121. 事件
《ネタバレ》 女の方から刺されにいったのは最初から種明かしされていて、それを勿体つけたように引っぱる馬鹿馬鹿しさに唖然。長島演じる男のハッキリしないフラフラした感じもサッパリわけワカメ。引っ張って引っ張って何のオチもねぇじゃねぇかと怒り心頭。「佐分さんの声って伊東四朗にそっくり」ということしか印象に残りませんでした。音楽は未来少年コナンをみているような錯覚に陥りましたが、作曲は違う人でした。時間の無駄映画でした。 [DVD(邦画)] 2点(2014-08-16 20:38:32) |
122. さまよう刃(2009)
《ネタバレ》 原作を読んでいないので、映画を観た限りでの感想ですけど、ペンションの娘さんのお節介キャラは非現実的に思えましたし、娘を殺された父親にあんな薄っぺらな説教をできてしまえる人が本当にいるなら、その人殺されても仕方ないと思います。「暴力に暴力で対抗して…」とか、「じゃぁ俺が君に忘れられない暴力を与えるから、暴力でない方法で解決や癒しを完遂して見せなさい」と言いたい。と同時に、猟銃を渡したおやじは、詳細を知りもしないのに、あれじゃ罪のない人が殺されることになってもおかしくない。大馬鹿だ。竹野内が演じたような正義感に悩む刑事とか悲しいかな現実にいると思えない。まず、そんなことを考える真面目な人は日本の警察組織なんかに入らないと思います。主人公の「死にも等しい恐怖」とかいうたどり着きも本当にくだらない。そんなもん、喉元過ぎれば…である。少年法云々を扱うこの物語って、犯罪少年側の視点は何もない。どんな環境で育ったか、どう人格改善の可能性があるかなど。また、それを目指す大人の存在も描かれないし、そういう大人が総力で取り組んでも何の改善も見られないようなクズである場合に、少年法がそいつを保護する意義があるのかという視点もない。そういうもの一切抜きで被害者遺族側だけの視点で進む話しとしては、たどり着く答えがくだらなすぎるし、全部空砲だったというオチも、ペンションのオヤジは何を考えてたのかワケ分かりません。主人公が空砲に替えたわけでもないでしょうし。どっちにしろ主人公は本当には撃つつもりはなかったというオチなのだから、空砲だったとか余計にしか感じませんでした。どうしたって自分の命捨てる覚悟で相手に恐怖与えたかったんでしょう。それから、発砲させないために主人公を撃つなら、手か頭なんじゃないかな? 引き金引く余地与える部位を射ったりしてないと思います。 チクリ少年「警察にチクるど、ナメンナヨ!」と対抗できるのに、10万ホイホイ持って行く? 犯人少年もそばにいた警察もバカかと思います。 [DVD(邦画)] 3点(2014-08-15 00:43:28) |
123. 二十四の瞳(1954)
名作なんですよね…でも、僕はどうにも正直受け付けられませんでした。生徒たちの歌とBGMが引っ切り無しで煩くて煩くて仕方なかったんです。「七つの子(カラスなぜなくの)」の挿入とか、もう、くどくてくどくて、こんなしつこくてダサい音楽の使われ方、生まれてはじめて体験しました。ほとんど拷問でした。セリフが聞き取りづらい上に蝉の声が無駄に煩いシーンもありました。「二十四の瞳」という物語そのものに対しての評ではないです。この映画の出来が僕には「良い」とはとても思えませんでした。耳が疲れ「七つの子」の歌が嫌になりそうな映画でした。 [DVD(邦画)] 2点(2014-08-08 11:54:07) |
124. ローズ家の戦争
《ネタバレ》 最後のタバコ一本をケースに入れて飾るバカな禁煙の誓いと、憎しみを込めて夫の手を払うラストだけの映画。別に笑えもしないし、『危険な情事』なみにショッキングな展開にしたかったのか、どうにも「バカじゃないの」としか思えない惨劇展開は、笑うでもショッキングとも違い、ただ唖然というか閉口というか…ダニー・デビートなに調子こいて映画作ってるんだと、このあたりの頃からデビート嫌いになりました。 [映画館(字幕)] 3点(2014-08-08 03:07:27) |
125. フォレスト・ガンプ/一期一会
