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《ネタバレ》 元祖ゴジラにそれほど思い入れはないが、本作の設定には元祖へのリスペクトが随所に感じられ、日本人としては嬉しく感じた。ゴジラは、顔以外の造形は寸胴短足でほぼ変わらず、特に背びれのオリジナリティは残されており、熱線を吐く直前それが光るシーンなどにはやはりワクワクしてしまう。また怪獣に破壊される街並みのリアルさは、円谷特撮時代と比較すると隔世の感があった一方、怪獣から逃げ惑う人々のシーンは今も変わらぬ怪獣映画らしいシーンでどこか懐かしい。惜しい点としては、主人公の家族をめぐるドラマには終始感情移入できず、せっかくの芹沢博士のキャラクター位置も含め、?マークが多かったのも事実。リアルな映像は良かったが、怪獣が出現した時に人類がいかに戸惑い、それに対応するのかとの描き方にはあまりリアルさが感じられず、中途半場な怪獣映画になってしまったのは残念だった。
【田吾作】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-03-08 18:15:56)
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