161. 蜘蛛女(1993)
アクション映画ではなく、主人公の心理ドラマ的な展開でお話が進む映画。 シナリオ自体は少々粗っぽく、もう主演二人のキャラを見て楽しむような作り。 情けない刑事と、冷酷残忍な女ボスとの対比が面白い。 特に女ボスは、これギャグじゃないの? と思わず笑ってしまうようなシーンも。 まあそこそこ楽しめました。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-14 16:57:02) |
162. クルーエル・インテンションズ
ちょっとエッチな義理の姉弟が、恋愛ゲームを繰り広げるといったお話。 少し青春映画的な要素も入っていて、終盤からラストにかけて軽い展開とオチはあるけど、 そんなものはいらないし、ストーリー自体取り立てて何が面白いというわけではない。 ちょっとひねくれて意地の悪い、主人公とヒロインのキャラを楽しむのがベストの映画。 お姉さん役の女優さんがやけに色っぽくて、ずっと彼女ばかり見てたっけ。 自分もこのゲームに参加したいとは思ったけど、まあそんなことを考えても意味はないよね。 [地上波(吹替)] 2点(2011-08-14 12:49:03) |
163. ゲッタウェイ(1994)
S.マックィーン主演「ゲッタウェイ」のリメイク。 シナリオは序盤以外、オリジナルとほとんど変わらない。 主演の方は、アレック・ボールドウィンとキム・ベイシンガーの、こちらも実際の夫婦コンビ。 アレックは好きな役者さんなんだけど、とても甘いマスクをしているので、 ハードボイルドな内容に合っているとは思わなかった。 脇役のマイケル・マドセンのキャラの方が立っていたのでは、ちょっと辛い。 妻役のキムは問題なし、相変わらずきれいな女優さんだった。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-14 11:06:54) |
164. 心の旅
設定の面白いヒューマンドラマ。 事故に合う前と後との主人公のギャップが、この作品の妙味になっているわけだけど、 "家族第一"といったアメリカらしい内容で、中盤以降はオーソドックスな展開ながらも、 安心してほんわか鑑賞できる。終盤のヒネリはちょっとやり過ぎ、作り過ぎの感あり。 奥さん役の女優さんはきれいだったな。総体的には万人向けの作品。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-14 10:16:37) |
165. GODZILLA ゴジラ(1998)
普通の怪獣映画として観ればいいんだろうけど、 「ゴジラ」と銘打ってあると、どうしても日本のゴジラのイメージが邪魔してしまう。 姿形も全然違うし、戸惑う人はかなり多いんじゃないかと。 ゴジラの初期設定のポイントは押さえており、ストーリー自体はそれほど悪くない。 動きはかなり俊敏で、日本のゴジラとは違う新しい設定もなされている。 ラストは続編を意識しての終わり方だったようだが、 あまり評判が良くなかったのか、どうやら「2」はなさそうだ。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-14 09:43:45) |
166. さらば、わが愛/覇王別姫
中国の激動の時代を背景に、京劇に生きる二人の男の愛憎劇を描いた、 大河ドラマの要素が強い作品。50年という長いスパンで展開されるストーリーは、 上映時間が3時間近くもあり、かなり気合いを入れての鑑賞と相成ったが、 お話が横道に逸れることもなく、終始主役二人に視点が当てられているため、 途中で緊張が途切れるということはなかった。 その二人の役者さんは演技も良かったのだが、なんといっても京劇のシーンが美しい。 彼らの間の心情などは、ちょっとわからない世界でもあるんだけど、確かに見応えはあった。 映像演出等、映画としての完成度が高い作品だね。 [DVD(字幕)] 7点(2011-08-14 08:44:53) |
167. 七人のおたく cult seven
「七人の侍」のパロディで、コメディータッチの映画。 全体的には肩の力を抜いて鑑賞できる気軽さがあるが、 おたくたちの半分ほどは、ストーリーの内容に生かされていない。 いくらパロディとはいえ、もっと脚本をしっかりと練って欲しいところ。 一番活躍してて印象に残っているのは、ウッちゃんのアクション。 素で格闘技おたくだなと笑ってしまった。疲れている時に気分転換したい人などにはお薦め。 [地上波(邦画)] 3点(2011-08-14 07:17:11) |
168. シックス・センス
主人公と少年の心の交流が、この作品の一番重要なテーマだと思うんだけど、 伏線のほうに力を入れ過ぎて、本来のテーマが薄くなってしまったように思う。 オチは途中でわかってしまうし、ラストに向けての懸命な伏線作りも、 逆にあざとさばかりが目につく始末。アイデア自体も新鮮さはないし、 映画好きな人なら、「あの大ヒット作をモチーフにして作ったな」 とすぐにわかるのではないかと。がんばって作ったという印象は受けるんだけど、 個人的には今ひとつの作品だった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-08-14 07:10:18) |
169. 失踪(1993)
キーファー・サザーランド主演、サンドラ・ブロック競演のサスペンス映画。 実際にあった事件をベースにしているようで、そう考えると怖いことは怖い。 ドラマとしては後半がかなり強引な展開で、サイコサスペンスという印象は薄い。 どちらかと言うと、テレビ向きのサスペンスドラマといった感じ。 設定はいいんだけど、結局はシナリオの練り不足、尻すぼみといった内容の作品だった。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-14 07:03:58) |
170. 失楽園
くだらないし、暗いし、しかも汚い不倫映画。 主役二人の描写が浅いので、もちろん感情移入などできず、 単に不倫している男女の日常生活を追っているような感覚。 脚本も穴だらけだが、ラストがもうどうしようもない。 こんな映画を観るぐらいなら、ポルノでも観ていたほうがよっぽどましだった。 [地上波(邦画)] 1点(2011-08-14 06:54:59) |
171. ジム・キャリーはMr.ダマー
