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《ネタバレ》 ドイツ映画なので知っている俳優がいなくて、しかもヒゲをたくわえているので、誰が誰だか見分けるのに一苦労。終始地味で重いトーンで、ハリウッド的な派手な戦闘アクションはあまりない。
いつ撃沈されるかわからない恐怖のもと、男ばかりで娯楽もなく、シラミが繁殖する狭い空間で過ごす。これは刑務所よりもずっときつそうで、閉塞感で息苦しくなる。こういうところでは死にたくないし、閉所恐怖症じゃなくても恐怖感が一層増す。終盤、厭戦気分を隠さない若い兵士たちが人間臭い。 海底に沈んだ潜水艦での復旧作業。乗組員の絶望感と疲弊感がひしひしと伝わってくる。ようやく復旧して死に一生を得てドッグに帰還したのに、空襲に遭ってのあっけない結末。艦長の最期を見届けた報道班のヴェルナー少尉の胸中はいかばかりだったか。戦争とはこういうものだというのを教えてくれる。 再鑑賞。内容をかなり忘れていたが、やっぱりこの長さを感じさせないほどの力作。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-01-11 19:52:23)
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