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恐らくはSF映画史上永遠に語り継がれるであろう「スター・ウォーズ」というシリーズを、まさにシリーズならしめた作品。この作品がスター・ウォーズユニバースという世界観を一気に広げた。ダース・ベイダーとルークの血縁関係(当時は本当にぶったまげた!)やヨーダから明かされる「フォース」の哲学、そして深まる「なぜ?」という謎。1作目だけならそれですっきり完結できたのに、ある意味罪深い作品という見方もできる。
当時はとにかく「やってるやってる、相変わらずみんなやってるね~」という感じで、1作目のキャラクター達の「その後」が見られる喜びを味わっていた。本筋と離れるが、この作品のサウンドトラックは恐らくシリーズを通してとりわけ秀逸である。有名な「ダース・ベイダーのテーマ」や美しい「ヨーダのテーマ」など、ジョン・ウィリアムズは、この作品で際だったキャラクターを見事に印象付けることに成功している。概してこのシリーズは、マニアックな人だけが「ハマる」趣味性の強い作品とみられるが、一面そのとおりであろう。しかし、かつて誰しも経験した自由な空想の世界で遊んだ子供心に強く訴えかける魅力がある。「観ている2時間あまりの間、日常生活を全く忘れさせてくれる」という娯楽としての映画の原点から考えると、満点の評価は決して過大評価ではないと思う。 【田吾作】さん 10点(2004-06-18 13:25:21)(良:2票)
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