161. 映画 ひみつのアッコちゃん(2012)
《ネタバレ》 鏡の精が、とても怪しい。 そして綾瀬はるかのコスプレ映画です。 でも嫌いじゃないですし、私は面白く観れました。 綾瀬はるか可愛いし・・・ 見所は綾瀬はるかのコスプレだけではありませぬぞ・・・ アッコちゃんが変身した時(変身させられた時の?)の役者さん(大杉漣、谷原章介、吹石一恵等)の演技が絶妙。 というか、綾瀬はるかは自然に?演じていたけど、意外と子供っぽさを残す演技って難しいんでない? だから内容云々より、そういった意味でも観る価値ありと・・・ 10年間の時を経ての再会にもホロリとさせられました。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-14 03:16:05) |
162. わが母の記
《ネタバレ》 ただただ、樹木希林さんに脱帽(最早、演技とかいう次元を超えている。スポーツ選手ばかりに授与しないで、彼女にこそ国民栄誉賞を・・・と、ふと思いました。) 物語としては観る人の世代や立ち位置で変わるでしょうが、私的には自分が母子家庭という環境で育ち、尚且つ後年母が認知症だったこともあり、すんなり入っていけました。 そして、こういう母子関係モノに無条件に弱い自分でもある上でのレビューです。 八重が散々、物事を忘れいく中・・・ 洪作の中学生の頃の詩を朗読し始め、母親の掛け替えのない愛情を知るシーンには、 自分の事のように涙してしまいました。 にしても、ただ重い雰囲気なだけでなく認知症特有の子供に返る八重と子供や孫のやりとりなんかは、ちょっとした漫才のボケ・ツッコミのようでクスりとさせられ、ほのぼのさせられました(実際、認知症の人と面と向かう大変さも知っているつもりです・・・) 兎にも角にも、素晴らしい樹木希林さんの映画でした。 [DVD(邦画)] 8点(2013-04-09 15:05:00) |
163. オズ/はじまりの戦い
《ネタバレ》 まさに、はじまりの戦いってことで・・・ これ観たら再び『オズの魔法使い』を観たくなってオズオズじゃなくウズウズ・・・(失笑) オッサンだけどお子ちゃまな私は、そこそこ楽しめましたよ。 何たって主人公はどうでもよいけど、三人の美女(魔女)が拝めるじゃないですか・・・ お美しいエヴァノラ(レイチェル・ワイズ)・・・より、 エキゾチックなセオドラ(ミラ・クニス)・・・よりも、 グリンダ(ミシェル・ウィリアムズ)にキュンとしました(自分が金髪好きというのを発見)。 ラスト、もうひとオチくらいあるのかな?とも思ったけど、あっさり薄味って感じ終了しちゃった物足りなさはあった(濃厚好きなもんで)。 さてと『オズの魔法使い』借りに行こ・・・ [映画館(字幕)] 6点(2013-04-07 01:24:23) |
164. トラック野郎 御意見無用
《ネタバレ》 御意見無用なとこスンマセンが、全体的に下品。 でも下品て言葉が、この映画には最大の褒め言葉でもある。 地上波で放送したらカットかピー音連発な映画。 そもそも今じゃ地上波では放送無理かな・・・ 観ようとは思わないけど、シリーズ化される位だから人気もあったんでしょうが、 私には星桃次郎様の赤ふんどし姿だけが唯一印象的且つ刺激的でした・・・うふ。 まぁ色んな意味で古き良き時代的な感じは受けましたけどね・・・ [インターネット(字幕)] 4点(2013-04-04 16:08:23) |
165. アナザー Another(2011)
《ネタバレ》 教師連中も含めて、3年3組は一体何をしているんだか・・・ ホラーとしてもミステリーとしても支離滅裂・・・ ただ、居ない者係の二人が屋上でお弁当食べているシーンだけが、ほのぼのしていて良かったです(ホラー&ミステリーってカテゴリーなのに・・・) [DVD(邦画)] 2点(2013-04-01 15:32:35) |
166. 仁義なき戦い
