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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1893
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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21.  トランボ/ハリウッドに最も嫌われた男 《ネタバレ》 
赤狩りの嵐が吹き荒れた東西冷戦期のハリウッドで、不当な弾圧に遭いながらも自らの信念を突き通した不屈の脚本家の生涯を描いた伝記映画。うーん、僕はなんかいまいち嵌まらなかったですね、これ。現実にあった出来事をただ時系列順に並べたみたいな本作の構成が正直微妙でした。ハリウッド映画らしく、もう少しドラマティックな見せ方があっても良かったのでは?でもまあ、このトランボという人の何処か飄々とした一筋縄ではいかない魅力は充分伝わってきましたけど。
[DVD(字幕)] 5点(2017-12-25 21:27:25)
22.  トレジャーハンター・クミコ 《ネタバレ》 
東京の片隅で、お堅い金融機関のOLとして働くクミコ。もうすぐ三十歳になろうとしている彼女は、彼氏や仲のいい友達が一人もおらず同僚からも少し浮いた存在だ。唯一の同居人はうさぎのブンゾー。誰にも心を閉ざしひたすら孤独に生きてきた彼女のただ一つの心の慰め、それは90年代に公開されたコーエン兄弟監督の映画『ファーゴ』のビデオを何度も何度も繰り返し観ることだった――。そう、実話を基にしたというその犯罪ドラマの中で登場人物が埋めたという大金が、まだ実際に埋められていると彼女は本気で信じ込んでいるのだ。テープが擦り切れるほど何度も見返すうちに、いつしかクミコはその大金を手に入れるのは自分しかいないと本気で信じるようになる。やがて日常の様々なストレスに耐え切れなくなったクミコは、ある日、ついに行動にうつす。図書館で舞台となったノースダコタ州の地図を盗み出すと会社のカードを無断で使い、彼女は誰にも知られることなくノースダコタの凍てつく大地へとやってくるのだったが…。アメリカで実際にあったという日本人女性凍死事件を基に、神経を病んでしまったそんな一人の女性の孤独な旅路を淡々と描いたロード・ムービー。という設定だけ聞けば変なキワモノ系映画だと思われそうだけど(実際僕もそうでした)、これがどうしてなかなかの掘り出し物でした。主人公であるクミコは何らかの精神疾患(恐らく妄想型の統合失調症)を患っていると思われるのですが、この作品が優れているのは、そんな病んだ主人公目線で世界が描かれているところでしょう。他人から見ればどんなに荒唐無稽でイタい行動だとしても本人にとってはとても切実なのです。その切実さがちゃんと観客にも共感できるように撮られている。なかなかいいセンスだと思います。印象的なシーンも多く、前半の日本パートで描かれるクミコの鬱屈した日常生活、例えば剥き出しの黒いビデオテープをトイレに流したり電車の中にうさぎを置き去りにするシーンなど、異常としか言いようのない行動なのにどれも暗鬱な美しさに満ちています。一転してノースダコタ州に辿り着いてからの一面に拡がる奇麗な銀世界の映像も、クミコの心情の変化を的確に表していて感動的ですらありました。そんな今にも壊れてしまいそうなクミコという難しい役を静かに演じきった菊地凛子も良かったですね。客観的に見れば悲劇としか言いようのないお話なのだけど、人とは違う感性を持ったこのクミコという女性の切実さに僕は深く胸打たれました。人にとって希望とはなんなのか?終わった後もいろいろと考えさせられるなかなかの佳品と言っていいでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2017-12-11 22:14:20)(良:1票)
23.  ドクター・ストレンジ 《ネタバレ》 
ストーリーが荒唐無稽すぎてついていけませんでした。肝心の映像の方もごちゃごちゃしててかなり見辛く、とてもセンスがいいとは思えません。
[DVD(字幕)] 4点(2017-11-26 18:53:21)
24.  トリプル9 裏切りのコード 《ネタバレ》 
警察内部で使われる秘密コード「トリプル9」。警察官が殺されたときに使われるこのコードを題材にしたクライム・サスペンス。なのだけど、なんか全然面白くなかったです。とにかく物語の見せ方が恐ろしく稚拙。最後までサスペンスが全く盛り上がらずに終わっちゃいました。
[DVD(字幕)] 4点(2017-09-17 14:39:02)
25.  トレマーズ 《ネタバレ》 
B級映画の名作として誉れ高い本作を今更ながら観てみました!確かに面白かったけど、自分はそこまで嵌まらなかったっす!!
