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南浦和で笑う三波さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ラヂオの時間 《ネタバレ》 
牛島が作家に冒頭のリハーサルシーンの後で「本番はもっと面白くなりますから」と何気なく言っているのがその後の展開を示唆していてうまい。また、作家のナレーションで「今夜は私にとって生涯忘れられない夜になりそうです」とあらかじめ録音してあったのがオンエアでわかるのも非常に効いている。細川俊之の怒り心頭に発した表情が真に迫っていて実におかしい。「おかえりなさい」という台詞を二人の別々の女が言うシーンがあるがそれがまた両方とも泣かせる。仕事が結果的にうまくいけば愛人宅に泊まりに行くのを忘れてしまう(のようにみえる)というのもなかなか痛快。エンディングの俳優のクレジットにまで芸がある。あいうえお順に主戦級を順繰りに紹介していって、チョイ役出演の染五郎、B作、桃井、宮本が紹介された後、最後に再び紹介される主戦級の役者が、あいうえお順でも、映画の内容からしても、いかにもと納得させる人なのである。プロジェクト仕事に携わって納期に迫られ苦渋の決断をした経験のある方に特におすすめできる作品かもしれない。
10点(2004-05-23 19:18:29)(良:2票)
2.  奇人たちの晩餐会 《ネタバレ》 
辞去するタイミングは、どこの国でも難しいんだということがよくわかった。ちゃんと晩餐のシーンがあるところに好感が持てる。ギックリ腰の痛みがどこかにいってしまうくらい強烈。(以下2004/5/26追記、完全にネタバレですので未見の方はご注意ください)あまりの展開で忘れがちだが、冷静に振り返ると、この脚本は脇役一人一人についてまで恐ろしく因果応報のバランスがよいので驚く。昔のことは忘れて終始正直で善意で行動した男には何の天罰も下されない。どころか、彼は高級ワインのさらにおいしくなる飲み方というプラスの情報を得ている。電話で呼び出された客は機密漏洩、職権濫用をしたため、知らなくても良いことを知ってしまう。そのかわりといってはなんだが、とんでもない飲み物を飲まされたのと引き換えに、興味深い仕事上の情報が得られる。また、帰らないと留守番電話にいれたにもかかわらず帰ってきた女も、知らなくても良い情報を聞かされる。そして、去り際に「いわれなくてもわかるわ」という悪魔の瞬間があったのを天は見逃さず、事故という形で罰が下ってしまう。もうひとりの女は、身内だと嘘をついたために、彼が本当は「色情女」と思っていることを知ってしまうし、もう一度狂言芝居をうったがために、彼の気持ちが決定的に離れてしまう結果を招く。こう見てくると、作り手は嘘はいけないことだ、ということもこの作品で伝えたいらしいことがおぼろげながらわかってくる。さて、最後に嘘をついたのはどちらの主人公だったか。そう考えると実に奇跡のように素晴らしい脚本だと賞賛するのを禁じ得ないのである。 
10点(2004-05-18 15:44:19)(良:3票)
3.  ブレイブハート
ラグビー観戦好きとして合戦シーンにハマってしまった。横一線のディフェンスラインを攻撃側が破って裏に出られるかどうかを競技場の中央席上段から高みの見物をするのがラグビー観戦の醍醐味のひとつだが、騎馬隊に相対するシーンはそれにそっくりで思わず力がはいった。こういう歴史があったのかと思うと、イングランド対スコットランド、イングランド対アイルランドのラグビーの試合を観るのがますます楽しみになる。映画でもそうだが、ラグビーもだいたいイングランドが強く敵役で、弱いほうのスコットランド、アイルランドを応援するというのが私の作法。対決物は敵役の悪辣さが際立っていると面白くなるものだが、この作品ではエドワード1世の権謀術数に長けた悪役ぶりが光った。皇太子妃の役柄は、史実上もどうしようもなく暗愚と伝えられているエドワード2世を利用したうまい創作だったと思う。
10点(2004-01-23 09:18:42)
4.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
