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1.  トップガン マーヴェリック
ソウルムービー!  最初にお断りしておきます。 私は、トムクルーズの大ファンで、世代的にもストライクです。 なので相当、偏った評価をします。  トップガンは、ソウルフードやソウルミュージックが存在するのなら、間違いなく私のソウルムービーです。  理由はわからないが、冒頭のシーンから、流れる涙を抑えられなかったからです。  一気に、自分の若かりし頃が、フィードバックしてきました。  そしてトムクルーズを見た時、一緒に世代を生きた証を感じたました。  映画を見て、こんな感覚に襲われたのは初めてです。  私にとって、ジェームス・ディーンや、ブルース・リーなどは伝説的な存在です。  次の世代には、トムクルーズは、間違いなくそんな存在になると確信します。  生意気なことを言いますが、この映画は、  脚本×キャスト×演出=♾(無限大)  こんな方程式を、立証してくれた見事な完成度です。  ヤボなところもなく、無駄なところもない。 どのシーンも、欠けて欲しくない。 洗練されるとは、こういうことなのだろう!  よく日本の映画の演出に見られる、感動シーンの押し売りもありません。  洗練された、無駄のなさに、潔ささえ感じました。  1986年、トップガン公開から36年。 トムクルーズが、これだけの映画を作り上げるまでに上り詰めました。  同世代の自分も、頑張らなければと勇気をもらいました。  新たな未知の感動を与えてくれた映画として、新しい基軸が生まれました。
[映画館(字幕)] 10点(2022-06-06 10:03:16)
2.  ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション 《ネタバレ》 
 今映画観て来たばっかりの興奮覚めやらぬ状態で書いてます!後から見たらら恥ずかしくなってしまうだろうな・・・でもいいのだ今の感想を書きたいから!   ゴースト・プロトコルを観た時、トム・クルーズが年取ったなぁって感じでもうイーサン・ハント役チョット難しいのでは・・・と正直感じましたが撤回します!まだまだ行けるし充分カッコいい!むしろお願いだから続けて!と願ってしまった!   1996年の一作目は物語が作り込まれており、またイメージ的に夜や暗めのシーンが多く分かりずらかったのを覚えている。今回の作品も物語的には結構入り組んでで一作目に負けず脚本的には分かりずらくなってもいいような内容だか、観せ方が上手いのか観る側が目が肥えて来たのか軽妙にかつ深みを持たせながら引き込まれていく!   毎回最初に印象的な1シーンから導火線に火が着いてお決まりのテーマソングが流れる!今回どんなシーンで始まるのかワクワクしながら観ていたらハントがヒラリと現れあの「ヒコーキしがみ付きシーン!」イーサン・ハントが出て来た時思わず歓声を上げそうになった!いやーやられましたね!そして導火線に点火!andテーマソング!これぞ映画だから出来る魅せ方、演出の素晴らしさだろう!その後はどんどん物語に引き込まれるだけ!   ルーサーがちゃんとしたセリフ忘れましたが「イーサンは友人だ裏切ったら・・・」的なこと言うシーンに泣きそうなりました!ルーサーだけでなくみんなイーサンの人柄に付いてきてる盟友達!組織を超えた素晴らしい絆で結ばれているのを実感するシーンが散りばめられ、身命を賭しても仕える価値あるリーダーを持てる素晴らしさと、身命を賭して仲間を守ろうとするリーダー、そのようなリーダーに巡り会えるなんていいなぁとまた入り込んじゃいました!  今回もそんなチーム・イーサン・ハントが最後まで本当に感動の物語を作ってくれました。   最後の駆け引きは想像を絶する頭脳戦とズバ抜けた度胸がなせる賭け!仲間が相手の手に落ちた時・・・自分はあらゆる叡智を振り絞り対応出来るのか・・・考えさせられました。出来ない理由とダメな理由ばかり言ってるどこぞの政治家や経営者やリーダー、こんな批判的なことは活字にしたくないが本気で叡智を振り絞れば活路がある・・・そんなメッセージすら感じました!そして自分もそうでありたいという思いが湧き上がり勇気を頂きました!   今回の作品も少年時代に映画を観終わった後、思わず主人公に成り切って崖から飛んだり、マントを羽織ったりしたあの少年時代の感覚を呼び覚ますのに充分な映画で、観終わった後、なんかイーサン・ハントに成り切って腕立て伏せとかしちゃいました(^^)   この5作目というハードルを見事ミッションコンプリート!また私の少年時代の感覚を呼び覚ますミッションにコンプリートしました!  ホントにホントに楽しめました!!
