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乳時雨さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 27
性別 男性
自己紹介 映画において、音楽はとても重要な要素だと思ってます。

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1.  スペル 《ネタバレ》 
スパイダーマンよりも、サム・ライミはやはりこっち系!期待通り、安い笑いとスプラッター具合にホッとする。しかしながら驚かせ(見せ)方はさすが。古典的で、そこで「来る」ことが分かっていても尻を浮かせている…そんな自分を俯瞰で思うのもまた一興。コインとボタンのオチがあまりに安易で、先を読めてしまったのがとてもマイナス。「情けは人のためならず」を否定してその意味を説いた、他人を陥れて生きようたって上手く行かないようになってんだ!(キレイ事とは思わずに)、なんて皮肉を散りばめた、言わばブラックな絵本のような作品。ぜひ、お子様とご一緒に。
[DVD(字幕)] 5点(2010-04-30 14:54:25)
2.  カイジ 人生逆転ゲーム 《ネタバレ》 
原作のファンとしてはやはり納得できる出来ではない。とにかく利根川の貫禄が至らない。香川照之であっても成し得ぬあの存在感である。(個人的には遠藤憲一が適役と思える)「勝たなくては…勝たなくては…勝たなくては…」かの名言を何故切ったか?地下に落ちる件は不要。全体的に詰め込みすぎで勝負のひとつずつが希薄になってしまった。限定ジャンケンは、あんな前哨戦のようなものではなかったはずだ。光ったのはやはりカイジ役藤原竜也だろう。勝負の最中はいわずもがな、冒頭で高級車を蹴るシーンから、クズっぷりを見事に演じ切った。続編は沼なのか?演者に期待します。
[DVD(邦画)] 6点(2010-04-28 18:57:48)
3.  第9地区 《ネタバレ》 
待て待て待て。何がそんなに評価されている作品なのかさっぱり分からない。事前に予告映像を観た感想は、モザイクのかかった“ゴキブリ”みたいなのが尋問されており「あーこれはコントだな」と思った。何かしらの圧力はあるのだろうが、各業界からの賞賛の声が信じられない。まるで試合前の格闘家や、試合後のサッカー選手の無責任な(言うだけ無料な)コメントのようで。まあ、人類の下にまさか難民として異星人“エビ”を置き、差別の対象としたアイデアは新鮮で独創的だったかもしれない。しかし通して何を描きたかったのか?根幹のテーマは何?全編見終わって感想は、面白いとかつまらないとか考えさせられるとかじゃなくて、本当に何も残らなかった。ただただ主人公の自己中な行動のおかげで、エイリアンは置いといて取り巻く人間に不幸をもたらして、これには全く同情の余地なし。SF映画の醍醐味かエイリアンのかっこいい兵器を、悲惨な異星人実験を噛ませて描きたかっただけか。ネコ缶でどうとでもなるレベルの異星人なら、最初から兵隊として雇った方が賢いんじゃないの?挙げ句に、続編匂わすのはもう心から勘弁して…
[映画館(字幕)] 1点(2010-04-27 02:03:21)
4.  パラノーマル・アクティビティ 《ネタバレ》 
ひっさびさの怖い映画。ホラーとかオカルトめいたジャンルは好きだが得意ではない。指と指の間から観たりして。でも“怖いもの見たさ”で、じっ…と映像を、暗がりを、影を、映し出される部屋の隅々まで、何かを見逃すまいと見入ってしまう。そして同時に耳をそばだてる。深夜、ありえない音を聞き取ろうと。圧倒的な恐怖を、がっかりする位古典的な手法で演出してのけている、まずそこに驚かされる。映画は所詮作り物。そう達観しちゃうと泣けもしないし怖くもない。しかしドキュメンタリー仕立てにすることでリアリティが増す、共感を得る、家に帰っても後を引く。予算の問題は置いといて、“見えない何か”は一見怠慢だがこれが正解でしょう。金をかけたCGモンスターや特殊メイクはもはや萎える。興行収益が如実に物語るのが、この作品のありのままの評価だ。何気にいらない効果音とふたりの写真がどうにかなってた部分と、あれ以上のラストは難しいとは思いつつ消化不良で、厳しく2点減。あと、感じるところは人それぞれあってそれは勿論当然だが、本作のレビューに関しては的外れと言える内容が多いんじゃ?変に作品の良さが霞む。様々な捉え方をしてくれてそれは監督冥利に尽きるのかもしれないけど…。繰り返すけどここはひたすら純粋に“怖いもの見たさ”で、館内の照明が点いて現実に引き戻されるまで、ただじっと観てて欲しいな。
