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レビュー情報
同番組はお堅いNHKが殻を破ってサラリーマンの悲喜こもごもをアダルトコントとして世に送り出したことにインパクトがあったが、それをよく映画化したものだと感心しながら鑑賞した。昨年のレギュラーシーズン中にテレビ版と映画版を同時進行で撮影したようだが、こうしたNHKのチャレンジ精神は評価したい。コント番組を元にした割には、映画としての設定やストーリーも良く練られており、支離滅裂な展開の中にも、サラリーマン頑張れ!との変わらぬメッセージが光っている。番組のキャラや小ネタも次々に繰り出され、番組を観たことがある人ならニヤリとするシーンが盛りだくさんで間違いなく楽しめる。反面、番組を観たことがない人には残念ながら面白さは半減するだろう。同番組はお笑い芸人ではなく実力派の役者が体当たりでコントをしているところに独自の面白さがある。今回は映画化ということでさすがに主役にはゲスト俳優を起用しているが、脇を固めるレギュラー陣の演技は相変わらずレベルが高く、安心して観ていられた。が、さすがに劇場で鑑賞するような映画にはならなかったかな(笑)
【田吾作】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-05-15 10:46:23)(良:1票)
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