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1.  姑獲鳥の夏
この映画のDVDを買って、もうDVD購入をやめよう(正確には控えよう)と思った、という意味で、印象深い作品。
[DVD(邦画)] 3点(2006-03-04 23:58:50)
2.  ALWAYS 三丁目の夕日
時代設定7点+俳優1点=8点。TVゲームの「ぼくの夏休み」と一緒。
[映画館(邦画)] 8点(2006-03-04 23:28:54)
3.  イントゥ・ザ・サン
つまんない映画にコメントもないもんだが、あまりに酷いので、DVDレンタル店で本作を手に取った自分の不明を恥じて一言。ハリウッド映画のわけのわからない東洋趣味が、大抵無惨な結果に終わることの反省をそろそろしていい頃。「ブレードランナー」とか「AKIRA」とか「攻殻機動隊」とかまともに見てたら、こんな馬鹿馬鹿しい映画にはならないはず。まずストーリーがわからない。演出の意味がわからない。アクションもすごく陳腐。セガールの日本語には字幕を入れないと普通の日本人は絶対に理解できない。こんなしょうもない映画で400円ものレンタル料をとる配給会社は猛反省してくれ。
[DVD(字幕)] 2点(2006-03-04 22:59:44)(良:1票)
4.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
華飾を剥いだファクトの提示はそれだけで意味をもつ。ヒトラーの狂気や独裁者のもとでの共同幻想を描いたドキュメンタリー映画ではあるのだが、ありがちな過剰な演出を排除しているのが素晴らしい。ドイツでなければ作れない映画だが、懺悔が全面に出ているわけではなく、教訓めいた色彩が強いわけでもない。しかし、強烈なメッセージが内在しているという微妙なバランス。 ヒトラーはもちろん、ゲッベルスやヒムラー、シュペーアなど、これでもかというくらい実物と似た役者を集めたことはもちろん、政治的遺書と個人的遺書の別や、愛人エヴァとの自殺前の結婚、死体が残らないようガソリンで完全に焼き切るように指示した事実、手が不自由であったことや、ヒムラー/ゲーリングの裏切りなど、忠実に史実に基づいていることも評価できる。 ありがちな「ひとつの戦闘にフォーカスした映画」ではなく、第三帝国最終期の独裁者の最期の12日間を丁寧に描いた新しい切り口に感嘆を覚える。ベルリン陥落直前であっても、人間飯を食うし、タバコも吸う。一方、自己を正当化し、部下に責任をなすりつけ、「ナチを支持した国民に同情しないのか」と問われ、「われわれを支持したのが悪い」とコペルニクス的責任転嫁を行う。ドイツの恥部を丁寧に描いた勇気に賛辞を送りたい。できれば、ナチ党の結成やドイツ国内での政治的権力の確保、独ソ不可侵条約やSA粛正など前史を描いた作品も見てみたい。
[DVD(字幕)] 9点(2006-03-04 22:41:03)
5.  NOTHING ナッシング
「CUBE」「The Company Man」のビンチェンゾ・ナタリ監督ということで初日に渋谷のシネ・セゾンに行ってきました。小篇の「Elevated」含め、大好きな監督だったのに、この作品は流石にまずいでしょ。アイデアの秀逸さとSFのよい部分の面白さと最後のドンデン返しが巧みにミックスされた有望な監督だと思ってましたが、誠に残念です。言うべきコメントも見つからないので、今回は点数だけってことで。
[映画館(字幕)] 3点(2005-09-18 21:21:40)
6.  ディボース・ショウ
大好きなコーエン兄弟だっていうから見ましたが、駄目。駄目ですよ、これは。婚前協議書だか、なんだか知らないが、婚姻前の財産は離婚時に折半されないんじゃないんでしょうか? USは違うの? 次回作に期待。
4点(2004-10-30 23:49:29)
7.  キル・ビル Vol.2 《ネタバレ》 
「どうしちゃったの? QT」 残念というより、つらいです。シャープでキレがあって、クールでちょっとキュートなB級映画を見せてくれるもんだとばかり思ってたのに。。。vol.1は、B級なスーパーの入り方、品の悪い東洋趣味、大太刀周り、栗山千明をはじめとしたスプラッターの数々、効果的なアニメーション、衣装、音楽、「やっちまいな」「日本刀が必要で」を初めとした馬鹿馬鹿しい台詞の数々など、ホントに最高にキュートな映画だったのに。vol.2は、まず、かっこよくない。説明調に過ぎるのも気になる。結局、「○○拳法」をならっててよかったね。子供と一緒に暮らせるようになってよかったね、というオチとは、あんまりじゃないですか、QT。もっと脚本いじりまくって、最高にかっこいいエンディングにしてほしかった。思い入れが強すぎたぶん、失望感でめげそう。
7点(2004-05-01 22:43:29)
8.  “アイデンティティー” 《ネタバレ》 
