161. 光(河瀬直美監督作品)
生きていると辛い事は沢山ある。 せめて映画を見ている間くらいは厳しい現実を忘れたい。 現実と真摯に向き合う姿勢は評価に値するが、いささか厳し過ぎる内容。 個人的にはキスシーンまでは蛇足だと思われる。 顔を触るシーンだけで十分官能的。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-21 01:00:29) |
162. 勝手にふるえてろ
コメディな味付けがもし無ければ、もっと好きになれただろう作品。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-10-10 02:06:24) |
163. おんなのこきらい
森川葵より劇中歌を歌っているおんなのこの方がかわいいな! こじまんりとしていて、なかなかの佳作。 映像も音楽も良い。 話としては、女性監督が扱う事が多い気がする摂食障害を題材にしている。 いかにもタチの悪そうなバーテンに惚れてしまうのは世の常。 少しくらい悪そうな男がモテるってのがリアル。 そして、そのバーテンにフラれて傷心中のところに優しい声をかけてきた男に惚れてしまう。これもまたリアル。 容赦のないリアルさは女性監督が女性を描いているからだろう。 この様な話は男にはなかなか書けない。 そこがまたこの映画の良さでもある。 それにしても音楽良かったなぁ〜 歌ってる女の子かわいいなぁ〜 少し脚は太いけど。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-09-12 17:21:41) |
164. アイネクライネナハトムジーク
《ネタバレ》 「振り返ってみて、あの人と出会えて良かった」と、後で思える出会いなら良いんじゃないかな? これは確かに。 最後まで飽きずに見られたが、多部ちゃんの出番が少ないのには不満! 群像劇なのは分かるが、他のエピソードいらん! もっと多部ちゃんを出して欲しかったな。 サッドウィッチマンなんか出してる場合じゃないよ。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-09-07 00:50:33) |
165. ニワトリ★スター
《ネタバレ》 冒頭のぶっ飛んだ内容で、この勢いで2時間いかれたらキッツイなぁ〜と思っていたら、その後は案外、フツーの人間ドラマだったりで一安心。 鳥肌実が悪の救世主みたいな、毒をもって毒を制す的な場面には、鳥肌が立った。 いいぞ〜、鳥肌実! [インターネット(邦画)] 6点(2020-08-24 08:14:46) |
166. 嘆きのピエタ
《ネタバレ》 キム・ギドクらしいエグイ内容。 変なものを食わせるシーンがきつい。 ニセ母親が飛び降りる。 これ以上の復讐は確かにない。 不幸のもとに生まれた男なのに、最後まで救いが無いのは正直きつすぎた。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-08-18 21:07:54) |
167. 不倫純愛
《ネタバレ》 矢崎監督らしく映像が穏やかで美しい。 それだけで画になっている。 内容は意外にもサスペンス調。 濡れ場は少々しつこい。 内容は結局、純愛じゃないじゃん!とツッコミたくなる。 嘉門洋子の演技と体型は、如何なものかな。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-19 22:49:51) |
168. 惑星のかけら
完全にリアリティゼロ、有り得ないエピソードの数々なんだけど、和める内容が魅力。 河井さんは熟しきる一歩手前という感じで、この作品の時点ではまだ魅力が残っていた! [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-18 02:06:07) |
169. 無伴奏
《ネタバレ》 始まり。カノンが喫茶店にながれる。 煙草が似合う時代。 私はこの世代の人間ではないが、この時代にタイムスリップしたかのような気持ちになった。 LGBTが一般に認知され、安保闘争が歴史の遺産になり、嫌煙が叫ばれる時代となった今、このような時代を体験できた事は有意義ではあった。 退屈感は否めないが、矢崎監督の描く美しく官能的な世界、そして反則ともいえるカノンでのエンドロール。 まあ、たまには良いんじゃないでしょうか。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-15 16:20:40) |
170. あゝ、荒野 後篇
《ネタバレ》 前篇は良かったし、オープニングの題字から音楽まで最高。 しかし、この後篇は面白くなかった。 そもそもメインのヤン・イクチュンと菅田将暉の試合が面白くない。 前篇から引っ張ってきた謎のデモ活動もどうでも良い感じ。 モロ師岡も単なる浮浪者になり、前篇のような悪役然とした存在感は発揮されずに終了。 ただし、でんでんは私の知らない熱い演技を見せていたし、元ジャニーズの高橋和也も個性を発揮。 この映画は脇役がなかなか素晴らしい。 ※河井さん、ついに完全なオバさんになってもうた… [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-14 19:45:32) |
