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1.  バットマン リターンズ
一作目よりこっちが好きです。ミシェル・ファイファーのキャットウーマン、この人以外考えられない、物凄いインパクトでした。いろんな女優さんがキャット・ウーマン役を熱望していたというのが理解できます。そして夜なべして作った衣装はあっちこっちに縫い目があるじゃないの、も~このキャットウーマンの衣装がスバラシイっ!!ダニー・デヴィートにクリストファー・ウォーケンと悪役が豪華、個性的。ティム・バートンの世界を堪能しました。マイケル・キートンはブルース・ウェインだと地味ですねえ、バットマンの衣装をつけるとあのギロリとした目が生きてくる。そして執事のアルフレッドね、頼もしいじーさんだわ。うちにもいてほしいなあ。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2004-09-11 23:50:27)
2.  二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 
本当にすばらしい作品でした。シェリリン・フェンが役名もないこの役を選んだ理由がわかります。自分の土地を持たない季節労働者にとってはレニーはたしかに重荷ですね。皆、自分が生きるのに精一杯だ。うん、私もジョージにとってレニーは自分の存在価値を確認できる唯一の人間だったように思います。しかしちょっと目を離すとやっかいなことをしでかし追われる身となる、ここが難しいのね。ジョージは常に葛藤していたと感じる。あの老犬とレニーが重なってしまった。老犬はレニーの運命を予知するものだったと見終わって気づく。ジョージにしてみれば、ほかの人間がやるくらいなら自分が、という想いが強かったのでしょうね。この作品が初見だったゲーリー・シニーズはメジャーな娯楽大作に出る前の、いちばんオイシイ時だったと今にして思う。そしてマルコヴィッチの化け振りにはいつも驚かされます。知的障害者を演じた場合、辛口な批評をされがちだけれど、余裕さえ感じられるマルコヴィッチの演技はパーフェクトでした。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-06 01:24:22)
3.  ハートブルー
この邦題はいったい何を思ってつけたのか、それが最大の疑問です。これを見たのは10年以上前になるかな?なんの予備知識もなくキアヌが出ているという理由で見たのだけどかなり面白かったです。男の友情モノとはちょっと思えないですけどテンポがよくて一気に見られる、犯罪アクションものとしては傑作です。もうちょっと評価されてもよかったんじゃないかしら?この邦題が原因か。キアヌがかっこいいのは当たりまえ。やっぱりパトリック・スウェイジのスリルが大好きな悪役ぶりがよかったです。最近見ないけどどうしちゃったのかな
9点(2004-08-15 14:26:44)
4.  パルプ・フィクション 《ネタバレ》 
「あの人は今どこに・・・」となっていたトラヴォルタを中心にもってくるとはね。当時は「えーっトラヴォルタが!?うっそー」と意外というか懐かしいというか、それだけでも興味をそそられました。とにかく斬新でハイテンションな傑作です。 もう、ほんとに可笑しい。やっぱり本筋に関係ない雑談みたいな会話へのこだわりかたですね、ここんとこが私のツボです。でもその点では「レザボア・ドッグス」のほうが好きですけど。 しかしタランティーノは筋金入りのオタクですね、キーワードは「クール」ですかね。 タランティーノ作品に出てくる男たちはなんかみんなクールであることにこだわってる感じ、そこがまた可笑しいの。 冒頭、なんでギャングの二人がサーファーみたいな格好してるのか後になってわかるという構成も楽しい。クリストファー・ウォーケンのシーンはおいしい。 私としてはエリック・ストルツとロザンナ・アークエットの売人のジャンキー夫婦が最高に笑えました。ヴィンセントはMr,ブロンドの弟になるんだそうです。 
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-23 01:30:20)
5.  パーフェクト・ケア 《ネタバレ》 