《ネタバレ》 作り話なんて、作り手の思い次第で如何様にでもできるもんなんですから。過去の現実の映像と合成してそれらしく見せたり、ピンポン球の恐ろしい動き、計算されて作られた羽根の動き、どれもが「これは作られた嘘です」としか主張してない。作者は登場人物のチョコの箱に何だって詰められますよ。こんな何でもありに、どう感動しろというのか…? [映画館(字幕)] 1点(2014-08-08 02:41:25) |
126. どん底(1957)
《ネタバレ》 つまらなかったです。この時代の役者さんたちのシャベリは何かと早口な印象が多く、その滑舌はあまり良いとは言えなくて聞き取りに神経をすり減らします。ただでさえそうなのに、舌足らずの役を演じる人もありさらに聞き取りにくい。全てをきちんと聞き取れなくて、もう少々のことは分からなくてもいいかとスルーしながら観てしまいました。そんなこともあって世界に入っていけなかったのかもしれません。『どん底』というタイトルに違和感も覚えます。そのエピソードもちっとも悲惨に感じないし、人の死もなんだかかる~く感じてしまいます。そういうのがどん底なんだと言われれば、そうなのかもしれませんが、観ている自分には響いてくるものがありませんでした。『どですかでん』とちょっと似ているなと感じましたが、あっちこそ、あっけらかんなムードがありつつも「どん底」な感じでしたから、こちらを後で見るとインパクト薄いです。まるでミュージカルみたいに長屋連中が歌い踊りだすなんて、舞台の時代を生きたことないので分かりませんけれど、多分に現実的でない気がしてならず、2度目の和製ミュージカル展開で終幕へと行っちゃったのを見届けた瞬間は、ポカーンと呆気にとられるばかりでした。ボロで斜めな長屋のセットがシッカリ戸の開け閉めできることに一番印象を奪われました。 [DVD(邦画)] 3点(2014-08-07 00:01:20) |
127. シェフ! ~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~
《ネタバレ》 分子料理って何? と思ってたら、あんまりな正体で「マンガか!」と思ってしまいました。そして変装して敵陣に乗り込むシーンで、完璧にマンガのノリなんだと理解しましたが、この無茶な描きのわりにそこまで全体がハジけてなくて中途半端な感じがしました。主役2人の生TV料理番組が良かったです。あのノリをもっともっと観たかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2014-08-06 21:29:00) |
128. カラスの親指
《ネタバレ》 ショージさんの演技を観てみたいなぁというそれだけの興味でレンタルしたのですが、予想以上に面白かったです。映画をいろいろ見慣れてると、読めてしまう展開は多いもので、この映画でも多くは予想したとおりの展開はいっぱいありました。けれどクライマックスではハラハラドキドキさせられましたし「え、え、どういう展開? これ芝居? マジ?」みたいに不安にさせられ、ついには「ま、マジかよ…!」と思わされてしまいました。いい感じに話は収束し、心地よく皆別れて「うーん、イイ話だったね」と家族と言い合っていたら、どっこいまだ終わっていませんでした! 軽いエピローグのオマケで締めくくるのかと思いきや、新しい謎が浮上。いやぁ、スゴく楽しめました‼︎ それから、ショージさん出演の映画をもっと観たいなと思いました。キャスティングした人ブラボーです! 姉の彼氏のキャラも良かったです。 [DVD(邦画)] 9点(2014-08-05 21:52:40) |
129. ブロンソン
《ネタバレ》 何がしたかったんだよう? 何がいけなかったんだよう? 誰にどうして欲しかったんだよう? サッパリわけ分かりません。「そうか、この人は素っ裸であそこ丸出しで、制服警官数名と殴り合って傷めつけられるのが喜びなんだね」としか考えようがありませんでした。チャールズ・ブロンソンが気の毒です。 [DVD(字幕)] 2点(2014-08-05 18:15:56) |
130. オンリー・ゴッド