171. 愛しのアイリーン
趣味には合わない映画だったけど、子を想う親の気持ち、これは痛いほど良く分かる。 それを徹底的に描ききったのは評価に値する。 にしても河井さん、素敵! [インターネット(邦画)] 6点(2020-07-05 01:39:38) |
172. スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
《ネタバレ》 終わってしまった…まずはその一言に尽きる。 エンドロール冒頭で、with イアン・マクダミド and ビリー・ディー・ウィリアムズ と表示され感激。 内容としては、スターウォーズって、こんなガチャガチャしてて疲れる映画だっけ?という違和感満載。 アクションや戦闘シーンのオンパレードで、ヒューマンな部分が少ない。 これは、私の大好きなスターウォーズじゃないよ! 不満を感じながらも、最後は上手くまとめたのは評価できる。 結局、スターウォーズって、パルパティーンの物語だったのか… と自分なりの解釈をしてしまうくらいレジスタンスの存在感が弱く、パルパティーンの存在感が圧倒的。 とにもかくにも、私の40年に渡るスターウォーズ人生は幕を下ろした。そう思うと、感慨深い。 だがしかし、このゴチャゴチャし過ぎる内容、リアルタイムでスターウォーズを見てきたオールドファンにとっては、いささか疲れるのではないかな? [映画館(字幕)] 6点(2019-12-30 20:20:00)(良:1票) |
173. エタニティ 永遠の花たちへ
《ネタバレ》 生と死、そして愛をひたすら綴ったドラマ。 ブルジョア階級の話なので、これだけ優雅に暮らしているくせに、不幸ぐらい我慢しろ!と言いたいところが、それを言ってしまうと身も蓋もなく、罵声をくらいそうなので、止めておく。 トラン・アン・ユンとリー・ピンビンの組み合わせで、映像が美しくないはずはなく、時折入ってくる屋外の映像は、息をのむ美しさ。 内容は極めて退屈。 人間はそんなに簡単に死ぬんか!と、ツッコミを入れたくなること、しばしば。 そうは言っても、メラニー・ロランの美しさにみとれてしまった。 女性の美しさをうまく切り出した作品でもあると思う。 時間に余裕のある時に、ゆっくりと心を預けるように見惚れるべき作品。 [DVD(字幕)] 6点(2018-06-10 19:31:58) |
174. SHIFT ~恋よりも強いミカタ~
《ネタバレ》 ゲイの男性を好きになってしまう女性。 男はあくまで、その女性のことを友達だと思っている。 それが分かっているのに、その男を好きになってしまった女性。 そこから始まる悲劇・・・ どこかで見かけたことのありそうな設定だけに、陳腐さがつきまとうが、フィリピン映画ということで、どこか新鮮さもあった。 失恋したばかりの女性に、面接官が「5年後のあなたは?」と聞く、ラストシーンが印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2016-10-30 02:45:06) |
175. ホット・サマー・デイズ
複数のラブストーリーが同時に展開される。 ラブストーリーのごった煮みたいな内容。 軽い感じで見られる内容だろう。 可もなく不可もなくのレベル。 ラストで香港の夜をバイク二人乗りで走る男女。 サイドミラー越しの二人。 このシーン、完全にウォン・カーウァイの影響だろ! [DVD(字幕)] 6点(2016-10-09 00:16:51) |
176. 木屋町DARUMA
《ネタバレ》 際どいシーン、汚いシーン、痛いシーン、色々ある。 だけど、ダルマにされるシーンが出てこなった。 もし出てきたら耐えられない自信があったが、さすがにヤバすぎたのかな? 制約がある中での製作なので、ダルマにされるシーンが出てこなかったのは、仕方ないのかもしれない。 だが、ヤバい映画として映画史に名を残すためには、必要なシーンだったように思う。 親の借金のカタに、風俗に売られ、シャブ漬けにされる女性を演じた武田梨奈さん、なかなかカワいいんだけど、あまりウブな感じに見えなかったかな。 むしろ、エロく見えた。 個人的に、この作品の最大の問題点はキャスティング。 特に、木村祐一は完全にミスキャスト。 全くヤクザのボスとしてのリアリティがない。 意外にも良かったのは、木下ほうか。 あのキレッキレの動き、凄いっす! 後で調べたら、やっぱりキックボクシングなどの格闘技経験があったんですね。 寺島進は、いつもの寺島進。 他の端役については、ややショボい感を拭えない。 総評として、作った側は満足だったかもしれないが、意外にも刺激が足りなかったこと。 社会的制約があるにせよ、どうせ作るなら、もっと際どくして欲しかった。 少なくとも、お笑い芸人を使う必要はなかったように思う。 [DVD(邦画)] 6点(2016-07-26 01:29:46) |
177. さよなら歌舞伎町
