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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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161.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
「私は14歳で殺された」という衝撃的な一言から始まる本作、殺された女の子スージーの初恋や、家族の心の絆を描く一方で、隣人の殺人鬼を見せるサイコサスペンス的要素も大きい。また、こうした犯罪が増え続ける現状と遺された家族の問題についても言及しているように思います。犯人役の気弱そうな中に怪しさを醸し出すスタンリー・トゥッチは好演でしたが、サスペンスがメインの作品ではないだけに、彼の存在感が大きくなりすぎてしまったのはマイナスだったと思います。犯人の最後については天罰が下ったということで良かったと思いますが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-19 21:01:49)
162.  キャスト・アウェイ
無人島でのサバイバル描写よりも、帰郷後のドラマが印象に残りました。 帰郷後のドラマは長くなりすぎず大げさになりすぎずに、時の流れの重みを感じさせる味わいのあるドラマになっていたと思います。 “時は金なり”とでもいうべき遭難前の彼の生き様が思い出されます。 一方無人島の時間はかなり長いのですが、サバイバル描写自体はあっさり目。  ラストシーンが好きです。何も無い荒野の十字路。クルマですれ違った女が道を教える。こっちに行けば○号線、こっちに行けばテキサス、こっちに行けばカナダ。 彼はどの道を選択するのか。過ぎ去ってしまった時間は元には戻せませんが、これから進む道は幾つもある。トムの姿は少し淋しげではありましたが、そんな中にもささやかな希望を感じさせてくれました。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-17 23:36:22)
163.  スペース・カウボーイ
無茶苦茶な映画かもしれませんが、確実に高齢化社会に向う現代。何歳になっても夢にトライする、タフで愛すべき爺さん達があり得ない大活躍をする、こんなあり得ない映画があってもいいじゃないか。こういう男のロマンものって好きなんです。  みんな本当に楽しそうでしたね。そんな彼らを見ているだけでも(特に宇宙に行くまでの前半!)楽しかったです。悲しくもホークが夢を実現したことをそっと見せてくれるラストも良かった。そこに流れるシナトラの歌もいい。  イーストウッド、スペースシャトルに乗って宇宙へ行く。そして宇宙に行ってもやっぱりイーストウッド・イズ・イーストウッド。いくつになっても何をやってもカッコいい人です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-11-12 22:33:57)
164.  ドリームガールズ(2006)
シュープリームスがモデルになっているとのことで、そうするとビヨンセの役がダイアナ・ロスだった訳ですね。他にもジャクソン5を思わせるグループが出てきたりするのも楽しいです。  ミュージカルとしては、ステージシーンはドリームスもアーリーのパートも楽曲も良くとても楽しい。しかし、一番聞かせるのはジェニファー・ハドソンです。でも、ジェニファーが歌うシーン、そのパフォーマンスは圧巻の一言ですが、どうしてもジェニファーが歌うパートになると作品が重くなってしまう・・・。 また、ラストの4人でのステージも良かったのですが、これで解散というのはミュージカルのラストとしてはちょっと淋しいですね。  それでも助演女優賞に輝いたジェニファーをはじめ各人のパフォーマンスは見応えも聞き応えもあったし、彼女たちの脇を固める豪華男優陣もそれぞれに個性がよく出ていたと思います。(特にノミネート止まりでしたがエディ・マーフィーが素晴らしかった!)
