2007-10-08 22:47:28) |
124. キャプテン・ウルフ
大甘だけど、8点入れちゃいます。ガレッジ・セールのゴリさんの日本語吹き替えで観ましたが、屈強な闘争心丸出しの大男というイメージは感じなかったものの、融通が利かない大男というイメージは出ていて、まぁまぁ良かったと思う。脳も筋肉でできてそうなイメージのヴィン・ディーゼルが、子供たちを振り回したり振り回されたりという様子がとても面白かったです。たしかに演技者としての経験不足からか、表情の変化に乏しい点は否めません。とはいうものの、どんなトラブルも全く融通が利かない軍隊式で対処していく様が滑稽で、彼には合ってる役だと思う。アクション俳優の彼ですが、これが新境地になれば良いと思います。ディズニー映画定番の家族みんなで仲良くという設定で、いやな思いをせず、観れてよかったです。しかも、序盤の伏線が全て、終盤20分のオチにものすごく分かりやすく反映されているし。校長先生の女優さんが美人で気に入りました。最後に一言。死んだパパ、あんた、なんつう危ない仕掛け作ってんだ(笑)。 [DVD(吹替)] 8点(2007-09-30 17:03:16) |
125. デート・ウィズ・ドリュー
《ネタバレ》 ほんとに準備ゼロからのスタートで呆れてしまいました。友達の友達の知り合いの友達とか、あの手この手でコネを取り付ける様が滑稽で、しかしとてもリアルで面白かった。自分が恋い焦がれるアイドルやタレントに逢いたいという想いは、とても身近で、こんなビデオカメラ片手の映像でも自然に惹きこまれるものがありました。普通なら足がかりがなくなった時点であきらめるんだけど、ブライアンはあきらめない。どことなく憎めない彼の性格がこの映画のキモかも。今やハリウッドのトップ女優なのに、けっして高飛車にならず、映画そのままのドリュー姉さんの気さくな人柄が全開で、ググ~ンと好感度アップしました。しかし、あの空手の猛特訓は、いったい何の役に立ったんだろう(笑)。 [DVD(字幕)] 8点(2007-09-25 22:43:49) |
126. ガール・ネクスト・ドア
オチに見事に引っかかり、気分爽快で観れました。脇役人生から変わるのって、結局は自分本人がどこまでハメを外せるか、なんですね。自分を変えるきっかけを与えてくれた女の子への想いと、自分を受け入れてくれた男の子への想いが、ばっちり調和して、マシュー頑張れ~と応援したくなってしまいました。おバカな展開で続いていく映画だったけど、本質は真面目に作ってあって、好感が持てました。ちょっとエッチな映画だけど、自分に自信がないとか、勇気をもてない人は是非観たほうがいい映画だと思いました。たまには僕もハメを外してみるかな。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-26 23:42:26) |
127. アサルト13 要塞警察
特殊部隊の突入の仕方がリアルで、テレビゲームのような銃撃戦がとてもハラハラして面白かった。吹雪の中の攻防戦という設定も閉塞感があって良い。サバイバル・アクションはやっぱこうでなくっちゃ。序盤のイーサン・ホークの切れた演技も新鮮で見どころがありました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-08-22 18:08:01) |
128. トゥモロー・ワールド
先に小鮒さんが書かれていることに尽きると思う。出てくる登場人物の死に方が残酷でしかもあっけなく、それが生まれてくることの尊厳を際立たせてる。犬やネコはちゃんと生殖できているのに、人間はできない。どんな専門家でも原因を究明できない。人間には家畜にはない理性や知識がありながら、歴史を反省せず、殺戮を相変わらず繰り返している。善悪の区別がつくにも関わらず、他者を排除しようとする。それがいけないことだと知りながら認めたくないので肯定してしまう。そういう意味でこの映画、先進国の少子化がテーマでありつつ、一方で人が人を殺すという行為を痛烈に批判してると思う。赤ちゃんの泣き声を聞くと、第一印象で「あぁ、うるせぇな」と誰しもが思うはず。そのやかましい泣き声が、生命の輝ける息吹であるという演出は上手いと思いました。移民問題も取り上げており、国や経済や肌の色にいたる全てにおいて、格差や差別をなくすのは理想通りにならないと厳しい現実を突きつけた上で、人間とは何ぞや?という問題を提起している映画だと思います。観て良かった。 [DVD(吹替)] 8点(2007-04-19 00:05:27)(良:1票) |
129. キンキーブーツ