多重人格症をミステリーのオチにする作品があまりに多いなかで、解答編になっていない結末は、いやはや、なんとも。。。せっかく、冒頭が、アガサ・クリスティばりの「嵐の山荘」風ではじまったのに。「そして誰もいなくなった」のようなロジカルなミステリーが楽しめると思ったのに。とても残念。画面全体のトーン&マナーも、恐ろしいというよりも、陰惨という感じで、なじめなかった。
5点(2004-03-20 19:32:31)
9.  イノセンス
アニメでなければできないことを通して、アニメという枠を昇華してしまっている画期的作品。画の素晴らしさ、独特の世界観などはもちろんだが、人間存在のありかたや、他者性、自己とは何かなど近代思想の系譜にきちんとのっとった思想(=テーマ)が素晴らしい。それがちっともスノビッシュにならない演出も流石。原作マンガはよく知らんし、おそらく換骨奪胎しているのだろうが、押井守という人は、ちょっとすごいんじゃないか。アニメとかクリエーターとかいう狭い世界で、という意味ではなく。「攻殻機動隊」(映画)も素晴らしいし、「パトレーバー」などもよいが、本作は圧巻ですね。突抜けすぎていて、言葉を失いました。アニメ好きでない人にもぜひ見てほしい。
10点(2004-03-14 23:26:37)(良:1票)
10.  キル・ビル Vol.1(日本版)
いやあ、傑作です。いままでのタランティーノとだいぶノリが違うっていうんで、あまり期待せずに行ったのですが、これがうれしい期待はずれ。音楽、アニメーション、衣装、キャスティング、東洋趣味、どれをとっても最高ですね。来春のVol.2公開が楽しみ。
10点(2003-11-09 23:00:55)
11.  オー・ブラザー!
いいなあ。くだらなくて。「だから人生はおもしろい。」っていう宣伝文句もグー。こちらからは、「だから映画はおもしろい」って言っときます。
8点(2003-10-25 22:17:19)
12.  たそがれ清兵衛
方言きつすぎて何言ってんだかわかるまで時間がかかったが、まあそれなりによいと思った。真田広之という役者はなかなかよい。角川映画の青臭い青年武士役を振出しに、TVCFで芸者遊びしていると思ったら、今度はへたれ武士役。もういい年齢だろうけど、歳とともになかなか味わい深くなってるな、と。
7点(2003-09-30 23:59:31)
13.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
びっくりするほどつまらない映画でした。小切手偽造というが、リアリティ無さ過ぎ。いくら60年代の設定だっていっても、こんなんで金融業界に身を置く人間が騙されるのでしょうか? 銀行マンを馬鹿にしすぎ。
3点(2003-09-30 23:47:31)
14.  M:I-2
くだらない。1を見て、まあそれなりだったので、間違ってDVDを買ってしまった。おそらく二度と見ない。気持ち的には2点だが、2点の基準の「年に一度あるかないかの外れ映画」ってとこまではいかないので、まあ3点。
3点(2003-08-09 18:06:16)
15.  マイノリティ・リポート
ディック原作じゃ見ないわけにはいかんので、一応見たが、なんじゃこりゃ。時間の無駄でした。なにもスピルバーグに演出させなくても。
3点(2003-08-09 17:58:56)
16.  オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
0点のコメントそのままです。ある意味貴重かも、ホントに。
0点(2003-07-04 22:42:58)
17.  ディナーラッシュ
複数鑑賞に堪えうる数少ない映画。シャープでスマートでソフィスティケート。恋愛なし、派手なアクションなし、超有名なキャスティングでもないし、脚本が凝っているわけでもない。泣かせるわけでも、心をうつわけでもない。舞台はイタリアンレストランでほぼ固定。なのに、全体の調和がぴったりととれていて、なんとも素晴らしい名作に仕上がっている。現代美術やデザインが好きな人、インテリアに凝っている人なんかだと、ずぼっとハマる作品。
10点(2003-06-23 23:32:42)
18.  小説家を見つけたら
これよかったけどなあ。ジャマール役の少年うまかったじゃないですか。レイシズムの問題とか感じなかったし、この手の映画でよくあるスノビッシュな空気もなく、純粋に楽しめました。感動もしなかったし、ほのぼのしたわけでもないが、ふつうにいい映画だと思うけどなあ。
7点(2003-06-23 23:12:00)
19.  カンパニー・マン
「CUBE」と比べちゃかわいそうでしょ。あんなすさまじいまで卓越した設定がホイホイひねり出せるわけないし。でも、1本の映画作品として見たら、なかなか良品なのではないでしょうか。「飯抜いて見ろ」っていうレベルではないが、「つまんない」ってわけでもない。7点。
7点(2003-06-03 23:54:27)
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