《ネタバレ》 ゆーっくりズームとか、ゆーっくりパンとか、ゆーっくり歩いたり、とくに何の動きもない場面を何秒も見せたり、そういうタメのカットで全編出来上がっててイライラしました。なんか深遠なことしてるつもりになってるんでしょうけど、観てみれば馬鹿馬鹿しい限りのお話でした。普通に撮れば1時間内で収まるでしょう。街の警察を牛耳ってるおっさんがスゴイのだけは印象的でしたが「結局本当のところ誰を描きたかったの?」というくらい他のキャラに魅力がなく印象薄い。で、『エル・トポ』なんかで有名なホドロフスキーに捧ぐとか大きく字が出て終わる。なんか、「人を殺してみたい」とか言うような人間が、それの代わりにフィルムをオモチャにしてるのかな? と思いたくなるような作品でした。 [DVD(字幕)] 2点(2014-08-05 18:00:15) |
131. 飢餓海峡
《ネタバレ》 点数の付け方に凄く困ってしまう作品でした。ソラリゼーションやエンボス加工が安っぽく目障りに感じたり、大金を置いていくにはそれなりのわけありだろうことくらい察して礼は伝えられたんだからシツコくするなよ左幸子って感じだったり、DNA鑑定もない時代に爪はそこまで決定的証拠なの?と疑問だったり、三國連太郎の真実が何か浮き彫りになるのかと思ったら唐突に幕だったり、そういうことごとでガッカリ感は結構あります。けれど、大金を受けてからの左幸子の生活に密着するような展開は、三國連太郎も伴淳三郎も影が薄くなっていくほど視点が彼女に集中して『サイコ』を観るような気分でしたし、およそ2時間後にようやく高倉健の登場という緩急の妙が心地よかったです。とうとう三國連太郎が爪の証拠で折れて、これで話は終わりかと思ったら、そこからもう一山という展開も良かったです。僕には釣りバカの社長さんのイメージばかり強い三國連太郎の若い姿の存在感に感心したり、多分『姿三四郎』の役者さんではないかと思う署長さん役のオーラを感じたりして「今これほど存在感どっしりした役者さんたち、ほとんどいないなぁ…」と思ったりして、そういう点ではとても良いものを見せていただいた気分でした。というわけで7点としました。ソラリゼーション安っぽかったけど、イタコのシーンだけは夢に出て来そうで強烈な印象を残しました。「吐夢」って、こんな昔からキラキラネームはあったんですね。 [DVD(邦画)] 7点(2014-08-02 23:42:57)(良:1票) |
132. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 対になってるだろう『父親たちの星条旗』も観てみないとなんとも言えないのかもしれませんが、以前に硫黄島に関するドキュメンタリーを観た印象に比べると、かなり控え目な戦況描写のように感じました。かなりな食糧不足に加え、洞窟内で惨い火攻めに遇ったりしたのでは? 『硫黄島からの手紙』というタイトルに想像されるようなドラマはなく、ラストで舞い落ちる文の数々もとってつけたようで、こういうタイトルをつけた意味が分かりません。ほとんど全編日本語による劇ですが、その国の言葉によく通じてない監督がどうやって日本人の演技の良し悪しや日本の当時の雰囲気を制御したのか不思議。ホントにNGとOKどうやって判断してたのか、そこは興味津々。投降して簡単に殺される兵士がいる一方で、シャベル振り回し続けても取り囲まれた敵に一発も撃たれないとか、もう運なんでしょうけど、なんだか…うーん…。中村獅童の役は引っ張りに引っ張っておいて、あんな中途半端な幕引きならただの時間の無駄。好かない奴だけど犬死にならないお手柄な最期を見せてくれるとばかり思っていたのだけど…。エンドクレジットでポール・ハギスの名をみて「ああ…」と、この半端さ加減に納得。ミサイルのシューンて音だけとても印象的でスリルありました。 音響は受賞したんですね、納得! [DVD(字幕)] 4点(2014-08-02 16:27:03) |
133. ランナウェイ/逃亡者