[映画館(字幕)] 6点(2012-10-22 21:06:49)
165.  プルートで朝食を
パトリックの不幸な生い立ちもそうだし、その後の展開もニール・ジョーダンの他の作品でも見られるアイルランドの現代史を絡めたりもしている。しかし本作は悲観的ではなく、重さも感じさせない。  パトリックの淡々とした前向きな生きざまと、彼が出会う人々とのコミカルな描写、小鳥たちの会話のファンタジー的要素が作品にいい明るさをもたらせています。オープニング、そしてラストにも使われる“シュガー・ベイビー・ラブ”の爽やかなメロディも実に効果的に作用しています。  「ティファニーで朝食を」を連想させるタイトルに、終盤のマジックミラー越しの会話はヴェンダースの「パリ、テキサス」を思わせる。他にも「南太平洋」とミッツィ・ゲイナーなど、ニール・ジョーダンの様々な映画へのオマージュも感じられる作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-13 15:24:41)
166.  真珠の耳飾りの少女
モデルはいったい誰なのか。謎が多いフェルメールの名画“真珠の耳飾りの少女”の誕生にまつわる一つの仮説。  絵画のよう映画。当時を再現する室内装飾や小道具に衣装。室内に差し込む陽光に、ロウソクの炎に照らされ、そこに台詞も無く佇むヨハンソン。それ自体が絵のような美しさがあります。  動きの少ない作品ですがヨハンソン演じるグリートと、フェルメールと家族の間に流れる空気に常に一定の距離感と緊張感を漂わすことで映画としての面白味も出ていると思います。  スカーレット・ヨハンソンの醸し出す、静かですがそれでいて強烈な印象を残す存在感が際立つ作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-10-12 22:27:40)
167.  ミス・ポター
誰もが知っているピーターラビット。その誕生秘話と作者ベアトリクス・ポターの半生を描いた伝記モノです。  映画である本作も、絵本のようにストーリーは軽めに流しますが時折挿入される湖水地方の風景など画の美しさが印象に残る。ずっと休暇を過ごし親しんできた湖水地方の美しい自然と、彼女の絵本の主人公がいつも動物であること、農場を買い村の自然の保全に動いていくこととは無関係ではないのでしょう。そんなことをさりげなく伝えてくれる作品です。  僕はレネー・ゼルウィガーという人はずっと苦手だったのですが、本作の彼女は良かったなあ・・・。特に本の出版が決まる。ノーマンとの結婚を決意する。などなど、そんな時に幸せをかみ締めるような笑顔がとても良かったです。最後の台詞の代わりに彼女の笑顔を挿入する。そんな演出も良かったと思います。そして作品のかなりの時間に流れ続ける静かな音楽も作品の雰囲気にとてもよく馴染んでいました。  伝記モノとしてはもう少し尺が長くなってもよかったので、ノーマンとの別れの後のミス・ポターのストーリーをもう少し見たかったという思いも残ります。しかしノーマンとの愛やミリーとの友情を巧く絡めながら、音楽や時折挿入されるアニメーションの使い方も効果的な、とても静かな佳作でした。
[DVD(字幕)] 7点(2012-10-02 00:01:38)
168.  ホワイト・ライズ 《ネタバレ》 
フランス製恋愛サスペンスの傑作のハリウッド・リメイク。ストーリー、シチュエーションから台詞・小道具に至るまで、オリジナルに沿ってかなり忠実にリメイクされています。時間軸と限られた登場人物を絡め合い、すれ違わせながら進むストーリーはかなり凝っているのですが、これもオリジナル通りです。  しかしキャストの方はオリジナルの圧勝だと思います。モニカ・ベルッチの美しさに、“2人目のリサ”を演じたロマーヌ・ボーランジェが素晴らしかったと思うので。元々ロマーヌが個人的に好きだったのもありますが・・・。  決定的にオリジナルと異なるのがラスト。オリジナルとリメイク、フランス映画らしさとアメリカ映画らしさが出ていますね。ハッピーエンド大好き人間の僕にとっては本作の方がいいと言いたいところですが、このミステリアスな恋愛サスペンスの結末としてはオリジナルの方が良かったと思います。何とも言えない鑑賞後の余韻も含めて。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-09-21 00:15:16)
169.  ハイスクール・ミュージカル<TVM> 《ネタバレ》 
ストーリーはまさに王道!!のハイスクールを舞台にした実に爽やかで気持ちのいい青春ミュージカルです。  紅白をベースにしたチアリーダーやバスケ部のユニフォームといった衣装と学校を彩る美術、さらに生徒たちの色とりどりの衣装も華やかで見る者の気持ちまでも盛り上げてくれるかのようです。  主演の2人のラブストーリーを軸に、部活、父と息子、友情のドラマなどを絡めていますが、それらがストーリーの中で浮くことなく上手く機能しています。バスケでミュージカルしちゃう所も楽しいですね。  やはりミュージカルのラストはこれがいい!ちょっと意地悪なライバルも最後は笑顔、登場人物がみんな顔を揃えて大団円のラストもとても楽しい盛り上がりで、鑑賞後の気分も爽快です。  本作はTV用の作品なんですね。先日も本作と同じくTV用に撮られたミュージカルである「クリスマス・キャロル」のミュージカルを見ましたが、どちらもTV用であるのが勿体無いほどに良く出来ており、アメリカのTVの力のあるところを感じます。