[映画館(字幕)] 8点(2010-02-06 18:12:46)
5.  THE 4TH KIND フォース・カインド 《ネタバレ》 
ブレアウィッチに見られた“当時”斬新だった、ハンディカメラで綴る撮影手法。さかのぼれば食人族とか、最近ではクローバーフィールド、ダイアリー・オブ・ザ・デッドなんかも。そして公開を控えるパラノーマル・アクティビティ。映画ながら“実録”を匂わせるあのリアリティさ。あの手のは大体予告トレーラーに騙される(もはや作品自体よりも、あのトレーラーの製作者がすごい)。バカで学ばないもので、今作に至っても期待に胸膨らませてしまった訳です。…宇宙人オチはマジ勘弁だよ、作り手も学べよ。ドリームキャッチャーやクリスタルスカルを見た時と同じ衝撃。もはや笑撃のが正しい。そして実際の映像の絡め方、おかしい。二画面分割にまでして、20世紀少年ばりに正確に撮る意味が分からん。ただ、見た私達に判断を任せると言う汚い注釈は置いといても、あのVTR映像は一見の価値ありです。
[映画館(字幕)] 4点(2010-01-06 17:24:36)
6.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
まず私は、「日本語吹替え」は洋画本来のクオリティーを損なう要因と考えている性質で。しかし本作は字幕を追うのがもったいない。あの映像美プラス3D効果で“アトラクション感覚”で見るのがベストかと。持ち上げといてなんだが、娯楽溢れる日本人なら特に、ファンタジーなパンドラの世界観やそのグラフィックはそう珍しいものではないと思える。当時だったからこそだが、タイタニックの全景を俯瞰で舐めるシーンのが感動を覚えた(煽る音楽も良かったし)。パンドラやナヴィよりも、軍の装備や設備の人との合成、動きのリアリティーのがすごい。また、最初のインパクトだけで特に3Dに拘る必要はなかったかと(眼鏡の上から更にあの3D眼鏡は…扱い辛く気が散るし)。一番残念だったのは根幹のストーリーで。新しい世界(まあ資源だが)を求めて、原住民の尊厳と自然を踏みにじる人間、そこに疑問を覚えた主人公達…映像でごまかしているが、内容はとってもありがち。絶対悪として人間を描いてはつまらんです…ファーストガンダムを見ろ!譲れない各々の正義は必ずあるんだから。ラスボス扱いであの大佐の横暴ぶりはとにかく最悪。もはや個人のエゴを貫くための闘いに成り下がった。更に、文明の利器を微妙に使用して闘うナヴィ側の主人公達とか…。大きなテーマが曇ってしまった。個人的には、期待通り強い女性役にハマるミシェル・ロドリゲスの散り様に1点。“画的”には素晴らしい作品である事は間違いない。しかし簡単に高い評価は付けたくない。惜しい…もっと高みを望みたい作品です。
[映画館(吹替)] 8点(2010-01-06 16:29:31)
7.  30デイズ・ナイト 《ネタバレ》 
(その日、うちら2人以外誰も居ない劇場でした(笑)周りに気兼ねなく笑ったり驚いたり、且つ音響の整った環境での鑑賞がお薦め)特筆すべきは音楽、と言うよりはもはや効果音に近い。まるで息遣い、極夜に蠢く者の気配を体感させるあの「音」が良い。不安や恐怖、緊張感を煽る。(が、映像演出からは力不足か)とにかくここでのヴァンパイアはパワフル&超スピーディー。一瞬で人一人が消える、所謂「瞬き禁止」のシーンあり。「存在を幻と思わせる」「無駄に仲間を増やすな」彼らの言葉から伺える、闇に生きる為のルールがしっかり設定にあり、現実と共感できて面白い。サバイバーの中に必ず現れる、輪を乱し災厄を呼び込む彼、囮になって自爆した(割には戦果薄)彼の件はお腹いっぱい。あっという間過ぎるの30日間には疑問が残った。しかしそれら以上に、ラストは本当に×。アメリカ人ライクかヒーロー過ぎ。正直、あと10分でも辛抱すればみな生き残れたのでは???最後の穴をしっかりと詰めたストーリーであったら…惜しい作品。
