1. あなただけ今晩は
も~、大好きな映画!ジャック・レモンの頼りなげでありながら芯の通った優しさに感動。シャーリー・マクレーンの可愛らしさも嫌味なく描かれていて二重マル。ワイルダー監督お得意の変装ネタ炸裂で、何と素敵なお話しだろう。この恋物語にはハマったなぁ。恥ずかしながら、自分は風俗のおネエさんと付き合ったことがあるのだが、少なからずこの映画の影響があったのは間違いないところでしょう。 10点(2004-01-02 21:29:07) |
2. ニュー・シネマ・パラダイス
十数年前に観て、それ以来自分にとって不動のベスト1。当時大学生だったけど、部屋で一人で泣きじゃくってしまった。余韻に浸っていた時間の心地よかったこと。あの美しいテーマ曲の調べを聴くと今でも感動がよみがえる。もう条件反射レベル。 10点(2003-12-23 15:20:41) |
3. 情婦
十数年前、大学生のときに観た。それ以来、マイベスト3にランクインし続けている。とにかくラストに体が震えるほどの衝撃を受けたことが強烈な印象として残っている。映画を観て、あんなにユカイ、ツーカイな気持ちになったのは初めてだった。映画の素晴らしさを教えてくれた作品。また見直したい。ワイルダー監督ありがとう。 10点(2003-12-18 00:07:21) |
4. 天空の城ラピュタ
アニメ映画では自分のNo1です。テーマ曲『君をのせて』が大好きで、井上あずみさんが地元のイベントに来てくれたときは、大感激!すっごく嬉しくて聴き入ったなぁ。監督の最近の作品はメッセージ色が強いうえ、絵の美しさとか妙なリアリティ感(影のつけ方や口の動きなど)を追求してるようで、イマイチ楽しめない。なんか説教クサイし…。楽しむには、やはりこれが一番! ドーラのキャラが最高に活きている。助演女優賞もの!なんて気持ちのいい婆さんなんだ! 10点(2003-12-13 01:18:09) |
5. いま、会いにゆきます
エピローグが秀逸。SF的要素が多分に盛り込まれた内容でありながら、終わってみると違和感も残らず、清々しささえ覚える秀作であった。これも偏(ひとえ)に中村獅童と竹内結子の演技力による処が大きい。特に、竹内結子の女優としての成長ぶりには目を奪われた。なんと清楚に、そして凛と画面に映えることであろう。見た目を超えた内面の美しさが醸し出されていた。個人的に女優開眼の記念碑的作品と位置づけたい。物語中の澪が茶髪ではなく黒髪なのがいい。巧と佑司を優しく包み込み、それでいて力強い意思を持ち合わせた女性であることが伝わる(茶髪のギャルママではサマになりません)。私にも高校時代に3年間話しかけることの出来なかった片思いの女のコがいましたが、もちろん、その後彼女から何の連絡もありません。 9点(2004-11-26 01:23:12)(笑:1票) |
6. 雨に唄えば
ジーン・ケリーのダンスシーンは既に有名だけど、コンビを組んだドナルド・オコナーに大感激した。ダンサー、ジャグラー、パントマイマー、そしてコメディアンとして一流ではないか。彼の動きは衝撃的でさえあり、最上級のエンターテイナーに出会えた嬉しさがあった。2人のタップのシンクロには見事すぎて言葉が出ない。ミュージカルは大好きなのに、この作品を後回しにしていたことを後悔。サイレントからトーキーへの過渡期の苦労がユーモアとペーソスたっぷりに描かれ、ハリウッドの草創期を支えた先人たちへの思いやりに満ちている。社長もドン側をサポートしてくれるのが嬉しい。全体が優しさに包まれ、何とも良心的で、ミュージカルの教科書のようだ。やっぱり、ハリウッドとブロードウェイを持つ国は違う。 9点(2004-11-17 18:56:02)(良:1票) |
7. サウンド・オブ・ミュージック
中学の音楽の授業で、おそらく人生で最初に出会ったミュージカル映画。自分が幼かったせいか、『ドレミの歌』と『エーデルワイス』しか知らなかったせいか、当時は十分に楽しめたとは言い難い。前半のトラップ大佐の怖さと後半の逃亡劇の暗い印象が強かった。今回、久しぶりに観ると耳慣れた曲も多くなっていて、その高い音楽性に舌を巻く。今考えると、ロジャース&ハマースタインのコンビだから当然である。こっちが出処だったのね(恥)。この映画の偉大さを思い知らされる。空撮から始まる壮大なオープニングと堂々たるメインテーマ曲は映画史上に残る名場面であり、その歌声に一気に魅了された。幼い恋心を歌った『もうすぐ17才』、雷の恐さを忘れる『マイ・フェイバリット・シングス』、子ども達の可愛らしさが際立った『さようなら、ごきげんよう』など、素晴らしい曲のオンパレードに大満足。まさにミュージカルの金字塔。2度目の出会いは最高だった。 9点(2004-05-01 00:23:26) |