ロザムンド・パイクがお見事です「ゴーン・ガール」以来の知的なクソ女ぶりは見ていて気持ちいいくらい。 実際オックスフォード大学出身だそうで、知性は本物ですね。  まぁ、あんだけのことやったわけですからそうなるだろうなと納得できるラストでした。 やっぱりマフィア親子が一枚上手だったのかもね、そういうシーンは出てこなかったけどそういうふうに想像しました。 ウィキにはブラックコメディ、スリラーとなってたからそのつもりで観始めましたが、クライムサスペンスと言った方があってるかも。 エグい映画だけど、ロザムンド・パイクが演じることでなぜか清涼感のある怖さを感じました。同じボブヘアーだけど前半と後半の違いが良いです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-01-28 01:07:31)
6.  パターソン 《ネタバレ》 
これといって何も起こらない日常の中の幸福?そんな感じの映画なんですが、何か隠されているものがそこかしこにあるんじゃないかとも感じる映画でした。 まずパターソンが毎日運転しているバスの番号の「0936」が頻繁に目について、この数字に何か意味があるのかと感じたり、やたら出て来る双子にも何かあるのかと気になる。 携帯も持たない、ネットもしない、同じ毎日のパターソン、でも何かしらあるわけ。まずローラの趣味です、帰宅するたびに家の中の何かがモノトーンにされているとか、マーヴィンの日課とか。出掛ければコインランドリーにラッパーはいるし、バーでの出来事、通りがかりの人が「犬に気をつけろ」と忠告してくれる。 この忠告が伏線になっていたと気付いた時がいちばんうれしかったな。いつもバーの外で待たされるわ、土曜の夜は置いてきぼりにされるわでマーヴィンにもいろいろ言いたいことがあったんでしょう。ブルドッグのマーヴィンの存在感はかなりのものでして、できたらラストシーンにも登場させてほしかったな。「おまえなんか嫌いだ」と言いながら監禁されたガレージから出したパターソンがいいわね。 考えてみればコピーはしなくて済んだってとこはあるかな?ヘンなパイを文句は言わず水で流し込んで食べるパターソンは怒るってことはないんでしょうか。 彼はバスを運転しながら街の情景をよく見てるし、乗客の会話を聞いて楽しんだり、初めて知るようなこともあるんだろうな。 映画館でも周りの観客を確認してる、マッチ箱のデザインにも見入る人。 地元を出る、都会に行く、海外へと、知らなかったものを見て、経験することを勧めるってことをよく耳にするし、いいことだと思いますけど、自分の周りの小さなこと、普段は目に入らない、気にとめないような物事の中にもいろんな気づきがあり、一般人の中にアーティストがいたりすることがわかるのかもしれません。高くて遠い視野ばかりもいいわけじゃないと感じた次第です。 ジム・ジャームッシュの作品には翻弄されます、いい意味で。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-10-28 15:36:59)(良:1票)
7.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
マーク・ラファロが小汚いし不潔感がハンパなくて参った。 キーラ・ナイトレイがヒロインとしてなぜかあんまり魅力的には感じないし、ボーカリストとしては声にも魅力がなかった。  という不満点はあるものの、好きですねこういう映画。 ライブハウスの中途半端な弾き語りのグレタなのに、ドラムにピアノにと脳内でどんどん各パートのアレンジがあふれ出し曲が完成されちゃうダン。プロっていうのはこういうもんなんだなというのがよくわかりました、理屈じゃなくて感性なんですね。 なんていうかグレタは確かに曲作りの才能はあるんでしょうけど、それより人間関係が最高に恵まれてるなとそこが羨ましかったですね。なんであんないい人ばっかりなの?スティーヴがいなかったらどうしたんだろう、落ち込むグレタを無理やりライブハウスへ引っ張ってったのはスティーヴだったしね。 街中ライブはそれなりにたのしいし、見所だとおもいます。でもラストのデイヴだな、プロのシンガーの凄さをヒシヒシと感じたのでした。素晴らしかったです。 解雇された時に名簿を持っていこうとしたダン「ジェリー・マグワイアか?」て言われたとこが可笑しかったな。 「2ドルにしようよ」ていうとこが良かった。このおっさん、死ぬまでこうなんだろうな。 ハートフルで後味最高の映画でした。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-05-21 14:08:25)
8.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 
