1. 七人の侍
最高でした!勘兵衛のリーダーシップに、久蔵の侍魂に、菊千代の百姓魂に惚れてしまいます。 10点(2004-05-30 00:22:23) |
2. ロッキー
クズのような生き方をしてきた三流のボクサーが、たまたま掴んだたった一度のチャンスで、自分がゴロツキじゃない事を証明するために偉大なるチャンピオンとのタイトルマッチで最後まで戦うお話。クズのような人生を送っている男達はこの映画を見て、自分をロッキーに重ね合わせ、拳を振り上げる。そしてみんなこう思う。「いつか、俺だって、チャンスがあればやってやるぜ」と。冴えない人生を送っている女達は、自分より冴えないエイドリアンがヒロインなのをみて、二人の恋を応援する。そしてみんなこう思う。「私の方がいいオンナなんだから、いつか、私だって、きっと」と。僕は断言する。この映画を見て感動しない奴ぁ、クズなんかじゃねぇ!と。 10点(2004-04-17 21:52:59) |
3. 銀河鉄道999
少年の日に見た青春の幻影。 ご都合主義の展開を不快に思わない子供の頃に見られて良かった。年をとってから見たら後悔するかも。 個人的にはかっこええ台詞がたくさん出てくる映画ランキング第一位。とくに好きなのはトチローの母。 話は変わりますが、リューズの歌を聴いて、「君が欲しい」と「愛が欲しい」は別物なんだと、幼い僕は教わりました。 10点(2004-04-17 21:50:03) |
4. スタンド・バイ・ミー
親友が理不尽な暴力に組み伏せられても何も出来なかった少年が、人に銃口を向けれるようになるまでの話。泣いちゃいますよね、やっぱり。かつて子供だった人ならきっと。やっぱり少年時代っていうのは永遠の宝物なんだろうね。E・ケストナーではないけれど、「もういちど人生がくりかえされたら」 と思う。 ところで「もうエロ本を盗みません」をググったら1件しかヒットしなかった。個人的にはもっと評価されていい台詞だと思うのだが。吹き替えではポルノ雑誌になっていたが、子供にとってはエロ本の響きの方がぴったりくると思う。 10点(2004-04-17 21:48:03) |
5. 櫻の園(1990)
見た理由・・・女の子がたくさん出てくる映画と聞いていたので。あぁ、なんて分かりやすい理由。 そんな理由だけで10年くらい前に見ました。最近、また見てみましたがやっぱり女の子がかわいいですね。それだけでも十分なのですが、特別な一日という時間の中にいる女子高生達の姿がとても綺麗に撮られていると思います。 [ビデオ(吹替)] 10点(2004-04-17 21:44:32) |
6. ショーシャンクの空に
面白かったの一言。初めから最後まで余すところなく面白い映画を見たのは初めてです。多くの方が高い評価を与えているのもうなずけます。 10点(2004-04-17 21:40:11)(良:2票) |
7. 1999年の夏休み
なんとも透明な世界の映画です。彼らの仕草やものの考え方、傷つき方はどうみても少年のそれではありません。少年だとしたら失笑してしまう場面が多々あります。ですから僕から見た彼らは女の子なのです。しかしそれでも100パーセント女の子だと言い切れない部分があり、それがなんとも不思議な世界を作り上げています。 とても好きな映画なのですが気に入らない点が一つ。それは初老の男の声です。不思議な世界から一気に現実に戻された上に、「あぁ~、このコたちも何時かはオヤジになってしまうんだな」と思い知らされるのはとても辛いです。 ところで「トーマの心臓」はこの映画の原作ではありませんし、原案でもないと思います。あくまでインスパイアされて作った映画という位置づけで見るのをお薦めします。 10点(2004-04-17 21:38:26) |
8. ダイ・ハード
アクションも脚本もしっかり出来ているとこんなにいい映画になるんですね。愚痴りながらも戦う姿が実にかっこいい。 [地上波(吹替)] 9点(2005-05-01 21:40:29) |
9. 鉄道員(1956)
★泣いちゃうよ。母親にあんな事を言われても、十歳くらいの子供はどうしていいのか分からないよ。そんなシーンを見せられたら、もう悲しくて悲しくて、見ているこっちは泣くしかない。 ★正直、鉄道員の父親の栄枯も、最後の展開も、僕にはどうでもいい事だった。僕には上のシーンがこの映画のほぼ全てだった。 9点(2005-02-13 22:43:13) |
10. GHOST SOUP
舞台は東京マンション。主人公は鈴木一郎(註 イチローのブレイクより前です)。可笑しいほどシンプルな名前。ストーリーもシンプルで素敵な心温まるコメディ。お爺ちゃんと一緒に見たいクリスマス映画。(お爺ちゃんの生死は問いません。) 9点(2004-12-08 20:57:28) |
11. 誰も知らない(2004)
★実際にあった事件を元に作られた映画であるが、酷い部分は違う展開に置き換えられているし、いつか訪れるはずの結末も見せないで、綺麗な映画に仕上がっている。(心が痛くなるお話であるが、実際の巣鴨子供置き去り事件はもっと悲惨) ★脚本も良いし、子供達の演技も自然で素晴らしい。しかも全員平成生まれだよ、コンチクショウ。(若さへの僻みです。気にしないで下さい) 9点(2004-11-30 17:08:24) |