[映画館(字幕)] 10点(2015-08-12 22:51:06)
3.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 
劇場で2回観て、さらにBlu-ray Discまで買っちゃいました。ミッションインポッシブルファンとしてまたトムクルーズファンとして敬意を払いました。そのぐらい好きなシリーズなのでかなりひいき目で観てますがそれでも面白かったと思う。シチュエーションの良さやキャスティングもカッコいいし、物語も判りやすかった。特にブラントとイーサンとの関係がラストに解消されるシーンが何とも好きです。あの終わり方は近年稀に見る爽やかさとなんとも言えない風を心に吹かせてくれました。「妻を守るのは僕の役目だ」とイーサンが言う、そしてしてやられたと積年の自責の念を解消するブラント。んーっいいではないですか!!オープニングのテーマソングのシーンと共にこのラストのシーンは何度も観てしまいました。今後もトムクルーズ頑張って欲しいです。
[映画館(字幕)] 10点(2013-07-13 23:55:54)
4.  スノーデン 《ネタバレ》 
衝撃のドキュメント映画。 見終わった後、しばし放心状態でした。  私のような、お花畑の極楽思想には、インパクと充分です。  スパイ系、IT系好きな人にはたまらない映画ですね。 映画に込められた、メッセージがとても深いです。  視点を変えると、スノーデンはスーパーハッカーです。  それを、お国のためにやると正義となる。 しかし、お国のためってどこまでなのか?! そこにパラドックスが生じます。  世界は、統治する側とされる側に大別されます。 さらには社会もこの構図が存在します。 経済、会社、学校、さまざまなコミュニティに管理する側とされる側があります。  ここに、羊飼いと迷える子羊というか、飼われる羊の絵図が完成するわけですね。 そんな世の中を、孤高の狼スノーデンがスッパ抜いた。 そんなスノーデンは凄い!  お国側、統治する側の羊飼いとしての正義、そして大衆という、統治される羊側の正義、その正義の葛藤の中で、スノーデンは「自分が信じた正義」を選んでいく。 スノーデンは群れることをせず、ただ一人決断し実行していく決意が凄い。 同志を集めそうなものですが、そこはCIAでの勤務経験があったからなのか、誰も信じず一人立ち向かう精神力がハンパない。  彼女にすら、その葛藤を話せず、本当に孤独を感じさせますね。 なんなら、彼女との関係に亀裂を入れながらも、貫く精神力は如何程のものか辛かさが伝わってきます。  そんな中、あえてイバラの道を選び進んでいく決意に、共感し難い共感があるから、感動したんだと思う。  統治しコントロールしようとする「羊飼い」にとって、民衆大衆はおバカな「迷える子羊」でいて欲しいわけですね。 そうおバカで、世界の未来よりも茶の間の平和に浸り、今を楽しんでくれてればいいわけです。 その中で、クレーバーな正義の狼が存在することを証明した映画とも言えます。  羊飼い、飼われる羊、狼、こんな構図が見えてきます。 その中にも、詐欺師にシロサギとクロサギが存在するように、ホワイトな存在か、ブラックな存在かにも別れるわけです。  ブラックな羊飼の側面を持つ、アメリカに対して一石を投じたわけです。 これって凄いというか、難易度スーパートリプル級のことをやってのけたわけですね。 そんな感覚を見終わった後、感じました。  狼になろうと、 YouTubeで配信している人 SNSで発信している人 地道に活動している人 たくさんそのような存在はいますが、所詮は羊飼いには敵わない、そう感じさせる世相に殴り込みをかけたわけです。 しかも、一人で。  とはいえ、一流のジャーナリストや、ごく少数の方々の協力もあったわけです。 このような協力者も、賞賛に値します。  まさしく、スノーデンは孤高の一匹狼として、清々堂々と羊飼いに立ち向かって行ったと言えます。  「正義の反対は、相手側の正義」という構図が世の常です。 どちらの、どういう目線で見るのか?! そんな問いも含まれてますね。  このようなテーマを映画化した、オリバー・ストーン監督に敬意を表します。  現代社会に、一石を投じた痛快な映画として私の中に刻まれました。  それにしても、この映画なんか可愛く見えるよなうことが、世界では起こっている・・・そう思えてならないです。
[インターネット(字幕)] 9点(2022-02-18 09:59:00)
5.  インターステラー 《ネタバレ》 
これは凄い映画!観賞後しばし放心状態!未知の世界の映像化、助けられた博士が裏切る・・・そんな果ての世界で選択肢があまりないのにしかも頭のいい博士がそんなことする!!と突っ込みたくもなりここだけチョットと思いましたが、この行為があったから新しい領域へ行けるという重要な要素となる。これも必然か!!現界という3次元界は「必然の場」というちょっと変わった視点で私は見てました。これは古来より「アガスティアの葉」を初め色々な視点で証明され現在受け入れざるを得ないところまで来ているようにも思う。マーフィーが父の暗号を解読する、これも必然、そしてそう思わせた存在もあるのでは・・・と考えれば切りがない。このような映画がこの時に出たのも必然か!!とにかく主観、固定観念を捨て私たちの知識には「知っていること」「知らないこと」の他に「知っていることすら知らないこと」があることを忘れてはならない。