これみよがしに感動させようみたいな余計なものを一切つけてないのが良いです。 実際にこれ以上ないような奇跡というか、完璧な出来事ですから何も付け足す必要はないですね、故障原因が人的ミスではなく鳥の群れというとこまで完璧です。本当に感動する出来事でそれを忠実に知らなかったことまで見せてもらえました。 メインは機長の判断の是非が問われた事故後ということで、結果はわかっていながらも惹き込まれます。 トム・ハンクスの抑えた演技がいいですし、何本かの映画でハイテクを盲信しない人物を演じたイーストウッドらしく、実際の経験からの適切、適材適所な柔軟な判断、臨機応変さはコンピューターには無理、人間にしかできない、みたいなことがしっかり描かれています。 同時多発テロの傷も癒えず、リーマンショックと暗いことばかり続いた中で起きた明るく希望が持てる出来事だったんだなあと。 しかしアメリカとアメリカ人。良いこともそうでないことも映画みたいなことが起きる、やってのけてしまうんだもの。はい、底知れない国です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-23 14:38:06)
9.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 
まあとにかく豪華な俳優たち、しかしみんなおバカキャラ。うれしいじゃないですか! 「読んだら燃やせ」がまたいいですね、タイトルからして笑える。 CIAを皮肉くったような批判してるような映画はたくさんあると思うんですが、こんなバカバカしいブラックコメディに仕上げたコーエン兄弟はやっぱり映画の作り方が上手いしセンスいいなと感心。 衛星で世界中を監視してるCIAという具合のオープニングとラスト、エンディングの曲も可笑しい。 トレーニングおたく、酒に浮気に出会い系に明け暮れる人々、ほんとかどうかわからないけど元神父はいるわ、長年銃を撃ってない元連邦保安官とか、よくこんだけ揃えたなと。  あまりにも低レベルな出来事にワケがわからないJKシモンズ演じるCIA上官と部下のやり取りが最高に可笑しかったです。 なんだかとんでもない機密を扱っているような物言いのマルコヴィッチ演じる分析官なんですが、「放っとけ」と言われちゃうレベルの情報を扱っていた程度だったというのがウケる。 CIAだのロシア大使館だの相手取り、しかし目的は全身整形の費用っていうのがいちばんウケるかな。で、面倒になって払っちゃうとかほんとにふざけてるんですけれど、私はこういうの大好きです。面白かったー
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-12 21:27:58)
10.  運び屋 《ネタバレ》 
実話がベースになっているんですね。 麻薬カルテルとDEAが出てくる割には緊迫感はなく、始終のんびりした雰囲気なんですよね。 高齢の運び屋アールという人のキャラを楽しむような映画でした。  「伝説のじーさん」昔、こんなじーさんがいて・・・と語り継がれるような人の話。 イーストウッド自身、すでに伝説の人なんだけれども、まさにイーストウッドならではのキャラクターで ニタニタしながら観てました。 監視役になったフリオも無事に生き延びれば年を取った時、アールのことを語るようになるんだろうなと 思わずにはいられない。 頑固で毒舌で、いいカッコしいで外面は良く家族は蔑ろ。孤独になる要素満載のじーさんなんだけれども 基本善人で頭も柔らかい、フリオもサルもいつのまにか一緒にいるとどことなく癒される存在のようになっていく。 イーストウッドは男同士の共感、男から慕われる男を描くのが抜群に上手いと思う。 脇役もすごいね、ダイアン・ウィーストもアンディ・ガルシアも年取っちゃったな~~ 結局12回だったかな?イリノイ州からメキシコあたりまで往復したんですね、 高齢者には長距離過ぎで話の筋よりそっちにハラハラしてしまいました。 イーストウッド監督の新作が年明けに公開されるのかな?たのしみです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-30 14:09:05)
11.  パトリオット・デイ 《ネタバレ》 