[DVD(字幕)] 8点(2012-09-02 18:45:22)
170.  プチ・ニコラ
フランスでは人気があるという絵本が原作とのことで、かわいらしい映画でした。  子ども目線で家庭や学校生活を通し、日常の中にある笑いや幸せが上手く表現されています。よって大人の描き方もいい作品。パパとママがどこにでもいそうな感じの人であるのが良くて、中でもちょっと気の弱そうな担任の先生が僕のお気に入りキャラでした。  主人公の男の子ニコラが悩んでいるような表情の時間が結構多いんですが、時折見せる屈託のない笑顔がいい。ニコラが恋心を寄せるマリーという女の子の存在。この子も可愛かったですが、ちょっと出番が少なかったのが残念。ニコラとマリーをもう少しストーリーの中で絡ませてあげると良かったんじゃないかという気がします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-31 17:01:03)
171.  セクレタリー 《ネタバレ》 
見る前にはSのボス(弁護士)とMの秘書の倒錯的恋愛サスペンスという思い込みがあったのですが、多少長く感じたもののそれがいい方向に裏切られた作品。こういうシチュエーションの映画なので、それなりのシーンはありますけどね。主演の2人(ジェームズ・スペイダーとマギー・ギレンホール)は演技も見た目もこの独特の世界観に見事にはまっています。結構笑っちゃうシーンもあるし(狙ってのものかどうかは定かではありませんけど…)倒錯的ではありますが、最後は2人に純愛を感じたりもする。一風変わったテイストのロマンスでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-29 21:35:44)(良:1票)
172.  フォーン・ブース
正体も動機も不明の敵に理不尽に狙われる。状況は全く違いますが、僕はスピルバーグの「激突!」を思い出しながら見ていました。移動する「激突!」と全く移動しない本作。逃げることによる追いつ追われつ、逃げられないことにより追いつめられる本作。どちらにもその利点を活かした面白さがあります。ラストがスッキリといかなかったですが、それでもなかなか楽しめた不条理サスペンスでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-29 21:27:54)(良:2票)
173.  俺たちニュースキャスター
ニュース番組を舞台にした賞には無縁の典型的アメリカン・バカコメディ。ちょっともたつく時間帯はありますが、僕の好きなノリの映画です。  サンディエゴの地方局の視聴率ナンバーワンニュース番組の4人の野郎どものヒゲ、長髪、カウボーイハット、メガネなど、顔の周辺にアクセントをつけたコメディ仕様の微妙な風貌もいいし、ライバル各局のアンカーマンをはじめ、豪華な顔触れのノンクレジット組といった遊び心も楽しいです。  終盤のピンチにも犬と熊の話し合いで解決、その犬と熊の会話に字幕を付けるとか、とことん無邪気な雰囲気もいいですね。  まだニュース番組が男の世界だった頃にアンカーウーマンを目指すヴェロニカの存在に、作品の舞台となる時代の空気を入れていますが、あくまでも無邪気でアホなノリがコメディ好きには嬉しい作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-08-25 16:32:26)(良:1票)
174.  かげろう(2003)
第2次大戦中、戦火からの逃避行の途中に出会った2人の子どもを抱えた母親と一人の青年のお話。何も起こらない淡々とした空気の映画は好きなのですが、本作の場合、登場人物に常に一定の距離感を持たせ、シチュエーションや音楽の使い方など、結構何かが起こりそうな雰囲気があるのですが何も起こらない。特に途中で2人の兵士が登場する時間帯はそんな雰囲気だけは十分ですが、結局ここも何も起こらないまま立ち去っていく。今ひとつ登場人物の心が感じにくい作品です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-22 00:06:07)
175.  おいしい生活
前半のアレンと強盗仲間達のやりとりはかなり笑えます。偽装のはずのクッキー屋さんが意に反し大繁盛してしまうくだりも可笑しい。しかしクッキーで大成功を収めて以降の後半が失速気味。  うわべだけの知識で取り繕い着飾るインテリもどきや、金だけが繋がりの人間関係を軽いタッチで皮肉るあたりはアレンらしいのですが、いつもよりかなり薄味。  前半の登場人物が後半に活きてこないのも残念。(秘密をすぐにばらしてしまう、店員に雇った親戚とか笑いドコロで使えそうないいキャラだったんですが、後半は普通のおばさんになっちゃいました)  それでもテンポの良さは健在だし、俳優アレンが出ているアレン映画はやはり楽しい。脚本家アレンの台詞を一番面白おかしく喋くってくれるのはやはり俳優アレンなのです。
[映画館(字幕)] 6点(2012-08-05 20:31:02)
176.  川の底からこんにちは
女優満島ひかりさんの素晴らしさをたっぷり見ることが出来る作品。もう完全に彼女の独壇場ムービーですね。  序盤から人生への閉塞感や諦観を漂わせつつも、シュールなノリでクスリと笑わせてくれる。こういう笑いも好きだったりします。彼女の存在が本作を独特の味わいと可笑しさがある作品に押し上げたのだと思います。  佐和子さんの置かれている状況はかなり厳しいのですが、そんな状況を程よくユーモラスに淡々と演じつつも、工場のオバサマ方の心を鷲掴みにした演説やラストなど、時折感情を爆発させるところも良かったです。  そんな満島さんの演技のお陰かどうか?僕は佐和子さん結構好きだったな・・・。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-16 22:57:15)(良:1票)
