Menu
 > レビュワー
 > とっすぃ さんの口コミ一覧
とっすぃさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 602
性別 男性
自己紹介 お気楽映画小僧です。 (って、いいトシですが(笑)
原作なんてほとんど読まないですし、
役者や監督がどういう人でどんな作品を作ったかなんて知識も大してありません。
なので、それならば、その映画単体で観て、できるだけ素直にレビューしようと思います。
時に思いっ切りラジカルなことも書きますが、

「『創造すること』は『批評すること』なんぞ比べようもないほど偉大である」

ということは大前提。
どうぞ、大きな心で笑ってやってくださいm(_ _)m

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  生きるべきか死ぬべきか
あっはっは! なんと素晴らしいコメディ! しかも物凄く辛辣な風刺! 痛快! 全てのコメディ作家は、まずコレを観て勉強すべし! ですね! 1942年にこんな映画を作ってしまうとは、まさに恐るべしです。  このHPの平均点ベストランキングの30人ラインに到達するまであと少し。 1位でベストランキングに初登場したら痛快だろうなぁ^^ 観る人も増えるだろうしね。 それまで10点つけときます^^
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-12-16 23:30:20)(良:3票)
2.  2001年宇宙の旅
凄い映像だ。。。 40年近くも前にこんな映像を撮ったのかっ! キューブリックすげぇ!! リアリティばりばり! 今見ても全然古くない。 宇宙の無音感がびしびし伝わってくる。 これ観た後にバキューンドキューンバリバリドカーンってな音を使った映画観ると、全部安っぽくてウソっぽい。 本気でじっくり鑑賞しなきゃ眠くなりますけどね(笑) ものすごく濃密な映画です。 次のステップに踏み出した人類に、どんな未来が待つのだろう。。。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-27 14:33:31)(良:1票)
3.  七人の侍
小学生の時、父親に連れていかれて映画館で初めて観た映画。 もうね、その時点で最高のエンターテインメント。 めちゃめちゃワクワクした! 世界のクロサワだとか、日本映画の金字塔だとか、そういう肩書きは後から付いてきたんで、どうでもいいんです。 難しく考えず楽しみましょう!  カッコよすぎる久蔵も渋すぎる勘兵衛も破天荒な菊千代ももちろん素敵だけど、五郎兵衛と七郎次のサポートっぷりもいい。 平八のようなおっさんになりたい。 七人それぞれが個性的で輝いてます。 筆舌に尽くせぬ映画。。。50年も前にこんな物凄い映画を作ったのか!!!  あー。。。また観たくなってきた。。。
[映画館(字幕)] 10点(2005-10-27 12:51:50)
4.  十二人の怒れる男(1957)
無駄なものを削ぎに削いだことによって、逆に、こんなにも多くのメッセージを込められるもんなんだなぁ。。。  すごい!!!  面白い面白くないはとりあえず置いといて(もちろんめちゃくちゃ面白いんだけど)、ベースとして絶対に観とかなきゃね!
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-27 12:16:59)
5.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
映画の面白さがしこたま詰まった作品。 文句なし! 面白いっす!  ただ。。。「To be continued」で終わるのが粋だったのに、ほんとに2を作っちゃダメ! どんなに人気があってもぐっと堪えて作らないで欲しかった。。。2も3も面白いことは面白いけど、1で完結してる方が絶対に作品として昇華されたと思う。
[ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-27 11:15:58)
6.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
映画館で鑑賞、良かった 年間最高興行収入を獲るだけのことはあるなあ、と実感できる 突っ込みどころはそれなりにあるけれど、そこに執着してるのが馬鹿らしくなる よく練られたプロット、丁寧な脚本、緻密な描画、声優たちをはじめ スタップの熱が見事に結実していると思う 時系列で少し突き放されそうになる瞬間はあるけれど、大丈夫、振り落とされたりはしない 前半のストーリーテリングの軽妙さから後半へ絶妙に繋がり、終盤の怒涛のカタルシス ほとんどスキのない、みっちりと重厚かつ繊細な作品です アニメっていいなぁ、と素直に思える、素晴らしい(てか、本当に面白い)映画でした
[映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 15:13:42)
7.  カメラを止めるな!