制作されたのが事件から3年後、早いねー。 犯人がチェチェン人の学生でどこかのテロ組織に属してるわけではなかったのが大きいかな? 事件発生から5日かそこらで犯人逮捕となったわけで、そこは組織力、捜査力の有能さに感心しちゃいましたよ 日本で同じような事件が起こった場合どうなるのかしら?  事件を起こした背景とか理由がはっきりしなかったのと、主人公らしき警官が架空の人物らしいことが ちょっと不満だけど、群像劇のカタチをとったドキュメンタリー風なつくりは 実話モノとして良い出来になっていると思いました。  ケネディにモンロー、ジョン・レノンと陰謀説が必ずあとから出てくるけど いったいどこの誰がそういうことを言い出すのかしら。 このボストンの事件も例外ではないわけで。  所説いろいろとはわかってても多くの犠牲者とその家族のことを思うと正直腹立たしいわね 私としては下衆の勘繰りと感じます。  ケビン・ベーコンが渋かったです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-05 16:00:47)
12.  パブリック・エネミーズ 《ネタバレ》 
なにこれ、ジョニーが無茶苦茶シブいじゃないですか。こんなシブいジョニーは初めて観ました。 「ヒート」を思い出さずにはいられない本作、デリンジャー演じるジョニーとニックを演じたデ・ニーロが被る。 キャストも映像も音楽もやっぱり格を感じる、ただ私としては、デリンジャーとパーヴィス捜査官の人物像がかなり薄いと感じました、これはどうしたことでしょうか。マイケル・マンだし141分ですよ、どうしても意図的としか思えないです。 強奪と脱獄を繰り返すデリンジャーと追いつめるパーヴィスがただひたすら淡々と描かれる、けれどデリンジャーを仕留めるのが助っ人でやってきたベテラン捜査官、まあこれは史実なんだろうからいいんですけど、それを演じる俳優が一般的には知名度も人気もそうあるとは思えない俳優っていうのが意外でした、なぜ「聞き取れなかった」なんて言ったのかしら? このウィンステッド捜査官を演じたのはスティーヴン・ラングというのね、ラストでしっかりかっさらってしまいました。寡黙で見た目もやたらと男臭く、ビリーと面会のシーンといい、この人がいちばんプロフェッショナルしてましたね。 ところで美しいビリーを痛めつけたあの捜査官、デリンジャーが振り向いて睨みつけられただけでかたまってましたね~「このヘタレ」って思いました、これだけじゃなく所々「あっ!おっ!」と嬉しくなる演出がいい。 しかしマイケル・マンが男を描くとどうしてこうもかっこいいのでしょう、141分まったく長く感じなかったです。
[DVD(字幕)] 8点(2010-07-29 19:08:17)
13.  ハートブレイク・リッジ/勝利の戦場
この映画が製作された当時ってやたら軍隊モノとかベトナムとか多かったように記憶してるのですけど、そういった大真面目な軍隊、戦争モノを軽く皮肉った作品のような印象を受けました。なんとなく「フルメタルジャケット」を彷彿とさせるんですよ、メガネの隊長とジョーカーが被ってしまいました、でもこっちが先に制作されてるのよね。 あと「愛と青春の旅立ち」も思い出したり。 イーストウッドのこのユーモア、いいですねー大好きです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-25 23:17:06)
14.  初恋のきた道
いいんじゃないでしょうか。好きな人に対する気持ち行動がストレートに出ていていじらしい。井戸から汲み上げた水をまた戻すとこがいいね。チャオ・ディのおさげ髪の結び目の位置が絶妙、カワイイ。のどかな風景もよかった。たまにはこんなピュアな映画を観るのもいいものです。だけどぉ個人的には先生じゃなくて同じ村のあの人、あの人のほうがハンサムで好みだった。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-08 21:28:51)
15.  パーフェクト・ワールド
無実で投獄されたわけではなく、犯罪者であることは確かだし、しかも脱獄したブッチを「いい人」に描きすぎじゃないかとは感じましたが、このコスナーはよかったです。ブッチのようなキャラには正直弱い。ローラ・ダーンがひとり浮いていたような気もする追う側はなぜかドジでしたねえ。装甲車みたいなのが道を外れて林に突っ込んだりしちゃう。しかしブッチに肩入れして見ている私にはこのドジぶりがうれしい。ひょっとしたらイーストウッドはそれを狙って、肉まで焼いてみせたのだろうか。もしそうならやはりイーストウッドという人はスゴイぞ!ラストはやはりうるうる、あんなかわいらしい男の子にキャスパーを着せてるんだもん、ずるいっ!