《ネタバレ》 『狙われる者より、狙う者の方が強いんじゃ・・・』 ん~、菅原文太が渋くてカッコいい。 これは当時劇場で観た方々の多くは、映画館出た後に文太になりきっていたのではなかろうか・・・? 広島出身でもなかろうに、言葉の語尾も“じゃけんのぅ”とやたら言ってみたりして・・・ まぁ若干エグいシーンもあるけど、躍動感溢れる映像と例のテーマ曲、そして豪華なキャスト・・・ 色んな意味でインパクト大な作品なんだけど、やっぱ文太ありきの映画だと思います。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-04-01 15:16:40) |
167. フラッシュ・ゴードン
《ネタバレ》 おかしいなぁ~、 子供の頃に観た時は凄く面白かった気がするんですけどねぇ~・・・ タカ人間とクイーンのテーマ曲が、お気に入りだった・・・筈。 おっと忘れるところだった、ミン皇帝の容姿も。 ただ、今観ると何ともチープですよね(この映画の3年前にスターウォーズがあったのを考えると)。 しかし今回改めて観て発見したのは、ミン皇帝が何と『エクソシスト』のメリン神父だった・・・他、何気にキャストが豪華。 そして、そのミン皇帝を筆頭にコスプレ大会まっしぐら。 主人公だけが終始頑なに普通の格好をしている(とは言え、マッチョなだけにピッチリめのTシャツ&タンクトップを着ているが・・・) たぶん子供の感性にはマッチする映画で、私にとっては好き“だった”映画です(点数甘目) [DVD(字幕)] 7点(2013-03-28 16:09:27) |
168. まなざしの長さをはかって
《ネタバレ》 これは意外な掘り出し物を見つけた感じ。 快活な女性教師がイタリアの田舎町に来て色々な事が起こります。 何より、この女優さんが美しくて笑顔が素敵でスタイルもよろしい。 予想もしていなかった後半の急展開にはビックリでしたけど・・・ こんな雰囲気の映画は好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-03-22 15:21:27) |
169. アリス・イン・ワンダーランド
《ネタバレ》 私がチョロい奴なのかも知れませんが、子供の頃に見た夢あるおとぎ話の絵本のようで引き込まれ、面白いというか楽しめました。 この辺がディズニーらしいとこなんでしょうかね。 子供を喜ばせるためにディズニーランドに行ったのに、結構自分も楽しんじゃう・・・みたいな映画でした。 [地上波(吹替)] 6点(2013-03-20 11:49:44) |
170. 13ウォーリアーズ
《ネタバレ》 野球するのには9人必要ですが、この映画13人必要なんですかね・・・ 13人のキャラが描き切れていなく(仮に描こうとしたら映画の尺じゃなく連続ドラマにでもしないと無理か・・・)、誰が誰だか解らない私には3ウォーリアーズ位でよい感じでした。 聴くだけで覚えられる某英語教材のCMにでもなりそうな、シーンが印象的でした。 [インターネット(字幕)] 4点(2013-03-20 05:37:56) |
171. 白雪姫と鏡の女王
《ネタバレ》 最初、白雪姫がいまいち好みのタイプじゃないなぁ~なんて思って観てたんだけど、 段々可愛らしく思えてきた。 結構やりたい放題のシナリオだけどギリギリ脱線せず、コメディとシリアスのバランスも良く楽しめました。 あれっ、なんか忘れ物してないかい・・・? の毒リンゴも最後に出てきましたしね。 終わってみれば、どのキャラの配役もマッチしており、上手く纏まっているなぁ~という印象でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-03-17 16:45:57)(良:1票) |
172. ブラックブック