[映画館(字幕)] 7点(2009-09-15 17:34:06)
8.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 
「時をかける少女」が私的に素晴らし過ぎて、過度に(あくまで勝手な)期待をして観たのがいけなかったのでしょう。ご覧の点数で失礼したい。いや、映像美はやはり期待通り、デザインなど表現力も群を抜いていると思う。そう遠くない未来、現実にあんな馬鹿でかい仮想空間が生活の半分(?)を占める時代がきっとやってくるのでしょう。ちょっと前の時事にユビキタスって言葉があったけど、正にそれになり得る世界。そこで想定すべき危険に警鐘を鳴らす、根底にあるテーマはタイムリーかも。攻殻機動隊なんかと比べると、かわいいアバターとか、ショッピングモール、チャット、サイバーな世界観を上手に表現できておりとっても分かり易く入りやすい。ほんと細かいとこまでデザインが素敵。しかし誉めちぎって何だが、健二の存在感が主人公として足らない(事件のきっかけと、締めのみ?)。物語の導入も、なんだか歯の浮く夏希のお願いからで幻滅。好きになったかも?みたいな幕引きも無理矢理。結局描きたかったのはかっこいいアクションシーン?田舎でサイバー劇、仮想空間で花札、ミスマッチ、これがまたいいでしょ?みたいな感じがありありと見えてがっかり。ゲートキーパーなクジラって一体何してたの?無意味に萌えるレアアイテムくれただけ。最後のアバターの変身シーンって必要でしょうか…。アルマゲドンばりの、山や谷やの連続に辟易ともした。一般ウケしそうな要素を散りばめ、そして埋め尽くされてしまっていた。夏、夏休み、田舎、友達、恋、観衆が自らを振り返って懐かしむことができる、そんな感覚を期待して、私は前作の様な作品を描いた細田監督にしか表現できないと思えたあの感覚を、勝手に期待していただけなんですけど。バランスって大事です。
[映画館(邦画)] 5点(2009-08-02 16:34:42)(良:3票)
9.  クライマーズ・ハイ(2008) 《ネタバレ》 
初めて予告を見た時「命を追った、あの夏」と言うコピーに、何故かしら柄にも無く怒りを覚えてしまった。原作は読んでませんので、どこまでが事実に基づいているのか、はたまた全くのフィクションなのかも分かりません。まるで戦場のような編集デスク、部署間や上下関係の確執、紙面トップを巡る人間模様。あの夏、あの日、ブラウン管の外ではギリギリの決断があった。でもなんだろう、日航機墜落と言う大事故を背景にして、描くのはそこなの?スクープを巡る駆け引きで、やたらドラマチックに仕上げちゃってるけども、実際に関わった方々はどう思うのでしょう?映画を通して、本当に伝えなきゃいけないメッセージは新聞社からではなくて、御巣鷹の尾根にこそあったんじゃないのでしょうか。実際に現場に赴いた堺雅人の現場雑感、全権堤真一の無神経な広告掲載に対しての激昂。大切な部分が希薄にスルー。ドキュメンタリーじゃないのは分かってる。史実の戦争映画だって、カッコいい主人公を立てて、そんなものはいくらでもある。けど、自分でも分からないけどこの事故に関しては、命を語ってこんな切り口に描いて欲しくなかったと強く思います。もしこれが架空の事件を追った内容だったら、報道・編集の現場が見れるとても面白い映画だったなーと、惜しい気分。あと現在とのリンク結構余計。演者方は最高。見方を変えると、まんねりで仕事に向上心を持てなくなった人にもう一度情熱を注いでくれそうな作品です。
[DVD(邦画)] 4点(2009-04-03 17:49:18)
10.  ハルフウェイ 《ネタバレ》 
