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1.  杉原千畝 スギハラチウネ 《ネタバレ》 
この偉人を素材とした作品としては信じがたいほど、中身が何とも薄い。登場人物がことごとくステレオタイプなのも面白みがないし(小雪なんてほとんど、何も芝居をさせてもらってないレベルでは?)、肝心のビザ発給の部分にも何もスポットが当たっていない。というより、「ビザを発給する杉原」よりも、「司令官に食ってかかって戦争を止めようとする杉原」の方に、どう見ても力が入ってないか?何か制作の根本がずれていたのではないか?と疑ってしまう出来でした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-09-11 00:39:06)
2.  孤高のメス 《ネタバレ》 
肝心の手術シーンを、じっくり時間をとって、言葉も少なく、手順の一つ一つを追って撮っているのは好感が持てる。ただ、それ以外の部分が全然駄目で。登場人物のことごとくステレオタイプな造形には、一体いつの時代の作品かと思ってしまうし、夏川結衣の日記朗読ナレーションがどこまでも被さってくるのも、はっきり言って邪魔。夏川さんなら、そんなことは演技で全部表現できるはずなのですが。制作側が役者をなめているのか?
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-09-03 02:27:06)
3.  エレファント・ソング(2014) 《ネタバレ》 
ある病院から医師がいなくなったので、最後に会ったであろう患者から話を聞き出す、という設定。そこからぶれずに、地道に、しかし緊張感に満ちた会話が切り返されるのが、何とも心地よい。そしてそれは、終末部分まで、必然性と一本の筋をもって突き進んでいく。ただし、こういう展開のときには、限られた場面の中にいかに多角的な要素を盛り込めるかが一つのポイントなのだが、その辺はやや手が回らなかったようである。主人公の家族なんて、キャリー=アン・モスまでつぎ込んでいながら、ほとんど活用されてないし・・・。院長から話を聞いているおじさんも、何かあるのかと思っていたら、本当にただ聞いていただけでした。
[DVD(字幕)] 6点(2024-09-01 00:21:13)
4.  泣くな赤鬼
根本的な問題点は、かつての主人公が、ちょっと口が悪いという程度でしかなくて、全然「赤鬼」ではないこと。これだったら、例えば中村計あたりがルポしている(書籍にもなっている)実在のいろんな監督の方が、よっぽど「鬼」ですよ。なので、野球を素材としていながら、そもそも野球に対する制作側の愛情も感じられないのです。また、過去と現在を並行して進めておきながら、その過去と現在が全然絡んでいないのも問題です。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-08-31 02:04:45)
5.  恋人たち(2015)
一つ一つのシーンのじとっとした雰囲気にはかなり力が込められている。しかし、その重みを制作側が自分で処理できなくなったのか、前後は意外なほどつながっていない。物語の必然ではなく、都合の良い方向に次の場面が置かれている。料理でいえば、下ごしらえにはものすごく気合が入っているが、調理方法は今ひとつで、味付けには手が回らなかったという感じだろうか。センスのある部分と唐突で作為的な部分の落差が大きい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-08-05 00:19:03)
6.  プロヴァンスの休日 《ネタバレ》 
三兄妹が田舎に行って、ひねくれた爺さんと一夏を過ごす。というだけでもう想像できるとおりの内容です。筋としても芝居としても、特に面白みはありません。フランス語でまくしたてまくるジャン・レノがちょっと新鮮だったのと、脇役に無意味に美女が多いところが見所でしょうか。●と見せかけて、この作品の最大の価値は、「髪結いの亭主」のマチルドことアンナ・ガリエナの24年後のお姿を収めてくださったことです。出番も多めです。相応に老けてはおられますが、あの美しさは健在です(そして変わらずのグラマーぶり!)。この方の登場を探して追い続けるだけで、終わりまであっという間でした。それだけで見た意味はありました。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-08-01 00:49:03)
