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あばれて万歳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1200
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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141.  クリミナル 2人の記憶を持つ男 《ネタバレ》 
相手がケビンコスナーだから老人とはいえギリで夫としてありなんだろうけど、太って臭いキモオタとかだったらあの美人の嫁は受け入れられるんだろうか… 人間の本質はどこにあるのか?を問う哲学的に深淵な映画と言えなくもない笑  記憶移植という荒唐無稽かつありがち設定をいまどき用いるならもっと弾けたストーリーにできなかったのか…と問い詰めたくなる映画で、老人ばかり(一部例外有)とはいえ豪華キャストだしストーリーも堅実だし出てくる女は軒並み美人なので、とりあえず最後まで観る事はできるけど、本当にただそれだけ。 いまどきこの設定で映画撮るならもっとはっちゃけないとダメでしょ。  あとゲイリーオールドマン演じる上司が無能すぎます。 ラストで「彼を雇う」と言ってましたが、こいつの部下になるのはマジでやめた方がいいよ!と観客が余計な心配をしてしまうくらい無能です。 どこでもいるんですね、ブラック上司。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-16 11:22:04)
142.  スーサイド・スクワッド 《ネタバレ》 
これ企画の段階でハーレイクインが突出して目立つ&人気が出るのは想定内ですよね。 ハミ尻ですよハミ尻。 ローラとか叶恭子とかがコスプレ画像上げてますが、ローラのは短パン長すぎてお話になりません。 そういう意味で叶恭子はえらい。あの尻がちゃんと再現されてます。 …いやそれ映画のレビューじゃなくコスプレのレビューだよ…と自分で突っ込んでおいて、しかしそれら有名人のコスプレが本家に全く及ばないのが本家の魅力のすごさを端的に表してるって事でしょう。  で、映画本編ですが、皆さま書かれている通り「俺たち仲間だよ、一緒に戦うよ」という空気になぜなるのか…そこが全然描かれてないのがまず問題。  さらに、敵とのパワーバランスの悪さがひどい。 相手はほとんど神レベルの能力です。 何しろ一瞬で中東までテレポートして機密書類を奪って戻ってくるような化け物です。 対するこっちは一部を除けばほとんどただの人間です。 相手になるはずがない…のに、なぜかなんとかなります。 何しろそんな化け物能力の敵を相手に普通に格闘できちゃうんですから。 そもそもなんかすごい能力で即死させられるだろ…と思うんですが、なぜか律儀に格闘してくれます。 もう意味がわかりません。  そういう意味で脚本はほんとにボロボロなんですが、何も考えずに観ている分にはわりと普通のこの手の娯楽映画ですし、何よりハーレイクインがいます。 魅力的なキャラの創造も映画の立派な成果ですから、あまり低い点をつけるのもかわいそうかな…なんて思います。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-16 11:19:28)
143.  グレートウォール(2016)
本当に予備知識なく普通の中華歴史映画だと思って観始めたので「あ、こういう映画だったのか」と新鮮ではありました。  PC等の進歩によりここ10年くらいで日本でもプレイヤーが増えた中韓産MMORPGをまんま映画にしたような代物です。  甲冑等のデザインがゲームまんますぎ。 映画自体が映画というよりゲーム中のムービーを見ているよう。 そしてストーリーのレベルもゲームレベル 鶴なんとか隊のバカバカしさ等を含めてひっじょーに底の浅い映画です。  が、しかし、冷静に考えれば古今作られてきた西洋風のファンタジーだってその内容はこの映画と五十歩百歩。 そう考えれば、このジャンルの映画としては普通なんじゃないかと思います。 だからちょい甘めに6点ってとこです、はい。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-11 15:45:02)