[DVD(字幕)] 6点(2016-09-16 23:04:11)
26.  ドローン・オブ・ウォー 《ネタバレ》 
テーマとしては新しいが、映画としての出来はそこそこと言ったところか。
[DVD(字幕)] 6点(2016-09-05 20:47:47)
27.  トゥモローランド 《ネタバレ》 
なんか全体的にごちゃごちゃしてて、いまいちよく分かんなかったっす。未来の描写もなんかいかにも「子供が夢見るワクワクランド」って感じで超ダサくないっすか??挙句、最後は「皆さん、地球環境を大切にしましょうね」って説教臭い――と言うより説教そのものなメッセージを残して終わり…。あの少女型アンドロイドも生意気なだけで全然可愛くないし…。申し訳ないですが、僕には観るだけ時間の無駄としか思えませんでした。うーん、3点!すんまそん!!
[DVD(字幕)] 3点(2016-05-28 22:13:45)
28.  ドラキュラZERO 《ネタバレ》 
時は中世、ヨーロッパの辺境に位置する小国トランシルヴァニア。かつて串刺し公と呼ばれ敵であるオスマン帝国を震え上がらせたヴラド公が治めるこの地に再び、帝国の魔の手が迫っていた。いまや穏やかな君主となったヴラド公に、皇帝の使いは、侵略されたくなければ千人の少年を差し出せと要求する。それが嫌なら息子である王子を人質として差し出せとまで言うのだった。民衆のために苦渋の決断をした君主は、息子を引き渡すため交渉の場へと向かうことに。たが、息子を深く愛するヴラド公はぎりぎりのところで剣を手に取り、帝国に反旗を翻すのだった。このままでは民衆はおろか愛する妻と息子の命も危ない――。ヴラド公は、山の洞窟の漆黒の闇の中で何百年も前から身代わりを待ち続けていた伝説の魔物の元へと向かうのだった。恐ろしい闇の力を手に入れ、帝国の魔の手から愛するものを救うために……。誰もが知る暗黒の貴公子ドラキュラ、もはや伝説と化している彼がまだ人間だった時代を最新のCG技術を駆使して描く、漆黒のダークホラー・アクション。これまでに小説や映画で何度も何度もそれこそ新しいものはもはや何も残ってないのじゃないかというくらい、何度も取り上げられてきた〝吸血鬼ドラキュラ〟を再び映画化したという本作。さぞかし新しいアイデアや工夫を凝らした見せ方があるんだろうなと今回鑑賞。ところがその内容は、びっくりするぐらい極めてオーソドックスなドラキュラものでいささかビックリしちゃいました。新しいところと言えば、彼が人間だった時代を描いたところだろうけど、それも洞窟での魔物との最初の遣り取りを見て「ああ、きっと主人公は愛する人のためにこの魔物との契約を破り、人間の血を飲んでドラキュラになるんでしょーなぁ。でもさすがにそんなベタベタな展開は恥ずかしくてないよね」とか思ってたら、ものの見事にそんなベタベタな恥ずかしい展開に(笑)。とはいえ、お話の方は最後までテンポもよく、CGを多用したアクションシーンの数々も――暗すぎて若干見難かったとはいえそこそこ迫力あったし、適度な暇潰しとしてはぼちぼち楽しめると思います!6点!