こんなとこで情報仕入れてないで、今すぐ映画館へ行け!  ■20181010追記■  観終わった後、何も残らない爽快感(笑)、いや、悪口ではなく、 そういう映画ってなかなかないんですよ、ほんとに。 おっと、何も残らないってのはウソ 「ああ『現場』っていいなぁ」ってつくづく思った。 微に入り細に渡って文句を言う人はいるだろう、メジャーになればアンチも出てくる。 でも、そんな雑音なんかどうでもいい。 後出しじゃんけんに気を遣う必要もない。 楽しんだもん勝ち。 このプロットをシナリオにしっかり落とし込む作業が本当に素晴らしい。 「わっはっは、そんな馬鹿なwww」をおおらかに愉しみましょう^^
[映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 15:08:49)(良:5票)
8.  赤ひげ 《ネタバレ》 
はぁはぁはぁ。。。やっべぇぇぇぇ。。。クロサワ映画で萌え死ぬところだった。。。 
[DVD(字幕)] 9点(2012-03-25 07:23:10)
9.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 
さすがピクサー。 というか、さすがトイ・ストーリーというところでしょうか。 ピクサー映画はどれも楽しいしほとんどハズレ無しだけれど、トイ・ストーリーシリーズはやっぱりスタッフの入魂度が違うなぁ、と。「となりのトトロ(ゲスト出演してますね^^)」のレビューにも書いたコメントだけど、「上映時間が終わらないでこのままずっと観ていたいなぁと思ってしまう映画」です。
[DVD(字幕)] 9点(2010-11-22 19:01:31)
10.  ウォーリー 《ネタバレ》 
あー、CGっていいなぁと素直に感動できる作品。 まあ、そこがピクサーの真骨頂なわけですけどね。 そりゃあ極めて御都合主義だし、とてつもなく楽観的すぎるプロットな上に、お約束の範疇を超えないありきたりなストーリー展開。 でもさ、んなこたぁ言われなくても分かってるって。大人なんだもん。 無粋なこと言いっこ無しってことで。 オマージュ、パロディ、ギャグ。。。色んなもんを目一杯詰め込んで、それでいて雑にならず、本筋を見失わずに、みっちり濃密に丁寧に作られてる。 大いに笑って、いっぱい泣いた。 子供も大人も大喜びできる映画って、こういうのなんだよなぁ。 こりゃあ名作ですわ。
[DVD(字幕)] 9点(2009-05-01 06:52:16)
11.  フラガール 《ネタバレ》 
噂に違わぬ素晴らしい映画でした。 全てのピースが偶然のように揃って、無駄なく隙間なくピッタリ噛み合った、奇跡のような作品。 公開終了までに劇場で観られて良かった。 個人的に本年度ナンバーワンです。 しかし、なんでこんなにマイナーなんだろう。 もっとプロモーションをかけて、もっと多くの人に観てもらいたい作品。 言ってしまえば、ストーリーは「お約束」の範疇なのかもしれない。 けれど、後半の1時間ボロボロに泣ける。 で、なおその上にラスト。 いわゆる「超3Kの現場」との対比からフラダンスショーに場面転換して、そこから一気にクライマックスまで、滝のように涙が流れて止まらない。 サブリミナル効果でも仕込んであるのかと思うくらい(笑)  爽快さのカタルシスで「嗚咽が漏れる」なんて、なかなかないですよね。 フラダンスの色彩美や迫力など、是非是非映画館で観てほしい。
[映画館(邦画)] 9点(2006-10-23 19:32:49)(良:1票)
12.  ガタカ 《ネタバレ》 
何十年後かには確実に訪れそうな最先端選民思想への恐怖をうまく描いていると思う。 少し冗長な分カタルシスも弱いが、展開自体はなかなかスリリング。 「着眼点の良さ」を、ストーリーが壊すことなく、キッチリ仕上がっていると思う。 面白かった。
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-15 01:29:16)(笑:1票) (良:1票)