やりやがったぜベイビー!銀行の副頭取なぞにしておいたのが勿体ないくらいのデキる男の物語。デュマの古典を蔵書に加えるシーンがいいスパイスだった。私が所長なら定期的にお部屋替えをすると思うが、しなかったからこそこの話が成立した。マヌケな所長に乾杯、もとい、献杯。 (以下追記)一日おいて冷静に振り返るとうまく騙されたかなという気がしている。隣室に気付かれないよう物音を立てずに事の準備を進めるのは無理というのが今の私の結論。誰もが主人公自殺?と思った場面から見事に急展開して、観客にそこまで考えさせずにエンディングまでもっていった作り手側が一枚上手だったのだろう。(以下(笑)評価をいただいた後の2004/2/1にさらに追記)この映画をひとことであらわすフレーズを思いつきました。「鶴の恩返し」ならぬ「一匹狼の恩返し」。自分で自分を褒めてやりたいです。(2004/2/13ネタバレ追記)レビュー数が800本を越えた時点で、まだ誰も「復讐」という言葉をレビューに用いていないのは信じがたい。これはデュマの古典「巌窟王」のパスティーシュで裏切りに対する復讐劇。主人公が自分を裏切った「法制度」に対し見事に「完全犯罪」という手段で復讐を果たした話だから爽快感があるのであって、自由とか希望とかは二次的になものにすぎないというのが私の解釈なのだか、、、。(2004/5/20追記)最近、ひょっとするとこれはゲイ・ムービーなのではないかと思っている。そういう目で見ると、そのように見えてしまうから不思議である。  
10点(2003-12-25 11:48:03)(笑:1票) (良:2票)
5.  ワンダフルライフ
とあるシーンがあると聞きつけたので鑑賞。観るまで是枝監督の存在自体全く知らなかったのだが、自分と生まれ年が同じで1962年生まれとのこと。それでハタと思ったのはこの監督は学生時代に当時翻訳されたスタッズ・ターケルの「仕事!」を読んでいたのではないかということ。脚本を作るにあたって、相当な人数の人にかたっぱしからカメラを回しながらマイクを向け、その人の天国に持って行きたい思い出を取材し記録したということだが、ターケルがテープを回しながら、同書の取材で様々な職業の人に自分の言葉でその人の仕事を語らせ録音し、それをそのまま文字にして成功した手法を彷彿とさせる。是枝監督がターケルを読んでいたか否かは単なる私の趣味でどうでもいいが、記録装置を存分に使って、同じテーマの問題をおびただしい人数の人に聞き、その反応を余すことなく記録し、それをもとに作品を作り上げるという手法は、人間存在に深く迫った作品を作る手法として、ノンフィクションの活字作品だけでなく、フィクションの映像作品にも有効に機能することが示された作品であったと思う。観ている間、登場人物に感情移入している時間と、自分の過去を思い起こしている時間が何度も何度も交差する、一種不思議な体験を味わわせてくれた映画であった。
[ビデオ(邦画)] 9点(2006-12-21 01:19:08)
6.  ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ
四月一日のレビューということで、この映画を選択。しかし、途轍もなくヤバイねー、この作品。こんなの撮って、関係者とその一族郎党はみな21世紀を無事に迎えられたのだろうか。一人消されたとかいう穏やかならぬ話も漏れ聞こえてきているがどうなのだろう。くわばらくわばら。前半、うまく練りこまれているなと思えたストーリーが、後半やや破天荒な展開で妙に恐ろしく、話を作り過ぎているのではと感じたが、実話だったと聞かされれば引き下がるよりしかたがない。事実は小説より奇なり。私に云わせれば、この作品は、映像プロデューサーという現代の魔法使いが、米国大統領選で、一世一代の秘術を尽くしたのを描いた、A級ホラーの傑作、ということになる。もっとも巷では、B級法螺映画とのウワサがもっぱらのようだ。真相は藪の中。観て判断していただくよりない。 
9点(2004-04-01 02:14:25)(笑:1票) (良:1票)
7.  カラー・オブ・ハート