8点(2004-09-06 13:16:17)
16.  遥かなる大地へ
見る前はちょっとお堅くてお涙頂戴なのかと思ったけど、予想に反してテンポよくユーモアもあり軽快、爽快でした。まだ少々垢抜けないニコール・キッドマンもお茶目。この頃はニコールが今みたいな大女優になるとは思ってなかったなあ。綺麗だけどキツそうで、整い過ぎちゃって人間というよりサイボーグみたいな感じ。いろんな役はこなせないように感じた。でも底知れない才能と演技力を持っていたんですなあ。ロン・ハワード監督の作品は大衆的で素直に楽しめるし、安心して見ていられます。ラストの土地争奪レースは見応えありました。後味は最高!そうそう興行的にはよくなかったのね。同年に公開された作品におされちゃったのかもね。
8点(2004-08-28 18:29:02)
17.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ちょっとちょっと、ジョニーがノリノリじゃないですか。これで彼はグンとファン層をひろげたでしょうね。でもジョニーファンとしては頻繁にこういった大作には出てほしくないというのが本音です。キーラ・ナイトレイ、いいですねえ。若いのにヘンな幼さがないし、品よく知的。時代モノもよく合います。とっても期待できる女優さんです。素直に笑えて楽しめた作品でした。ユーモアのきかせ方がいいわ。
8点(2004-04-03 18:00:06)
18.  バーバー
無口で無表情な床屋のエド。でも内面には凶暴性を持っている人。ビリー・ボブ・ソーントンにピッタリだと思う。とっても皮肉で滑稽な作品でした。ジェームズ・ガンドルフィーニは期待通り粗暴でねちっこいやつ。予想外の展開でラストになるのですが、この予想してないことが次々と起こるというのが、この作品の面白いところでした。その結果になった経緯、これが面白いの。スタイリッシュな良質のブラックコメディだと思う。コーエン兄弟の作品は全て観ているわけではないけど、キャスティングも見事ですね。  
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-11-26 01:04:45)
19.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
GUCCIのお家騒動で暗殺にまで及ぶんですが、全体的にゆったり話が進んでいく。 背景や室内が美しくアートな画になってるとこがリドリー・スコットらしいなと。かつてリドリー・スコットのイギリスの自宅でハウスキーパーをしていた人の書籍を読んだことがあるんですが、彼は家中のドアノブなどの真鍮が常にピカピカに磨かれていないと気に入らないようなことが書いてあったと記憶してます。「ブラック・レイン」の撮影で来日した時に関係者から記念のお土産にもらった博多人形は納戸みたいなとこにそのまんま放り込まれていたそうな。  映画なんですが、アル・パチーノとジェレミー・アイアンズが遂に兄弟役で出演とか、ジャレッド・レトの怪演に、ふてぶてしくてどんなに着飾っても品のなさと生活臭が漂う感じでどこにでもいるイタリア系のおばちゃんみたいになってるレディ・ガガとか俳優たちを見るのがたのしい。ガガ様は意外と小柄だということもわかりました。  私が唯一買う海外ブランド品はフレグランスなんですが、20年以上前に専門店で見つけて即買いしたのがGUCCIのENVYで、HNにも使ってる。 映画を観てわかったんですが、トム・フォードがGUCCIで手掛けたフレグランスなんですね。ちょうど発売された頃だったんだ。 10年ちょっと前くらいから店頭では見かけなくなってほどなく製造中止、廃盤になったことを知りました。なんで廃盤?10年以上愛用しててかなり落胆。 最後に購入したものはいつものように使えなくて半分ほど残ってるけど、時間が経ちすぎてるから香りが変わっちゃったかも。 今、GUCCIに期待することはただひとつ、ENVYを復活してほしいってことです。まぁ無理だろうなぁ。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-04-02 20:14:13)
20.  はじまりへの旅 《ネタバレ》 
ウェス・アンダーソンの映画によくあるようなスチール写真で古着感がいい具合の衣装ですし、 シニカルなコメディかなと想像して観たんですが、コメディというより教訓みたいだなと。 コメディ色はあんまり感じなかったです。 ただ、出て来る人がみんな善人なんです、こんな風変わりで異質な集団なのに。そこがいいですね。  お父さんは権利のことばかり拘ってましたけど、権利だけじゃどうにもならない。まず子供を学校に行かせないっていうのがダメでしょ。これは権利じゃなくて義務であり、子どもは教育を受ける権利を奪われてるわけです。アメリカ人て大昔から何かっていうと権利だ自由だと闘ってるみたいな印象があるけど、そういうものを皮肉ってるのかな? 文明社会、管理社会を嫌うのはいいけど、自分が絶対君主、独裁者になっちゃって子どもを洗脳しちゃってるんですよね。 食料を救うミッションとかご都合主義だし、次男を救うミッションで娘が死にかけて「押し付け」だったと気付くお父さん、あぁよかった。いつでもどこでも極端というのはよくないし、受け入れられないですよね。 そして狩猟民族から再び農耕民族へ、ラストの登校前の朝の静かなひととき、音楽もセリフもなく反抗的だった次男がなんとも自然にシリアルの入れ物を渡すとこで泣けた。そしてお父さんが窓の外を見上げるとこね、なかなかセンチメンタルで感動的なラストでした。 アーミッシュにもなったことのあるヴィゴ・モーテンセン、デンマーク系っていうのもあるけど私の中ではマッツ・ミケルセンとどこか被るんですよねぇ
[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-20 15:32:27)
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