13.  コラテラル 《ネタバレ》 
殺し屋の手際がイマイチ、運転手が逃げ出せそうなタイミングが何度もある、そもそも何でタクシーを利用するのか等々、ストーリー展開上の穴(というかツッコミどころ)は結構ある。 けれど、それはあまり重要ではない。 というよりも、そこに焦点を合わせてしまうと、製作者が語ろうとしているもっと重要な部分を見失う。 都会の片隅で、善良な一市民が偶然に出会った悪夢。 それは非常によくできたブラックファンタジー。 「善良ではあるが、茫洋とした日常の中で未来へのステップを躊躇う羊」 と 「凶悪ではあるが、まさに現実の中をリアルに生きる孤高の狼」という対比。 「状況に適応するしかない」、「お前は夢を語るだけで、その実何も行動を起こさない」、「これが"仕事"だ」。 痛烈に胸に突き刺さる辛辣な台詞。 タクシー車内の濃密な空気感。 互いの心理描写の妙。 マックスが殻を破っていくカタルシス。  「いつか完璧な状況が整ったら」。。。 いつか? それはいつだ? 明日か? 来週か? 来年か? 10年後か? 50年後か? 実はお前の人生、そのまま何も変わらない(変えない)んじゃないのか? 容赦なくそう突き付けてくる。  何かをつかもうとするとき、全てが順調に進むことなどあり得ない。 そんな「機」を待つばかりでなく(もっと言えば、「そんな言い訳ばかりしていないで」)、不測の事態を恐れず状況に適応する(逆境を乗り越えてでも必ず手に入れるという)強い意志を持って「行動を起こせ」と。 「目的を達成する」というのは完璧な状況ができるまで待っていてできるものなんかじゃない。(今の俺のように)次々と起きてくる問題と取っ組み合いながら前進するその先にあるものなんだ。 「これが"(実現するという)仕事(の本当の姿)"だ」と。  そんな強烈なメッセージがこめられた、非常に痛快な作品。  ただ、このテーマが心に響かない人には、ただの二流アクション映画に見えちゃうだろうけどね。。。(笑)
[DVD(字幕)] 9点(2006-05-19 03:22:18)(笑:1票) (良:7票)
14.  シティ・オブ・ゴッド 《ネタバレ》 
凄い。 日本人の平和慣れした感覚で説教じみたこと言っても、全く通用しない世界。 我々のもつ常識の範疇を大きくこえた退廃度は凄まじい。 最後にブスカペがスクープ写真を撮って「こんな世界で俺はこういう風に生きて、こんな奇跡的な出来事で運良く社会的地位を得たんだ」って形式のエンディングを迎えるのかと思ったら。。。それさえも許さない程の退廃。 ブスカペのスクープ写真は彼の環境を大きく変えるだけの力を持っているのに、それすら躊躇ってしまうほど腐り切った世界なんだと(社会的賞賛を浴びる前に警察によって抹殺される恐怖だもんなぁ)。 実話なんでしょ? 世界にはこういう国々がまだまだあるんだなぁと頭では分かってはいても、こうやって突き付けられると物凄く複雑な気持ちになりますね。  映画としては、色んな登場人物のそれぞれのエピソードを交錯させながら見せていく手法(モンタージュって意味だけじゃなくて)が非常に面白かった。 こんなに救いのないストーリー(自分的に「受け付けない環境」)なのに、ぐぐーっと引き込まれていく。 これは監督(脚本家や演出家かな?)のセンスですよねー。 うまい。 ただね、この「粗っぽいカメラワーク」はどうしてもイヤだなー。 こういうのって抑揚とか緩急の使い分けでしょ? 抗争シーンなんかに使うのはいいけど、スピード感も臨場感も必要ないようなシーンにまで無駄に多用しないで欲しい。 グラグラグラグラ落ち着きのない映像をずっと見せられると気分が悪くなる。 そこが減点。 この映画を観る価値は非常に高いと思う。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-05-15 01:41:27)(良:1票)
15.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