むしろこの「知らないことすら知らないこと」の方が膨大な宇宙を相手にすればほぼ99,9999・・・%ではないかとすら思う。異次元へのアプローチが見事にしかも変な宗教観やオカルト的でなく描かれていることも凄い!!アインシュタイン曰く「宗教なき科学は不具であり、科学なき宗教は盲目である。」この領域にはいりつつあるというか今やっとそれを受け入れることの出来る人類に成長したのか・・・私たちの「命」を考える時もっともっと深い部分で理解を深める事が出来るのであれば日々SFではないのかとすら感じた。「知らないことすらしらない・・・」これをキモに銘じ知ったような顔をしないで謙虚に慎ましく好奇心を持って生きればもっともっと豊かにそして面白く、しかも平和に生きれるのではとすら感じさせた映画でした。素晴らしい映画に乾杯\(^o^)/ 
[映画館(字幕)] 9点(2014-12-25 10:20:52)
6.  ソウル・サーファー 《ネタバレ》 
勇気をもらいました。ハンディがあるからこそ気付けること、苦しいからこそ見えるもの、足らないからこそ人よりも努力することなどなど・・・この「だからこそ」これがキーワードです。出来ない理由を山ほど上げてしまう時がある。それは「だから出来ない」と言ってしまう。これを「だからこそ」に変えるだけでどれほど豊かになるか判らない。「出来る理由は一つあれば充分」こんなスピリッツを感じる。ボランティア活動に参加した後、帰ると沢山の手紙が届いている。それは自分が思ってもない人たちに勇気を与えた証だった。そこでいう「どうして地区大会で敗退した私を応援してくれるの?」母は言う「挑んだからよ」中でもこのシーンが一番好きだ。腕をサメに食べられここからどうなって行くんだろうと、暗い気持ちになったがだからこそ感動を与えた。自分自身もっと出来るはずと思わせてくれた映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2013-07-25 00:00:00)(良:1票)
7.  ワイルド・スピード/MEGA MAX 《ネタバレ》 
アクションもの好きにはたまらない映画ではないでしょうか?!男は度胸!文句あっか!と言わんばかりにクレージーな男達が炸裂する気持ちのイイ映画です。それを取り巻く女性達もかなりイケテました。車のことはあまり詳しくはないですが、かなり男心をくすぐる車が出てきます。痛快にテンポのいいストリー展開と、爽やかなエンディングもいいです。とにかくカッコいい映画の一本として私の中に刻まれました。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-06-22 08:16:50)
8.  リバー・ランズ・スルー・イット
10年ぐらい前に一度見ました。転勤でフライフッシングが好きな知人が出来、そういえばこの映画フライフッシングの映画だったと思いまた観たくなり鑑賞いたしました。  モンタナの大自然の中でおこる家族、兄弟のドラマが淡々と描かれております。10年前に観た時と今とでは自分自身が結婚して子供も出来、観る視点が変わった為なのか最後ホロリと泣けました。こんなにいい映画だったんだな・・・と感慨深い思いとなんとも言えない切なさが残りました。個人的にブラピ映画の中で最も好きな映画の一つです。山や川、樹々の緑等、描写も心洗われる感じがしました。釣り好きの人だけでなくヒューマンドラマも描かれておりますのでそのような視点からも楽しめるのではと思いました。
[DVD(字幕)] 9点(2009-07-21 18:01:52)(良:1票)
9.  ANNA/アナ(2019) 《ネタバレ》 
スパイアクション映画だけど、サスペンス要素あり、ミッションクリアが主題ではないヒューマンドラマという感じ。  アナが自由を手に入れるまでの葛藤が描かれている。  一度足を入れたら、解放されるには「死」しかない・・・そんな設定で任務を遂行し、自由を手に入れていく。  一つ一つのシーンの意味が、回想的に描かれ、謎が解明していく描き方はとてもワクワクさせてくれました。  それと、意外とグロイ。  バンバン容赦なく殺していく、冷酷さが描かれています。 でもどこかリアリティがあります。 実際、スパイの世界ってあんな感じなのかなぁ、と思わせる現実味もあります。  このぶっ飛んでるけど、リアリティがあるというのが、この映画の魅力でもあるのでは。 また見たくもなるけど、ちょっと重いかなぁ。  ラストシーンは、とっても緊張感があります。 そして、助けた人はやっぱりこの人なんだ・・・とちょっと想像できました。  いやぁー、あんな世界ほんと頭良くないとつとまらんですね。 頭がいいというよの、賢いというか、駆け引きというかそういう頭が使えないとダメですね。  絶えず、「命の危機」という状況の中で生活するってすごいストレスだろうな。 普通じゃ無理だね。  同棲してた彼女は、アナにとってどんな存在だったんだろう。 休暇をとってモードとレストランで話すシーンがありますが、その時のアナは素のアナだったのだろうか。  スパイとして、絶えず自分の素性を出せない中で、モードと一緒の時は、素でいられた唯一の存在だったと思う。 食事中に、モードが話しかけるが、アナは上の空でいる。 でもモードはそれに対して、怒ることはしない。 アナの素性は知らないが、唯一の理解者であって欲しい、そんな思いにさせるシーンでしたね。  