面白い。発想のすばらしさに目を白黒させながら観た。何の予備知識もなく観始めて、最初、「これはアメリカの"Pleasantville"というTVドラマを見ていないとつらい映画なのか?」と心配になったが、全然そんなことはなかった。そのかわり、子供のころに読んだ「ハックルベリ・フィンの冒険」のストーリーを半ば忘れている自分には烈しく自己嫌悪した。色使いが目立つ映画であったが、忘れてならないのは、題名以外のページが白紙だった本の中身が蘇ってくるところ。色の変化だけでなく本の変化を並行的に見せたことで、ファンタジーながらも妙にリアルな説得力のあるストーリーになっていた気がする。一番のみどころは、やっぱり裁判のシーンで町長が主人公の挑発にのせられてしまい「色をなして」怒るところであろう。 
9点(2004-02-11 16:19:07)
8.  フェイス/オフ
 入り方がうまい。冒頭の聖歌隊の若い女性と主人公の片方とのやりとりでインモラルな内容の映画だということを予告し、また、離陸直後で燃料満タンの飛行機に大爆発が起きなかったことで、リアリテイを追求した作品でないことを観客にほのめかす。その後の展開も、冒頭での予告どおり、全篇、インモラルでリアリテイのかけらもないシーンで首尾一貫する痛快なアクション・コメディ(コメディとしたのは主人公二人の役柄設定はコメディの古典をアレンジしたものだから。そのほかブラックなジョークが随所に見られる)。  しかし、インモラルなのは大人だけで、登場する子どもにはモラルを求め、インモラルな部分をできるだけ見せないようにしているのが、この作品に流れる倫理観。その意味では保守的であり、インモラルな内容でありながら安心してみることができるという奇妙なバランスが出来あがっているように思った。銃撃シーンで子どものヘッドフォンから漏れ聞こえる音楽にあの名曲を持ってきたセンスには脱帽。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-21 12:25:46)(良:1票)
9.  世にも憂鬱なハムレットたち 《ネタバレ》 
邦題でずいぶん損をしている作品のような気がする。「憂鬱」という文字を見ただけで食指が動かない人が多いのではなかろうか。尤も原題を直訳しただけでは見る人がもっと少なかったであろうこともうなずけるのではあるが。筋は、売れない役者が、一念発起し、公募に応じた、やはり食い詰めている役者たちとともに、田舎の教会で合宿生活を送りながら「ハムレット」を作り上げていく、というもの。正直に言って中盤までは役者の演技はうまいのになぜか退屈に感じられるのだが、上演日が近づくにつれぐいぐいと盛り上がる脚本・演出になっているので途中でリタイアしないことが肝心である。どれだけ凡庸な「ハムレット」が出来上がるのだろうかと散々思わせておいて、猿之助のスーパー歌舞伎のような、ケレンに満ちた前衛的な舞台をいきなりつきつける手並みは鮮やかで、上質のマジックを見るようだった。
8点(2005-03-19 11:37:46)
10.  ジーンズ/世界は2人のために
コロンブスの生卵のギャグ、アメリカ大陸をインドと間違えた歴史を揶揄しているミュージカルシーンあたりから、何かあると思わせたが、後半早々に嘘をならべたてた祖母が、前半にアメリカで脳の手術を受けていた、というところがなかなか強烈。祖母の嘘からてんやわんやが始まるのだが、そのおおもとが治療のためアメリカに渡ったことだったというのが皮肉が利いていてよい。途中で休憩が入るコメディというのは珍しく、前半はやや冗長な感じがしたが、休憩後の双子がいっぱいの急展開は前半からは全く予想もつかないもので、大いに楽しめた。何かの本で、インドでは結婚相手を親が決める伝統がまだ残っているというのを読んだ記憶があるが、その伝統が、ソフトエンジニア大国としてアメリカと交流が深まるにつれ、変容しつつある時期につくられた傑作コメディではないだろうか。
8点(2005-01-22 15:25:59)
11.  女人、四十。