岩井俊二×小林武史×salyuと、岩井カラーがよく出ていて絵も曲も素敵でした。しかし、監督の撮り方には疑問があります。名作ドラマの脚本家さんとは言え、当時の感性を今もそのまま持ってらっしゃるような?(聞いた話ですが)劇中で語られたハルフウェイの語源だったり、その実その顛末が実話でそのままタイトルにしちゃった件とか、場面場面の会話やそれを追うカメラワークは俳優に一任してましたとか…。何か“新しい”や“おもしろい”を履き違えてるような?登場人物には共感もできず、全体的に「今更?」って感じ。わざとの演出なのか古臭いんですよ。昔のトレンディードラマを今見た様な耐え難い、歯の浮く様な感覚を覚えました。演者もアイドル的な人が多いし。前述のお三方に1点ずつ。ちょっと期待してたのに…、他には何もないです。
[映画館(邦画)] 3点(2009-03-16 17:39:10)
11.  デトロイト・メタル・シティ 《ネタバレ》 
松山ケンイチやっぱすごいね、ほんと。今後に期待したい素敵な俳優さんと思う。灰汁の強い役ばっか(YAMATOが一番素?)演じてらっしゃるけど、どれもこれも自分のモノにしてるし。L役だって、他に誰か適役居ましたかね?クラウザーさんが実家でご飯を食べてるシーン超笑った。巻き戻して何度も。カメラワーク分かってるねー。デスメタルはあまり好きじゃないですが、クラウザーさんのsatugaiは何かいい(デスにまで至ってない気がするけど)。松山ケンイチには満点をあげたい。
[DVD(邦画)] 6点(2009-03-09 18:07:47)
12.  ランボー/最後の戦場 《ネタバレ》 
ロートルなランボーなんて絶対観たくないなーと思ってて。いやしかし、カメラワークでカバーしてたかな?還暦は感じなかった。期待したランボーが居てくれて、懐かしくて嬉しかったです。お国柄、ご都合主義ってやつはあるのかもいれないけど、でも作品のテーマは冒頭からして変わらずにしっかりとあって。やっぱりただの戦争映画じゃないですね。しかも今作は、ヒーローものとはまた別に観えた(ナイフ打つ辺りはご愛嬌)。死線を共にする仲間が居たから。名も知らぬ傭兵ってとこが、感情移入はできずとも、これこそ戦場って感じがした。描写が残酷だ何だの言ってる人は、見方を変えるべき。これはスプラッター映画じゃないんだから。女子供容赦なく死んでいくのが、(たぶん)紛争・迫害の現実。平和呆けしないように観るべき。
[DVD(字幕)] 9点(2009-03-09 15:46:22)
13.  歩いても 歩いても 《ネタバレ》 
ラストの、阿部寛が言う「いつもこうなんだよな。ちょっと間に合わないんだ」って想いが…分かる。去り際の、あの絶妙なタイミングがすばらしいですね。現在の私の環境、実家との距離感が見事に重なって、痛く共感した。是枝監督が作るスクリーンの一枚一枚、これがらが醸す空気感ってすごい。茶の間だったり、隣人を迎えた玄関、台所、そこで生まれる他愛の無い会話も。そして演者が活きている。過去の作品然りで、youが特に。30代におすすめの名作です。
[DVD(邦画)] 8点(2009-03-09 14:54:54)
14.  初恋(2006) 《ネタバレ》 
これが、事件の真相だったら面白いと思った。時効を(無事?)迎えられる程、3億と言うお金は小さいものではない、のかなと。国家の威信が絡んでいて、もし“泳がされていた”のなら…。「なるほど」と、妙に納得ができた。そして、みすずと岸の関係がとても切ない。どうして想いを伝えなかったのか?本当の犯罪者にしたくなかったとかそれ以上に、深い気持ちを感じる。元ちとせの主題歌がまた切なさに拍車をかける。画やキャラが暗い???自分には、何かを変えたいと言う衝動に燻る、熱い若者たちの姿を見た。上辺だけの現代人のが逆に暗いんじゃないだろうか。宮崎あおいをアイドル視して観る映画じゃない。小出恵介をはじめ宮崎兄、観るべき演者がある。もっと評価されていい映画です。もったいない…
[映画館(邦画)] 8点(2008-12-27 16:12:10)
15.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
