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Nerrucさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 75
性別 男性
自己紹介 基本的に「映画を観る」ことそのものを楽しんでいます。

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1.  トランスフォーマー/リベンジ 《ネタバレ》 
ストーリー展開は強引だし、設定には無理があるし、トランスフォーマーが出て来すぎて訳分かんない上主要っぽいキャラが中途半端な活躍や登場で終わる。でも・・・でもそれで良いと思うこの映画。スケールのデカさは(無駄な程)ケタ違いで、爆発シーンやら戦闘シーンやらとにかく何だかガチャガチャと派手な画面が連続していく。それについていければ迫力と勢いを存分に楽しめる。そして何より映像のクオリティが凄まじい。毎シーン毎シーンよくあのレベルのCGを描画したもんだと感心してしまう。それが見られただけで満足。
[映画館(字幕)] 10点(2009-06-20 00:23:23)
2.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
この圧倒的なクオリティ。ティム・バートンの頭の中をそのまま具現化した独創的な世界観。耳に馴染み、耳に残る音楽。超個性的で訳の分からんちょっとおバカなキャラクターばっかりで、基本的に無茶苦茶なんだけど何か憎めない。何回観ても飽きません。むしろ観れば観るほどハマってしまいます。この映画に出逢えたことに感謝。
[DVD(吹替)] 10点(2007-12-10 11:41:08)
3.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
最初の20世紀フォックスのロゴからエンドロールまで鳥肌が立ちっぱなしでした。開始0秒でロジャーのドラム、ブライアンのレッドスペシャルのファンファーレで幕上げなんて贅沢すぎます。続けざまのオープニングシーンはラミ・マレック扮するフレディの後ろ姿がウェンブリースタジアムのステージへ向かうところが映し出されテンションが上がります。そこから本編とも言えるフレディとQUEENの紆余曲折を描き、フレディの孤独と苦悩を見た上で再びライブエイドの幕が上がるシーンへつながり、Bohemian Rhapsodyの歌唱を開始する姿に涙腺を刺激されます。そこからは圧巻の伝説のライブの完全再現で、映画館で見なければ後悔するところだったと思い知らされます。ライブエイドラストのWe Are the Championsの会場の大合唱で涙腺は完全にやられ、そのまま映画は終わりエンドロールへ突入するもそこでかかる曲がDon't Stop Me Now。「止めないでくれ」と、QUEENがこのライブエイドの後突っ走っていくメッセージに聞こえてくるし、最後の最後にかかる曲がThe Show Must Go Onなんてズルすぎます。エンドロールに限らず、随所にかかるQUEENの名曲の数々の選曲が秀逸でした。事実とは異なる部分はいくつかあるようですし、曲ももっとたくさん聴きたかったところではありますが、ドキュメンタリー映画ではないので、脚本や演出を重視しての構成だったのかなと思います。QUEENメンバーの再現度も高く、顔や体格はそこまでそっくりではないのに雰囲気や振る舞いが本人にしか見えないのは本当に凄いです。(ブライアン・メイは見た目もめちゃくちゃ似てましたが・・)フレディの歌唱は基本フレディの音源や加工したものを使っているとのことですが、全く口パクに見えませんでしたし、他メンバーの演奏も全く違和感がなく、歌や演奏のクオリティを気にせずに済むことがこの映画を楽しめる要因の1つになっていると言えるでしょう。キャスティングが難航したり監督が変わったりと完成まで困難な道のりだったようですが、その分妥協せず完成度が高まったのではないでしょうか。とにかく語り尽くせないくらい素晴らしい作品です。