[DVD(字幕)] 6点(2015-11-27 22:20:24)
29.  トカレフ(2014) 《ネタバレ》 
「トカレフ、TT-33。昔、ロシア軍が使っていた銃、装弾数8発、いまじゃこの街のロシアンマフィアたちが好んで使う。そう、お前がかつて襲撃し金を奪った、あのロシアンマフィアさ。それがお前の最愛の娘を殺したんだ」――。過去に犯罪集団の一員として様々な事件に関わってきたものの、いまや足を洗い堅気の生活を送っているポール。ところがある日、彼の最愛の娘が誘拐されてしまう。かつての仲間たちと手段を選ばず娘の行方を捜し求めるポールだったが、それも空しく娘は額を撃ち抜かれた死体となって発見されるのだった。娘をこんな目に遭わせた奴らを絶対許さない。彼は娘のために復讐を固く誓うのだった。やがて、娘を殺した銃が“トカレフ”であることが判明すると、ポールのかつての因縁の相手であるロシアンマフィアたちの存在が浮かび上がってくる……。ニコラス・ケイジ主演で、そんな娘を殺された父親の決死の復讐劇を描いたクライム・サスペンス。なんだけど、いやー、これが超つまんない映画で僕はびっくりしちゃいました。ニコラス・ケイジ主演ということで、それだけでかなりハードルが下がっているというのに僕のそんな下がりに下がりまくったハードルのさらに下をゆく(笑)完成度の低さでしたね、これ。とにかくお話のテンポが恐ろしく悪く、一向にストーリーが動きださないものだから、映画が始まって30分くらいもう眠くって眠くって…。具体的な敵の正体が分かり、ようやく父親の復讐劇が始まったと思ったら、ニコちゃんもさすがにしょうもない映画に出過ぎて疲れているのか、怪我して足を引き摺りながら逃げるロシアン・マフィアにいつまでたっても追い付けないって、あんた身体なまり過ぎっしょ!その後、主人公が街中でかなり無茶苦茶なカーチェイスをやらかして警察に囲まれたのに、そこに友達の刑事が現れて「俺が全責任を負うから逮捕せんで見逃せ」って素直に引き下がるとかどんなけ甘い警察やねーーん!挙句、最後に明かされる驚愕の真相も「はぁ、なんやねん、それ!客をナメとんのかーーー!!」と大声で叫びだしたいくらいアホらしいものでもう呆れるしかなかったです。うーん、昔は「ニコラス・ケイジ、しょうもない映画出過ぎ!」と笑って突っ込んでいられましたが、最近は本作といいもう笑えないくらい酷いレベルの作品が続いているのでちょっと心配になってしまいました。ニコラス・ケイジ、そろそろ長期休暇でも取って、自分探しの旅にでも出かけてみてはいかがでしょう?
[DVD(字幕)] 2点(2015-06-15 12:32:48)
30.  とらわれて夏 《ネタバレ》 
「さて、次のニュースです。今朝、刑務所から逃亡した凶悪な殺人犯は現在も逃走を続けています。彼の名はフランク・チェンバーズ、殺人罪で懲役18年の刑でした。警察発表によると彼はいまもまだ逃亡を続けており、近隣住民は不安な日々を過ごしています」――。1987年、アメリカの蒸暑い片田舎で思春期を迎えたばかりの息子と2人で暮らすアデルは、過去の辛い離婚が原因で精神的に不安定なシングル・マザー。生きる支えである最愛の息子ヘンリーと近所のスーパーへ買い物に行った彼女は、駐車場で逃走中の脱獄犯フランクに強引に車へと乗り込まれてしまう。息子の安全と引き換えにフランクはそのまま、アデルの家へも乗り込んでくるのだった。降ってわいた事態に、当然のように怯える親子。だが、フランクの殺人犯とは思えないその誠実な人柄に、母子はいつしか心を許していく。やがて、息子は離れていった父親の面影を、母は失われた愛を投影するかのように、そんな今にも壊れてしまいそうな危うげな日々に身を任せていくのだった……。脱獄した殺人犯に人質として囚われた親子が、いつしか擬似家族のような絆を結んでいったそんな刹那的な5日間を濃密に描き出すヒューマン・ストーリー。この監督の過去の作品は何度か鑑賞してきて、その人生の生き辛さや理不尽な現実をあくまで軽くポップに描くその作風は、まあ意図してのことではあると思うのだけど、なんだか妙に鼻について正直あまり好きではありませんでした。そんなわけであまり期待せずに彼のこの新作を観始めたのですが、これが意外や意外、男女の愛憎が濃厚に入り乱れる人間ドラマの佳品へと仕上がっていていい意味で裏切られました。いやー、なかなか面白かったですよ、これ。セックスシーンらしきものはほとんどないのに、この全編に漂う濃厚な性の匂いに僕はもう完全にノックアウトでした。この擬似親子関係を作り上げた3人が、手を混ぜ合わせてピーチパイを作るシーンなんて、そんじょそこらの官能小説より充分にエロティック!!対する思春期を迎えたばかりの悶々息子(笑)が、かなりおませな同級生の女の子にファーストキスを奪われ、「これであたしはあなたの忘れられない女の子になれたわ」なんて言われるシーンとかすんごく印象的(話はずれるけど、この女の子の蓮っ葉ですれたロリビッチな雰囲気、もろ自分のタイプっす☆笑)。最後の展開は確かにやり過ぎな感もあるけど、これはこれで良かったと僕は思います。うん、なかなかの良作でありました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-12 02:23:20)(笑:1票)