144.  MAMA(2013) 《ネタバレ》 
ここ数日、amazonプライムでタイトルだけ確認し自分が観た事がない映画だと思って再生してみると「観た事ある奴だ!」となる案件が3作ほど起きています。 この映画もその一本。  ある意味童話の「おかしの家」あたりのバリエーションとでもいいますか、森で行方不明になり異形の「ママ」に育てられた二人の少女と、その少女たちのママになるべく戦う二人の「ママ」のお話で、なかなか哀愁漂う美しいスリラー映画。 なんとも童話めいたお話で、ホラーやスリラーというより現代のグリム童話とかそんな雰囲気です。  てか昔この映画を観た頃はまだ「ジェシカチャスティン」を認識してない頃でまったく知らなかったんですが、今あらためて観ると「これに出てたのジェスカチャスティンだったんだ…」と感心する事しきり。あんまり彼女のキャラじゃない役なんでなおさらです。  てかゼロダークサーティやツリーオブライフより後の映画なんですよね、これ…じゃぁそもそも認識しとけよ!って話なわけですが…
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-10 16:39:49)
145.  カリフォルニア・ダウン 《ネタバレ》 
全編ドゥエインジョンソン感満載の安定のドゥエインジョンソン印の映画。 どの映画でも毎回ほぼ同じキャラでほんとブレないですよね、この人。  いかにもエメリッヒあたりが大好きそうな大地震物。 でもやっぱ監督が違うとずいぶんと撮り方違うよな、と実感するわけですが。 冒頭で東日本震災にふれていますが、実際あの地震の影響は大きいようで、津波が劇中で重要なシーケンスを占めています。 いままでの大地震物の映画でそのあとの津波にふれたものはあまりありませんでしたから。  とはいえ、真面目に突っ込めばサンアンドレアス断層起点の地震であればここまでの大津波はあまり考えられないのですが(実際に1906年のサンフランシスコ地震でも津波被害はなかった) まぁそれは映画的な演出&地震の規模がでかすぎたから…という事にしておきましょう。  主人公一家はあちらの映画でよくある「離婚寸前で、嫁には新しい恋人が」系で、旦那が嫉妬心を抱えながらも新旦那に挨拶したりするよくある人間関係。 これ毎回思うんですが、日本じゃありえないようなシチュエーションですよね。 でもアメリカ映画ではしょっちゅうある…という事は向こうじゃ珍しくないシチュエーションなんでしょう。 そしてもちろん最後はよりを戻します。ベタすぎる。  さらに、その新恋人がダメダメなのも毎度定番。この人、映画途中にちょいちょい挟まる群衆シーンでの視点要員として演出上便利に使われていくわけですが…なんてひどい役なんでしょうか、むしろかわいそうになってきます。  定番と言えば例えば序盤のダムの地震シーン。 助手が女の子を助けた時点で、「あ、これ女の子だけ助かってこの助手死ぬんだろうな」と誰しも予想がつきそしてそうなるわけで、そこから最後までそういう感じの「ありがち&既視感」エピソードがずーっと続いていくのはある意味潔いとすら言えるでしょう。  そしていろいろあって夫婦だけで娘を助けに行く…いやそれデイアフタートゥモロー!と突っ込んじゃうし。 つか飛行機降りて歩き出しちゃうとそれ無力すぎて何にもできませんよね、と思いつつ、でもそれをなんとかしていくのがドゥエインジョンソン。  この映画、とにかくシナリオは予定調和…よく言えば定番、悪く言えばありふれた展開あるいはご都合主義の連続です。 一家族にフォーカスしすぎているせいで、地震の被害の規模を感じさせてくれません。 街かは盛大に壊れるわけですが、そこで生きてる人達の息吹が映画中で全く感じられないのです。 モブがちょっと逃げまどってるだけでは観ていて何も感じません。  これって主人公一家以外の数人を事前にちょっと紹介しておいて(たとえば夫婦の離婚を見届ける友人夫婦とか)、その人達がこの地震でどうなるかをちょっと挟むだけで、悲壮な感じがすごくでるはずなんですが…そういうとこ端折るからこんな事に。  最近の映画だけあって地震のシーン自体はなかなか迫力あるんですが、いかんせん構成やシナリオの貧弱さが目に付く映画でした。  あと劇中、美人美人言われる娘がそんなに美人には見えません。 (でも母親似で、そういう意味ではうまいキャスティングだな、とは思いますが) 美人なだけなら地震教授の助手の女の子の方がよっぽど可愛いんですが、それは…