[映画館(字幕)] 9点(2018-12-04 01:47:18)(良:1票)
4.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 
すごい、素晴らしい。納得の実写化です。ディズニーアニメ版美女と野獣は、私がディズニーのブランドにハマるきっかけになったとも言える作品で、すごく好きな映画です。そんな思い入れある作品が実写になることは不安でしかありませんでした。しかし、これは実写なのにまるでアニメーションを見ているような、当時見て感動した美女と野獣の世界がしっかり存在しました。もちろんCGもふんだんに使ってはいますが、2次元で美しく描写されていた世界を本当に上手くイメージを壊さず3次元にしたと思います。タイトルに「美女」とありますが、外見が綺麗というだけではなく、心が美しい女性という意味は当然あるとして、さらにベルというキャラクターは、活発で聡明で強さも合わせ持っている。それらの説得力を実写で出せる女優さんはなかなかいないでしょう。そんなベル役にエマ・ワトソンをキャスティングできたことも大きかったのではないでしょうか。野獣もルミエールもコグスワースもガストンも挙げればキリがないですが、みんなアニメ版の魅力そのままで、役者さんたちのキャラクターへの命の吹き込み方が素晴らしかったです。音楽もお馴染みの楽曲から新曲まで、ミュージカル映画としても十分楽しめます。個人的に感嘆したのは、野獣の魔法の本で2人がベルのお母さんの最期を知る実写版オリジナルのシーンが入ったことです。そこでお互いの心の距離が一気に縮まるのが分かり、そこからあのダンスホール、告白、ベルが去り野獣が悲しみに暮れるシーンにつながっていくので、この一連の流れをより深く見ることができ、より感情移入ができました。この実写版はアニメ版と同じくらい好きになりそうです。本当に素晴らしい映画でした。
[映画館(字幕)] 9点(2017-06-27 20:55:56)(良:2票)
5.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 
IMAX3Dで鑑賞しました。迫力ある映像の素晴らしさは申し分ありません。公開前から話題性があり、ネームバリューのみで大ヒット間違いなしの状況で、“見たかったスターウォーズの続編”としてよくまとまっていると思います。Xウイングやファルコンのドッグファイト、ライトセーバーの戦闘、トルーパーの大群、BB-8という新しい魅力的なマスコット、そして何より旧作キャストの出演。もうファンが好きそうなもの全部詰め込みました、みたいな内容ですが、結局それがファンとして見たかったりもするので満足です。副題にもなっている「フォースの覚醒」ですが、フォースの描かれ方が何だか超能力みたいな扱いになってたのは残念でした。それと、全体的に過去のキャラクターに頼りすぎな展開だったのもちょっと狙いすぎかなぁという印象を受けました。個人的にはカイロ・レンのキャラは絶妙で良かったと思います。彼のどこか情けない雰囲気やぱっとしない感じが、ダース・ベイダーにただ憧れてるだけの小物、野望だけは大きいけど実力が伴っていないそこら辺にいるような若者に見えて、逆にダース・ベイダーにどれだけカリスマ性があったかが引き立っています。でもカイロ・レンはその血筋もあって今後の驚異になり得るかもしれない、という不安定な要素も残っていて続編が楽しみです。
[映画館(字幕)] 9点(2016-01-26 23:51:42)
6.  トランスフォーマー/ロストエイジ 《ネタバレ》 