《ネタバレ》 シャイア・ラブーフがようやく地に足のついた作品でいい演技を見せてくれるようになったのが嬉しいです。デブじいさんになったニック・ノルティにちょっとビックリ。学生運動が盛んだった時代にけっこういろいろ真面目に考えて生きた人には何か感じられる作品なのかも。そんな時代のことを若いジャーナリストが探って行くのがいいです。ただねぇ、あんなに頑なだったオバさんが、ふいっとヨットの向きを変えて、あららら…結局それで解決ですか…ちっとは間をあけたり、オバさんの心境変化を促す何かを見せてくれよぉ。若きジャーナリストが結局記事原稿を送信しなかった場面、じわーっと来ますね。彼はまだ子供もいないけど…。レッドフォードが釈放されるのを見届ける彼の抑えた喜びの表情は良かったです。世界を変えるって、長きに渡る人生で大切な人ができたり、あるいは別れたり、考えが変わったり、もっと別の大切が生じたり…大変なんだなぁと…自主したオバさんのセリフが観た後から結構リフレインされて悶々。 [DVD(字幕)] 6点(2014-07-30 21:12:15) |
134. ザ・マスター
《ネタバレ》 どういう類の話なのか分からないままレンタルしました。子供がいない時に観て本当に良かった。のっけから品性のない映像。で、結局はそのファーストシーンに戻る作品でしたが、いったい何を描きたかったのかよく分かりません。壁と窓を往復する作業だったり罵倒されて無反応でいるなどは、とってもやばい洗脳にしか見えないし、これで何か大きな事件へ発展して行くのか思ったら全くそういう話ではなく、あのしつこい洗脳的作業を通して描かれていたのは、主人公が実はちっとも変わらない感情を隠し持っているシーン。要は、主人公は表向き順応してみせるがマスターにも飼いならせないってことでした。「目標を決めて走るんだ」のシーンは笑ってしまいました。出来の悪い犬ですか? で、ろくに描かれもしなかった元恋人に会いに行き、会えず…。教祖の誘いも断りふわりふわり。結局、大好きだった女性と離れてしまって彷徨った魂の落ち着け場所が見つからない男が、現世で一緒になるのを諦めて、来世で再び巡り合うことを願って…っていう話し?(ラストの歌の歌詞からすると、そういうことですよね) それをストレートに男女の姿で描かず、男2人の物語にして見せるという技というのは巧いと思いますが、だからどうなんだという気も…。監督さんゲイなんじゃないでしょうか? この作品でホアキンが見せる涙は印象的でした。 [DVD(吹替)] 3点(2014-07-29 17:37:25) |
135. 地獄でなぜ悪い
《ネタバレ》 なーんか『桐島、部活やめるってよ』の表向きの主人公のその後を見てる感じ。映画屋による映画屋のための映画バンザイ映画。ド派手にマンガチックに血が溢れ首が飛ぶ演出は「ここまでくればもうバカバカしくて真面目に文句言う気もしないでしょ」的な開き直りで観やすく、これまでの作品で観る人を限定したハードルをグンと下げてファン拡大を狙ったのかな~という感じがしました。ラストも入れ子にして完全にリアルから離れ、逃げ道はもう完璧だ! 「私ってバカじゃん」の場面だけ好きでした。 [DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 13:21:53) |
136. スノーピアサー
《ネタバレ》 ソイレント・グリーンみたいに配給される食料の原料はなぁ~に? 閉鎖された空間内で循環するなら考えられることは限られます。宇宙開発ではきっと避けられない問題で、ウンチやおしっこを虫や菌の力でまた口に入れられるものに循環させる技術は現実に存在します。長い長いスパンで考えれば、何の問題もない平和な社会構造であったとしても、人は必ずいつかは死ぬので、死体はエネルギー源として再利用せねばなりません。地球上ではそれが直接的でない形で大きな大きな循環系路を辿ってるに過ぎず、地球だって宇宙空間に閉鎖された有限のカプセルです。単純に2カップルを乗せた宇宙船が1000年かけて旅をするとなったら、1カップルが産んでいい子供の数はどれだけか、病死や不慮の事故も想定して人口管理しなきゃならないわけで、子孫は「あの人と結婚するのはイヤ」とか「誰とも結婚しない」とか我侭は許されないし、それと逆に口減らしも避けられない問題。話を面白くしたいなら、後部車両にゾンビがいればいいんじゃない? ゾンビが生態系の循環にどういう特別な役目を担うか描けたら最高だ。ジェイミーが話をつないで引っ張ってる感じだったのに、何にも印象残すことなく雑魚のように死にます。この命の軽い描き具合に、あとの人のこともどうでも良くなってしまいました。で、案の定どんどん軽く死んでいきます。ゾンビになって蘇るのかと思うほどです。