31.  トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 
優秀な科学者として、研究施設で最先端の人工知能(AI)の開発に携わるウィル・キャスター博士。ある日、彼はそんな科学技術の極端なまでの発展に警鐘を鳴らすテロ組織に銃撃されてしまう。幸い軽症で済んだものの、銃弾には放射性物質ポロニウムが染みこませてあったのだった。放射能中毒に陥り、余命僅かとなってしまったキャスター博士は、愛する妻と別れたくないあまり、研究中のAIへと自分の意識を全てアップロードしてしまう。肉体的な死を迎えた彼だったが、その意識はネット上で永遠の命を得ることに成功するのだった。喜ぶ妻や戸惑いを隠せない同僚たち。だが、それまでの人間という狭い枠組みから“トランセンデンス(超越)”した彼は、次第にその力を暴走させてゆく。そう、まるで自らが神だとでもいうように……。ジョニー・デップをはじめとする豪華な役者陣競演で贈る、近未来SFエンタメ作品。つーか、なんなんですか、このびっくりするくらい雑な脚本は。だいたいポロニウムを染みこませた銃弾ってなんやねん!あれって傘の先端とかに仕込んで静かに暗殺するためのもんっしょ。殺傷力の高い拳銃の銃弾に仕込んだって意味ないやん。他にも突っ込みどころや意味不明な箇所がスーパーの安売りセールのように盛り沢山。それにお話のテンポも恐ろしく悪く、観ていて眠気を堪えるのが大変だったのに、途中でいきなり“それから2年後…”とか一気に進んじゃうしで、観客である僕はもう頭ポカーン状態でした。挙句、最後は「やっぱり愛が一番大事」なんて腹立つぐらい薄っぺらいメッセージを残して終わり…。いやー、久し振りに「金返せーー!!」と大声で叫びたいくらいのつまんない映画を観てしまいました。久々にまともな顔したジョニー・デップ兄やんが見れたんで+1点しときます。
[DVD(字幕)] 4点(2015-05-03 11:28:30)
32.  トゥ・ザ・ワンダー 《ネタバレ》 
フランスとアメリカ。シングルマザーとして愛する娘と暮らす美しい女性と、嫉妬深い無骨な男、そして現実の残酷さに思い悩む牧師――。彼らの長年のわたる愛と葛藤のドラマを、詩的で静謐な映像美のなかに描き出すいかにもテレンス・マリックらしい難解で哲学的な物語。もう、冒頭から徹底的に説明を排除したキリスト教の啓蒙ビデオのような良く言えば芸術的、悪く言えば退屈な映像に、これまたいかにもこの監督らしい、意味があるのかないのか、さっっっっぱり分からない抽象的で小難しいモノローグが延々と続き、はっきり言ってうんざりしちゃいました。こういう雰囲気ごり押しの理解できる人にだけ分かってもらえればそれで満足なんだよと言わんばかりの作品って、やっぱり個人的に大嫌いです。頭の悪い僕には、開始10分ですぐに酷い睡魔が雪崩のように押し寄せてきて最後まで観るのがホント苦痛で仕方なかったっす!と、この監督の作品はもういいやって、毎回観る度にそう思うのだけど、何故か主演俳優だけは毎回豪華で魅力的で(だって今回はベン・アフレック&バルデム、前回はショーン・ペン&ブラピ、その前はジョージ・クルーニーなんだもん!)、それだけで結局観ちゃうんだよねー。次こそ絶対に観ないと心に固く誓うのだけど、もしディカプリオやジョニー・デップが出たりなんかするとやっぱり気になって観ちゃうんだろうな~。もう、やんなっちゃう(笑)。
[DVD(字幕)] 3点(2014-05-02 00:18:55)
33.  トランス(2013) 《ネタバレ》 
高級な絵画をオークションにかける会社で働くサイモンは、ゴヤの大作「魔女たちの飛翔」が落札にかけられるその日、仲間たちとある計画を実行にうつすのだった。それは大胆にもその高額な絵画の強奪。しかし、彼の予想外の裏切りによりそんな絵画は何処かへと隠されてしまうことに。当然のように怒り狂うリーダーの拷問にもなかなか口を割らないサイモン。なぜなら彼は、頭を強打されたことで記憶をきれいに失ってしまったのだった。仕方なく、リーダーは催眠療法士の美しい女性を利用して彼の失われた記憶を甦らせようとするのだったが、各々の隠された思惑と過去の出来事が複雑に交錯し、事態はどんどんと思わぬ方向へと転がり込んでゆく。