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『天気の子』私は好きです。
猫が妙に漫画チックに描写されてて “これは青春の夢物語だよ” という寓話宣言だと思った。 だから、この映画には現実との不整合や歪曲 非常識やご都合主義、ゆらぎ、曖昧さ、雑味がある。 寓話的な映画で思い出すのは 『ストリート・オブ・ファイヤー』 『ブルース・ブラザーズ』 『ブレードランナー』 『ベイビー・ドライバー』 どれも、ロックンロールやR&B、アンドロイドの夢物語で ボーイ・ミーツ・ガール と逃亡の映画。 強力な絵力 (えぢから) と音楽で、グイグイ持って行く。 主人公は、気恥ずかしいまでに子供っぽく一途で無鉄砲。 『天気の子』も思春期少年のデタラメな夢物語。 方程式に則った前作より、自由で人間らしく素敵だった。 ネット上のレビューは共感できる出来ないが極端に分かれている。 常識や構造にこだわる大人には聴こえない (響かない) 《モスキート音》みたいな映画だなぁと(笑) 今もどこか夢見て生きている人にだけ伝わる映画だと感じた。 宮崎駿監督も初期の頃は 「アニメーションは子供のものだ」と言っていた。 新海監督には、思春期の若者たちに向けて作り続けて欲しい。 あの光り輝く世界は、大人にはもったいないから... 明日も“雨ときどき晴れ”でよろしく。 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 9点(2019-07-31 19:24:48)
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