表向きは、モデルという華やかでキレイな世界、そしてその素性はスパイというとってもダークな世界。 このコントラストが、ドロドロしたものではなく、スタイリッシュな描写に変わります。  おしゃれなスパイアクション、そしてサスペンスもの、ヒューマンでラマものとして男女問わず楽しめますね。 こんな要素を見事に盛り込んだ、脚本がすごいです。  スパイ映画好きの私でも、見応えがあり、テンポもよく飽きさせない展開があります。 この映画の評価の良さを考えた時、スタイリッシュ、サスペンス、ヒューマンドラマ、スパイ要素を見事に盛り込めたところにありますね。  映像にもの言わせてる映画が増えてるなか、やはり脚本が最重要であるということを再確認させられました。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-13 11:27:44)(良:1票)
10.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
「僕はガンダムで行く!!」  スピルバーグは良く判ってる! 心鷲掴みです。  バン・へーレンの「ジャンプ」で始まった時点でノックアウトですね。 その後に続く、ストーリーも思わず引き込まれます。 さらに、ウンチクが言いたくなるような場面も盛り沢山!!  スピルバーグは、最近この手の映画を作らせたら、本当に外さないですね。  それは、ジェラシックパークシリーズにも言えますが、CGなどを駆使しないと、絶対に描けない世界観の中に、興奮と感動をキッチリ埋め込んできます。  スピルバーグの原点ともいえる「ET」から脈々と流れているように感じます。  私は、そんなにゲームはやりません。 しかし、そのゲームの世界観や、面白さがちゃんと伝わって来ました。  この映画ってRPGの進化版って捉えてもいいのでしょうか?違ったらごめんなさい。 RPGをやったことがないのですが、やって見たくなりました。  登場してくるキャラクターも、懐かしのヒーローがたくさん出てきますね。  特に、スピルバーグは日本贔屓だからなのか、日本のキャラクターがたくさん出るところも好感が持てます。  単純に楽しめた1本です。 そして、今後もたまに見たくなる映画の一つになりました。
[DVD(字幕)] 8点(2021-01-07 13:51:27)(良:1票)
11.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
クイーン誕生からLive Aidまでの物語が、フレディ・マーキュリーを主軸に展開していく映画です。 フレイディ・マーキュリーがあれだけ個性的で、エゴが強く、強烈なキャラなんだと率直に感じました。  ライブ・エイドはリアルタイムでテレビで見てました。 あそこに至るまで、あのような物語が隠されていたのかと思うと、とても感慨深いものがあります。  しかし、先ほどもふれたように、フレディのキャラがどうしても無理に感じてしまう。 おそらく演じたラミ・マレックのイメージがどうも、フレイディとリンクしないことが原因だと思う。  ちょうど、ラミ・マレックがフレイディよりも、私の知人にそっくりでした。 では、その知人はフレイディに似ているかというと、そうではないのです。 なので、フレディではなく友人にリンクしてしまってました(笑)  もう少し、ガッシリした体格だったら良かったな〜っ。 極めて個人的な意見で申し訳ないのですが、演じる役者はとても重要だと感じました。  あの華奢な感じと、異常にクローズアップされたゲイという設定が、尚更、目を曇らせているようにも思います。  確かにフレイディはゲイだということは、有名な話しだけど、あそこまでクローズアップする必要があったのだろうか・・・  個人的には、クイーンのほかのメンバーたちのことも、もっと知りたかった。 ブライアン・メイは自作ギターを弾き鳴らし、ギタリストとして名を馳せ、ロジャー・テイラーはある意味でフレディ以上の歌声と評され、あの「レディオ・ガ・ガ」を作ったことでも有名です。  そして、ベースのジョン・ディーコンは、電子工学の知識があり、アンプやエフェクターなども自作し、クイーンの音作りに貢献しています。  このようなことを、映画の中で観たかったのですが、ゲイがクローズアップされちゃいましたね。少し期待はずれでした。  最後の、ライブ・エイドの映像は、かなり忠実に再現されていて圧巻の感動でした。 改めて、クイーンは世界のビックバンドであり、フレディは偉大なアーティストだったと実感させてくれました。  あの時代をリアルタイムで体験したものとして、この手の映画はもっと作って欲しいです。 クイーンに乾杯!という気分です。
[DVD(字幕)] 8点(2019-10-07 00:27:20)
12.  ハッピーエンドが書けるまで 《ネタバレ》 