催眠状態に陥った一人の男の隠された深層心理を極彩色でポップな美しい映像と軽快でノリの良い音楽とで、スタイリッシュに描き出す映像作家ダニー・ボイルらしい佳品でありました。いかにも賛否両論分かれそうな作品だろうけど、僕はけっこう好きですね、このまるで万華鏡の中へと紛れ込んだような独特の世界観。まあ、ストーリー展開や設定はよくよく考えたら突っ込みどころは満載ですけど、エンドロールが流れ始めるまで、このポップでサイケな映像で描き出された、一人の男の疾走感溢れる脳内トランスワールドに素直に酔いしれることが出来ました。ときおりはさまれるシュールなエログロ描写もなかなか良かったです(むちゃくちゃ顔の濃いヒロインの股間が全くの無毛だったという、なんじゃそりゃー!なフルヌードにはびっくり仰天ッ笑)。どことなく「エターナル・サンシャイン」を髣髴とさせるこの作品、うん、見事に僕の好みとマッチしておりました。ちょっぴりおマケして8点…、いや、やっぱ7点かな~。
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-01 08:51:59)
34.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 
人里離れた森の奥深くに佇む一軒のみすぼらしい山小屋。そこに、旅行中に夫とはぐれて迷子になってしまった妊婦サマンサがやって来る。しかし、そこには森で事故を起こし同じく迷子になった青年トムという先客が居たのだった。ほどなくして、今度は色んなお店で強盗を繰り返してきた根っからの不良少女ジョディがやって来る。仕方なく力を合わせてここから脱出しようとする3人だったが、何故か何処まで歩いてもまた同じ小屋へと舞い戻ってしまうのだった。戸惑う3人に、さらに追い討ちをかけるような驚愕の事実が明らかとなってゆく。いったい此処は何処なのか?そして、彼らは無事に森を抜け出すことが出来るのか?主要登場人物はほぼこの3人(後半にもう1人出てくるけど)、舞台も何処にでもあるような森の山小屋とその周辺のみという明らかな低予算映画なのだけど、秀逸なアイデア、練られた脚本、何より面白い映画を創ろうという情熱のみを武器に、これまで誰も観たことのないような世界を創出しようという監督の熱意が画面の端々から感じられる意欲作でありました。残念ながら、それが必ずしも成功しているとは言いがたいところがちらほらあるけど、その心意気や良し!大マケして7点!
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-29 19:54:17)
35.  塔の上のラプンツェル 《ネタバレ》 
勤務先のアルバイトの女子高生が「ラプンツェル、あれ、ヤバかったです!もう最初から最後までキュンキュンきちゃいました!」とべた褒めしていたので、「どれ、じゃあ色んな経験をつんで酸いも甘いも噛み分けた中年オヤジであるわしのハートも果たしてキュンキュンさせられるかいのぉ~」と挑戦するかのような心持ちで鑑賞してみました。は、はは、見事に負けちまった…。ベタですけど、中年オヤジであるわしの薄汚れたハートにもちゃんとキュンときたではないか(笑)。確かに、童心に返りたい女子高生のハートを鷲掴みにするようなネタ(ラプンツェルのキューティクル感MAXな長い金髪、キモ可愛い相棒のカメレオン、最強の武器は何故かフライパン、そしてお調子者の泥棒とのちょっぴり切ない恋愛要素…)がてんこ盛り。ガミガミうるさいお母さんにうんざりしてる反抗期の女の子の心情にも憎いくらいに応えてくれてるしね。最後まで飽きさせない練られたストーリー展開、魅力的なキャラクターたち、適度なユーモア、そしてセンス溢れる美しい映像の数々…。こういう観客の求めているものをしっかりと把握して製作されただろうエンタメ映画も素直に素晴らしいと思います。先入観に捉われず、多くのわしのような中年オヤジの皆様にも是非観て貰いたい完成度の高い作品でありました。ラプンツェルのナイスなお転婆感が可愛いっす! でも、その職場の女子高生に「ありがとう、面白かったよ!」と伝える勇気はないけどね(笑)。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-18 11:54:13)(笑:1票) (良:2票)
36.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