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-10 15:08:24)
146.  ゲットバッカーズ 《ネタバレ》 
まず邦題が意味不明。 原題は映画の中に出てきて話のキーになる自己啓発本の名前なんですが、その邦題が「ゲットバッカーズ」とはこれいかに? 「自己啓発本」みたいな邦題なら意味わかるんですが… しかも、その意味不明の邦題をつけた映画のパッケージはクライム系のそれ。 「スタローン」だの「ダニートレホ」だの出てる上にタイトルがゲットバッカーズ。 なんかギャングっぽいのが出るクライム系アクション映画と誤認させようとしてるとしか思えません。  いかしその内容は、多数の人物によるオムニバス物。最後にそれぞれのエピソードが絡んでいくタイプの例のアレ。しかも基本はハートフル系。 もうパッケージの印象と全然違うじゃん…てかダニートレホとか数カットしか出てないじゃん。  この手のオムニバス物は脚本の構成力が物を言うわけで、上手に作れば本当に面白いわけですが、この映画はそこが全然ダメ。 それぞれの関わりが薄い上にかなり強引で必然性も薄く…なぜこの形式の映画にしようとした?と問い詰めたくなる出来の悪さ。 てかそもそも個々のエピソード自体が弱い!  というわけで、わりと何から何までダメな映画。 唯一褒められる点は、基本的に善人の物語なのでイヤな気分にならない事くらいです。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-06-10 13:08:32)
147.  シャドー・チェイサー 《ネタバレ》 
アマゾンプライムで適当にウオッチリストに入れてた映画なんですが、いざ観始めたら「めちゃ見た事あるよ!」となった映画。  大物2人はほとんど名前だけの存在で主役は無名な彼。 よくある、陰謀巻き込まれ型のストーリーで、ご都合主義にしてもひどい…と思うくらい偶然にしても出来すぎな展開もありますが、期待せずに観ればまぁまぁ面白いかな…くらいの出来。
[地上波(吹替)] 5点(2020-06-10 12:25:12)
148.  ハンター(2011) 《ネタバレ》 
ウイレムデフォーって何でもかんでも出てるし誰でも知ってる俳優だと思うわけですが、しかし「主役」となるとほとんどないわけで、「いやめずらしいな」と観始めたわけです。 (プラトーンはあの有名なポスターのイメージで主役感がありますが明らかに主役ではないので)  動物好きには、タスマニアデビルが途中でちょっと出るのが見どころ。 日本では多摩動物公園にしかいない貴重な動物ですから>タスマニアデビル しかし最後に出てきた嘘くさいフクロオオカミ(劇中ではタスマニアタイガーと呼ばれてる)がCGだったわけで、タスマニアデビルもCGの可能性もあるわけですが…でもまぁあちらにはまぁまぁいる動物なので本物なのではないか、と。 ロリ好きにはロリ入浴シーンが見どころ…なのかなぁ…  と、マイナーな見どころはいくつかあるわけですが、本編を真面目に評価するとお話自体が非常に地味で淡々としてるしサスペンスといいつつめちゃ平凡ありがちでサスペンス要素なんか全然なく最後まで盛り上がる事もなく終わる…という、「綺麗なオーストラリアの自然内での地味な人間ドラマが好き」って人にはいいんでしょうが、僕にとっては物足りない映画でした。  そもそも映画中の人間関係自体が非常にステレオタイプでありがちな物なので「この映画ならではのよさ」というのが先に書いたマニアックポイントくらいしか思いつかないのです。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-06-10 00:51:23)
149.  ラン・オールナイト