幼い頃から馴染みのある歌舞伎町。 今でも定期的に足を踏み入れる街。 そんな歌舞伎町が舞台なら、、と思ったのが、鑑賞するきっかけ。 のっけから百人町の線路沿いを、染谷将太と前田敦子が自転車二人乗りで疾走する場面が登場する。 馴染みのある風景が出てきて心躍る。 しかし、その後は主に歌舞伎町にあるラブホテル内が舞台となり、シュンとなる。 室内劇がメインだと、もはや歌舞伎町かどうかは、あまり関係ない気がする。 だけど、歌舞伎町でうごめく様々な人たちの人間模様が描かれていて、ひょっとしたらかなりリアルな 歌舞伎町が描かれているのかもしれない。 歌舞伎町のいたる所で、日々、人間達が欲望をみなぎらせ、うごめいている。 そんな息遣いを感じ取れた、、かも?! 問題は、韓国人カップルが出過ぎている点。 確かに韓国人が多く住んでいる大久保周辺は、歌舞伎町のすぐ近くだけど、歌舞伎町を描く上で、韓国人 カップルってのは、いまいちピンとこない。 この韓国人カップルのパートがなければ、尺も100分程度におさまり、もう少しコンパクトになっていただろう。 個人的には、韓国人カップルのくだりは不要かなとも思う。 本作で一番光っていたのは、前田敦子ではなく、その彼氏役の染谷将太。 歌舞伎町のラブホテルの店長役を、けだるい雰囲気で見事に演じ切っていた。 意外にもハマり役、というのは染谷将太に失礼で、染谷将太の俳優としての幅の広さと可能性を感じた作品だった。 [DVD(邦画)] 6点(2016-02-13 00:01:30) |
178. ドライヴ(2011)
《ネタバレ》 序盤でサスペンスなカーアクションを見せられて、これが結構面白いもんだから、その後の展開に期待をすると、急にテンポが落ち着いちゃって、なんだかラブロマンスものにシフト。 そうかと思えば、ギャング・マフィアものに移行し、暴力描写。 最後はラブロマンスに戻り・・・ と、内容はてんこ盛りながら、構成の仕方に疑問を感じる。 様々な要素が同時進行的ではなく、時間帯によって、映画としてのジャンルが変化していくような構成。 どこに興味をしぼればいいのかが分かりづらく、魅力を堪能しにくい構成になってしまっている。 冒頭の車による逃亡劇が楽しいだけに、余計にその後のスピードダウンが気になってしまう。 ヒロインも魅力的だし、何より音楽がいいだけに、このアンバランスな進行具合に不満が残る。 終盤は怒涛のごとく殺し合い。 北野映画の、失敗作的なヤクザ映画を観た様な気分にさせられた。 主人公がやたらに強い根拠が不明だし、強いにしても、相手方が都合よくやられ過ぎだ。 最後はおそらくヒロインの元にたどり着けない“ドライヴ”なのだが、この“死のドライヴ”で締めくくったのは秀逸。 序盤とラストのシーンだけが優れた、極めて脚本構成のよろしくない、バイオレンス・ラブロマンス・ギャング・カーアクション映画。 [DVD(字幕)] 6点(2015-02-01 02:50:18) |
179. ハッピーイヤーズ・イブ
《ネタバレ》 完全にグイ・ルンメイ目当てで鑑賞。 彼女のミニスカ姿をおがめる貴重な一本だった。 ますます好きになった! 内容としては、純愛ラブストーリーで、三姉妹のそれぞれを描いたオムニバス。 まず、長女のストーリーは不要。 宇宙を舞台にしているが、完全に浮いている。 無重力だからという意味じゃない。 三話の中で内容的に浮いている。 当然だが、アジア映画としての雰囲気が、全く出ていない。 次女、グイ・ルンメイのパート。 これはグイ・ルンメイが主演じゃなかったら、駄作。 彼女の輝きがすべて。 三女のパート。 女優と一般人男性との恋を描いた、男からしたら夢のようなお話し。 ところが、この男、相手の素性を知らぬまま付き合っていて、女優と知った瞬間、「だまされた!」と言いだし、別れようとする。 こんなのあり得るか?! 勿論、純愛モノだから、これが正しい反応なんだけど・・・ 純愛モノは好きだから、それになりには気に入ったけど、アジア映画好きとしてみると、物足りない。 もっとアジアアジアした純愛ラブストーリーを観たい。 それもグイ・ルンメイ主演で! [DVD(字幕)] 6点(2014-11-04 01:34:32) |
180. ぼっちゃん
《ネタバレ》 秋葉原の歩行者天国に車で突っ込み、更に車から降りてナイフで何人も切り付けた実在の人物をモデルにした、社会派ドラマ。 シリアスな作りかと思ったが、コミカルな部分が多勢を占め、予想を外した。 非正規雇用が生み出す社会への怨念と鬱屈から、無差別殺人に到った主人公の心の闇を、シリアスに描き、そこに一つの整合性が見られたならば、もの凄く味わいのある作品になったに違いない。 中村獅童似の乱暴なサブキャラが終始出てきたが、このキャラは、ほんと不要。 無差別殺人鬼を生む過程において、何ら関係性を見いだせない。 先にも書いたが、コミカルなシーンがとにかく多い。 笑えるシーンもあったが、この題材の映画に、そんな笑いは期待していない。 数々のコメディなシーンのおかげで、ラストシーンにおける秋葉原の歩行者天国に突っ込む寸前の息の詰まる時間は、まったくもって真実味がなかった。 思うに、この作品は、無差別殺人という凶悪な犯罪を犯した人間にも、ユーモラスな人間性が備わっていて、普通の人間とそれほど変わらないんだ、ということを主張したかったのかもしれない。 監督が意図したことは定かではないが、やはりこの題材を描くのなら、もっとドキュメンタリータッチで、シリアスに描くのが自然であり、傑作に成り得る方法論であったように思う。 [映画館(邦画)] 6点(2013-04-19 23:34:20) |