このシリーズ大好きで、前3部作で終わりだと思っていたのでその正当な続編が見られたことがまず嬉しかったです。それだけで(面白いかどうかは別として(笑))高い充足感を得てしまいました。IMAX3Dの映像の迫力はかなりの見応えです。内容はいつも通り空っぽな挙句、ところどころ明らかにスポンサーのCMと思われる唐突な商品宣伝シーンが出てきて、もはやストーリーは「何だコレ?」ですが、だからこそもはや矛盾点など気にせず2時間45分という長時間ただただドンパチやってるのを楽しめました。これはもうスポーツ観戦した時のような感覚に近いかもしれません。目の前で繰り広げられる攻防戦を観戦し、見終わった後は興奮冷めやらぬ状態で「なんだかすごい戦いだったなぁ」と思い出しながら帰る、という感じです。しかし、どうしても納得できない点が。それはKSI社製"改良"トランフフォーマーの変形の仕方。車←→ロボットの変形が粒子状にバラバラになって再構築される、なんてそんな他の映画でも見られるような映像は期待していません(いや、その映像自体それはそれですごかったですが)。そんなのただの"変身"ですよ。見たいのは"変形"なんです。純正トランスフォーマーと人工トランスフォーマーの違いを出す為の演出なのかもしれませんが、様々な細かいパーツが複雑に絡み合いながら変形・移動して姿を変えるのがトランスフォームの醍醐味なんですから、そこだけ個人的には残念でした。
[映画館(字幕)] 9点(2014-08-25 14:34:00)(良:2票)
7.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
正直、当初はあまり興味が沸かず、本作を観る予定はなかったのですが、随所で聞こえてくる評判と連日流れてくる大ヒットというニュースを何となく耳にして「ちょっと観とこうかな」くらいの軽い気持ちで観に行きました。・・・危うく名作を見逃すところでした(笑)ディズニーっぽい王道な展開は今回サブストーリー程度に留められおり、メインはあくまでも姉妹の絆の物語です。ありがちな「真実の愛」や「愛する人とのキス」というキーワードも出てきますが、一捻りあって良い意味で裏切られました。登場人物たちも分かりやすいキャラクターが多く見やすかったです。特にオラフは最高でした。彼のシーンは基本面白いんですが、単なるマスコットではなく、エルサとアナを繋ぐ重要な存在としても描かれています。様々な局面でオラフの体がバラバラになっても元に戻るというのは一見ギャグシーンですが、姉妹の絆はどんなことがあっても修復できるというのを暗に象徴していたのではないかとちょっと深読みしたくなります。そしてやはり特筆すべきはエルサが「LET IT GO」を歌い上げながら魔法で氷の城をつくるシーンですね。エルサの心情が変化する様子を圧倒的に美しい映像と圧巻の歌に乗せて描いていて、「映画館で見る意味がある」と思わせてくれる素晴らしいシーンに仕上がってます。前述の通り元々興味がなかったので予備知識をほとんど持たずに吹き替えで観賞したのですが、エルサ役が松たか子だったというのをあとで知ってビックリしました。日本語でも全く違和感が無く歌も本当に素晴らしかったです。同様に他の吹き替えキャストが神田沙也加、ピエール瀧というのも知らなかったので、観賞中はずいぶん上手い声優さんをキャスティングしたもんだなと感心していたくらいです。映画の後半については、展開が展開だけに挿入が難しかったのかもしれませんが、歌がほとんど無くなってしまったので物足りなかったです。暗く沈んだ雰囲気をミュージカルで表現しても良かったと思います。その辺りが少し残念でした。
[映画館(吹替)] 9点(2014-04-23 14:31:49)(良:2票)
8.  HK/変態仮面 《ネタバレ》 
こ、こんな下品でくだらない映画を面白いと思うなんて・・・ま、まさかオレは変態なのか・・・!?いや違う・・オレは普通だ、普通なんだ・・・・・・し、しかしこんなに笑った映画は初めてかもしれない・・映画館でこんなに爆笑が起きる映画は見たことがない・・・・や、やはりオレが変態だからなのか・・?いやいや、この面白さは製作陣の本気、役者さんたちのやる気が生半可なものじゃないから、その姿勢があってこそ生まれたものだ・・・そうだ、オレは普通にこの作品を楽しんでるだけだ・・・・・とは言えこの映画を見て湧き上がって来る感情は・・・変態仮面と偽変態仮面が股間をすり合わせて回転するシーンを大画面で見せられ、ばかばかしいと思えば思うほど心の底から喜んでしまう・・・・・・とにかくもう、見終わった後の気分はエクスタシーーーーー!!!