7.  ブルーに生まれついて 《ネタバレ》 
チェット・ベイカーという、名前はよく聞くのに実像はあまり知らない人物にスポットを当ててくれたのはありがたい。しかし、活躍場面がそれほどあるわけではなく、ほとんどのシーンは、序盤早々に登場する大怪我からどうやって回復するかとか、その中で周囲に対してもかなりごちゃごちゃ言っていたりとか、その辺が中心です。ただ、それはいいとしても、問題は、主人公がさほど魅力的に見えないという点なのです。伝記映画でこれは割と致命的ではないかと思います。イーサン・ホークの演技も、いつもの伸び伸びぶりが窺えず、何か必死に実在の人物像を再現する方向に走っていたなあ。やはりイーサンは、名もなきキャラを自在に演じさせてこそ本領を発揮します。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-30 01:58:31)
8.  デス・ウィッシュ 《ネタバレ》 
いや、まあ、見た人はみんな思うんだろうけど、この主人公にブルース・ウィリスってのはないでしょ。この話は、無力な一般人が冷たい憤怒の一念から牙を向いていくところに意味があるのに、この人だったら、最初から銃でも刃物でも殴り合いでも何でもできそうに見えてしまいます。よって、銃の扱いにあれこれ逡巡するくだりなど、かえって笑いが出そうになります。そうそう、時代が時代なだけに、技術の進歩によって主人公にも捜査側の手が順調に伸びてしまうので、オリジナルの味わいだった「もしかしてこいつが?」的な心理の綾も、わざとらしく感じます。エリザベス・シューの近時のお姿はナイスなオプションですが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-07-23 01:33:58)
9.  ミッドナイトFM 《ネタバレ》 
DJに脅迫電話がかかってきて、自分の要求どおりの進行をさせる・・・という導入からは、あの「恐怖のメロディ」のバージョンアップ版をも期待させる。はたして、最初の人物紹介的な部分はやや未整理ながらも、いざ事が始まってからは、危機と対応をバランスよく織り交ぜた堂々たる進行ぶりである。そして、番組を通じた電話のやりとりというワンシチュエーションサスペンスと思わせておいて、途中からは一気に外に展開する大胆さ。●というわけで、見ているときはそのまま楽しめたのですが、どうも韓国映画って、サービス精神が過剰というか、出来が良くなってくるとさらにいろいろ盛り込んでしまうのですね。この作品でいうと、途中でファン代表が犯人の車に追いすがる(そして主人公も娘を見てしまう)のが邪魔だったりとか(結果、土壇場のインパクトを弱めている。そもそもこのファン代表、最後まで主人公に気味悪がられているだけなのも可哀想というか、もうちょっと使いようがあったと思うけど)。あと、画面を盛り上げるためだけに出てきたとしか思えない謎のバイクの集団とか。ああそれと、この犯人の思考行動様式と統合失調症という症名って、はたして本当に適合しているのかな・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2024-07-22 02:19:37)
10.  引っ越し大名! 《ネタバレ》 
何で話が弾まなくて面白くないんだろうと思いながら見ていたのですが、まず、とにかくいろんな箇所で登場人物が騒ぎすぎていて、落ち着きがない。こういうのは、背景のミッションの重さがスタートなのだから、真面目にやっていればこそにじみ出てくる面白さを追求するのが筋でしょう。また、肝心の引っ越し作業あるいは準備についても、課題があるのかないのか分からないうちにたったか先に進んでしまうので、それをクリアしたときのカタルシスもないのです。唯一、行列の途中で一斉にフリ付きで歌うシーンはみんな楽しそうだったので、いっそ脳天気ミュージカル仕立てにした方がまだ良かったのでは、と思いました。ああそれと、曲がりなりにも時代劇という作品のエンディングにああいうテーマを持ってくるセンスのなさにもびっくりですね。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-07-08 01:00:31)(良:1票)
11.  マネーボール