《ネタバレ》 序盤の公証人が言った『簡単に人を信用するな、今は危険な時代だ』の言葉が示す通り、ナチだろうがレジスタンスだろうが、敵も味方も関係ない騙し合いの中において逞しく生きるラヘル(エリス)。 2時間半近い映画なのに終始飽きずに鑑賞できました。 最も目を覆いたくなるシーンは糞尿を浴びせられるシーン。 最も目を凝らすシーンはアンダーヘアを染めるシーン(巻き戻して3回凝視しました)。 思うに“ブラックブック”ってタイトルが一寸弱いかなと・・・ 気の利いたセンスのある邦題だったりしたら万人に取っ付き易くなるのでは・・・?なんて余計なことを考えたりもしてしまいました。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-03-15 15:38:56) |
173. 桐島、部活やめるってよ
《ネタバレ》 リアリティというか高校あるあるに思えました。 振り返れば誰しも、登場人物の誰かしらに近いところがあったりするんじゃないでしょうか・・・ 今も昔も、この時期そう変わらないんですかね? 私自身も、夏休み明けに女子に『そのパーマ失敗だよね?』なんて言われた経験もあるし・・・ 帰宅部だった私は、ある時それこそブラスバンド部の同級生に『お前に真剣にこれだって打ち込めるモノがあるのかよ?』って面と向かって言われ、終盤に涙した宏樹と同じような気持ちになったこともある。 この映画では一番底辺の扱い?の映画部が自分らしさを持ちつつ闘っている。 私は中島みゆきの“ファイト”の一節『闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう』のフレーズが思い浮び、宏樹の涙はそれに気づいたからでは・・・と。 難しいことは解らないけど、とどのつまり『戦おう、ここがオレたちの世界だ』『オレたちはこの世界で生きて行かなければならないのだから』に集約されていると思う。 桐島が部活やめたって、みんなファイトだ!! [DVD(邦画)] 6点(2013-03-13 15:51:26)(良:1票) |
174. ピーナッツ
《ネタバレ》 全体的にウッチャンのお人柄というか温かみを感じられる作品。 よくある話って言ってしまえば、それまでなんですけどね~・・・ それでも心揺さぶられるのは、劇中の主人公等の中年のお年頃ってのは(私も含めて)、日々の生活に追われ、なかなか自分のやりたいことが出来なかったりする訳で・・・ たまにゃ、立ち止まって休憩するのもいいんでない? 息抜きしようよ、久しく会ってない仲間に連絡してみたりしてさ・・・ なんてことを思わせてくれたホンワカ映画でした。 [インターネット(字幕)] 7点(2013-03-12 14:22:07) |
175. お受験
《ネタバレ》 コメディ?としては如何なものかと思えど、この映画の凄いところは・・・ あの矢沢永吉が普通の中年男を演じており、しかも何気に演技が上手なことです。 もうビックリでして、そりゃもう・・・乗ってくれHa~Ha~♪って感じ。 特に哀愁漂う演技が様になっており、個人的には昔のダウンタウンのごっつええ感じの“トカゲのおっさん辺りを演じさせてみたいな・・・などと勝手に思ってしまいました(失礼) やんわりとお受験を風刺しているのも良く、全体を通して嫌味がない。 淡泊だけど美味しくいただける、白身の刺身のような映画でした。 [DVD(邦画)] 6点(2013-03-11 14:32:09) |
176. 極道めし
《ネタバレ》 私の旨いものは、オカンの作った煮込みうどん。 油揚げ、白菜、もやし等有りあわせの具材が入ってて、讃岐うどんみたいにシコシコではなく、煮込むと味が染み込みヤワッこくなるウドン(たぶん安いウドン・・・んでも、これが旨い) 今、真似して作ってみても不思議と同じように作れないんですよね・・・ おやつは、パンの耳を油で揚げて砂糖をまぶしたラスクもどき?(貧乏ばれる・・・) どうですかね? この映画を観て思ったのは“高価な美味しいモノを食べられるのが幸せ”なんじゃなくて、 “思い出に残る美味しいモノがあるのが幸せ”なんだな・・・と。 面会の時、しおりに『あの時のラーメンどうだった?』と聞かれ、何も言わなかった(言えなかった)健太。 出所後こっそり、しおりのラーメン屋に食べに行き・・・ しおりの幸せな光景を見つつ食べ終え『ご馳走さま』そして、か細い声で『おいしかったよ』と。 遅ればせながらも、やっと言えたことで健太にも新しいスタートが待っていると願いたいとこでの“上を向いて歩こう”もナイスな選曲だと思いました。 何はともあれ、笑って泣いて、生唾ゴックン・・・ご馳走さまでした。 [DVD(邦画)] 7点(2013-03-07 15:18:51)(良:1票) |
