1. 劇映画 孤独のグルメ
いやあ、おもしろかったです。 でも、やっぱり、映画版と言うよりも松重豊がメガホンを取ったスペシャルドラマと割り切るべきでしょうねえ。 特に良くない部分は無かったですが、逆に良かった部分も無かったように感じます。 辻褄が合わない部分がいくつもありますが、そんなことよりも今や確立した「孤独のグルメ」と言うジャンルを楽しむことに専念したいです。 で、結局のところ、観終わった瞬間に『腹がへった』とつぶやいてしまいました。 多分、観客みんなもそうだったんだろうなあ。 [映画館(邦画)] 7点(2025-01-14 20:39:50) |
2. スオミの話をしよう
これだけの役者を使って、こんなにもつまらない作品を作れるものかと感心しました。 まあ、最初から何となく内容はわかっていたのですが、どんなトリックや仕掛けが盛り込まれているのかとワクワクしていましたが... これと言ったヒネリも無く、淡々と話が進むだけ。 個人的意見としては、三谷氏は監督をするのはやめて、脚本に専念した方がいいんじゃないでしょうか。 [映画館(邦画)] 5点(2024-09-18 18:44:53)(良:1票) |
3. 哀れなるものたち
《ネタバレ》 おもしろいですよ。 くだらないと言う人もいるとは思いますが、大人向けのセクシー童話ととらえたら大満足です。 どうかしたら、『アルジャーノンに花束を』的な内容で、主人公の言動がどんどん成長していく過程(セクシー要素も加味して)が良くできています。 終盤の花嫁強奪エピソードは要らなかったなあと思いますが、最後の最後に声を出して笑わせてもらえたので、善しとしましょ。 [映画館(字幕)] 8点(2024-02-27 23:00:11)(良:1票) |
4. PERFECT DAYS
ん~内容を理解しようとすると、結構難解な作品かなあ。 なぜ主人公が無口で便所掃除の仕事をしているのか、部分ごとに現れるクセのあるキャラクターたちの存在。 身内の話や、もろもろの疑問が全然解決されないまま映画は終わってしまいました。 まあ、これこそがヴェンダースらしい映画作りなんだと思いましょう。 作品中の2番目の曲かな、Perfect Days この曲のタイトルから映画のタイトルを取ったのかな、妙に歌詞が耳に残りました。 [映画館(邦画)] 7点(2024-02-26 20:23:08) |
5. 落下の解剖学
いやあ、退屈な作品でした。 フランス映画だったんですね、知りませんでした。 そのため作品の半分はフランス語でした、まあ、英語の会話部分は比較的簡単で聞き取りやすかったです。 内容は...裁判モノです。 長い長い2時間半でした。 この鑑賞後のガッカリ感って、何年か前に行った「ドライブ・マイ・カー」の感覚かなあ... 何でこの作品が米アカデミー賞にノミネートされているのか疑問です。 [映画館(字幕)] 6点(2024-02-24 21:13:48) |
6. ケイコ 目を澄ませて
主演女優の熱演は見事でした。 でも退屈な作品で、これと言った盛り上がりもクライマックスも無い。 [映画館(邦画)] 5点(2023-12-03 20:39:01) |
7. エクソシスト 信じる者(2023)
やっぱり、キリスト教関連は仏教徒には理解できません。 サスペンス・スリラーを求めて劇場へ行きましたが、正直、がっかりでした。 もちろん、これは多分に自分がキリスト教を理解できないこともあります。 しかしながら、被害者(悪魔に取りつかれた)2名が、どうして森に行ったのか、なぜその手の儀式を行ったのか明確な理由がわかりません。 どうしても消化不良に感じる内容でした。 まあ、黒人と白人が主人公で、こういう結果の物語とは、前作と比べて時間の流れと社会・風潮の変化を感じますねえ... [映画館(字幕)] 5点(2023-12-01 18:04:58) |
8. ゴジラ-1.0
ゴジラ映画ですが、やっぱり、監督次第でこうも味付けが変わるかと実感。 ゴジラ作品と言いながらも、基本は人間ドラマになってます。 怪獣モノ、パニック系を期待したら肩透かしになると思います。 けっこう好き嫌いが分れるんじゃないでしょうか。 作品としては、キャスティングがピッタリだったと思います。 吉岡や神木と言った弱々しい感じの男はこの手の作品には合わないように思いましたが、人間ドラマが主体だとこのキャスティングは合っていましたね。 マイナス面として、細かいところの演出が粗いと思いました。 戦後すぐのはずなのに出ている人間の血色が良く、小太りの人間もいて、不自然です。 着ている服もシワも汚れも無く、作業員の軍手も真っ白な新品。 やっぱり不自然に感じました。 個人的にはおもしろかったと思いますが、リピートで劇場に行こうと思うほどの作品ではないですね。 [映画館(邦画)] 7点(2023-11-16 15:04:27) |
9. ジョン・ウィック:コンセクエンス
6月に飛行機内で鑑賞済み。 まあ、シリーズ通して言えることですが、おもしろくてウソくさくてグロくて満足できます。 冒頭は大阪が舞台で、最後がパリです。 ストーリーは単純ですが、上映時間がちょっと長くてダレますねえ。 でも、おもしろいです。 そうそう、真田広之は意外と存在感ありますねえ。 [DVD(字幕)] 7点(2023-09-19 22:07:35) |
10. リボルバー・リリー
《ネタバレ》 あらら、原作とかなり違いますねえ。 まあ、原作の方は話が複雑なので、この映画の方がスッキリしてわかりやすいかと思います。 綾瀬はるかのアクションを期待していたのですが、あまり大したことないと言うか、全然迫力が無い。 これってやっぱり、行定監督はアクション映画は苦手なのかなあ... また、出演者の技量の差が大きすぎて映画にのめり込めません。 特に、陸軍側出演者の演技のヘボさは致命的。 さすがにトヨエツ、萬斎、吹越満、佐藤二朗あたりの存在感は別格ですね。 あと、話題になっていた鈴木亮平の出演シーン。 5秒もあったかな? ちなみに、配役は「暗殺者X」だったと思います。 [映画館(邦画)] 6点(2023-08-18 19:06:52) |
11. ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
金もかかっていていい作品です。 でも、上映時間が2時間半を超えると、やっぱりしんどいです(いままでのMIシリーズは2時間ちょいでしょ)。 あと、やたらと話が複雑になっていて、もっと簡潔にして欲しいですねえ。 まあ、壮大な予告編を観たと思えばいいのですが、例のハリウッドの俳優ストライキの影響で、PART2の撮影も延期状態のようで、いつ鑑賞できるのやら... そうそう、私の中では今作ではポム姐さんが最も輝いていました。 PART2でも活躍して欲しいなあ。 [映画館(字幕)] 7点(2023-07-28 16:34:48) |
12. ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
おもしろかったです。 でも、もう話も内容もアクションも無茶苦茶でリアリティのかけらもない。 まあ、このシリーズはそういうスタイルの映画になってしまった(成長した?)んですね。 それなら、ファンタジーアクション映画として、頭空っぽにして楽しみましょ。 でもさあ、テレビのCMでクライマックスシーンを流したらダメでしょ! あと、上映時間が長すぎるんじゃないですか? 終盤は映像を見ながら尿意と戦いました。 個人的には初期のころのマニアックで日本車が走り回る作品の方が好きなんですが... [映画館(字幕)] 7点(2023-05-24 10:33:13) |
13. すずめの戸締まり
これはかなりの秀作だと思います。 いやあ、久々にアニメ作品を観て感動しました。 とにかく、話がおもしろく展開が早いのでどんどん作品に引き込まれてしまいます。 現金やカードを持たなくてもスマホがあれば旅ができてしまうあたり、今の時代を物語っているんだなあ実感。 これって、10年前だと成立しない話じゃないでしょうか。 こうなると、スマホを持っている人物は手ぶらでも出かけられて、主人公がどんなに若くても冒険が可能になってしまうんですよね... そして終盤、東日本大震災のシーンがあり胸が締め付けられる思いをしました。 さて、この作品が海外で上映されたときにどれくらいの人が同じように感じるのかなあと素朴に疑問に思いました。 もう一度、二度と鑑賞したい作品です。 [映画館(邦画)] 8点(2022-12-01 22:08:04) |
14. 沈黙のパレード
とても良くできた面白い作品です。 でも、正直なところ、このストーリーは映像よりも本で読んだほうが楽しめるように感じます。 出演者に関して、ベテラン俳優とそれ以外の出演者との演技の差が、素人目にもわかるほど違いすぎて興ざめしてしまいます。 あと、ガリレオ先生だと、無心に数式を書きなぐって自分の推理を検証するシーンが見所ですが、それが無いのは「印籠を出さない水戸黄門」のように思います... [映画館(邦画)] 7点(2022-09-21 20:58:37) |
15. トップガン マーヴェリック
素晴らしいわ~。 年取ったなあ、と言いながらもトムの変化はそんなに感じませんねえ。 個人的には、大好きだったJ・コネリーの老けた姿にショックを感じました... 始めから終わりまで映像の美しさと音響に圧倒されました。 ストーリーは極めて単純、終盤なんかは、もうお笑い要素が満載です。 困難なミッションにマーヴェリックが教官としてトップガンに帰ってきた。 正直、ちょっと違和感を感じてしまいますが、結局は...(これ以上はネタバレになるので沈黙)。 そうそう、あと感じたのは、ここ最近のコンプライアンスなんでしょうか、セリフに汚い言葉・単語がほとんど使われていません。 アメリカ映画特有の"f**king"や"s**t"の単語を耳にしませんでした。 これも時代なんかなあ... やっぱり違和感です。 とにかく、観に行こうかなあと迷っている人は、行くべきです。 満足感と爽快感は保証できます。 [映画館(字幕)] 8点(2022-06-07 20:36:18) |
16. ドライブ・マイ・カー
上映時間が3時間、長い、長すぎます。 私だったら編集の仕方で2時間くらいまで短くできそうでした。 とは言え、ストーリーは興味深く、あっという間に映画に引き込まれます。 主演の西島秀俊以外は岡田将生しか名の通った出演者はいません。 この2人以外は演技らしい演技もなく、正直たいくつです。 何でこんな映画が大きな賞を取るほどの作品なのか、ちょっと疑問です。 まあ、CGや造り物の映像ばかりであふれている今の映画界に、昔ながらの丁寧なカット割りや映像やセリフ回しに心がホッとするのかもしれません。 万人受けする作品じゃありませんが、じっくりと映画を観たい人にはおススメの作品です。 [映画館(邦画)] 7点(2022-02-01 15:40:12)(良:1票) |
17. コンフィデンスマンJP 英雄編
おもしろかったです。 今までの劇場版の中で、最も出来がイイ感じがします。 今作に関しては、どこでだまされるかを探るよりは、気楽に鑑賞したほうが楽しめますね。 細かいことを書いたら、ネタバレになりそうなので止めておきます。 [映画館(邦画)] 7点(2022-01-18 18:17:22) |
18. クライ・マッチョ
映画のお手本のような作品です。 ストーリー、ドラマ性、少しのアクション、ちりばめられたユーモア、そして涙とさわやかさ。 これらが上手く盛り込まれていて、ホッとする温かい作品だと感じました。 そして何よりも上映時間もちょうどイイ感じですね。 ただ、イーストウッドのファンとしては、ちょっと納得いかない気がします。 やっぱり老いた姿はあまり見たくありません。 「グラントリノ」で俳優は引退て言っていたんじゃなかったっけ... 動きもしゃべりもトロく、私はあまり見たくなかったなあ...もちろん、それがイイと言う人もいるのでしょうが... まあ、設定・時代背景はちょっと前にして、共演者は子供か若者じゃないと追いつかないのかなあ。 それでも、いい作品だと思いますし、人にもおススメしたい作品ですよ。 [映画館(字幕)] 7点(2022-01-17 13:03:23) |
19. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
さてさて、007ですが、本編開始前の予告編を含めると3時間! ケツが痛いゼ。 内容は、ネタバレしていいのかなあ?、やっぱりやめときます。 2時間45分の中に内容盛り込みすぎで、ゲップが出そうです。 ジェームス・ボンドって言ったら、イギリス紳士ヅラした諜報部員だけに、クールさとタフさとエロさとユーモアがないと成立しないです。 そういう意味で、ダニエル・クレイグにはユーモア要素がなくって、今までのボンド役と比べると、面白味がないんですよね。 今作は妙にアクションとラブシーンの盛り上がり方が興醒めしてしまいました。 本編が終わり、エンドロールが流れるとほとんどの客が出ていきました。 私はトイレに行きたいのを我慢しながら、じっと耐えました。 JAMES BOND WILL RETURN この文章が見たかったんですよ。 ってことで、次回作をひそかに期待します。 [映画館(字幕)] 7点(2021-10-05 17:03:50)(良:1票) |
20. ワイルド・スピード/ジェットブレイク
《ネタバレ》 先日ワイルドスピードを観て来ました。 Fast & Furious 9 の原題で、このシリーズも9作目まで来たんですね。 正直なところ、今作はいまひとつです。 007でもそうでしたが、舞台を宇宙にまで広げたら、もう収拾がつきませんわ。 もう、ほとんどお笑いですよ。 やっぱり、ポール・ウォーカーがいなくなってから、内容がエンターテインメント・娯楽作品に向かってしまって、面白味が減りましたね。 最後の最後に、次作の予告編のようなシーンがありました。 って、次作も作るんかいな。 出来たら観に行ってしまうんやろな、おもしろくないんやろうけど... [映画館(字幕)] 5点(2021-09-05 09:24:24) |