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《ネタバレ》 ノーラン版バットマン三部作の最終章。この「ライジング」は内容的に「ビギンズ」「ダークナイト」と深く関連しており、「伏線回収篇」ともいえる位置づけのため、前二作の内容を頭に入れて鑑賞した方がより深く楽しめる。前作では「正義」とは「悪」とは、がひとつのテーマだったが、今回は「ヒーローとは」という問いかけが印象に残る。それゆえに、バッドマンが最後にゴードン本部長に語りかけるシーンは感動した。ただ、今回の敵であるベインのすごみが尻すぼみだったのと、ブルースが閉じ込められた地下牢をもっと闇と絶望を象徴する描写にすればなお良かったと思う。しかし、アクション映像の素晴らしさと最終章としてのまとめ方の上手さ、後味のきれいさなど、さすがはノーラン監督と思った作品ではあった。
【田吾作】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-08-06 15:14:35)
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