妻に先立たれたショックなのか、アルツハイマー症状が急速に進行した舅の面倒をはからずも見ることになってしまった、キャリアウーマンで主婦である主人公の細腕奮闘記。癌が脳に転移して段々記憶が失われていった近親者を看取った経験がある者として、この作品は、深刻になりそうな題材を、明るく軽く描き出すことに成功したすぐれたコメディだと強調したい。現実はこんなにとんとん拍子にうまいこと物事が進行しない、との批判はあるだろうが、この題材はそうでもしなければ、見るに忍びない映像の連続になってしまうだろう。市場での値切り交渉や、帰りがけの女性同士の麻雀など、いかにも香港らしいところ、誰が病人の面倒をみるかで日本と同様な親族会議が行われるところなど、日本と異なる場面、似ている場面が交互に現れてなかなか楽しい。義父と主人公の演技は完璧といってよい出来である。難しい題材をきちんとした娯楽作品にまとめあげた作り手の腕前は並みのものではない。
8点(2005-01-21 20:26:46)
12.  ボビー・フィッシャーを探して
勝つこと、ナンバーワンになることが尊ばれるアメリカで、このような脚本が書かれたことに驚く。古い話で恐縮だが、観終わった後、北の富士と貴ノ花との名勝負で「かばい手」か否かで物言いがつき、長いこと協議がまとまらなかった一番をひょっこりと思い出した。中盤、父親と母親とコーチが対立する関係になったのが、あっさりと解決してしまっているのがやや不満に感じられたものの、最後のトーナメントの真剣な雰囲気があまりにも圧倒的でそんな不満は吹き飛んでしまった。チェス盤の市松模様と白黒のコントラストが対照的な立体駒は、それだけで絵になる。最後に戦う二人が、映画の途中で目線を合わせてお互いの存在を意識しあっていたものの、そのときは言葉はかわさず、クライマックスシーンになって初めて言葉を交わらせる演出が見事。チェスクロックの叩き合いの迫力には鳥肌が立った。チェスのルールを知る知らないにかかわらず、何かしらひとつ以上のスポーツ、ゲームに打ち込んだことがある方、または、自分の子供が打ち込んでいる方にはお勧めの作品。
8点(2004-12-10 18:39:59)(良:1票)
13.  ヒート
一対一の対決というと、自分の頭の中の参照標準は、潜水艦対駆逐艦か、殺し屋対刑事の映画ということになる。それら二作品は、対決する二人の狐と狸の化かしあいに妙味があり、二人が実際に顔を合わせたら終わりとなる。この作品は、化かしあいの面白さはさることながら、対決する二人が顔を合わせても終わりにならないところが最大の魅力である。特にデ・ニーロ演じる犯人役が、ここまでだったらまだ警察は手を出してこないはず、と間合いを見切っていて全然びくびくしたところがない不敵なところが素晴らしい。アル・パチーノが海の近くで「奴らが何を見ていたのか」わかったという場面では、観ている自分もまんまと騙されたのが快感だった。
8点(2004-09-25 10:00:01)
14.  12人の怒れる男/評決の行方(1997)<TVM>
1957年のオリジナルと脚本が同じだと噂のこの作品、レビューも同じで通用するか試してみる。4番陪審員が夫婦で見た映画の共演者を思い出せなかったシーンがあり、「なにしろ低予算の三流映画でね」という言い訳を、、、あれっ、言ってないね。若い頃とは違って今の私が一番感情移入するのは、って、昨日観たのが初めてなんだよこの映画。やはり、レビューまで同じでは通らない。というわけで気がついたのは、こちらはセリフ回しから何から随分ゆっくりに感じられたこと。22分もオリジナルより上映時間が長い。おそらく、ジャック・レモンもかなりの歳だったし、高齢者の観客に観て貰う事を意識したのだろう。ところで、陪審員に黒人が入ったことがよく言及されるこの裁判所、場所がニューヨークで製作も1997年なのだから、人口構成からして、オリエンタルアメリカンも陪審員に居ていいんじゃないだろうか、と、一人の東洋人としてはひとこと言いたくなる。
8点(2004-04-23 13:23:29)(笑:1票) (良:1票)
15.  恋人たちの食卓 《ネタバレ》 
女房と死に別れた、年老いた台湾料理の凄腕の料理人の父親と、一緒に住んでいる独身三人姉妹の物語。長女は30歳前後で、学校の化学の先生でクリスチャン、次女は航空会社のやり手キャリアウーマンで翔んでる女でありながら料理の腕もなかなか、三女は料理人の娘のくせになぜかファースフードの店で働いている、という人物設定。誰が最後まで父親の面倒をみるのか、という重い命題を抱え、お互いに牽制し合いながら、一人、また一人と軽いノリで結婚して家を出て行くのである。そして最後に残ったのは、、、。さすがこの父親、一流の料理人だけあって、最高の「食わせ者」だった。料理のシーン、台湾茶の喫茶シーンなど、自国の文化に誇りを持っているのが感じられる映画は、みていてすがすがしい。
