1. ステラ
ここまで見事な親子の別れを描いた映画はみたことがありません。この映画の「別れ」は悲しいというよりも、真摯で、前向きで、感動的です。娘を追い出した後にステラの顔に浮かぶ、 半身を自ら引き裂いたような苦痛の表情は、 いまだに思い出しただけで泣けてしまいます。 [DVD(字幕)] 10点(2007-12-10 22:24:41) |
2. 素晴らしき哉、人生!(1946)
無宗教な私ですが、それでもこの映画を観ると、 神様はちゃんと自分を見ているのだなあ思ってしまいます。 [DVD(字幕)] 10点(2007-12-10 22:22:34) |
3. となりのトトロ
何度もくり返し観ているのですが、ハタチを過ぎてからは理由はよく分からないのに、この映画を観ると泣いてしまいます。不思議な作品。 [DVD(邦画)] 10点(2007-12-10 22:20:51) |
4. ゆきゆきて、神軍
この映画を薬品に例えると、毒、麻薬、に近い存在だと思います。物事の分別のつかない年の子供には、絶対に見せてはいけないものでしょう。しかし用法をまちがえなければ、毒や、麻薬も役に立つものに変わるものです。 秩序だって清らかな場所にいるよりも、汚く猥雑で混沌としている場所にいたほうが、人間の事実がよく見えることもあるはずです。 極限に近い状況の人間がどうなるのかを知る意味で、 おとなの人は見ておくべきです。 [ビデオ(字幕)] 10点(2006-01-22 19:17:25) |
5. サウンド・オブ・ミュージック
曲がすばらしい。奇跡のような映画。 10点(2002-12-23 21:36:31) |
6. モンスターズ・インク
最高!ストーリー、アイディア、センス、三拍子そろって抜群。CGでアニメ作らせたらアメリカ人はなんて上手いんでしょうか。逆にCGじゃないのはどーしてアレなんでしょうか。 10点(2002-11-21 00:43:56) |
7. 崖の上のポニョ
ものすごく楽しめました。一言でいえばとてつもない映画です。しかし、ビジュアル面では過剰。ストーリーは異常。まちがいなく世界最高の映像表現のアニメ映画ですが、なんというか、ファンタジーとリアリティーのバランスが常人にはちょっと受け付けないほど狂ってませんかこの映画。 [映画館(邦画)] 9点(2008-07-29 18:37:31) |
8. 奇跡の人(1962)
「奇跡の人」と聞くとたとえば手をかざすだけで病気を治すような人間をイメージしてしまいますが、サリヴァン先生を含めみな映画の中にいるのは私たちと同じただの人間です。不幸な過去を背負っていたり、困難を目の前に不安に押しつぶされそうになったり、泣いたり笑ったり、まったく私たちと変わらない普通の人が、懸命に誠実にそしてタフに使命を果たすから、私たちは共感でき感動できるのだと思います。原題の「The Miracle Worker」は正確に訳すと「驚異的なこと(奇跡)を行う人」という意味です。 [DVD(字幕)] 9点(2008-05-19 19:26:18) |
9. バンド・オブ・ブラザース<TVM>
戦争映画にはすべての要素がつまっていると感じました。死に近い場所にいるから、強烈に「生きている」実感を味わえ、あらゆる物事がドラマチックで感情的に変わってしまうものなのですね。戦争に行ったことないのになぜかひしひしと骨身にしみて感じられる、圧倒的なリアルさ。ディテールを追求することの成功例がこの映画です。 [DVD(字幕)] 9点(2008-02-24 23:11:40) |
10. 誰も知らない(2004)
現代の日本をとてもよく描き出している映画だと思います。 もちろんごく限られた一部分を、ですが。 淡々とした、清涼だといってもいいほどの雰囲気や、 まったく日常のテンションでおこなう、リアルな演技など、 傑作だと思います。 [DVD(邦画)] 9点(2007-12-10 22:15:00) |
11. ライフ・イズ・ビューティフル
崇高な死に方というものがあるのならば、 ラストのおとっつあんの死に方はそうなのかもしれません。 死に方にあこがれるというのも変な話ですが、 ああいった死に方が出来る人間になりたいものです。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-10 21:54:17) |
12. スティング
貯めこんだり積み上げたりしてきたものを、あるとき一気に壊して蕩尽してしまうことに、人間はものすごい快楽を感じてしまうという理論があるのですが、この映画はまさにその理論を実感できる映画です。ラストは「超気持ちいい」です。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-10 21:52:50) |
13. ユナイテッド93
「テロが悪い」と言われても、頭ではわかるのだが、腹の底から納得はしていなかった。しかし、この映画を観て、ほんの少しだけかもしれないが、理不尽に他人を恐怖に巻き込むテロの怖さを生理的に理解したような気がした。楽しいとか面白いだけが映画の良さではない。良薬口に苦しというけれど、こういった息苦しい、救いようのない悲劇を味わえるのも映画の良さだと思う。 [DVD(字幕)] 9点(2007-12-10 21:34:42) |
14. 東京物語
おそらく同じことをさんざんいわれてきたであろうし、とてもありふれた感想になるのだろうけれど、やはりこの映画には、日本人の美点が濃縮されているように思う。 [DVD(邦画)] 9点(2006-08-29 20:17:47)(良:1票) |
15. ミリオンダラー・ベイビー
あの悲劇的な状況は、誰にでも起こりうるし、それよりもなによりも自分にも降りかかるのではないかと恐怖すら感じました。ぬるま湯でふやけた心の中をいきなりえぐられたような、確実に心に残った映画ですが、二度とは観たくありません。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-10 00:04:55) |
16. アメリカン・ビューティー
表向き変なヤツほどまとも、まともに見えるヤツほど狂ってる。 登場人物は、自分の周りにいそうなやつばっか。 わかりやすく強調されデフォルメはされた狂気は、確かにいま自分の周りにある現実の 一面をを見せてくれます。 [ビデオ(字幕)] 9点(2005-08-06 22:09:51) |
17. ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
原作は大好きで若い頃から何度も読み返してますが、原作に比べ圧倒的に映画の方が、「タイヘンなことを成し遂げた!」って感じがするんですよね。 映像の力ってのを見せつけられた気がします。 9点(2004-12-13 11:35:25) |
18. キル・ビル Vol.2
音楽は最高ですね。 9点(2004-12-13 11:17:34) |
19. キル・ビル Vol.1(日本版)
これつまんないという人がけっこういるんですね。そこがショック。何であんなにセンスいいのってぐらい音楽はひたすらカッコイイです。 9点(2004-12-13 11:15:33) |
20. ボウリング・フォー・コロンバイン
映画というよりも、NHKあたりの海外ドキュメント番組を見たような気分。こういうドキュメンタリー映画は表舞台にもっとたくさんあっていいと思う。それにしてもアメリカ人は喋りがうまい。マリリンマンソンみたいに意見をいえる政治家って、日本に何人いるのだろうか。日本じゃこういう映画はできないんだろうな、、、、。 9点(2003-11-03 21:45:24) |