8. スティング
再見してホントによかった。十数年前に観たことがあり、かなりの痛快作という印象は強く残っていたのだが、細かい描写は忘れていた。緻密に計算され尽くした脚本や演出、俳優陣の見事な演技に初見当時の感動が甦ってきた。2度目ながら極上のひと時を過ごすことが出来た。それにしても「FBIのポーク(豚)」というキャラは最高にウィットに富んだ設定である。サギ師にとっては思わず納得? 9点(2004-04-27 22:53:24) |
9. ルパン三世 カリオストロの城
《ネタバレ》 小学生の頃から、もう夢中にさせられた。大人になった今でもそれは同じ。1分1秒と退屈しない。冒頭のカーチェイス、屋根の飛び移り、ルパンの手品、結婚式のドッキリ、時計塔の決闘、そしてラストにはクラリスの告白と銭形の名セリフ。アニメならではの名場面の宝箱。主題歌もしんみり心にしみ渡る。 9点(2004-03-18 23:20:15)(良:1票) |
10. ターミネーター2
映画館で観なかったことが未だに悔やまれる作品ランキング1位。というのも、当時金欠大学生だった私は節約のため、映画はレンタルビデオで観るようにしていた。面白いと随分話題に上っていたこの映画もビデオで観るのを楽しみにしていた。そんな折、忘れもしない、『とんねるずのみなさんのおかげです』の中で“T2”のパロディをやっており、石橋貴明が「ラスト感動したぜぇ」などと叫びながら溶鉱炉に降りていくシーンをお笑いネタにしているではないか!確か公開から1年くらい経っていた頃だったと思うのだが「あほー!まだ観てないヤツもおるんじゃ!」「映画のラストシーンをバラすなんてマナー違反だろーが!」とテレビの前でのたうち回った覚えがある。その後、レンタルしてラストだけを知って観た時の虚しさったらなかった。しかも、これほどの名作だけに余計に損した気分である。 9点(2004-03-11 22:18:38)(笑:2票) |
11. ターミネーター
初めて観た時の、ターミネーターの圧倒的な迫力は凄かった。当時中学生で夢中になって何度も観たのが懐かしい。悪役が主人公という設定も新鮮で良かったし、マイケル・ビーンのカッコ良さにも素直に憧れた。カイルとサラが一度だけの契りでジョンが宿るわけだが、それも不思議とイヤラシさもなく受け入れられ、極限の状態でも繋がっていく命の尊厳さすら感じた。 9点(2004-03-11 22:16:08) |
12. 或る夜の出来事
心理描写が実に巧みで、監督の演出さすがに上手いなーと唸らされる(フランク・キャプラはアカデミー監督賞3度獲得の名匠)。わがまま娘のエリーが一人ぼっちになってオロオロするシーンや神妙にニンジンを食べるシーンは、ピーターへの心の距離が縮まっていることを如実に語る。最後の1泊をねだるあたり、エリーの切なさ爆発である。そして、クラーク・ゲーブルが最高の二枚目半を演じてみせた。機転の利いた長セリフも楽しく、特にヒッチハイクのシーンでのコミカルさは見事に尽きる。公開当時もきっと映画館中が大爆笑だっただろうな。『風と共に去りぬ』のレッド・バトラーのイメージしかないので、かえって新鮮だった。こんな古い時代に最上級のロードムービー作品がここにあった。 9点(2004-03-11 21:50:15) |
13. ダイ・ハード
この作品の登場をもって、対テロリスト映画のスタイルが確立した。その後に雨後のタケノコの如く類似作品が続出したことを見ても、影響力の大きさを物語っている。とにかく、設定の勝利といえる。スリルやアクションなど、この映画の肝となる面白味が一つの舞台に集約し、まるで美味しさが密封された料理のよう。決して高級料理ではないのだけれど、大衆料理屋の極上メニューといった感じ。妻への思いや巡査との奇妙な友情、ウザい記者などのエピソードを折り混ぜることにより、見事に本編を飽きさせない。個人的にはアラン・リックマンのクールな悪役ぶりがすごく気に入っている。 9点(2004-02-24 23:26:03) |