 邦題を見て映画を見ました。「ハッピーエンドが書けるまで、Stuck in Love」と英語の題名も書いてあるのですがおそらく多くの人は「ハッピーエンドが書けるまで」という邦題を見て鑑賞するのではないでしょうか?でもこの英語の「Stuck in Love」こそこの映画の主題でありしっくりきます。グーグル翻訳で「Stuck in Love」を翻訳すると「恋に立ち往生」と出てきます。ニュアンスとしては「Stuck」はStickの過去分詞で「動けないくする。はまりこむ」という意味あいになります。愛にはまり込み、動けないそのような感じの題名になります。この「Stuck in Love」という題名にこそこの映画の本質をついていると感じます。   主軸となる家族が作家一家なので邦題の「ハッピーエンドが書けるまで」という邦題を見てしまうと私の場合は作家としての物語ということが全面に出てしまいました。しかしそうではなく作家一家がはまり込んだそれぞれの愛の形が恋愛を通してどう変化をしていくのかそのようなことを描いた映画ではないかと感じます。   3年前に離婚をした有名作家の父ビルはあることをきっかけに元妻を待ち続け、長女は父の離婚を体験し「愛」や「恋愛」を否定、弟はイケイケ姉さんとは反対に控え目でロマンチストで大麻中毒というキャラクター達が異性との出会いによって変化をして行きます。  そして最後にこの3人が見事にそれぞれのハッピーエンドを迎え思いもよらない清々しい感動が同時にやってきます。このようなところにとても洗練された脚本を感じます。   随所にアメリカらしい感覚がありそれぞれの個性が際立っています。それぞれでいいんだとも感じさせてくれました。そして作家一家ということもあり文学的なことも随所に出てきてどこか知的に感じさせることでとても上品な映画に仕上がっています。   父が娘のお祝いの席で「鼓動が聞こえた。みんなの鼓動が・・・誰一人動かない。部屋が暗くなっても」という自分の好きな詩を紹介します。そしてまさにこの描写がぴったりなラストシーンへと誘われて行きます。このラストシーンで「鼓動が聞こえた みんなの鼓動が・・・誰一人動かない。部屋が暗くなっても」というナレーションが流れます。この時「詩」というものはその情景や体験したものを「言葉にしているんだ・・・」と改めて言葉の深さを知りますした。その人の体験の深さで詩の味わいも別の次元に昇華して行くんだと感じました。   個人的に好きなシーンは、ビルの娘の祝賀会に出席したビルの元妻に対して確執から一年以上話していない娘との対面のシーンです。ビルは元妻がなかなか娘に近寄れずにいる時、「勇気をあげよう」と言って娘のあるエピソードを話します。そして母と娘の久々の対面を果たします。しかし娘のつっけんどんな対応を受けてしまいます。  そして今度はある日ビルは娘に対して母のあるエピソードを話します。この時娘は「今更そんなこといわないで、憎んだままでいいのに・・・」と困惑しながらも今まで自分は誤解していたことに気付かされるシーンです。  人はなかなか認識や自分のスタンスを変えられないものです。でもこのような自分に変化を起こすことはとても勇気のいることだと気付かされます。そして一見何の取り柄もなさそうなビルの存在が際立ったシーンでもありました。これによって最初抱いていた「おバカ娘」的なイメージも払拭されそれぞれが成熟されたものへと変化を遂げたシーンでもありました。   とても淡々とした中に飽きさせないストーリー展開があり見入ってしまう作品だと思います。音楽で言えば思わず聞き入ってしまう心地よいフォークソングのような感じです。この作品はおそらくまた見てしまうと思います。その時にはまた新たな違う見方ができそうなそんな深さもある作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2018-10-19 11:50:41)
13.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 
スターウォーズは初期のこらから大好きで大フォンという前提でのコメントです。前作「フォースの覚醒」が一言でいうととてもがっかりな作品だったのであまり期待せずに観ました。先ず今回の作品で前回のウダウダ、ダラダラがどうしてそうだったのかという部分がすっきりしたのは確かでした。やはりもう脚本的には何作目か先までちゃんと出来てるんだなということを感じさせる作品になってますね。  それと初期からのスターウォーズファンとしてはもはやSFに入りすぎたな・・・というのが実感です。どこかマーベリック系のものとあまり変わらなくなって来たというか安っぽいアニメの延長というかそんな感じになってきてますね。個人的にはそのようなマーベリックやアニメとは一線を画すのがスターウォーズの存在でした。描いている舞台はSFでもなにか現実味を感じるというか本当にそういう世界があるのではないかと感じさせるようなリアリティがスターウォーズにはあったと思います。宇宙人とか出てくるので適切な表現はわかりませんがリアルなヒューマンドラマとしても楽しめたし、練習すれば本当に使えるようになるのではないかと錯覚すらしてしまう「フォース」の存在。そのようなものがもう超越しちゃってなんかあれれれという気持ちになりました。  またやっぱりディズニー映画になったんだなぁと思わせるキャラが沢山出てきますね。すごくディズニーを好きそうな人たちが好みそうなキャラ作り。あのルークのいる島にいる小さいペンギンみたいなやつとか、前作から出てきてるBB8とかはきっとこのキャラ達で色々作って儲けるんだろうな・・・なんて想像しちゃいました。  人物としてはずーっと出てきているレイアとルークの存在がかろうじてかつてのスターウォーズの面影を感じさせてくれます。レイア姫とルークの久々の再会でレイア姫が「言いたいことは分かるわ、髪型変えた?でしょ」というシーンに思わず笑ってしまいました。このジョークが分かるのは古くからのファンかスターウォーズ通の方々ですね。  