たとえばアマゾンプライムの映画リストから映画を選んでて、「これ観た事ない映画だ、レビューも書いてないし」…と観始めたら「いやこれ観た事ある奴じゃん!」となる事、ありませんか?  これがそうでした。 冒頭シーンからもう「これ絶対観た事ある奴だ…」と。  映画のタイトルやキャストなんかは覚えてなくても、実際の映画のシーンをちょっと観るだけで「あ!」ってわかりますよね。 人間の記憶力って面白いものです。  なぜレビューを書かなかったのか(単にめんどくさかったからでしょうが)覚えてないですが、時間潰しには十分なそこそこ面白い映画です、はい。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-09 19:30:25)
150.  死霊館 エンフィールド事件
1977年に起きた世界一有名なポルターガイスト現象「エンフィールド事件」をもとにした映画。 1977年といえばスターウォーズや未知との遭遇が公開された年ですからそれなりに最近。事件自体の映像記録も録音記録も残っているし現象を目撃した人も警官や記者、学者含めて30人以上…となれば、本来であればもっ大騒動になっていいはずの事件だと思うんですよ。 だって家中の家具がぶんぶん動く現象がずっと続いていて少女は変な声で3時間もしゃべり続けあげくに宙に浮く…それを大勢の人が実際に見てるし記録されてるんですよ? 科学的には大事件のはずじゃないですか。 でも、実際にはずっと放置されてる…って事は結局「だれかのいたずら」という扱いなんだろうし、類似の事件が他にほとんどないんだから実際にいたずらなんでしょうけど。  という事で(一応)実話ベースの話なわけですが、何しろ実話ベース。 映画的な脚色はあってもとにかく地味です。とことん地味。そして長い。 ラスト30分はそれなりに盛り上がるので、途中をせめてもう20分短くしてくれば…  最後まで観ると悪くはないんですが、この長尺で観るとさすがに途中がちょっと退屈です。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-07 18:32:33)
151.  NERVE ナーヴ 世界で一番危険なゲーム 《ネタバレ》 
まぁまぁ面白い的な話も聞く事があるんですが、個人的には超つまらない映画でした。  最近増えている(というかすでに食傷気味の)謎のスマホアプリに巻き込まれて…系の映画なんですが、日本のそれとはだいぶちがいます。  日本の漫画や小説でスマホの謎のアプリ物というともっとゲーム寄りの描かれ方をするものが多いんですが、この映画は完全SNS寄り。 昨今の〇〇チャレンジの裏サイト版みたいなやつになっててノリが全然違います。 このあたりお国柄の違いでしょうか。 日本人、わりと〇〇チャレンジとかそういうノリが好きじゃない人多いですからね。 で、そういうのが好きじゃない人が観ると「うげーー」ってなる映画かな、と。 まったくノレない。 一方で普段からナチュラルにTikTokあたりに浸ってる人が観れば多分面白いんじゃないかと。 でもそういう層ってあんま映画観ないですよね。  最後の方、都合よく知り合いにスーパーハッカーいないだろ…とかツッコミどころも満載。 てか警察が動いてないのおかしいだろ、と。  まぁノレないしつまんない映画でした。 途中、良血エマロバーツの下着姿も出ますが、映画中のコメントにもあったように「痩せすぎ」ですね、うん。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-07 00:40:39)
152.  トランセンデンス(2014)
びっくりするほど月並みで何のひねりもないただただ退屈な映画です。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-07 00:38:02)
153.  エージェント・ウルトラ 《ネタバレ》 
タイトルとジャケ写それに簡単なあらすじを読むと、よくある「冴えない男が実はスーパーエージェントで…」という感じのB級コメディを想像させるわけですが、全然そんな内容じゃありませんでした。 そもそもなんでR15なの?やっぱ裸とかあるから?と観る前に思ったわけですが、観たら一目瞭然。 血しぶきが飛び散るからのR15です。殺し方容赦ない…てか裸とかエロ要素は0ですよゼロ。ナッシング! さらにコメディ要素もゼロ。え、これジャンルにコメディとか書いてなかった??  とにかくただ田舎の街で不合理な殺し合いするだけの映画です。  なんだよこの映画?タイトル詐欺じゃねーか!  しかもヒロインがぱっとしないしエンディングまでセンスなし 少なくとも僕には褒めるポイントみつからない映画でした。