出版社を円満退職し、新たに手に入れた郊外のマイハウスで、かけがえのない家族と共に幸せを満喫しながら執筆活動にいそしむウィル・エイテンテン氏(変な名前!)。しかしそこは過去に、気の狂った父親による一家惨殺事件が起きたいわく付きの物件だった。精神病院を退院した犯人と思しき謎の人物によって、エイテンテン氏のそんな幸せな家庭は音を立てて瓦解してゆく。最初はよくあるドメスティックスリラーなんだろーなと思って観ていたら、中盤、あっと驚くどんでん返しが待ち受けておりました。最近、ほんとにこの手の設定の映画が多いけれど、今回もやっぱり見事に騙されちゃいました。びっくり!冒頭の幸せ家族描写がクドイくらいに延々と続いた訳もそれで納得(あと変な名前のこともね)。それにしても、なんて切なくて哀しいお話なんでしょー。最後、燃え上がる〝ドリームハウス〟のなかに飛び込んで、所詮は〇〇に過ぎない家族なのにそれでも別れを告げざるを得なかったダニエル・クレイグの哀切な表情がいつまでも忘れられない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-11-04 23:08:26)(良:1票)
37.  トールマン 《ネタバレ》 
炭鉱が閉鎖され、すっかり寂れてしまった田舎町。謎の犯人・トールマンによる幼児誘拐事件が多発していた。幼い息子と共に平凡な日々を送る、看護師ジュリアの家庭にもトールマンの魔の手が忍び込む。すんでのところで息子を連れ去ろうとするトールマンを発見したジュリアは、決死の思いで追跡を開始するのだった。そこまで、てっきりよくあるスーパーナチュラルなホラーだと思って観ていたら、途中から「?」な展開が続き、おかしいなと思っていると、中盤「あちゃー」な逆転劇が起こっちゃいました。びっくり!確かに見事に騙されましたけど、でも観終わってじっくり考えてみたら、なんだか設定にとっても無理があるような気が…。子供が、自分をさらってきただろう女にこんな簡単に懐くもんかしら。それにこの〝貧困家庭の子供を幸せにしよう計画〟は速攻で破綻するだろうし。とか何だかんだ文句を言いながらも、あの前半のあっと驚く展開には小気味よく騙されちゃったので合格点かなー。もっとホラーしてても良かったかなとも思うけども。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-01 10:51:32)
38.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 
戦争によってほとんどの地平が居住不可能になってしまった未来の地球。鬱屈した毎日をただぼんやりと遣り過ごしていた主人公は、ストレス発散のためにとあるバーチャルリアリティを提供する会社へと足を向ける。そこで彼は、隠されていた本当の自分を知り、そして世界を揺るがす巨大な陰謀へと巻き込まれていく。バーホーベンが作り出した濃ゆ~い前作とは打って変わって、今作はワイズマンらしい薄味へといい感じにリメイクされていて、前半(エレベーターチェイスまで)は結構楽しめました。確かに、後半になるにしたがって、これってもろ『インセプション』じゃん!ここはもろ『スターウォーズ』やし!えぇー、これってもう『マイノリティリポート』やんけ!ってところが出てきて、さらに明らかにストーリーとして破綻しているけれど、個人的に好きな設定と俳優陣だったのでぎりぎり及第点かなー。ワイズマン、次はもっとオリジナリティのある作品を作ってね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-29 14:31:25)
39.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
いかにもマイケル・ベイ監督らしい、お金だけはやたらとかけたであろうことはビシバシ伝わってくる中身空っぽのアクション超大作。前はそんなお馬鹿な映画も嫌いじゃなかったんだけど、自分が年取ったせいなのかさすがにもうついていけないっすわ~。でっかい機械の塊が延々とガッチャンガッチャンしてただけという印象しか僕には残りませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2013-05-02 12:59:58)
40.  トゥルー・ロマンス 《ネタバレ》 
クエンティン・タランティーノの濃ゆい脚本を、中身のない映画を撮らせたら右に出るものの居ないトニー・スコットが映画化!おかげでタランティーノらしいクールな会話や魅力的でアクの強い脇役たち、そしてスピーディーなストーリー展開と相変わらずの暴力描写が良い感じに薄まって、とても万人受けするような作品に仕上がっています。その分、長く人の記憶に留まるほど印象的なシーンもなく、良くも悪くもちょっと変わった普通の映画どまりですね。
[DVD(字幕)] 6点(2013-04-24 19:32:27)(笑:1票) (良:1票)
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