12. HERO(2002)
優美な音楽と華麗な衣装。しかしそんな美しい世界を台無しにする、失笑必至の剣術アクション。なぜこんなことになったのだろうか。 この映画のほとんどのシーンは(映画内での)事実ではない。無名が秦王に謁見して状況説明をしている際の、彼が頭の中でイメージしている場面風景である。恐らく、無名は運動音痴なのではあるまいか。そしてそれがコンプレックスになっているから妄想の中で彼はスーパーマンのような活躍をする。しかし、基本的な運動能力がないため、真に超人的な動きをイメージすることが出来ない。知らないからだ。見ている者にとっては冗談のような奇っ怪な直線運動や回転運動が、彼にとっての超人的動きなのだ。 幾つかの場面は残剣の妄想か。「嗚呼、飛雪に刺されて死にてぇ!そして飛雪は私のために涙を流すのだ」とマゾヒズムな妄想を何度も何度も繰り返す。その気持ち、僕には可笑しいほどよく分かる! いや、まてよ。或いはこの話全てが秦王の妄想ではないだろうか。「私はこんなに凄い人に狙われ、かつお互いを理解できるほどの大人物なのだ。」という妄想。側近が刺客の素性や背後関係の徹底調査をすると困るので、肝心な刺客の名前は「無名」とすることでお茶を濁した。これは邪推だろうか。 映画を見終わった直後の感想は、「ツマラナイ映画」だった。しかし、あとからいろいろ考えるうち、考えること自体が俄然面白くなってきた。そう、この映画のキモは妄想を楽しむ事なのだ。僕がこれに気が付いたのは2,3ヶ月前に黒澤明の「羅生門」を見た事が影響を与えてくれたようだ。本当に気が付いて良かった。映画3点。妄想4点。気が付いた事に対するボーナスポイント2点、計9点。 妄想を楽しむ映画ではあったが、ただ一つ、確かなことがある。「歴史ある我が偉大な中国には、かつてこんな英雄がいたのだ」という妄想を、チャン・イーモウが抱いているということだ。 9点(2004-10-11 14:43:51)(良:1票) |
13. 羅生門(1950)
《ネタバレ》 最後のシーン、「赤ん坊の行方は、誰も知らない。」と僕は解釈している。或いは「農夫は、既に、雨を冒して、京都の町へ赤ん坊を売りに急ぎつゝあつた。」でもいい。そう考えると、わざわざ映画のタイトルを別の作品である「羅生門」にした事も合点がゆく。こんなことを考えるのは、恥ずかしいことだろうか。 9点(2004-07-04 22:42:47)(良:1票) |
14. 12人の優しい日本人
見た理由・・・監督が「櫻の園」の中原氏だから。 いや~、二転三転する。面白い!登場人物が多いので初めは各キャラが掴めず苦労しますが、それでも面白さは変わりません。 9点(2004-04-17 22:01:11) |
15. アメリ
面白かったです。アメリの変人ぶりはキュートだし、廻りの人たちの変人ぶりもまたみていて楽しい。 9点(2004-04-17 22:00:23) |
16. 戦艦ポチョムキン
「オデッサの階段」ッ!このシーンに尽きます。息をするのも忘れて見入ってしまう。 またこのような虐殺を乗り越えて新しい体制が出来た後も、その新しい政権によって同じような虐殺が繰り返さていくという現実を、僕ら後世の人間は知っている。そのことがなんともやりきれない。 9点(2004-04-17 21:57:16) |
17. 自転車泥棒
実際に見るまで、あらすじだけを聞きかじっていた僕は「たかだか自転車を盗まれた事だけで、どうやって1本の映画に出来るんだろう」とたかをくくっていました。ゴメンナサイ。実にいい映画でした。つい数十年前まではイタリアも日本も、その他の多くの国も、こんな社会だったんですよね。あと子供が十字を切るシーンはなんとも微笑ましいです。 9点(2004-04-17 21:55:58) |
18. ALWAYS 三丁目の夕日
原作は未読です。 ★老若男女が安心してみられる映画を、丁寧に作りましたという感じ。内容はベタですが、良作です。 ★「昔は良かった」だなんて事はもちろん思いませんが(だってシュークリームとか好きな物を自由に食べたいしね)、静かに懐かしい風景を見させて貰いました。 [DVD(吹替)] 8点(2007-09-10 23:57:24) |
19. 木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
"TVシリーズから、見続けています。 ★前作はがっかりだったけれど、この作品は良かったです。ただ、登場人物に思い入れがないと面白くはないので、TVシリーズを見ていない方にはお薦めできません。 ★青春に「ばいばい」する物語だとか、人生の忘れ物を取りに行くお話だとか、そんな事は考えずに、素直にばかばかしさを楽しめました。 " [DVD(吹替)] 8点(2007-09-10 23:54:57) |
20. 少林寺三十六房
「魁!!男塾」に出てくる民明書房がフィクションであるとすぐに気がついた私だが、この映画に出てくる修行方法がフィクションだとは、どうしても思うことが出来ない。この説得力は、まさに少林寺だからこそ、であろう。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-22 20:27:59) |