141. 怒りの葡萄
《ネタバレ》 貧しい農民一家が強く生きていく、また、仮出所した主人公がいわゆるブルジョア階級の人間達との差を実感し、ストを行っていた男と出会うことで新たな生き方を見つけていく、人間と社会(しかも恐慌時のアメリカ)にスポットを当てた映画です。粗野な主人公が今の社会の問題を直視し、それを直していきたいと感じるようになっていく様を観ているのには心動かされます。ヘンリー・フォンダの若かりし頃を見るのは初めてだったのですが、これも見どころかもしれません。 [DVD(字幕)] 6点(2007-08-16 21:59:23) |
142. マルタの鷹(1941)
《ネタバレ》 ハンフリー・ボガードの格好良さが良いです。また、メアリー・アスター扮する謎の美女オーショネイとのやり取りから、「最後はオーショネイをかばって、ボガード扮するスペードが罪を被るのかな。」とか、「スペードは本当は感情に流される人なのでは。」と思わせるところが出てきますが、最後のシーンで冷静に美女を警察に突き出します。感情に流されているかのように見せて、実は全てにおいてクールであるというスペードのハードボイルドさに痺れます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-16 21:48:05) |
143. カサブランカ
警察署長が最後にとる行動がイカしてた。 全編に漂う男女の関係についてだけでなく、男の繋がりをも 感じ取ることができた一瞬でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 01:06:18) |
144. ディア・ハンター
《ネタバレ》 ロシアン・ルーレットの賭け事で簡単に人々が死んでいく様が印象的。こんなにもあっさりと人の生き死にが決まっていくのか…と、戦争が生み出す人間の狂気がまざまざと表現されていると感じました。ただ、ロシアン・ルーレットの賭けのルールがうまく表現されていなかったのと、アメリカとサイゴンとの場面の入れ替わりが唐突だったのがマイナスかなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-06 04:31:26) |
145. 十戒(1956)
《ネタバレ》 今から50年以上前の作品なのに、CG(海が割れる場面や石板に十戒が刻まれる場面のCG)の出来が良く驚きました。内容はバリバリの宗教映画で、「キリスト教の神は他のどんな宗教の神にも優るのだ」といった考えが前面に出たもの。宗教に詳しい人は別の観点から楽しく観ることができるのではないでしょうか? [DVD(字幕)] 5点(2007-05-05 23:40:53)(笑:1票) |
146. リング(1998)
「なんでこんな行動を取るの?」と思わせる行動を登場人物が取ったり、話に説得力がなかったりと、素直に楽しめるような内容ではなかったと感じました。 [DVD(吹替)] 3点(2007-05-05 23:32:25) |
147. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 バクスターが、自分の地位を全てかなぐり捨てて最後に「人間」になるシーンが観ていて気持ちよかったです。全体的には、大人の映画といった感じですね。あと、シャーリー・マクレーンが可愛くて最高。 [DVD(字幕)] 8点(2007-04-27 03:46:45) |
148. マイ・フェア・レディ
イライザとヒギンズ教授の掛け合いがとても楽しかったです。ラストは結局どうなったのでしょう。やっぱり人間って自分に足りない部分を持っている人に男女問わず人間的に惹かれるんでしょうね。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-16 01:18:26) |
149. ジェイコブス・ラダー(1990)
《ネタバレ》 終始話に惹きつけられましたし、最後の展開も「あぁこういう形での反戦映画もあるのか」と納得させられました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-11 00:40:01) |
150. 波止場(1954)
《ネタバレ》 殺人をも行う圧制を強いる組合に対して、雇われ人たちが立ち上がるというストーリーで、テーマはすごく面白いと思ったのですが、あまり登場人物に感情移入もできず、映画自体はまあまあかなといった感じでした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-04-08 12:32:28) |
151. いまを生きる
人と違うことを恐れるな、自分の信じたことをしろ、というキーティング先生の教えや、「carpe diem」「seize the day」の言葉、どれも私のいきる支えの一つになっています。 あと、ニールは父のせいで死んだというのはちょっと違うと思います。ニールはとてもやさしすぎて自分の核となるものを持てず最後に自分に負けたんだろう…。ニールには非常に感情移入してしまいました。 [映画館(字幕)] 10点(2007-04-08 12:29:43) |
152. 恋に落ちたら・・・
《ネタバレ》 話の終わりがあまりしっくり来なかったです。どちらにしろあの後彼らは殺されるのでは…。ユマ・サーマンの可愛さ以外、あまり映画に引き込まれなかったです。 [ビデオ(字幕)] 4点(2007-03-19 02:42:40) |
153. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 一人の人間の真実を追究する姿勢や証拠の再検討によって、最初ははなから 審議をする気のなかった他の陪審員の心が動いていく…。私も途中からあの 議論の中に引き込まれてしまいました。 劇中、陪審員の誰かが、民主主義の素晴らしさについて何か触れていたと思います。 しかしながら、一人の(おそらく)無実だったであろう少年が 陪審員達の非真摯な対応で危うく死刑になりそうになっていた過程を見て、 民主主義の構成員である私たちの意識次第では、素晴らしい どころか恐ろしい社会にもなり得るのだな、とひしひしと感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-18 02:20:57) |
154. ハスラー
《ネタバレ》 この映画を観る前は、題名から考えてビリヤードの対決のみに 焦点を当てた映画なのかな、と思っていましたが、全然全く予想と違っていました。しかも良い意味で。人間の汚さや正直さ、色んなものが映画で表れていたような気がします。エディがゴードンと組んで大勝負に出て行く途中(大富豪の家のパーティー何かのところ)で、ゴードンが彼女に小声でものすごく酷い言葉を耳打ちするシーンが強烈でした。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-18 02:19:56) |
155. レナードの朝
《ネタバレ》 急な発作が起きた時、苦しいにもかかわらずレナードが先生に、 「自分のためにカメラを回せ」というシーンにはぐっときました。 デ・ニーロの演技は、本当の患者かと見紛う程にすごかったです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-18 02:05:06) |
156. 市民ケーン
《ネタバレ》 この映画を観て、なぜかほっとした感情を覚えました。というのも、 僕自身が、ケーンのように自己愛で満ちているような人間だと感じているから。 自分自身にだけ関心があって、他人に愛されたい。その一方で他人には 愛を与えない…。まさに僕自身の持っているどろどろとした根性が 表現されているように感じられ、いつの間にかケーンに感情移入していました。 ケーン以外の他の登場人物の描かれ方を見ていても、人間の奥に潜んで いるものをここまで抉り出している映画はなかなかないのでは、と 思いました。 [DVD(字幕)] 9点(2007-03-15 00:42:42) |
157. ダイヤルM
全体的に緊張感が伝わってこなかったです。ただ、パルトロウは 個人的に好きなので+1点 4点(2004-02-18 03:06:11) |
158. ウォーターワールド
舞台が海という初期設定は良いけど…、いかんせん ストーリーに矛盾点が多すぎる。かなり残念。 3点(2004-02-18 03:06:01) |
159. ラウンダーズ
ノートンとマルコビッチの演技が良かったです。メインが ポーカーの映画なので良くも悪くもちょっと地味めな感じでした。 5点(2004-02-18 03:05:28) |
160. 真実の行方
エドワード・ノートンが出てる作品を初めて観たのですが、 ホント凄いと思いました。映画の内容としては、最後は衝撃的 だったけど、そのラストだと途中に矛盾が…という部分があったり して残念。なのでこの点数で。 7点(2004-02-18 03:05:07) |