ある事件に巻き込まれた、大ボケ2人組のロードムービー型コメディー。 ジム・キャリーは相変わらず何となくいけすかない奴なのだが、表情や動作は愉快。 コメディーパートは下ネタのキタナイ系が多く、個人的にはほとんど笑えるシーンはなかった。 ストーリーに関しては、事件の真相自体がオチに使われているせいか、 終盤まで説明不足で2人組にうまく絡んでこず、どうにもピンとこない。 キャラの面白さはもちろん大切だけど、コメディー映画はストーリーの妙味でも笑わせてほしい。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-14 06:34:03) |
172. ジュマンジ
パニック、ファンタジー、冒険活劇、友情ものと、 おいしい部分を取り出して、バランスよくまとめたといった感じの作品。 内容はまったく違うんだけど、ちょっと「グーニーズ」を思い出した。 ラストはこれでいいの? と思わず苦笑いしてしまったが、 ほんわかしていて、子供からお年寄りまで楽しめる娯楽作品だと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-08-14 05:59:16) |
173. ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
前作では遺伝子操作に対する警鐘をテーマにしており、 ストーリー自体もそれなりにしっかりしていたのだが、「2」は娯楽性一本やり。 映像を観ているだけなら楽しめるが、結局後には何も残らない。 後半の恐竜さんご乱心のシーンでは、もうポケーッと画面を見ていただけのような気が。 まあ普通の恐竜映画です。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-13 22:09:35) |
174. 推定無罪
ハリソン・フォード主演のサスペンス推理ドラマ。 原作自体がかなり密の濃い内容といった印象で、2時間ちょっとの尺ではいかにも駆け足状態。 事件の概要、裁判過程、特に人間関係において、かなり希薄な作りだなという印象。 途中で犯人がわかってしまう演出にも問題はあるんだろうけど、 これはあまりにも説明、描写不足というか、結果的に典型的な安直パターンになってしまい、 どうしても軽さを感じてしまった。ていうか、どう考えても無理があるでしょ。 ストーリーそのものは面白いと思うんだけどね・・・。 [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-13 19:36:46) |
175. スクリーム2
「1」からの完全続き物という感じで、 前作を鑑賞していない人は、ちょっと戸惑うんじゃないのかな? 謎の怪人はスーパーマン化し始め、突如あり得ない所から出現したり、やたら不死身だったり。 こうなってくると全然怖くないし、もうギャグとして鑑賞するしかない。 シリーズは「3」まで制作されたが、「2」でこの展開では先が見えてしまったという感じかな。 [地上波(吹替)] 2点(2011-08-13 18:56:45) |
176. ステラ
ベット・ミドラー主演のヒューマンドラマ。 この人とても個性的で、普通のドラマやコメディーもそつなくこなし、 歌もうまくて、結構好きな女優さん。この作品でも、無教養で蓮っ葉な母親役は適役だった。 お話の内容はもう王道パターンで、新鮮さとしては今ひとつ。終盤からラストにかけても、 ちょっと強引というか激し過ぎて、あまりセンスの良さは感じなかったな。 ひと言で言えばストレート勝負の感動もので、ヒロインの心情は十分に伝わってくるけどね。 でも、あのラストで本当にいいのかね? [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 18:46:17) |
177. スピーシーズ/種の起源
ちょっとエロシーンのあるSFホラー。 「エイリアン」のギーガーがデザインをしたクリーチャーもいい。 プロットがよく作られていて、ストーリーの展開も面白い。 キャスティングに関しては個人的に、ヒロインがあまり好きなタイプではないことが残念。 また少女の時と顔が違い過ぎるのも難。ヒロインを追いかけるチームの設定がとてもチープで、 何ともB級の臭いを感じさせるのだが、全体的には満足の出来る内容だった。 「エイリアン」シリーズが好きな人にはお薦め。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-13 18:09:01) |
178. スリーメン&リトルレディ
前作での妙味だった子供の父親が誰かという謎は解かれ、 厳つい男たちが育児に奮闘するコミカルさは、娘が成長したことで失われている。 本作での現在の彼らの状況は、ちょっと無理な設定だよね。 笑える部分があまりないうえに、オチもすぐにわかっちゃうし。 ハートフル・コメディーというよりは、単なるありきたりないいお話の押しつけになってしまった。 やっぱり面白い続編を作るのって難しいんだな、と思った作品。 [地上波(吹替)] 2点(2011-08-13 17:38:05) |
179. スフィア
深海ものが好きなんで、結構期待して観たんだけどな。 今あらすじ読んでも面白そうだし。でもとってもつまらないっス。 謎の球体=スフィア。これが曲者。お話自体に魅力がないし、訳がわからない。 オチも何だかなぁ、という消化不良ぎみ。よほど暇な人以外は、他の映画を見たほうがいいかと。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-08-13 17:32:48) |
180. タイムトラベラー/きのうから来た恋人
設定がかなり奇抜で、アイデアの面白いラブコメディー。 主人公の持つ古い価値観と現代とのギャップに本作の妙味があるはずなのだが、 残念ながらその設定はうまく生かされていない。 青年は頭がスポンジのように柔らかくて順応性が早く、 中盤からは普通のありふれたラブストーリーになってしまっている。 主人公の両親を主役に据えたほうが、物語としては圧倒的に面白くなったのだろうが、 そうすると毛色のまったく違った作品になってしまうだろうし、仕方がないか。 主人公の爽やかさと、ハートフルなラストが救い。 [地上波(吹替)] 4点(2011-08-13 16:45:18) |