子供が機械の一部とか、もうそこまでするならいっそメーテルと鉄郎も出してくださいな。「本当に外では生きていけないのか?」とか阿呆らし過ぎました。シロクマちゃんなんか出して「ね、感動的でしょ?」みたいな安い演出シラけまくりです。列車の中を階級制度の支配国家の縮図にしてるだけなのに、そこで解決できなかった者たちが、その外に解決を求めても、外でも同じことが繰り返されるに決まってるじゃん。もともと故郷的な親しみさえわかない崩壊した地球しか描いてないのに、「ここでまた命が目覚めるよ」と自然讃歌のごとくとってつけたラストの浅さに目が点でした。 列車内の格闘は『北国の帝王』の釜バトルの方が数倍面白くて迫力ある。 [DVD(吹替)] 3点(2014-07-29 09:31:41) |
137. 終戦のエンペラー
《ネタバレ》 史実にどれだけ忠実であるか分からないため、感動的なシーンにさえ自分のなかで冷めたフィルターがかかってしまって、どうも乗り切れませんでした。マッカーサーを軸にした話かと思っていたら、彼の下で戦争責任の究明をする人物が主人公でした。主人公の恋人の日本女性と、通訳の日本人男性は知らない役者さんでしたが、2人とも存在感ありました。天皇陛下に関する様々に何の証拠も見出せないという事態が僕には胡散臭くて、視点も多角的に検証する感じはないので『真実』についてはこの映画では考えようがない気がしました。映画を観た感想としては、この映画の通りなら天皇陛下(昭和天皇)ってすごくカッコイイ人だったんだなと感じました。直接体に触れてはならないという人物との握手がとても印象的でした。マシュー・フォックスが竹林をうろつくと『LOST』のシーンに見えて仕方なかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2014-07-29 04:20:25) |
138. 日本の黒い夏 冤罪
《ネタバレ》 これが2000年代に突入してからの映画とは思えないほど古臭くてダサい。音楽がもうウザいです。ちっとも場面に自然に溶け込んでないしボリューム大きくて耳障り過ぎます。そして浩司役の演技は大根過ぎます。とっても重要な役なのに、なんであんな下手くそでわざとらしすぎる役者を配したのでしょう。あれでこの映画はグンとレベルの低い作品イメージになったと思います。学生役の遠野が彼に「ごめんなさい」ではなく「ごめんね」というシーン、苦笑いでした。学生からも軽く見られるような人物設定ってことでしょうか? あのキャラはめちゃくちゃです。実話をもとに、どれほど真実を大切にしようとしたのか制作の信条を疑いたくなります。 [DVD(邦画)] 4点(2014-07-27 20:12:01)(良:1票) |
139. レッド・ドーン
《ネタバレ》 『トゥモロー 僕たちの国が侵略されたら』程度の面白さはあるのかな、と思ってレンタルしてみましたが、あまりにもつまらない出来でした。 [DVD(吹替)] 3点(2014-07-23 16:19:56) |
140. 悪の法則
《ネタバレ》 一回観ただけでは僕にはよく分かりませんでした。主人公に「自分が作り出した世界」云々を話すヒゲのオジさんは何者なのか分かりませんでした。彼が主人公に話したことが一番強烈で印象に残りました。主人公に届いたDVDは『セブン』の段ボール箱と同じ凄い効果。キャメロン・ディアスはお茶目で健康なキャラばかり観て来たので、今回のワルぶりは楽しめました。僕がこの世からいなくなって欲しいと思うバカのなかに「暴走族」があります。なので、あのシーンは気味が良かった。そういう僕も悪の側なんでしょうかね? べつに聖人でありたいとは思わないので、あれを気味が良いと思う自分で構わないのですが、「臆病なものが残酷になる」ってのは、そこは重い言葉でした。ブラピの情報を盗んだ後、報酬の金を突き返した女性や、ブラピの首にワイヤーをかけて去った男とかが、そっちの人間なんだろうけど、主人公もそっちになって行くのかな? 自分が作った世界で彼は生きていくのか、自分ごとその世界を消すのか…そこが僕には余韻でした。キャメロン・ディアスは最後に無残に殺されると思ったんだけど、そうなってくれたらもっと気味が良いのに。 [DVD(吹替)] 6点(2014-07-23 15:57:51) |