[インターネット(字幕)] 3点(2020-06-07 00:35:42)
154.  ブラック・ハッカー 《ネタバレ》 
増えてきた「PC画面で進行する」系の映画。 といっても「PC画面だけで進行する」映画ではなく、PCは普通にマルチ映像の道具として使われてるだけなので、他の同種に思える映画とは根本的にスタンスが異なります。  そもそも「PC画面で進行する」映画はPCやそのアプリを普段使ってるからこそ、そこにリアリティを感じる事が出来るわけです。 自分が普段見なれているPC画面上で物語が進行していく独特の不思議な感覚。それが魅力。  例えば「アンフレンデッド」では常時Skype画面で映画が進行するわけですが、Skypeというありふれてなじみのあるソフトの上で物語が進行するからこそ妙なリアリティと恐怖を感じる事ができます。 逆にSkypeになじみがない、例えばパーティチャットとかしたことがない人からすれば「謎のソフト」にすぎないわけで、そこにリアリティを感じる事はないでしょうが。 そういう意味で「既存のソフト」を使う事はリアリティを感じさせる一方で楽しめる観客の範囲を狭めるという弊害もあるわけですが。  で、この映画です。 この映画「PCの画面で進行する」という基本的な流れはあるものの、そこで使われるソフト等は架空の万能物。 他人の携帯操作し放題、自由自在になんでもできる…こうなるとリアリティも何もあったもんじゃありません。 謎のハッカーから指示されている…というていで話は進行しますが、「イーグルアイ」のようなAIからの指示で行動させられている映画と何も変わらないのです。  という事でこの映画の「PCの画面で進行する」という仕様は、なんとなくそんな雰囲気になってる、ってだけで何の意味も持ちません。 というか製作側が都合よくマルチ映像で進行できたり、都合よくいろんな事が起こせたり…という、何の意味もないどころかシラケるだけのアイテムになっています。  PCの画面で進行させる意味が全くない…という点で、この映画はどうしようもない事がよくわかります。  つか伝説のスーパーハッカーとか、もうこれ謎のレジェンドスパイ系じゃねーか。非現実的にもほどがあるよ…  ちなみにヒロインを演じるサーシャグレイ、映画内でなかなかセクシーなシーンがあるわけですが、この映画の数年前までAV女優だった関係で、彼女の名前で動画を検索すると普通に彼女主演のAV動画を見る事ができます。 …できるんですが、しかし数年前の物だし化粧も髪型も何から何まで違うのでぶっちゃけ別人。 この映画を観た後で期待してみると「普通の洋物じゃねーか」とがっかりするかもしれません。 (いや試してみたからわかるんですけどね笑)  そういう方向性の期待で言えばAVよりこちらの映画の彼女の方がよほど魅力的です(個人の感想です)。 映画の出来としてはせいぜい3点の映画だと思いますが、彼女のエロい魅力にプラス1点を。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-06-06 18:36:00)
155.  バッド・ガール(2012) 《ネタバレ》 
一見、よくあるヒロインのリベンジ物のように見えて、実態は危ういトラウマ2重人格サイコ妄想物。 「実は違うジャンルの映画」という視点がないとこの映画の評価は難しいんじゃないでしょうか。 たとえば一見「スナイパージャンルの戦争映画」に見える「ザウォール」が、実際は「ソリッドシチュエーションスリラー」であるのと同じように。  ただこういう映画で難しいのは、一見して〇〇に見えると言う事は、その〇〇を観たいと思ってる人が観始める事なんです。 ところが実際は違うジャンルの映画でした!と言われても、観始めた人は「コレジャナイ感」を持つわけで、どうしても評価は低くなると思います。 この映画のように一見ただのバカホラーに思わせといて、実は複雑なサイコ物(そもそも事件自体がない)ってんじゃキツいでしょう。  主役はダニエルバナベイカー。