ローラのど迫力に圧倒されまくり(笑)。これ、サントラ欲しいなぁ。罵られようと蔑まれようと女装している限りは芯が強いローラ。しかしカツラをとると弱さが出るローラ。人間として魅力的。この映画、『男らしさ』って何さ?がテーマなんだけど、体つきの違いもあるけど、心の強さなんだと思う。一方『女らしさ』も、婚約者のわがままや解雇されたおばさんたちも含めて、男性にはない、自己第一主義的な考え方の違い。またはローレンのように男性を支える安らぎのある優しさもあったり。そういう意味では、オカマは外見こそ気持ち悪い(ごめんなさい)けど、人間の本質的な良さを両面、知っているからこそ、男からも女からも一種の尊敬を受けるんだと思う。自分に正直に生きるのって、簡単なようでとても難しいから。だからこそチャーリーが得たものは、新商品のブーツだけではなく、自分で決断する責任、素直にあやまる気持ちなんだと思う。もうひとつ、映画の見所として、出てくる靴が丹念に描かれていること。出てくる靴は、どれもこれも綺麗でオシャレですが、靴を作る工程も見応え満点で面白い。経営する者の辛さもよく分かる。社会勉強になるね、これは。しかも、観ていると、だんだんオカマを友だちに持ちたくなってしまう不思議な映画です。 よし、給料も入ったことだし、オカマバーに突撃だ! [DVD(吹替)] 8点(2007-03-29 21:53:00) |
130. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 この映画は尖端恐怖症の映画でした。イカの足に始まり、アーチェリーの矢、砕いた道路標識、便利屋の脅し道具、頭に穴を空ける医療機器、そして注射針。尖った物を自分に向けられた時に恐怖を感じるのはもちろん、先が自分に向けられて居ない場合にも恐怖を感じるという病気だそうです。そういう小道具の使い方で、地味に恐怖を煽っていて非常に面白い。この映画、グエムルという異形の怪物はもとより、それが誕生した経緯、混乱する社会生活、色んな分野で恐怖が渦巻いている映画でした。しかしテーマは恐怖に立ち向かう家族愛であり、韓国人に独特の、食事を共にし家族の結束を第一とする点、怒りっぽく泣きっぽい感情の起伏や、お金に細かく、融通が利かない韓国人文化をとっても面白おかしく綴っていたと思う。序盤の葬式のシーン、叔父・叔母が姪のためにあんなに泣けるなんて、日本ではないことだと思う。あれなら死にがいがあるっていうか(笑)。あの怪物に立ち向かう家族が、どこにでもある韓国人の家庭像を分かりやすく伝えてくれていると思います。とりあえず、カニサハムニダをカニハサムニダと言い間違えないように気をつけます。 [DVD(吹替)] 8点(2007-03-07 21:31:59) |
131. ファイナル・デッドコースター
《ネタバレ》 圧死が多かった。なんとなく、最後まで、長嶋茂雄「ヘイ、シェフ」 寿司屋のおやじ「あっしのことですかい?」のやり取りが頭の片すみにこびりついたままだった。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-28 11:05:52) |
132. ファイティング×ガール
《ネタバレ》 ボクシングのことはくわしくないんですけど、ボクサーのハングリー精神だけでなく、マネージャーとの信頼に重きをおいた本作は見応えがありました。簡単に素質のあるボクサーを見つけたのはこの際、目をつむりまして(笑)。ボクシング界って、やはり金が全てなんだけど、上を目指そう、認められようと奮闘する女性ジャッキーも、スラムから這い上がるルーサーの誠実さも感動しました。ルーサーよりもジャッキーのほうが天狗になるとは意外でした。メグ・ライアンはちょっとセクシーでしたが、最高のビッチでした。やはり、『恋人たちの予感』といい、こういう活き活きした演技の方がいいと思いました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-02-10 16:27:39) |
133. 一日だけの淑女
《ネタバレ》 ビリヤード上手すぎ(笑)。ビリヤードの伏線がああつながっていくとは思いもよりませんでした。最後まで娘たちをだまし切ってしまうのは良いのかなぁ?と思いつつ、娘の幸せを願う老婆アニーに免じて許してあげたい。どういう経緯で娘を手放さなければならなかったのか? それをあえて伏せているからこそ話に入っていける。こんなおとぎ話みたいなことは現実ではまずないことだと思う。けど、取引そっちのけのデーブをはじめ、乞食たちが一致団結して、アニーのために人肌ぬぐ。気持ちよく新年を迎えられました。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-03 08:55:11) |
134. 運命を分けたザイル
この映画、暗黒のクレバスの上で、氷がピキッと割れてドキドキする映画なんですが、僕はこの映画のDVDのケースを棚にしまうとき、うっかり床に落としてしまい、プラスティックでできたケースがピキッと割れてしまいました。(´;ω;`)ブワッ [DVD(吹替)] 8点(2006-10-08 19:27:23) |
135. 知りすぎていた男
《ネタバレ》 あの場所で、後ろから頭をたたかれたジェームズ・スチュワートの顔を見て、おなかが痛くなるくらい笑った。 [DVD(字幕)] 8点(2006-10-01 00:22:02)(笑:1票) |
136. ディック&ジェーン 復讐は最高!