177. スーパーマン(1978)
《ネタバレ》 子供の頃ってのは、男の子は強いものに憧れるものでして・・・ 私の中ではブルース・リーが1位で、このスーパーマンが2位でした。 ドラえもんのタケコプターじゃないけど、あんな風に空を自由に飛べたら最高でしょ? んな訳で、青年期の電車との追いかけっこは今観ると滑稽だけれど、飛ぶ姿というか着地や離陸の際の姿はCGのない時代なのに、なんとも柔らかで風情があり素晴らしい。 ロイスとの空中デートも映画史に残る名シーンだと思います。 クリストファー・リーブも本当にスーパーマンのイメージ通りで格好良い。 ただ一点だけ、時間戻して云々がねぇ~・・・ 昔、某漫画家の四コマ漫画で、スーパーマンが電車に轢かれそうな子供を間一髪助けて、民衆に『ありがとうスーパーマン!!』『あなたは皆のヒーローだ!!』なんて崇められ、最後のコマで『その頃、エチオピアでは・・・』と、飢えで子供等が何万人もバタバタと倒れているオチの漫画を思い出してしまいました。 あとマーロン・ブランドの違和感はご愛嬌ってことで・・・ [DVD(字幕)] 8点(2013-02-23 16:43:42)(良:2票) |
178. カリギュラ
《ネタバレ》 公開当時は思春期真っ只中な時期で、当然観に行けなかったのですが、その当時にあった“ロードショー”だの“スクリーン”などの月刊誌のカリギュラの紹介ページを見ただけでも興奮し、学校ではカリギュラ、カリギュラと何かにつけて友人と言い合っていた思いを巡らしつつの初鑑賞です。 一寸見カリギュラって、どうしようもない奴だなとも思ったのですが、何でも手に入り全てが思うがままの身分になってしまうと、全ての事が信用出来なくもなるもんなのだな・・・と少し憐れみを感じてしまい、悲しい運命に思えました。 しかし、序盤の白いヒラヒラの衣装で駆けずり回る兄妹(天使に見えた)から後の、エグい位のエログロシーンは必要あるの?とも思ったが、良く言えばこの時代の狂った事象をよく表現していたとも思える・・・が、歴史大作の名を借りた洋物AVとも(その割にはあまり興奮しないんだけど・・・) な訳で、雑誌の紹介で興奮してたあの頃は純だったんだな・・・と懐かしく思った次第であります。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-27 16:08:14)(良:1票) |
179. 少年と自転車
《ネタバレ》 小さいながらも思った通りにいかない現実に向き合い必死に生きる少年・・・ その健気な姿に心打たれました。 必死に探す父親と共に探した自転車は彼にとって自由の象徴そのもの。 盗まれれば自由を奪われるのと一緒だから取り返すのも必死。 その自転車で颯爽と走り出すラストが印象的。 頑張れ、少年。 [DVD(字幕)] 8点(2013-01-20 13:29:11)(良:1票) |
180. 天城越え(1983)
《ネタバレ》 天城峠の自然の美しさは勿論だが、何よりも田中裕子の妖艶な演技が素晴らしい。 雨の中、少年と向き合うシーンは心奪われて魅入ってしまいました(本当に菩薩のように見え、私の中では忘れられない名シーンの一つになりました)。 聞くところによると、失禁シーンは仕掛けではなく本当にしたとか?・・・ その女優魂にも感服です。 あと思春期の少年の何とも言えないモヤモヤ感も良く描かれていたと思います(私はすんなり感情移入できましたし)。 という訳で、なかなかの良作だと思いましたです。 [DVD(邦画)] 8点(2013-01-06 05:56:48) |