177.  ブラッド・ダイヤモンド
紛争ダイヤモンドをはじめ、豊富な天然資源を持つアフリカ諸国にある現実を時には情け容赦ない描写を含みながら告発しつつも人間ドラマ、アクション映画としてのレベルも高い作品でした。 その実力を過小評価されているきらいがありますが、俳優レオナルド・ディカプリオの素晴らしさを改めて感じる作品でもあります。  アジアやアフリカ諸国の紛争と先進国の関係を描いた作品は少なくない。ディカプリオ演じるアーチャーは勿論白人。主役の人間が、変にその作品の中の先進国代表になっているようなケースも見られますが、本作のアーチャーは白人でありながらアフリカ人である点も考えられた展開になっています。  ジェニファー・コネリー演じるジャーナリスト。作中の控え目な立ち位置も良かったし、こうしたテーマの作品にとっては難しい役どころだと思いますが、ジェニファーの静かな熱演もまた素晴らしかった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-11 00:27:23)
178.  ホリデイ 《ネタバレ》 
程よいベタさと温かみがある。時にはダサくもあるけど、それでいて洒落ている。ナンシー・マイヤーズらしい作品。イギリスパートもLAパートも好きです。  イギリスはサリー州の田舎の一軒家に突然夜中にジュード・ロウが訪ねてきちゃうのも映画らしくていいじゃないですか。キャメロンは相変わらず見ているだけで飽きないコミカルな可愛らしさがある。そこにジュードの子ども達が登場しますが、この辺もナンシー・マイヤーズらしいあたたかさを感じます。  LAは脚本家アーサーとの出会いの挿入もいいし、ジャック・ブラックも持ち味がよく出ていました。LAで出会った元脚本家と映画音楽を手掛ける男。それぞれが語る脚本と映画音楽談義も、チラッとダスティン・ホフマンが登場するユーモアも、ナンシー・マイヤーズの映画愛をあざとくなりすぎず、少~しずつ披露してくれているようでとても楽しかったです。特に終盤の元脚本家アーサーを囲む会は、ナンシーのハリウッドの歴史と先人達への敬意が感じられるようでした。  本作の2つのラブコメの4人が顔を揃えるラストも、クリスマス映画らしい幸せに満ちていました。こういう映画は細かい事は気にせず登場人物が幸せになる様子を気分よく楽しめるのがいいですね。
[DVD(吹替)] 8点(2012-07-01 15:21:59)(良:3票)
179.  デンジャラスな妻たち 《ネタバレ》 
それなりに面白く、それなりにドキドキもできる・・・と言いたいところですが、いずれ捕まるのは冒頭で分かる構成になっているんですよね。この構成が必要だったのかというも思いもありますが、まあそれなりに楽しめる作品です。  ダイアン・キートンって、女が3人揃えば・・・という映画ではいつも一番おいしくない役ドコロの様な気がしますね。姉妹の物語では長女になることが多い。大体弾けることが少ない、特にコメディというジャンルでは一番おいしくないポジション。  そして仲良し3人組ではどうでしょうか。「ファースト・ワイフ・クラブ」ではベット・ミドラーとゴールディ・ホーンというパワフルな2人を前にオロオロ・・・というこれまた一番地味な役ドコロ。  そして本作。弾け役はケイティ・ホームズが担当、いるだけでどっしりとした存在感全開のラティファ姐さんとのトリオ。キートンさん、主役のはずが少しずつラティファ姐さんの恋なども絡み始め、気がつけばやっぱり地味なポジションに・・・。  こんなポジションを任されることが多いキートンさんですが、共演者を立てつつ微妙なポジションを上手く立ち回るのがこの人の持ち味なんでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-06-29 23:15:22)
180.  クリスマス・キャロル ザ・ミュージカル〈TVM〉
90分に満たない小品でありTV用に作られた作品ながら、映画館で見たい!と思わされるほどのクオリティの高さをほこるミュージカル。  基本的に人間の善良さが描かれる事が多いクリスマス映画は好きなジャンルであり、ミュージカルとの相性もいいですね。  大通りの隅から隅まで、さらにその奥の路地に至るまで、クリスマスを控えた人々の高揚感が伝わってくる冒頭の町の描写から素晴らしい。  台詞が全て歌の「シェルブールの雨傘」ほどではないですが、台詞の実に多くが歌になっている本格的なミュージカル映画です。ダンスが絡むシーンも楽しく、ディズニー映画でお馴染みのアラン・メンケンの音楽も、スクルージを演じたケルシー・グラマーから子ども達(みんな表情がイイ!)に至るまでキャストも皆が素晴らしい仕事をしている。  悪人も、悪人ぶっている人間も、みんな生まれたときからそうだった訳じゃない。全ての人間が本来持ち得る善良さを表現する歌の数々も素晴らしいミュージカルです。
[DVD(字幕)] 9点(2012-06-25 20:51:52)(良:1票)
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