おお、いいね!と思うわけですが、しかしこの映画の彼女は、同年のピラニアリターンの彼女ほど魅力的じゃありません。惜しいね! もう一人友人役のニコルラリベルテって女優が出てるんですが、この子がリリカルでエロくて魅力的です。  さて最初に書いた通り、この映画は「リベンジヒロイン」物ではなく、青春のトラウマ2重人格暴走妄想殺人物です。 そもそもこの映画がヒロインのリベンジ物なら、あんなに彼女の被害自体が弱いなんてありえません。半分くらい自業自得だし。 普通だったらもっと男を一方的に悪い感じかつ過剰な暴力で描き、それに対するスカっとした復讐劇にするわけですが、この映画はそうじゃないのです。 青春の暴走、レズ友達にひきずられてのただの連続殺人、関係ない人もバンバン殺す明らかに過剰暴力に見えます。  しかしラストで事件の痕跡が全くない事、ラストシーンで主人公の後ろに死んだ友人が一瞬映る事からわかるように、実際は殺人なんて存在せずただの主人公の精神的妄想なんでしょう。 友人が語る過去のトラウマはおそらく主人公自身の体験で、その結果生まれた第2人格(自分しか見えない友人)があの友人なんだと思います。  主人公を誘導し実質的に殺人を主導する友人役のニコルラリベルテ、彼女の描かれ方はたとえばシックスセンスの医者みたいな感じで「これ主人公しか見えてない奴では?」という雰囲気がバリバリ。 実在するかしないかわからんというスタンスでずっと撮られていますが、最後の方、事件があったはずの場所に実際には犠牲者の痕跡がまったくなかったことで、製作サイドは「これ妄想だよ」と観客に教えてくれるわけです。 (つか警官含めて何人も殺されてるのに事件にもならず主人公が普通に生きてる時点で事件自体が存在しないのは明白) あの友人は子供の頃のトラウマ(あの告白は主人公の体験)で生まれた第2の人格だよ、と。 その人格に誘導される形で精神的問題を昇華させ、第2人格を殺して本体と合流。 結果、ラストの主人公は2人分の性格を併せ持った人物に描かれています。(だから背後に死んだはずの友人が映る)  という事で、この映画がリベンジヒロイン物じゃなくて、ティーン(死語)の不安定さをベースにした青春の暴走劇、倒錯的サイコスリラーなのは明白。 なんとなく全体的に退廃的で背徳的でエロい雰囲気があるのですが、まさにそういう映画を撮ろうとしたからでしょう。  この映画の不幸は、そういうわりと真面目なホラーを撮ってるのに、完全に違うジャンルの映画だと喧伝されてしまってる事、それにつきるのではないでしょうか。とにかく映画の本質を見極められるかどうか、それで評価が変わる映画だと思います。  細かい事ですが、会田誠が授業のシーンでいきなり扱われてたのは、ほんとにあちらでも有名なんだな、と思った次第です。 つかヒロインのキーホルダーがバッドばつ丸。そういえばレディプレイヤーワンにも出てたし、もはやハリウッドスターですよ、バッドばつ丸。  もうひとつ、バッドガールで普通に検索すると、「バッドガール 最狂の女子高生」というC級映画がやたら出てきて、そっちの方が多いくらいです。 この映画は相当マイナーなんだな…と思う次第です。まぁ変に真面目に撮られてる分そんなに楽しい映画でもないからしょうがないですね。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-06 13:55:39)
156.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》 
実話ベースの映画なのでそれぞれモデルになる人間がいます。 で、映画の中で裏もとらずに記事を書きまくっているWSJの女記者がいますが、これ、モデルになっているのはニューヨークタイムズのベテラン記者ジュディスミラーです。 実際にイラクの大量破壊兵器について裏を取らずに記事を書きまくって後で米国内でものすごく批判されたわけですが、この映画で一番大事なポイントはここにあると思っていて、つまり「政府高官」とべったりの記者がいて、普段いいスクープも回してもらう代わりに、ときどきは政府の都合にあわせた記事も言いなりで書く。 そういう都合のいい記者が政府は必要で沢山存在してるという事です。  