[映画館(邦画)] 9点(2013-05-31 16:22:58)(笑:1票) (良:1票)
9.  モンスターズ・インク 《ネタバレ》 
公開当時映画館で観て、先頃DVDで観たんですが、次の展開気になってついつい観入ってしまう、設定とストーリーがとても良くできた映画だと思います。各モンスターたちに個性がちゃんとあって、彼らがドタバタしながらもしっかり話は進んでいく。見る側を飽きさせない作りになっていますし、なかなかスリリングな展開で楽しませてくれます。まぁサリーたちがピンチに陥っても予定調和的に切り抜けちゃいますが、そこはお子様も観る映画ということで。そしてラスト、最後の最後にほろっとくる演出がまた良いです。余談ですが、この映画を観た直後に某アトラクションに乗ると(おっさんの私でも)めちゃくちゃ楽しいです。
[DVD(吹替)] 9点(2012-11-13 13:09:38)
10.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
面白いかどうかで言えば面白くないんですよねぇやっぱり。大きなところから細かいところまで突っ込みどころ満載です。前半こそ二転三転するような展開で一応ストーリーはあるんですけど、それも何かもう見せ方がゴチャゴチャでふーんて感じになります。シカゴに行ってからはずーっと戦闘だけやって決着ついたらそのまま映画も終了。もっとこう、大団円で終わればいいのに。しかし。しかしですよ。好きか嫌いかで言ったら好きなんですよ。トランスフォームシーン何回見ても飽きないんです。出てくるロボットの質感とかデザインとか単純にかっこいいと思うんです。スポーツカーを意味もなくやたら並べて走らせるのもわくわくするんです。映像の凄さとしては前2作ほどの感動こそないものの、スローモーションが随所に入ってて変形の動きがよく見えたり、トランスフォーマー達の動作や戦闘が洗練されていて、"ロボットアクション"としてかなり完成されてるんじゃないでしょうか。個人的にすごくツボに入る映画なんですよね。
[映画館(字幕)] 9点(2011-07-29 09:25:19)(良:2票)
11.  アリス・イン・ワンダーランド 《ネタバレ》 
独創的な世界観。やはりこれがすばらしいです。相変わらず色使いやデザインが独特でティム・バートンらしさがあります。不思議の国のアリスなんて、原作が有名だし映画もディズニーがアニメ化してるから完全に出来上がってるイメージがあるわけですが、独自の解釈を加えて再構築したことでそれらを飛び越えてます。そもそもティム・バートンの頭の中=ワンダー(アンダー)ランドなんでしょうね。その映像化の実現に欠かせないジョニー・デップやダニー・エルフマンといったいつもの面々も良い仕事してます。ジョニー・デップなんて完全にただのコスプレですが、キレっぷりがキャラクターの正当性を引き出してます。ストーリーはベタ中のベタで、ファンタジー映画としては0点なんですけど、この映画に関してはもうそこは関係なかったです。この世界観、好きです。
[映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 14:18:51)(良:2票)
12.  カーズ 《ネタバレ》 
車を題材に、ここまでキャラクターを付けて演出しているのは見事だと思います。CGアニメーションのレベルはもちろんのこと、この徹底した車映画の世界を表現できる想像力と創造力が素晴らしいですね。シェリル・クロウ始め音楽もすごく良かったです。設定や背景が薄っぺらい部分はありますが、セーフティーカー導入やフェラーリに憧れるフィアットetc...出てくるレースシーンや登場車種は割とツボを押さえてあるので、モータースポーツや車好きな自分にとっては面白くてたまらなかったです。これまで映画館、DVD、テレビと数回見てきましたが、また見たいと思います。 
[地上波(吹替)] 9点(2009-12-05 12:57:05)
13.  ディープ・インパクト(1998) 《ネタバレ》 
小さい隕石がドォーーーン!!ってなって、津波がガァーーーーッ!!!ってなるところがすごい好き。
[ビデオ(字幕)] 9点(2007-12-16 14:01:26)(笑:1票)
14.  トランスフォーマー
これは「トランスフォーマー」という子供向け媒体を、いい大人達が有り得ないほどの大金と時間と手間をかけ、ほとんど自己満足の為に作った、ある意味史上最大規模の悪ノリ映画ですね。それ以上でもそれ以下でもなく、ベイもスピルバーグも関係ありません。 私はそのノリに乗ることができたので、見終わった後とても満足でした。子供の頃夢中になったトランスフォーマーのように、いい大人になった今これをはしゃいで見れたので、自分のような人間にとって実写化は成功と言えるでしょう。とりあえず、トランスフォームシーン見応えあると思います。
