探偵はBARにいる3 の 田吾作 さんのクチコミ・感想

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探偵はBARにいる3 の 田吾作 さんのクチコミ・感想
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《ネタバレ》 今回も札幌・ススキノを舞台に、大泉洋が八面六臂の大活躍で、監督が代わってもシリーズがもつテイストはしっかりと継承されている。

ススキノという大歓楽街に行き交う人々が抱えるどうしようもない哀しさ、せつなさが本シリーズのベースになっているわけだが、その中にあって大泉と松田龍平のトボけたキャラクターが独特の可笑しさを醸し出し、暗いストーリーに笑いが丁度よくブレンドされているのが独特の味になっている。

今回のマドンナ役北川景子も美しく、振れ幅の大きい役柄を魅力的に演じている。

背景となる事件や犯罪が若干現実離れしているところや、昭和の刑事ドラマばりの泥臭い殴り合いは、あえて割り切った志向と思われるが、その辺りが時代遅れと感じる向きもあるかもしれない。

それをわかったうえで、伏線となるエピソードや謎解きのミステリー要素を素直に観れば、きちんと楽しめる仕上がりとなっている。

お馴染み「喫茶モンデ」の安藤玉恵や、大泉がひどい目に遭わされるシーン等はもはや定番の面白さであり、松重豊や田口トモロヲなどバイプレーヤーの演技も光っている。

ロケ地も、道庁赤レンガやノルベサ、札幌ファクトリーなど観光地を取り入れており、札幌観光誘致作品としても一役買っていた。
(毎回市長が出演するのはいかがなものかとも思うが)

何より前作以上に笑えるシーンが多く、文字通り「最後まで」楽しませてもらった。

いろいろ書いたがいつもの札幌在住の身びいきで及第点はつけさせていただく。
田吾作さん [インターネット(邦画)] 7点(2018-07-15 19:03:38)(良:1票)
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