8点(2004-04-08 12:07:50)(良:2票)
16.  フォー・ウェディング
アンディが記憶力のよさを披露する例のシーンに強烈なショックを受けたのだが、勇気のない私は話が話だけに身内や数少ない女友達に「女ってそういうもの?」と聞くわけにもいかず悶々とした日々が続いていた。だが、悪友によると、キャバクラでこの映画の展開をひとくさり説明してから「アメリカの女性って全員のことを事細かに覚えているみたいなんだけど、日本の女性はどうかな?」とあくまで「一般論」として聞きまくったところ、驚いたことに十中八九「個別論」が返って来るのだそうだ。しかも豊富に。その意味で楽しい時間を過ごすために、とっても「実用性」の高い映画だと激賞していた。エッ、そこのアナタ、もしかして悪友じゃなくてオマエだろうと思ってます?いいえ、英国国教会に誓ってそんなことは。ワタクシメの感想はイギリスのコメディは冗談がキツクて最高というごくごく平々凡々なものでして、ビデオレンタル代だけで済むのであればけっしてこの映画はお金のムダ使いということには、、、。  
8点(2004-01-28 15:22:33)(笑:1票)
17.  めぐり逢えたら
昨日ケーブルTVにて。始まってからの焦らしがあまりにうまいので、これならクライマックスもさぞかしと期待をふくらませすぎ、ちょこっと尻すぼみの感じ。恋愛映画のくせに、主人公の男と女が会話しているシーンが全部で5分あるかないかというのは最短記録の部類でしょう。
8点(2003-12-08 08:18:49)
18.  ノッティングヒルの恋人 《ネタバレ》 
大ネタを翻案したと思われるコメディの脚本としてはよくできているほう。レストランでジュリア・ロバーツが隣のテーブルの客に捨て台詞を吐いて出て行くシーンは痛快。車椅子の登場人物がいる謎も最後近くに解ける。車でリッツに駆けつけるシーンでBGMで流れていたのが名曲 GIMME SOME LOVING 。この曲はコメディとは相性がいい。美女が序盤早々唐突にキスするのはよくあるパターンでその昔グレース・ケリーにも例があったかな。たぶん、グラント姓の役者はそうされる運命にあるのだろう。
8点(2003-11-30 23:10:54)(笑:1票)
19.  どつかれてアンダルシア(仮)
レンタル店で邦題につられて思わず手に取った作品。ブルーノが警官に尋問されて女を売ってしまうシーンなど、とても可笑しいんだけど、男として心の底から笑えない笑い、とでもいうのだろうか。なかなか皮肉の効いた笑い満載のコメディである。同い年のスペイン人だったら、しばしば挿入される同国の歴史的なイベントの映像になじみがあるので、より惹き付けられて見る事になっただろう。また、ユリ・ゲラーはスペインでもブームになったらしいこともわかる。これで、コンビ二人のどつき漫才自体が笑えるものであったなら大傑作だとおもうのだが、、、。その点だけが残念である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-23 17:08:50)
20.  9か月
考えがすれ違っているのをほとんど表情で見せきった主人公二人の演技は圧巻。字幕を見なくても、おそらく、二人の顔を見比べているだけで吹き出してしまっただろう。ただ、筋書きがガチガチに保守的なのがちょっと不満。「ピアスはやめて」など、どこかの新聞社の大物が聞いたら我が意を得たりと大喜びしそうな科白である。主人公が据え膳を食わないのが男としては不思議だったが、後できちんと落ちがついたのでなるほどうまいなと思った。後半のドタバタはやりすぎの感じがあり、特に自転車との衝突は余計だったのではないだろうか。
[地上波(字幕)] 7点(2005-04-28 16:11:19)
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