[映画館(字幕)] 9点(2007-08-05 00:12:42)
15.  バンブルビー 《ネタバレ》 
これこれ!こういうトランスフォーマームービーを見たかった! 本編シリーズのスピンオフで時系列は前日譚に位置づけられる本作ですが、つながりに矛盾がある部分もあります。しかしまぁそもそも本編がシリーズを重ねる毎に無茶苦茶な設定と強引な展開になっちゃってるんで、この作品はこの作品として無理に辻褄を合わせなくても良いでしょう。 冒頭に出てくるセイバートロン星では、G1アニメのキャラクターたちがあのデザインそのままでCG化されていることに興奮!地球に舞台が移った後は、ストーリー的に当たり前ではあるのですが、登場するトランスフォーマーが最小限で、バンブルビーVS1~2体のディセプティコンという単純な構図で分かりやすくて良いです。キャラクターが少ないからこそバトルシーンもじっくり描かれていて堪能できました。特にバンブルビーはこれでもかというくらいトランスフォームを見せてくれるので、そこはやはりトランスフォーマーの醍醐味だと思います。カマロのかっこいいバンブルビーも良いですが、ビートルのかわいいバンブルビーもいいですね。ちょっとペットっぽく描きすぎな気もしましたが、愛嬌があるロボットということで。 そんなバンブルビーと心を通わせるチャーリーの存在も大きいです。心を閉ざして気丈なふるまいをしていたチャーリーが、バンブルビーと出会って一緒に過ごす内に、徐々に心を開いて自分に素直になっていきます。チャーリーの心情自体はそんなに描かれないですが、周囲との接し方や表情によって、目に見える形で変わっていくのが分かります。その成長する姿があるからこそ、ラストにバンブルビーと別れる選択をするのも説得力があって、上手くまとまったなと思います。 ストーリーのシンプルさが見やすく、80年代テイストを楽しめる映画です。
[映画館(吹替)] 8点(2019-04-12 01:16:09)
16.  カーズ クロスロード 《ネタバレ》 
けっこう衝撃的な展開で良い意味で裏切られました。2作目で変な方向に行ってしまったカーズの世界観を、今作で1作目を踏襲したものに戻したのも良かったですが、1作目のドックとマックイーンの関係性を上手く伏線に見立ててマックイーンとクルーズの関係に反映したのが素晴らしかったです。車が擬人化されたアニメーションの世界なのに、映像はもちろんのこと心理描写もとにかくリアル。キャラクターたちが走る道路や背景はよく描きこまれていて美しく、レースシーンは(アニメならではのアクション的な描写はあるものの)1作目以上に本物のNASCARさながらで、スポンサー契約やらブランド買収やらも(妙に)リアルでした。若手の台頭で同期が引退し自身の引き際も意識し始めるマックイーンが、かつての強さを取り戻そうと足掻く過程、まだやれるんだともがく姿、見ていてとても感情移入しやすかったです。トレーナーのクルーズとのやり取りやトレーニングは、マックイーンがレースで勝つための伏線になるのかと思いきや、クルーズがレースを走るための伏線になっていてやられました。世代交代を肌で感じていたからこそ信頼できる若手にその道を譲る。レース中のまさかの選手交代で少々唐突ではありましたが、ライトニング・マックイーンらしい電撃的な引き際で良かったのではないでしょうか。カーズシリーズの集大成として上手くまとめ上げたな、という印象です。最後マックイーンはカラーリングまでドック・ハドソンカラーになりその尊敬度合いが伝わってきましたが、正直赤いマックイーンが好きだなぁ…。
[映画館(吹替)] 8点(2017-08-17 17:43:40)(良:2票)
17.  ファインディング・ドリー 《ネタバレ》 
かなり早いテンポで話が進み、気が付くとあっという間にドリーの故郷である水族館まで辿り着いてます。そこからが大冒険本番という感じで、前作は主に広大な海の中をとても美しく描いていましたが、今回は水族館という閉鎖的かつ人工的な混沌さをメインに描かれているように思いました。ドリーは下手したらただのウザい盛り上げ要員になりそうなキャラですが、作中での扱われ方や生い立ち等の設定がしっかり掘り下げられており、ちゃんと感情移入できるキャラクターに作り込まれています。忘れっぽいというのを決してお馬鹿さんとして描かず、その弊害を自身で把握して乗り越えようとする姿勢。それを家族や仲間がどう支援してあげるのか、周囲のサポートの大切さ。コミカルに描かれていますが、けっこう重いテーマを扱っているのではないでしょうか。ハンクは頼りがいのある面白いキャラですが、反面その便利すぎるスキルのお陰で人間だらけの水族館内や陸路の移動が難なくできてしまったり、最終的にトラックを運転してピンチを切り抜けるという何でもありなアクションが多かったのがリアリティある世界観に少々水を差していますが・・そこはエンターテイメント映画ということで。