政府からすれば必要なときに大衆に対し都合のいい記事を書いてもらうために絶対に必要です。 記者の方も普段貴重なスクープを取れるので名声と出世が手に入りますし、お互いにWIN-WINの関係。  で、こういう政府関係筋と記者のズブズブの関係というのはこの映画の中に限りません。 日本でもあるわけです。  なぜかというと、この感想を書いてる時点でまだまだ新しい話題である、検事長と新聞記者の賭け麻雀問題、あれです。  これ世間では賭麻雀のレートがどうこうという枝葉末節の事が話題になっていますが、この事件の本質はそこではありません。 賭けのレートとかそれが犯罪かどうかとかはどうでもいい事なのです。  重要なのは(この映画のように)日本でも記者と政府関係者はズブズブの関係だという事がはっきりした事です。 これはある意味当たり前の話で、政治ジャーナリストがほとんどの政治家と敵対関係にあったら、記事の書きようがありません。 誰も何も教えてくれないからです。だからズブズブにならざるをえないのはある意味必要悪であるわけなんですが、大事なのはマスコミと政治家がそうなってる事を知っている事だと思います。  世の中のニュースには時に素晴らしいスプークもあるわけですが、一方で政府に都合のいい誘導のような記事もちょろちょろ混ざっている。 それを知る必要があります。  そんな中で真実を知り正誤を判断する事は普通の人には本当にとても難しいことだ、でもがんばれよ、と、それをこの映画は教えてくれている…んじゃないでしょうか…多分。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-06-06 02:26:32)
157.  アンセイン ~狂気の真実~ 《ネタバレ》 
なんとも評価の難しいサイコホラー。  最初からヒロインが神経質でちょっとやばい感じで、お前がサイコだろ?感が全開。 で、そのヒロイン主観で映画が進むもんだから典型的な「信頼できない語り手」手法になっていて、怪しいストーカーとか出てきてもそれがほんとなのかどうかわからない状態がずっと続いちゃうわけです。 だからもう観ててもなんか落ち着かないしずっと不愉快なんですよね。  第3者視点のシーンが出てはじめて「あ、これはヒロイン言ってる事がほんとで追い詰められてあんな性格になっちゃってるんだな」と思えてくるわけですが、しかしその客観シーンすら主人公の妄想の可能性がありうるわけで、こうなるともう映画の相当後半までいかないと「これ確実にこのストーカーがやばい奴だ」という確証が得られないわけです(この手法の映画を見慣れている人ほどそうなる)。  「信頼できない語り手」技法を使ったものとしては映画「ユージュアルサスペクツ」とか「メメント」同人ノベル「ひぐらしのなく頃に」なんかが有名ですが(wiki参照)、この映画は漠然とした不安感、不快感が「ひぐらし」のノリに近く、しかも「ひぐらし」と違って緩い日常シーンが存在しないために、常時きついシーンばかりでぶっちゃけ観ててつらい。 そのくせ話のオチ的な物は意外とあっさりシンプルで、途中で我慢してた不快感を解消するには至らないという。 そして6か月後のラストまで含めて結局最後まで危うい映画となっています。  少し捻った(しかし逆に王道の)サイコホラーとしてなかなかよくできているとは思いますが、でも個人的にはあまり好きな映画ではありません。
[インターネット(字幕)] 5点(2020-06-05 11:06:57)
158.  アウトロー(2012) 《ネタバレ》 
原題と邦題が気になる方が多いようですが、これ小説の「ジャックリーチャー」シリーズ第9作の映画化なんです。 で、小説の第9作は向こうのタイトルは「One Shot」なんですが、小説の邦題が「アウトロー」なんですよ。 という事で、すでに出版されている原作小説の邦題タイトルにあわせて映画も「アウトロー」。  …という経緯を知らないと「なぜアウトローなんだよ」という疑問が出るのは当然かもしれません。  なぜ第9作から映画化したんだよ…と思っちゃうわけですが、当然のようにジャックリーチャー本人の説明が薄く「何を考えて何を行動指針としてるのかわからない」結構謎なキャラになってしまっています。 まぁ主人公については「よくわからないけどありがちなスーパーキャラ」と認識して観ていればなんとかなるのでこれでいいような気も。 