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《ネタバレ》 デ・パルマ監督らしい怪しい雰囲気を持つ映画。手柄を横取りして部下を利用するだけの腹黒い女上司。そんな正体を知ったイザベルが、見切りをつけて反旗を翻したものの、酷い仕返しを受けてしまう。ミーティングで笑いものにされる屈辱に、イザベルの居たたまれなさや怒りが伝わってくる。こわばった顔のイザベルが、無理に高笑いするシーンが痛々しい。この女上司が本当に憎たらしく嫌な女なので、自然とイザベルに肩入れしてしまう。
映画館とクリスティーンの部屋のスプリット・スクリーンで、犯行時の様子を描く。ここで見せる部分と隠す部分を上手に計算しているので、犯人がわからずサスペンスフルに。その辺りまではおもしろかったのだけど、現実と夢の境目が怪しくなって、薬の副作用の芝居ともからまって混乱させられ、どんどん嫌な予感が。そして、見たくなかった夢オチ的ラストで、もうガッカリ。 イザベルの精神が壊れてしまっていたということだろうけど、どうもスッキリしない。結局、双子の姉という設定も、中途半端に終わった印象。 【飛鳥】さん [CS・衛星(吹替)] 3点(2015-05-24 21:42:01)
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