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《ネタバレ》 戦後70年近く経過した今日、当時を知る人が次第に少なくなっているなかで、山本五十六という人物の真実(事実と真実は必ずしも同じではない)を語り残しておこう、との製作者の意志を感じた。それは、原作者の半藤一利氏が玉木宏演じる新聞記者として登場していることからも伺いしれる。あれほど三国同盟や米英との戦争を煽りまくったマスコミが、終戦後鮮やかな変わり身でアメリカ民主主義に習えと標榜する姿が象徴的に描かれているが、現代においても3年前にあれほど政権交代を煽ったマスコミが、今は現政権をこき下ろしまくる姿にも重なってしまう。戦後70年近く経ってもこんな調子だからこそ、本作のような映画も必要なのだろう。
【田吾作】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-10-29 13:51:31)
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