それにしてもルークがあんなに意固地にならなくてもいいのではと思います。もうレジェンドジェダイでジェダイマスター的存在なんだからどこかヨーダ寄りの存在を期待していました。色々な苦難を乗り越えもう少々のことでは乱れない達観した存在になってて欲しかった・・・それがなんかレイに対して「ふんっ」みたいな態度とったりなんかただの頑固ジジィというか意固地な年寄りになっちゃってカッコイイ存在とは言えないような感じでしたね。最後の最後で凄いことしてのけますがちょっとプロセス的にはもう少しさすがジェダイマスターみたいな感じでいて欲しかった。例えばレイを暖かく諭してなお教えることは教えてそしてここぞの一発の時に登場とかね。これは前作から感じていた総じて安っぽい感じをダラダラ引きずってますね。そしてルークはカイロレンを倒さずに最期を迎えて逝ってしまいます。ということはカイロレンは今後ダースペーダー的存在になるってこと?あーーっあんまり考えたくない。悪役にして密かにスターウォーズ人気NO1とも言われるダースべーダーの後釜的存在がカイロレン?ちょっとちょっと今後のスターウォーズ大丈夫か!前作で最後の仕上げとかいって父上を平気で殺して仕上がったと思ったらレイに負けそうになるあのカイロレンが・・・ちょっと言い過ぎました。今後ベーダー卿に勝るとも劣らない存在になることを期待します。  色々書きましたがファンとして楽しんだのは確かです。しかしながらかつてのスターウォーズを知っているので比較してしまいます。でももうこれからは全く別物と捉え楽しみたいと思います。結構次回作も気になりますしね(笑)。
[映画館(吹替)] 8点(2018-01-21 21:19:56)
14.  ニューイヤーズ・イブ 《ネタバレ》 
 この映画は「ラブ・アクチュアリー」をよく引き合いに出されますが私はどちらかという「アメリカン・グラフィティ」を感じさせてくれました。ジュージ・ルーカスのデビュー作である「アメリカン・グラフィティ」は名もない片田舎のアメリカで繰り広げられたそれぞれの若者の物語りですが、この映画もその都会版でしかも大晦日というシチュエーションの中で繰り広げられるそれぞれの物語が描かれているという印象です。「アメリカン・グラフィティ」を見た時にアメリカの雰囲気や若者の様子がとてもよく絵かがかれており見た後になんとも言えないここち良い感情が湧いてきたのを思い出します。物語自体はおばかな若者や不良や優等生などが登場しド派手なアクションがあるわけでもなく、サスペンス的な事件が起こるわけでもないけどとても楽しめました。そしてなぜかまた見たくなるような作品になってます。映画は監督や役者で本当に面白くなるんだと感じさせる一本ですが、この映画もその一つになりそうです。NYの雰囲気やそれぞれの生き方を見事に描いていると感じます。そもそもそんなに深くなくていいとこの手の映画には感じます。  それとやはりキャストの凄さがありますね。本当に役者の威力って凄いと思います。どうしてあんな存在感出せるんだろうと感心します。特に病床に臥せるロバート・デ・ニーロの存在感には圧巻です。病人を演じてさせてもあの威力は凄いと感じました。病人の役だからこそ彼がその役回りをやったんでしょうね。  あまり深く考えず雰囲気や人の持つ感情などその刹那せつなを楽しめる映画です。若かりしころに味わった恋や親しい人との死別、果たせなかった約束を果たせた時など色々な感情を思い出したい時にまた見たくなりそうです。
[DVD(字幕)] 8点(2017-10-27 21:19:40)(良:1票)
15.  カーズ クロスロード 《ネタバレ》 
 カーズシリーズは最初から見ておりますが今回のクロスロードがカーズ2でもいいと思うぐらいカーズを継承している作品だと感じました。前作のカーズ2はどちらかというとスピンオフ的な感じがします。今回のカーズ3はカーズの良さを引き継ぎこれぞカーズという期待通りのものではないだろうか。   マックイーンは一作目でチームの大切さや実力だけではない色々な仲間や助けがあり成功するということを学びキャラ的にも尖っていたものが丸くなり人格的に成長することも描かれていますが今回の物語の中でもさらに成長したマックイーンがとても好感が持てました。   今回はドックの元クルーチーフ兼メカニックで師匠的な存在「スモーキー」が出て来ます。このスモーキーがまた物語に深みを持してくれましたね。マックイーンとクルーズには惜しげもなく色々な技の伝授をし特訓しますが、仲間を大事にチームでありファミリー的な味のあるシーンで好きです。   最後のストームとクルーズのバトルシーンはマックイーンのディレクションにより伝授された技を出し切り見事優勝しますがここでもマックイーンは思わぬ才能を発揮し風格すら感じました。マックイーンはいい感じに成長しましたね。   ドックはやはりもう出てはこないですね。しかしながらドックへの敬意はこれでもかというぐらい感じました。ポール・ニューマンは偉大ですね。マックイーンが最後ハドソンカラーに変身し「ドック・ハドソンに捧ぐ」の文字が出てきた時には何か万感の思いを感じました。図らずもポール・ニューマンがこのような形で車関係の映画に携わり追悼されます。このようなリアルなドラマを感じ涙なみだのエンディングでした。  カーズの世界観は大好きなのでこれでカーズは終わってしますのかなとも感じました。   そうそうカーズと言えばとてもイケてるかっこいい曲が満載ですが今回もとても音楽もカッコ良かったのですがどこかでエリック・クラプトンの看板曲「クロスロード」が流れるかなとちょっと期待したけど流れなかった。個人的にはポール・ニューマンの重みから言ってやはり歴史ある名曲が欲しかったかな。「クロスロード」と聞いてあの名曲を連想した方々は少なくないと思います。  それと日本版の予告も良くないと感じた。何となく物語の内容を匂わせているが予告から感じるものとは全く違うものです。私はあまり先入主観を持たずに映画を観たい派なのであの予告ちょっと邪魔な感じがしました。せめてあまり内容と乖離しないものにして欲しい。   しかしながら内容はこれぞカーズという本当にいいものでした。