キューブリック流反戦映画ですね。 シニカルやわ~。。。 勇敢な兵士が(栄誉とか汚名返上をかけて)敵前に飛び込み傷つく→正義感の強い(仲間を救いたい)兵士がその戦友を救いにいってまた傷付く→勇猛果敢(もっと言えばただの向こう見ず)な兵士が敵を倒すべしで突進→その兵士に促されて小隊全体が戦闘を余儀なくされる→その戦闘中に新たな犠牲が出る→敵とは比較にならない大戦力で倒しにかかる→倒した相手はなんとも非力な女性たった一人であった。。。って、ズルズルとベトナム戦争の泥沼にハマっていくアメリカに見える。 「これがお前等のいう『自由をかけた正義の戦い』なのか?」と。  みなさんおっしゃるように、前半ムチャクチャ引き込まれる。 訓練教官(訓練風景ごと)が最高ですね。 「兵士とは英雄なんかではなく、殺人の為に無理矢理作られた単なる兵器なんだ」と訴えている。 しかもそいつらは大して思慮深い連中でもないんですよと(笑) 戦場で使われるノリのいいBGMなんか、完全に揶揄ですもんね。 面白かった 。。。ですけど、果たしてキューブリックは「こんなストーリーを語りたかった」のかな? 「戦争に対する自分流のスタンスを見せるための映像」のような。。。 だって前後半2つのストーリーに実は関連性がないもんね。 まあ、そういうのをひとつの作品として製作してしまえるのがキューブリックらしさなのかもですけど。
[DVD(字幕)] 9点(2006-05-07 19:19:27)(良:1票)
16.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
恥ずかしながら初見。 しかし、なんという映画だろう。 反核反戦反環境破壊をここまで切々と唱え上げる映画だとは思わなかった。 凄い。 初代ゴジラって本当に偉大な映画だなぁと思う。 日本でも50年も前にこんなもの凄い映画を作ってたんですね。 世界中にゴジラファンがいるのが理解できた。 「科学技術の進歩」に対する警鐘、科学者としてのモラル、地球上全ての生物の尊厳等々。。。様々なテーマが本当に切々と綴られている。 これ、単なる子供向けの映画じゃないですね。 感動しました。 この初代ゴジラの名声を傷付けるような(膨大な数の)続編、そんなの作らないで欲しかった。 それら陳腐な「娯楽怪獣映画」とは一線を画す、偉大なる一本。
[DVD(字幕)] 9点(2006-04-30 01:55:15)(良:1票)
17.  キング・コング(1933)
もうね、製作者の方々は、この映像を見せたくて見せたくて仕方なかったんだろうなー。 とりあえずその情熱たるや凄まじい! で、その映像を見せるためにストーリーを書いた感じ(笑) もう展開が早い早い(笑) でも、観客を楽しませる為の仕立ては、しっかり出来てるんですよねぇ。 今観ると、さすがにプリプロダクションって感じに見えるけど、当時は物凄いインパクトだっただろうなぁ。。。 こういう「馬鹿」が、次の大きなムーブメントを呼び起こすんですよね。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-29 00:28:16)(良:1票)
18.  東京裁判
本裁判唯一の戦時国際法学位所持者パール判事の言葉、「時が、熱狂と偏見とをやわらげた暁には、また理性が、虚偽からその仮面を剥ぎ取った暁には、その時こそ正義の女神はその秤を平衡に保ちながら、過去の賞罰の多くにその所をかえることを要求するであろう」。  その暁が訪れるまで残しておく「記録」。  大日本帝國すなわち日本は、まごうかたなき敗戦国である。 しかし、断じて、それ以上でもそれ以下でも、ない。
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-27 03:20:59)(良:2票)
19.  キング・コング(2005)