やっぱり!劇場で観て初めて評価できる作品。DVDで改めて観て実感です。とにかく宣伝がとても上手でしたよね。見せない。予想はつくけど「何が起きてるの?」って感じ、単純だから超引き込まれた。クリーチャーはアメリカライクでやっぱ好きじゃないけど、でも飾りっ気ない質感が妙にリアル。マンハッタンの街に良く溶け込んでた。カメラワークに酔うかもとか、例えば、あのカメラマンに設定を足して欲しかったけど(この動画は売れる!だから撮るっ!!なんてもっとがめつい一面とか?)、細いことは抜きで秀作と思います。がしかし、DVDの期待してた別エンディング…。これは違うでしょう???「28日後…」とか「アイアムレジェンド」みたいなgoodED、月並みだけども無事生きてたかもって件が観てみたかったんだなー。勝手な思い込みだったから騙されたは言わないけど。劇場版は続編への期待も込めて9点。DVDで1点減です。
[映画館(字幕)] 8点(2008-09-05 20:21:07)
16.  20世紀少年 《ネタバレ》 
原作は一通り読んでましたが、ただ今となっては潤覚えの状態。だからか?自分はそこそこ楽しめてしまいました。まず客観的には、原作を知らない人にとっては楽しめない作品でしょう。と言うのは、巻数で言ってもあの深いお話を凝縮してみせる訳で、特に時系列が前後する展開にはついて行けないだろうと言う理由がひとつ。そして、それ以上に、漫画ではあれ程に「“ともだち”って一体だれなの?」そこに辿り着くまで浮かび上がる幾つもの謎に、単行本を大人買いをする外無い程にのめり込んでいったあの感覚が、この実写では全く蘇ってこなかったこと。全く知らない方が観て、果たしてどこに面白みを覚えるだろう?また、漫画にハマった人には概ね、原作をなぞっただけの物足りない(せめて、カンナの特別な力を予見させるシーンは、もっとね…)内容でしょう。別に、映画なりの新しい解釈とか脚本なんかは僕は望まない。ほんと単純に、あのワクワク感の追求一点に絞って撮って欲しかった。キャストは申し分無い(特にケンヂ良かったです。付け焼刃のギタープレイを除いて)、と思う。音楽は冒頭のT-REXだけ、実際にこの実写に流れただけでゾワっときたが…、クライマックス時のあの軽~いロックは何なんだあれ?ロックの魂ってどの辺に???今を卑下する対象としてナイトメアを出したのはいいけども。正直、堤監督に決まった時は相当にがっかりした。オッチョの銃撃戦のシーンなんかは「恋愛寫眞」のラストを思い出させた、最悪。でもね、根本的にそんな不安な面持ちで観てしまったからか、周りから聞こえる程に駄作では無いと思えてしまった。だからちょっと高い点数をあげたい、望み薄でも続編に期待を込めて。
[映画館(邦画)] 7点(2008-09-05 18:37:15)
17.  スカイ・クロラ The Sky Crawlers 《ネタバレ》 
原作は未読。ただ、時代背景など設定やストーリーはチェックしてました。全ては語られずに終わって行く内容でしたが、予備知識のお陰で(本筋もしっかりしてたし)足りない部分はすんなりと、自分なりの解釈をしつつ見れました。与えられる情報だけに納得するのではなく(過去の押井作品では、小難しい世界観に自分は追い付けなかったです…画だけ楽しんでたかも?)、“考える”ことのできる作品でした。必然と各人最後に残る思いも強く、そして様々かと。個人的には「草薙」「ジンロウ」「人形」「オルゴール」「バセットハウンド」…、たまたまでしょうが押井カラーが散りばめてあったような?川井音楽ももはやしっくり、すばらしい。声優陣は、加瀬亮はとっても良かったと思います、無表情な感じが。あと榊原良子さん、貫禄ですね。(南雲隊長が懐かしい) そして、特筆すべきドッグファイト。映像は圧巻。冒頭では、キルドレと言う存在は抜きに、残酷な戦争のほんの一瞬でも、痛烈に描けていたと思う。そして“それ”だけじゃなくて良かった。「ショーとしての戦争」は、自分には共感できなかったです。請負企業があっての、あくまで“ショー”でしょ?と言う感じにしか受け止められなかった。モニターの中の出来レースを見て、自分のポジション、つまり“平和”とか“安全”を改めて確認できるのかな?と。(自分の身に降りかかることが無いと分かっての戦争(ですよね?)があって、人が死んでいると言う事実だけでいいの?)せめて、平和に浸っている世界の日常が欲しかった。