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《ネタバレ》 仁義なき戦いの流れを汲む久々のヤクザ映画。 物語そのものはベタだけど、いい役者が揃ってたし、画面から溢れ出す暑苦しい雰囲気など、見所があってなかなか良かった。
役所広司や石橋蓮司はもちろん、松坂桃李も悪くなかったよ。 ヘタレ(空手やってました設定の割に最初の描き方はヘタレ過ぎでリアリティがなくなっちゃった感があるけど)が、最終的に半人前程度にまで成長する物語をうまく演じてた。 逆に、竹野内豊と江口洋介の二人。 頑張ってたんだろうけど、あのギラギラした人たちの中じゃ、何かペラペラ?してて、もったいなかった…。 表現で言えば、最後の「豚小屋」のシーン。 松坂桃李の成長を表現する最大のカタルシスってことは観てるこっちは分かってるんだから、「うぉーー!」なんていう叫びは要らんよ。 ああいうのは逆に安っぽくなっちゃうからね。 ついでに、九十九一にシャベルで殴られてバタンキューも…、ありゃコントだって。 殴られても殴り続ける、けど、体がいうことをきかなくなる…的な表現にならんかったもんかなぁ。 それに例の「真珠」のシーンも。 変に画角で誤魔化さず、ボカシが跳ね回るくらい思い切った方が良かったんじゃない? どうせ地上波放送、無理だろうし。 まぁ、気になる点がチョイチョイあり、100点満点ではないものの、(出るかどうかは分からんが、竹野内豊、江口洋介を含め)続編が楽しみな作品だった。 【チャップリ君】さん [映画館(邦画)] 7点(2018-05-25 15:51:59)
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