直近の実話だからなのか、破綻しないようにまとめようとする方向にベクトルが向きまくっている。ブラピは、自分が前に出すぎるとバランスを欠くと思ったのか、不自然なほど抑制した芝居しかしていない。逆に、監督に怪人P・S・ホフマンを当てていながら、ほとんどその個性が使いこなされていない。また、あえて個々の選手を際立たせなかったのは意図的なのでしょうが、結局収縮したままで終わってしまいました。クリス・プラットはこの頃から堅実な芝居をしていたんだなあ、という発見はありました。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-05 01:49:48)
12.  ジェラシー(2013)
三角関係的なラブロマンスみたいなのがやりたかったんでしょうが・・・内容的には、それっぽい映像の断片が積み重ねられているだけで、発展もなければ脈絡もなし。尺の割に長く感じました。モノクロの映像はどれも美しいので、映画というよりもイメージ映像集として捉えれば、それなりに鑑賞できるのではと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2024-07-01 01:08:07)
13.  22年目の記憶 《ネタバレ》 
1972年に、南北首脳会談に備えて、韓国大統領の事前リハのため、ある役者が金日成を演じる特訓をさせられる。しかし、彼は自分自身を金日成だと思い込むようになり・・・という、何とも興味引かれる出だし。その特訓の過程を描く前半は、焦点を絞った演出がびしびし決まっていて、この突飛な設定にも納得させられる。一転して後半は、成長した息子視点になり、若干コメディチックな方向にも振れているが、それはそれで良い。「なぜか息子をサブキャラの美女が慕って追いかけている」とか、「なぜか最後にあのラスボスが登場する」とか、韓国映画らしい無理矢理さもあったりするのだが(大体、あのアルツ状態の主人公を、そういう重要な国家機密プロジェクトに使うか?とかいうツッコミはなしで)、その辺も何となく映画全体の中で収まっているのが、作品としての芯の強さを物語っている。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2024-06-22 20:14:03)
14.  美しき獣
吸血鬼であるヒロインが、男といきなりいい感じになってその後どうする、という、B級色が漂いながらもそれなりに魅力的な導入なのですが、続きがさっぱり盛り上がらない。一番の理由は、サブキャラがあれこれ行動する要素を重視したっぽいんだけど、そっちの方に振れまくっていること。つまり、主人公2人って、ほとんど何もしてないんじゃない?ということです。あと、アンナ・ムグラリスの登場には秘かに期待していたのですが、全然美しく撮られてなかったなあ。
[DVD(字幕)] 2点(2024-06-21 23:35:30)
15.  東京島 《ネタバレ》 
せっかく、無人島で突然集団生活が始まったという美味しい設定なのに、その集団の1人1人にわざとかと思うくらい個性がないのにびっくり。演技者はやっていて苦痛ではなかったのだろうか。大体、無人島のサバイバルなはずなのに、その辺のコンビニでたまっているヤンキーの集団みたいに、みんなぼーっとしている。切迫感も危機感もない。それならば開き直って笑わせてくれればまだいいのに、そちらに振っていこうという方向性も見えない。●で、皮肉なことに、終盤でフィリピン人その他のチームが登場して、やっとドラマが(ちょっとだけ)動いている。それならば、最初からいろいろ放り込んでごっちゃにしていた方が、まだよかったかもね。ただ、役に立っていない(映画の上で)登場人物は多いのですから、その場合でも、人数は1/3くらいに削る必要がありますが。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-06-13 01:15:02)
16.  四つのいのち
カメラは定点。台詞はなし。ただじっとその場の光景を撮り続ける。動物の登場割合が多いので、そういう作品かと思っていたら、それだけではなくて、(タイトルにもあるとおり)「人間」とか「植物」もテーマであるようです。しかし、意図はそうであると分かっても、作中にそれが反映されているかといえばそうではなくて、つまりどうも自己満足で終わってしまっています。例えば動物の撮影なんかは、定点でじっと(しかもそれほど動かない動物を)撮っているのがかえって迫力を出したりはしていますが、それだけです。よって、雰囲気以上のものではありませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2024-06-10 23:51:22)
17.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 