絶対に映画館で観ましょう! 家のちっこいテレビ画面で観て、ストーリーをどうこう言うような映画じゃないです。 まずプロット自体はオリジナルで既に素晴らしいわけで、リメイクで変にいじられるときっとムカつくはず(笑)。 であれば、あとはどう見せるかだけなんです。 キングコングってな映画は、単純に「超スペクタクル娯楽活劇」なわけで、小難しいこと抜きでいかに観客を楽しませるかがメイン。 ピーター=ジャクソン監督はよくわかってらっしゃる。 もちろんツッコミたい部分は多々あるけれど、変に説教くさくなったりしないで、ただただ驚嘆の映像をストレートに見せてくれるのがいい。 もう、物凄い映像のオンパレード! オリジナルを観ると、当時としてはもちろん素晴らしかった映像も、やっぱり自分の中で補完してやらないといけなかったんですが、その部分を全部キッチリ(ギッチリ)見せてくれる。 「過去の名作SFX映画を最新の映像技術でリメイクしたらどうなるか」に挑んだ映画は数々あれど、ほんとにスカばっかりだ。 その中で、こいつはホントに素晴らしい。  もう一度言います。 絶対に映画館で観ましょう! ただし、開演直前に、オシッコしぼり出してからネ  でないと、チビるよ?
[映画館(字幕)] 9点(2005-12-26 21:33:58)(笑:1票) (良:1票)
20.  アマデウス 《ネタバレ》 
20年ぶりに再見。 当時はかったるい映画だなぁと思ってたんだけど、今見たらもの凄い名作ですねぇ。 ヤバイな(笑)  サリエリは最後自らを凡才の象徴というけれど、それは謙遜。 彼は十分に天才なわけで。 その天才が超天才(あるいは神)と出会ってしまったことによる苦悩。 そりゃあ嫉妬もする。 そして自分に地位も権力もあるのなら、それを利用して超天才を陥れたくもなるよなぁ。 けれど、サリエリはモーツァルトを妬み嫉みながらも、その才能を誰よりも深く理解し愛していた。 これ、想像を絶する苦しみだろうねぇ。 ストーリー的には、鎮魂曲を二人で仕上ていくところが圧巻。 超天才モーツァルトの才能は言わずもがなだけど、天才サリエリだからこそ そのサポートができたのだと思う。 友情、策謀、憐憫、悔恨、畏怖、そして「神の声」に直接触れているという歓喜。。。サリエリの中には物凄い感情があふれていただろうな。      しかし、アレですね。 学校で教えられる「史上最高の作曲家」があんなに享楽的だとは思わなかった。 はからずも、「音楽」と言いながら「音学」を詰め込む学校教育が腹立たしくなったりして(笑) その感情は劇中で出てくる「宮廷オペラ」と「大衆オペラ」の対比からも強くなる。 大衆オペラの方が圧倒的に素敵なんだよねー。  「音楽」は「音を楽しむ」もの。 なのに、教室で教え込まれるクラシックは、なぜにああも堅苦しいのか。 音楽においてのみ超天才であっただけの「(言ってしまえば、ただのジャンキー)作曲家(笑)」を、高尚な偉人に祭り上げるのはいかがなものかと。 サリエリもさ、童貞を守るなんて言わずに、エッチなことヤリまくってたら超天才になれたんじゃないの? いや真面目にです。 異性と交わるという、最も自然で最も崇高で最も下世話な行為によって得られる「人間としての厚み」が、サリエリの音楽の幅をもっと広げたのではないかと。 快楽や充足感だけでなく嫉妬心や猜疑心や絶望感、痴情なんかも含めてね。 もっと言えば、「愛する人と結ばれる」という「最上の快感」を知らない「表現者」に、「最上の快感たる楽曲」を生み出すことなぞ できようはずもないだろうと。 そんなことを考えながら観ていました(笑)
[ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-24 02:01:45)(良:1票)
020.33%
181.33%
2193.16%
3365.98%
4538.80%
59415.61%
613822.92%
712921.43%
88914.78%
9294.82%
1050.83%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS