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父への息子の反発・確執 → 父息子の相互理解への展開をファンタジー仕立てにしている点で「フィールド・オブ・ドリームス」に似ていると感じました。息子にとって父とは小学生までは知力体力共にかなわぬ相手。父の脚色ある武勇伝も素直に信じてしまいます。中学生ぐらいから体力的には同等となり疎ましい存在となり、反発が始まるが、財力の点でまだかなわぬ相手。この頃から会話を殆どしなくなり、相互不理解が深まる。大学生ぐらいから知力で同等となり、30才ぐらいには財力でも追い越せるようになってくる。その頃になると子供のころ聞かされた父の武勇伝の胡散臭さも明らかとなり、そういう父に嫌気がさしてくる。父息子の相互理解のタイミングは自分が父親になる頃だと思うが、その時に自分の父が生存しているかがポイント。本作はややファンタージー色が強く、父息子の関係性の変遷の描写が弱いところにやや不満を感じる。5-10歳の息子を持つ30-40才の父向け映画と言えるでしょう。
【東京50km圏道路地図】さん 8点(2004-06-28 00:17:55)
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