導入部からラストシーンまで、いくつもの先例有名作を分かりやすく下敷にしているのは、まあ意図的でしょうね。それだけだったらただの自己満足なのですが、この作品が途中から突き抜けて優れているのは、ヒロインはどこかで元の世界に帰るぞ帰るぞと見せかけておいて、クライマックスでここぞというミスリードまで用意していながら、その先の数十年間を用意していることです。それも具体的な描写はそれほどないのに、十分に主人公の決断と苦難(そしてそれを超えるほどの意味合い)を物語らせています。この一点において、強度な筋と芯が確保されています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-15 00:08:29)(良:1票)
18.  八重子のハミング 《ネタバレ》 
あの高橋洋子の、約30年ぶりの映画出演作品!!とそれだけで期待は高まったのですが、やはり、あの役者としての天性の才能も、演出や脚本の腕あってこそ引き出されたものと気づかされただけでした。癌手術を繰り返す夫とアルツハイマーを発症した妻という関係なのですが、一番分からないのは、夫が講演で回想するという設定で全体を構成していることです。結果、各俳優の演技部分については、語りを補助するにすぎない単なる再現映像になってしまっています。また、夫婦関係の描写自体、(関係者を含めて)各人物の頭の中にあることがそのまま語られているだけなので、生活表現になっていません。あと、タイトルにもあるとおり歌を要素にしたかったんだろうけど、それもいくつかのシーンで「ただ歌われているだけ」であって、それが登場人物との人生でどういう意味や関係を有していたのかというところには、踏み込まれていないのだな。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-04-29 21:17:07)
19.  マジック・マネー 《ネタバレ》 
ある貧乏な若夫婦が、謎めいたティーポットを手に入れる。ところがそのティーポットは、体を痛めつけると金が出てくるという特殊性能があった・・・という、なかなか魅力的な出だし。ただ、そこから話が意外に広がらない。金の魔力が作品の重要要素なのはすぐに想像がつくので、そうするとこういう場合、主人公の心理変化や人格変化がどう生じるか、というところが見せ所となるはずなのだが、あまりその辺が深められていない(ついでに、メイクや衣装の変化も意識されていなかったような・・・)。また、貧乏路線の友人夫婦というのが対比軸になるはずで、そっちではむしろ「お金ない生活でも十分楽しい!」的なところを見せてほしかったのですが、その辺も使いこなされていない。結果、そちらの着地は実に安易なものになっています。金を稼ぐプロセスにしても、もっとネタが欲しいところでした(バーで大男に挑むくだりなど、私は逆に、「俺に挑むとはなかなかの奴だ!」みたいな感じになって、痛めつけられることもなく金を稼ぎ損ねる、とかを想像していたのですが)。というわけで、作中の登場人物同様、制作者もティーポットに絡め取られて、そこから離れられなかったのではないかという気がしています。
[DVD(字幕)] 4点(2024-04-23 00:22:04)
20.  恋するパリのランデヴー 《ネタバレ》 
適当に出会った男女が、都合良くあっという間に恋に落ちてしまう。さすがはフランスのラブコメ。ちょっと特徴的なのは、ヒロインに3人の子がいるというのと、実は富豪の妻で、まだ離婚していなかったという点です。ストーリーはラブコメの王道そのままで、ちょっと喧嘩もあって、すれ違いもあって、でも子供たちには心慰められて、といったものです。しかしどうやっても食い足りないのは、主人公両名が何をどうやって生きているのかという日常的生活感がまるでないからでしょう。特に男の方は、何か舞台を作っているっぽいのですが、その制作ディテールはまったく不明ですし、どういう舞台を作り上げようとしているのかも分かりません。よって、それが絡んでくるクライマックスも盛り上がりません。あと、この種の作品では、会話をいかに豊かに展開させるかも重要なのですが、そこもあまり考えられていませんでしたね。まあ、ソフィー・マルソーのオーラのごとく漂う色気は健在でしたので、そこだけでも楽しめはします。
[DVD(字幕)] 5点(2024-03-30 16:10:06)
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