14. ウエスト・サイド物語(1961)
10年くらい前に一度観ただけだった。ダンスや歌のシーンは印象に残っているものの、ラストがどんなだったか覚えておらず、リバイバル上映をやっていた時に、いい機会なので観直した。ダンスの振り付けはもちろん、撮影の手法も当時かなりエポックメイキングであったことは容易に想像がつく。そのパフォーマンスに魅了され、多くのダンサーに影響を与えたのも頷ける。特に『クール』は目が離せない。メンバーのキレキレのダンスには思わず鳥肌モノの大感動。『マリア』や『トゥナイト』、言うまでもない名曲で必聴です!観終わった後、曲を口ずさみながら帰る自分の姿は公開当時の若者と何ら変わりないだろうな、と思いを馳せたりして。確かにラストは弱いし、単純で陳腐なストーリーだが、そこは触れる箇所ではないと思わせる最高のミュージカル。再見してホント良かった。 9点(2004-01-30 22:51:10) |
15. シックス・センス
彼女と映画館に観に行って…。彼女「撃たれて死んじゃったんじゃないの?」 オレ「イヤ、助かったんよ」 彼女「ユーレイなんよ」 オレ「な訳ないじゃん。生きてんじゃん」-その後、彼女がイニシアチブを握ったのは言うまでもない。 9点(2004-01-09 01:25:24)(笑:2票) |
16. ダンサー・イン・ザ・ダーク
重い。重すぎる。なんて後味の悪い映画なんでしょう。特にセルマの断末魔の叫びは精神衛生上よくない…。世界遺産にも「負の遺産」として選ばれたものもあるが、例えるならそんな感じ。暗く重い映画として最高峰。自分にとっても、ここまで衝撃が深く心に刻まれた映画はない。それをもたらしたのが、負の要素(後味の悪さ)であったとしても、この作品の力を素直に認めざるを得ない。私は最後の最後まで‘救われる’ことを信じて観ていたのに…。余りのラストに、それまでのミュージカルの印象がブッとんだ。 9点(2004-01-09 00:59:05) |
17. ローマの休日
よく考えると、かな~り強引なお話です(よく考えなくてもか)。2人の出会いもそうだし、パーティでのドタバタ劇もそう。途中で、正体がバレないのもおかしいし。でも、でも、でも!ラストがしっかり締まるから全部許せます!それまでのコメディタッチがここで一気に効いてくる。思わずジ~ン…。ちなみに劇場のレイトショーで観たのだが、客は私だけ。貸切状態でオードリーをひとり占め。ささやかな贅沢ができました。 9点(2004-01-08 21:27:47) |
18. アパートの鍵貸します
ジャック・レモンの表情や仕草がとにかく豊か。バドの切なさや優しさが素直に伝わってくる。その演技を見ているだけで楽しい。シャーリー・マクレーンの可憐な可愛さもイイ!不倫をしている役のわりに、歳より幼く見えるのはご愛嬌。監督の演出、役者の演技とも絶品で、まさにコメディのお手本だ。 9点(2004-01-03 21:27:49) |
19. バック・トゥ・ザ・フューチャー
思い起こせば公開前、この映画の予告編に相当な衝撃を受け、心をワシ摑みにされた記憶が鮮明に残っている。若いとはいえ、自分のお母さんにホレられるなんて(そりゃ、困るわな~)。その画期的なアイデアに身震いしたほど(ホントに)。そして、本編も最高に面白かったのは今さら言うまでもない。個人的には、マーティのパパ役の演技が良かった。 9点(2004-01-01 02:23:39) |
20. タイタニック(1997)
公開当時に観たとき3時間もあっという間だった。コレは絶対映画館で観てほしい。大スクリーンで観る機会があれば、そちらをオススメしたい。船の沈没シーンは圧巻!あのド迫力を堪能した充実感は忘れられない。音楽も、2人の恋を効果的に盛り上げていて良かった。ディカプリオはカッコイイし、ケイトにも満足(あたしゃ、ポッチャリ系好きなのよ)。そして敵役もしっかり活きている。あの憎憎しさは見事。ラストにも賛成。2人が生き残ると都合が良過ぎるしね。 9点(2003-12-22 00:57:41) |