[映画館(吹替)] 8点(2017-07-18 07:59:04)(良:1票)
16.  ズートピア 《ネタバレ》 
 主題歌が大好きでマラソンの時にいつも聞いてました。あまりにも軽快で心地いい楽曲なので映画も是非観たいと思い観ました。この主題歌に勝るとも劣らない素晴らしい映画でした。  ジュディがズートピアに向かう時、iPodでトライ・エヴリシングを聞きながら向かうシーンがとても好きです。ジュディが心を躍らせて希望に満ちた未来に向けて旅たつ印象的なシーンですがズートピアでは数々の試練が待っているというメッセージも感じました。   もしこれが人間社会で描いたら結構過激でシュールな映画になっていたように感じますが、動物社会での物語りにしたことで軽減されていいますね。  様々な現代社会が抱えている問題を提唱し、共存共栄の時代になったというメッセージを感じました。自分が少年時代だった時は競争社会でした。強いもの、金を持っているものが勝つそんな社会でしたが、今は共存共栄の道を選ばなければ銀行すら倒産してしまうような時代です。これは何かの宇宙意思が転換したのか分からないが正に今の時代に必要なテーマであり生き方だと思う。   気に入らないものを排撃したり、弱いものを虐げたりするような生き方は現代には合わないと思う。どうか現代の国家間、企業、人種などそれに気付いて欲しいと願います。  自分だけ抜け駆けしたり得しようとすると共滅のミチを辿ると思う。競争原理から共存原理へ転換したということを実感させられます。   動物たちの個性も面白く生かしてますね。ウサギの兄妹が多いのはそのウサギの性質から来ている。そうバニーガールのキャルクターになったのもその特性ゆえになったものだが何故兄妹が多いのか分かる方には分かるだろう。   ニックは裏社会に精通しているが故に犯罪心理をよく心得ており、事件解決に重要な位置におりますがそのニックを上手く利用したのはジュディの知恵でありさすが成績一番で警察学校を卒業した逸材だけあります。   田舎から出てきたジュディが都会で擦れているニックと触り合うことで垢抜けて行く、そしてニックは純粋なジュディと触れ合い段々純粋さを取り戻して行くすごくいい関わり合いをしている所もこぎ見良く物語りをいいものにしています。  またディズニー映画はなんとなく先の読める映画が多い印象ですがこちらの作品はなかなか作り込まれておりディズニーにしては面白い展開をしておりました。   図らずも楽曲に惹かれて観た映画でしたが数あるディズニー映画の中でベスト入りするいいものでした。
[DVD(吹替)] 8点(2016-09-03 22:09:52)
17.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 
ジュラシックパークを観た時、あまりの映像の凄さに心から感動したのを覚えている。現在映像の世界ではこれ以上進化するのかというぐらい極みに至っているのではと感じる。しかし更なる進化を遂げまさにバーチャルなのか現実なのか分からないような世界に入っていく予感もします。   さて本題に入りますがこの作品も更なる映像の進化の中で今まで描きたくても描けなかった世界を描いていると実感しました。逆説的に言えば今の映像技術を最大生かすための脚本はどうあるべきなのかと考え脚本が造られたとも取れます。   今まで私の持論だけど映画はやはり脚本ありきで映像がチープなものでも脚本がシッカリしていれば人を感動、感涙の世界に誘えると思っている。今でもこの持論は勿論変わってはいない。しかし昨今の映画は映像技術ありき的な少し事情が変わって来ている・・・これは時代と共にそうあるべきだし当然の進化だと思う。  しかしこの映像技術に依存する映画があまりにも多いように感じる。映像ありきで脚本が二の次、特に日本の映画にこれを感じる。映像とキャスティングにモノを言わせて興行成績ありきの作品が残念ながら多く感じる。   しかしこのジュラシックワールドはこの脚本と映像がマッチし、観た後に感動した。脚本の感動と映像の感動が共存しまさか最後今までになかった感動を味わうとは思わなかった!!   脚本はこれぞスピルバーグというスピルバーグ監督の王道を行っている!!このようなパニックものを描かせたらホント天才的だと感じます。なので内容的には正直チョット読めました!あのハイブリッド恐竜が脱出した時、このパークがグチャグチャになって沢山の人が喰われて、人が死んで、最後はこのおっちゃんか少年か意外な人が活躍する!ってホント読めました(^_^)  恐竜ナメてる兵器にしようとしているおっちゃんはどこかで喰われるんだろうな・・・と思ってたらホント襲われたしね!多分みんなそう思ってたと思うし襲われた時、鑑賞している方々も「やっぱりな、ざまぁ見ろ!!」って思ったはず。あたりでしょ\(^o^)/そんな期待もちゃんと裏切らなかったですね!   ジュラシックパークではTレックスは恐怖の存在でしたが今回は正統派恐竜として最後貫禄の登場と活躍!トドメは猛者(モサ)サウルス!ってことはモササウルスが恐竜最強なのか!!   いずれにしても単純に楽しめたし感動もした良作でした\(^o^)/