[映画館(吹替)] 8点(2016-07-27 02:01:17)(良:1票)
18.  HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス 《ネタバレ》 
最初から最後までツッコミ所満載というか、見る側に「アホか・・・」とツッコませることによってひたすらくだらないシーンの連続をコメディに変えるというまさに変態映画です。ストーリーは超王道的ヒーロー展開ですが、いかんせん主人公が変態。まともな神経で見てはいけません。これでもかというくらい某蜘蛛のヒーロー映画に寄せていく謎の対抗心。もはやオマージュやパロディではありません。アメコミヒーローと肩を並べに行こうとしてます。CGやアクションのレベルも迫力があり特撮技術もかなりのものです。とにかく馬鹿馬鹿しい映像が無駄に高いクオリティで繰り広げられます。中でも天狗の面を装着した鬼モードは心の底から馬鹿だなぁと思いました。前作同様、ここまでくだらないものを全力でつくったキャスト・スタッフの変態っぷりが素敵です。
[映画館(邦画)] 8点(2016-06-10 07:17:38)(良:2票)
19.  映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生 《ネタバレ》 
自分が子供の頃に見に行ったドラえもん映画の中でもとても印象に残っているのが旧日本誕生でした。そのリメイク作品を自分の子供と一緒に見に行き、感慨深いものがありました。そんな私情もあってか、内容は非常に満足です。旧作とリメイク版での違いは当然ありますが、旧作の構成をほぼ踏襲しており、余計な改変もなく良かったです。・・・と私は思っているのですが、今作では旧作にはなかった親からの視点が描かれており、その追加シーンが人によっては余計と感じるかもしれません。個人的には前述の通り親の立場になって映画を見ていたので、そのような鑑賞環境を見越した上での製作陣の粋な計らいと肯定的に受け止めています。最後のペガ、グリ、ドラコたちとの別れのシーンは少々お涙頂戴の雰囲気が強すぎる印象は受けましたが、この感動場面の為にのび太が3匹のことを大事にしていた描写がしっかり入れられていた訳ですから、それも良い演出だったと思います。日本誕生は旧作はもちろんリメイク版も名作と言えそうです。
[映画館(邦画)] 8点(2016-04-17 12:15:04)
20.  映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 《ネタバレ》 
子供向けアニメを見ているとは思えないくらい話の見せ方が上手かったと思います。今作最大のナゾである怪盗DXの正体についての描写はミスリードを誘っていますし、ミュージアムという舞台ならではのひみつ道具の素材や歴史もストーリーに上手く絡んで来ます。ドラえもんの鈴が狙われた目的も、登場人物の含みのある行動も、ちゃんと明確な理由があって良いです。ジャイアン・スネ夫コンビは小さくなって戻れなくなっちゃったけど、小ささを活かした活躍を見せます。四次元ポケットが使えないピンチを演出したスッポンに意表を突かれ、忘れた頃に手を突っ込むとやっぱり噛み付かれて道具が使えないという徹底振りに笑わせてくれます。ドラえもんが鈴の代わりに付ける”黄色いモノ”も、場面場面でいちいち変わって完全に小ネタかと思いきや、その状況を逆手に取って最後は怪盗DXの蝶ネクタイ付けて変身(怪盗ドラックス)しガードロボと戦うという、スーパーヒーロー展開にテンションが上がってしまいました。そして何よりドラえもんが鈴に固執する理由とのび太との友情エピソードが感動します。巨大化する太陽とポポンというキャラの2つが出てきた時、あぁ、最後は「みんなを助けるためにポポンが犠牲に・・!」みたいな展開になるんだなぁと予測したんですが、まさかのび太から「そうだ!ポポンを使うんだ!」発言・・・何という無茶振り。いや、だってパイナップルとソースカツ丼食べてお腹いっぱいになって壊れてたじゃん・・・。しかもポポンも無事消化するという頑張りよう。いや、だからパイナップルとソースカツ丼食べてお腹いっぱいになって壊れてたじゃん・・・。そこはきっとクルトが修理した時こっそりアップグレードしてたんでしょう(もしくは夕食前にすでに何か大量に食べてたか)。そうに違いない。とまぁ大人気ないツッコミはともかく、家族揃って安心して笑いながら見られる映画です。
[映画館(邦画)] 8点(2013-03-12 01:01:19)(良:2票)
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