ラストも「ジャックリーチャーシリーズ」としてこれから映画作っていきますよ!という匂わせがすごいですし。  で、映画本編、前半は面白かったです。 特に狙撃のシーンね。 いまだにタワーからの無差別乱射事件みたいな報道がちょいちょい聞こえてくるアメリカですので、日本人が観ても「あぁアメリカの乱射事件だな」と想像上のリアリティを感じてしまう。 で、ヒロインが被害者にも接触する事を指示されて、それが実は「被害者側に秘密があるぞ」という意味だった…みたいな流れも面白いんですが…結局最後はただの撃ち合いですべて解決。 黒幕にはびっくり。囚人人間?いやおまえ誰だよ!トムクルーズの疑問は観客全部の疑問だよ!しかもその回答は無し!ある意味すごい! というか途中にあった風呂場のバッドとバールのシーンは、あれは面白いと思って撮ってるの?映画の雰囲気とあってる?  結局のところ良くも悪くもアメリカ的なトムクルーズ的な映画…という感じの映画でした。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-04 19:51:49)(良:1票)
159.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
多くの方が書かれているように、冒頭の逃亡シーンはものすごく面白いです。 単純なカーチェイスではないいままでの映画にないパターンで引き込まれます。 なるほど、これは評判通りおもしろそうだ…と思わせるわけですが、そこから強盗までの交流シーンがまずダラダラしてて長い。 で、強盗シーンになるわけですが、そこからは「スタッフが総交代したの?」とばかりの怒涛の残虐シーンでほとんどホラー映画。 (人間のかぶりものして無言で追い詰めていくとか怖すぎるでしょ)  そして最後も、結局やった事といえばあのヒロインと子供の生活を守っただけで彼は去っていく…と、そこで僕は気づきました。 …あ、これ「シェーン」じゃん! 実はこの映画、ほとんど「シェーン」です。  違うのは主人公がサイコでいかれてて何を考えてるかわかんなくて不気味な事くらい…  って、え、それ面白いの…??  とりまヒロインのちょうどいい可愛さはグッド。可愛すぎないのがいい。  あと欧州監督特有の「これおしゃれだろ」的な雰囲気は(音楽含め)、個人的には微妙でした。  冒頭の逃亡シーンの延長で本編が描かれていればものすごく面白かったんだろうな、とちょっと残念な映画です。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-01 18:01:05)
160.  アップグレード 《ネタバレ》 
評判がよく尺も短かったのでジャンルすら見ずに鑑賞 先に結論をシンプルに書くと設定やシナリオに穴が多くていいとこ6点。 以下、観てる途中に思った事を箇条書きで。  〇ありがちな復讐劇のバリエーション…と思いきやこれもありがちなAI反逆物のバリエーション。違うのはAI側勝利ってとこですかね。 〇主人公が保守的で頑固で性格も悪い、そのくせあまちゃんという事で好感度が大変低い。主人公に感情移入できないのは致命的。 〇つかそもそもこの主人公が対象に選ばれた理由がほとんどない。あの理由ならほとんど誰でもいいわけで、もっと自由になる人いくらでもいたでしょ。 〇ステムが万能すぎる。てかステムがフィクサーなら手下のはずの天才科学者にシャットダウン権限があったりするのおかしいでしょ。 〇そもそもシャットダウンできるなら天才科学者が言いなりのわけながなくこの話自体成立しない。とにかく設定アラだらけで矛盾バリバリ。 〇デジタル機器のシャットダウンがあんなアナログにゆっくり起きるわけがない。操作されてるときのわざとらしい動き等も含めて映画的な誇張が鼻につく。 〇ナノマシンで殺されるバーの親父、最近のコロナの飛沫感染を思わせます。 〇嫁役の女優がアンハサウィに似てます。  そんなとこですかね。まぁツッコミながら観てると退屈はしません。
[インターネット(字幕)] 6点(2020-05-31 22:20:44)
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