[映画館(吹替)] 8点(2015-08-17 10:49:18)(良:2票)
18.  キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK- 《ネタバレ》 
大好きなキャプテンハーロックなだけに、あまりにも評価が悪かったのでがっかりしたくないので観るのを拒んでましたが、これはちゃんと劇場で観たかったというのが本音。このリメイク的な映画で過去にかなりがっかりさせられた。最近「スペースバトルシップ・ヤマト」や「ガッチャマン」等、何か映像やキャスティングにもの言わせてミーちゃんハーちゃんから興行収益を得ているような映画があまりにも多いように思う。なのでこのキャプテンハーロックもその一つか・・・と少し残念という観もしないで先入主観が働いていた。観た後本当に後悔したくなかったので、この敬愛する「キャプテンハーロック」もその中の一つに入れたく無かったが評価ほど悪くないというか私は好きだ。ちゃんと松本零士氏が描きたかった世界観があると思う。正義が故に反旗を翻し海賊と化していったハーロック。腐敗した社会に対し誰しもが抱く思いではないか・・・そして最後に「先に進んでも何にもねぇし、何にも変わりゃしねぇ」という言葉があったがこれが一番言いたかったことなのではと感じた。そして「なのにあの男は何故、何故先に進もうとしているのか」この言葉にハーロックの見方をそれぞれの主観性に任せている。この答えを出さない松本零士氏の広がりを感じる。学校や社会、会社、組織、この時空の縛りを受ける物質の世界は矛盾とも思えるカルマによって成り立っているもどかしさを意図的になのか偶発的になのか描かれているのを感じた。世界には平和を訴えるアーティストや自然環境問題に取り組む政治家など「良くしよう」と思って活動しているが全く変わらない・・・現代では「原発問題」それと「遺伝子組み換え食品」これは現代のパンドラの箱ではないかと思う。良くないと思ってもちっとも変わらないこの人類が抱えている性。本当に変わらない・・・その変わらないものに、変わらないと解っていても進んでいくハーロック。そしてハーロックは言う「幻と解っていても縋らずには居られない時がある、人なら誰でも」何かを批判するのではなく自らが身命を賭してやる抜く信念に乾杯!! また次作を是非、是非作成して欲しい!!
[DVD(邦画)] 8点(2014-08-05 01:16:46)
19.  永遠の0 《ネタバレ》 
「今を感謝」込められたメッセージを感じた。原作者は映画化の話を何度も頂いていたが断っていたという。しかし今回の脚本を観た時にこれはと思いOKを出している。最近のアニメのリメイクなどに見られるこれを本当に原作者がOKだしたのか?と思えるような作品が多い中、本当にいいものに仕上がっていると感じた。私の叔父も特攻隊で亡くなっている・・・何か哀悼の思いが湧き出て来て涙が止まらなかった。気が付けば2夜連続劇場に足を運び観ていた。会ったこともあまり話を聞いたこともない叔父ですが何故か私との因縁を感じる。かつて広島に住んで居た時に江田島術科学校に見学に行った時、叔父の名前を碑に刻まれているのを観た時感慨深かった。戦争がどうのこうのなんていう奇麗ごとはその時代通用しなかったと思う。今だってそう思う。絶対にやってはいけない・・・と言っても私たちの世界でどうこうなる問題でもないように思うし、また世界が「今に感謝」を取り戻せばそれも回避出来るのではと感じる。離婚したり自分の家庭や学校、職場も平和に出来ない世の中である。これは価値観の違いからそうなると思う。それが世界レベルになればそれこそが戦争の火種では・・・それなのに戦争問題になると色々言うことに矛盾を感じる。「感謝がなくなると当たり前になる」これは先般の震災で学んだこと。そんな中普通でいる。家族がいるなど当たり前のことがそうではないんだということに思いを致さねばと思います。物が豊かになり便利になった今、心を更に豊かにするべきだと私自身反省しました。先人達の「愛国の志」に感謝と敬意を表します。
[映画館(邦画)] 8点(2013-12-28 01:11:30)
20.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 
かっこいいですね!!イケてる男女の格好いい物語。アクションは半端ないです。カーアクション映画の域をブッチ切ってます。前作よりその傾向はあったのですが今回はホント凄い!このシリーズ何処かチープ感がありましたが回を重ねる度に豪華にいろんなのぶっ壊します。でも「おまえらの掟は仲間は家族、それが弱点」って言われた時、相手の行動読めたと思う。ちゃんと手を打てよ・・・って思った。次回作も期待しちゃいます。
[映画館(字幕)] 8点(2013-08-09 01:03:34)
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