キルドレが何の為に戦って、不条理に生を繰り返しその意義に葛藤をしているのか?その存在がもっと、悲しいけどこの世界には必要なんだって言う、比較対象があればなと…。監督は(「言ってしまった…」と言う表現をされていたが)「若者に伝えたいことがある」と仰ってたましたね。この現実で、薄らいだ“命”の重さについて、でしょうか?映画が終わって退館する際、同じ回を見た大学生位の方でしょうか?10名程が盛り上がってました。「帰ってエースコンバット(ゲーム)しようぜ!」だって。色んな受け取り方があって当然、悪いことじゃない、と思う。けどさ…、そんな見方はね…。この映画にはもったいない。
[映画館(邦画)] 8点(2008-08-19 18:22:19)(良:1票)
18.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
原作は知らず、くるりが好きだったのと、一枚の写真(サントラのジャケットかな?)に惹かれて見ました。池脇千鶴のジョゼ役はすばらしかった。「活字の世界を抜け出したら、きっと実際こんななんだろうな」と思えた程。切な過ぎる妻夫木聡との関係。ふたりの結末は賛否を禁じえないです。ジョゼの存在が重くなってしまう、今ここに居る自分の気持ちは愛情?同情?恒夫の最後の号泣は、溢れ出た言葉にならない想いは、上手く説明出来ないけど男として分かる気がする。自分だったらどうしただろう?今問われても、やはり答えることはできません。俳優自身「ジョゼの存在を現実で引きずった…」とも。脇役陣でここでも良々、また板尾がいい味出してたな。そして言わずもがな音楽、くるり。こじつけかな?でも「(ジョゼ、さあ)飛び出せハイウェイ」みたいな。アコギのストロークがそう、乳母車でもゆっくりと、しっかりと…と言った感じ。あれはジョゼの歌でした。
[映画館(邦画)] 8点(2008-07-30 17:39:43)
19.  ピンポン 《ネタバレ》 
劇場に三度足を運んでしまいました(当時色々と若かったんですね…)。原作も後日読んだ形ですが、あの作風、破天荒な人物設定と実写のキャストが(容姿然り)ビタッっと極まってました。原作からファンの方々にはどう映ったのでしょう?しかし例えば試合の見せ方は、あのスピード感、カメラワーク、良く表現出来ていたと思います。何にせよこの俳優陣!中村獅童と大倉孝二はよりハマリ役にてほんと熱かった。女っ気の無い絵に描いた様なスポ根映画の中、異彩を放った三輪明日美。彼女が卓球から離れたアクマに「友達(ペコ)カッコイイね」と言った、はにかみながら「オウッ」とうなずくシーンが好き。自慢の親友だって言えるそんな友情、とても素敵ですよね。そして更に、荒川良々の存在(笑)。部活動に燃えたあの頃を懐かしく思い出し、何かにまた打ち込みたいと言う衝動に(単純なんで)駆られました。足を痛めながらも走り込む階段のシーンで入るスーパーカーの曲も、超テンション上がりまくりでした。恥かしながらマイラケットまで購入しちゃった位で、若気の至りもあって?1点減で。
[映画館(邦画)] 9点(2008-07-30 16:08:41)
20.  tokyo.sora 《ネタバレ》 
“東京には空がない”と語られた一節と、そして今作品。文学的に無知なもので、見た当時は全て嫁からの受け売りな感じでしたが、今はその空気感を評価したい。どこか晴れない、物悲しい色の空。その下で生きる、それぞれに悩みを抱えた女の子たち。異性の立場からではあるが、重ねて共感できた。淡い光漂う映像も、そんな彼女たちの心模様を現す一助と成り得ている。シナリオを決めず制作されたとのことだが、板谷由夏をはじめ、出演者陣の持つ個性とその空気感で物語は成立したと言う印象。更には、脇を固めるひとり、長塚圭史の演技がすばらしい。現在ストーリーの無い映画の横行に警鐘を鳴らしたいと言う思いはあるが、“共感できた”からこそ、今作はそれをおして別格。この切なさ加減、同性として見た嫁の評価は10点満点です。
[映画館(邦画)] 7点(2008-07-30 13:55:47)
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