悪人になりきれないディックがとっても微笑ましい。犯罪は抵抗がありますけど、生きていくために、家族のために頑張ってるのがとても面白い。不況のせいでツケを負わされるのはいつも従業員で、経営トップに対する皮肉がこの映画のテーマなわけだけど、ジム・キャリー独特のオーバーアクションに抱腹絶倒です。ティア・レオーニもよくこんな女を捨てた役を受けてくれたと思います。どんなに落ちぶれても、決して離婚せず、夫を支えているジェーンがとても可愛らしかったです。仕事の取り合いっことか、移民とか、企業年金とか、アメリカ社会について知っていればもっと面白かったと思います。平均点6点だったので観るとき躊躇しましたが、僕にはツボにはまりました。下品な映画ではないし、テンポも非常にサクサクしているので気持ち良かったです。 [DVD(吹替)] 8点(2006-09-30 16:22:10) |
137. サイコ(1960)
こわっ! 若人あきらみたいなまゆ毛のジャネット・リーの絶叫と瞳孔が開いた演技は絶品です。マリオンはもとより、その消息を辿る者たちを襲う恐怖、という筋書きもゾクゾクします。剥製にしても覗き穴にしても、冷静に考えるとただの物体にすぎないんですが、そこはさすがヒッチコック、白と黒の陰鬱が非常に不気味です。あの黒板をツメでひっかいたような音響も突然鳴るもんだから、「こ、こえーよ!」と、テレビに向かって怒ってしまいました。皆さんがおっしゃる通り、その後のサスペンス映画に多大なる影響を与えたというのがよーく分かりました。サスペンスとミステリーとホラーを3ついっぺんに撮っちゃうなんてスゴイ。古典だろ?なんてバカにしちゃあ、いけません。 [DVD(字幕)] 8点(2006-09-28 23:15:27) |
138. 東京原発
いま、電気を使用して書き込んでいます。この電気はどこからやってくるのか?考えたことなどない。トイレから流したオシッコは?考えたことなどない。しかし、どこかで循環されてまた社会に入り込んでくる。電気はたしかに必要です。でも発電所のメルトダウンは恐い。電気は必要だけど原子力発電所はいりません。あ、矛盾してる。ここがこの映画のポイントなんだ。反対するのは簡単です。大事なのは非難の矛先をどこに向けるのか、そこにあるということをこの映画は教えてくれました。あの謎の博士といい、塩見さん演ずるドライバーといい、笑かしてくれましたが、久々に、まさに映画、を観た気持ちでいっぱいです。会社の命令でしぶしぶ観に行った映画ですが、上映終了後、速攻で廊下の原発建設反対運動の名簿に署名しました。 [試写会(邦画)] 8点(2006-09-23 22:27:49) |
139. ベートーベン2
ベートーベンと3兄弟が最高です! やんちゃな2世たちをパパやママに隠れて世話するところ、心が洗われます。グローディンパパの相変わらずの災難ぶりも安心して(災難なんだけどなぁ)観ていられます。お姉ちゃんの恋愛もピュアな感じで良かったです。今回は家族愛がテーマなんだけど、へんに狙ったところがあるわけでもなく、しかし要所を上手く突いています。ついついセントバーナード犬を飼いたくなってしま、いや、世話が大変だ(笑)。ウチはネコを飼ってますが、ペットって、やっぱり家族なんだよなぁ。こういう映画を観たら、いたわりの大切さを学び、どんな子供たちもまっすぐ素直に成長すると思います。 ほめすぎと言われようが何しようが、この映画ベートーベンシリーズを断固支持します! [DVD(吹替)] 8点(2006-08-26 21:30:50) |
140. ナチュラル
《ネタバレ》 能力の充実した時期に、災難のような事件で野球人生を棒にふったハブスが、自分の力で再びチャンスを取り戻していく姿が感動的で、本当に野球が好きなんだなぁという印象を持ちました。普通、成功におごりを見せて自堕落な生活をする主人公が定番なんだけど、ハブスには一種の正義感があり、たとえ買収を持ちかけられても決して屈しないところに男らしさを感じました。ロバート・レッドフォードは、古き良きアメリカ人というイメージが強いので、安心して観ることができました。商用映画というイメージが沸かないので好印象です。 [地上波(吹替)] 8点(2006-08-21 19:36:01)(良:1票) |