181. エレファント・マン
《ネタバレ》 30年ほど前に観た曖昧な記憶では恐怖映画でしたが、久しぶりに通して鑑賞すると人間ドラマだったと分かりました。その容姿で他人に翻弄され続けたメリックですが、幸せな経験をした日に自ら人生を終わらせることを選べて幸せだったのかもしれません。 [DVD(字幕)] 7点(2017-09-07 01:05:02) |
182. ザ・リング
《ネタバレ》 ホラー映画はゾクゾクする気分をどれくらい味わえたかが評価のポイントと思います。この作品は元ネタをすみずみまで知っているうえに、演出の改変に首をかしげる部分があり、あまり怖くありませんでした。特に貞子・・・ではなくアマラの怨念に関しては、母親の千里眼事件から始まる事情を外してほしくなかったです。呪いビデオの誕生にも関係することですし(馬とか、訳わかりません。欧米人にはああと納得できるものがあるのでしょうか)。そして、見終えて感じるのは、リング原作のプロットがいかに素晴らしかったかですね。終盤で貞子の遺体発見→主人公は死なない。呪いは消えたのだ、万歳!→相棒死亡→何が間違っていたのか?という一連の演出は、何度見ても動揺しますからね。 [ビデオ(吹替)] 6点(2017-07-08 14:41:44) |
183. キャスト・アウェイ
《ネタバレ》 全編のほとんどがトム・ハンクスの独り舞台。無人島へ流れ着いた驚き、火を手に入れた喜び、友人ウィルソンを失った悲しみ、様々な感情に同調しました。恋人との顛末はやりきれない思いがしました。4年も不在(それも死亡推定)では致し方ありませんが・・・。 [DVD(吹替)] 8点(2017-06-16 23:26:45) |
184. クリスマス・キャロル(1938)
スクルージの冷酷さ加減の描写が不足している気がしますが、子供にやさしくなった姿を見るのは楽しいものでした。 [DVD(字幕)] 9点(2017-06-16 22:40:33) |
185. グラン・トリノ
《ネタバレ》 主人公は命と引き換えに少年の未来を守りました。感動しました。しかし何度も観る気はしません。やっぱり、真面目に生きている人は幸せになってほしいんです。死んでほしくないんです。イーストウッド監督作品はこういうのが多いですね。 [DVD(吹替)] 8点(2017-06-04 13:01:08) |
186. ミリオンダラー・ベイビー
《ネタバレ》 ロッキーのようなサクセスストーリーと思っていました。頂点を極めた直後にまさかの反則被害で障害を負っても、片足を切断しても奇跡の復活を遂げるのだと信じていました。だから、まさかのラストにはショックです。しかし、これを理不尽と考えてしまうのは、頑張る人間には良い報いが、怠惰な人間には悪い報いがあり、世の中はバランスが取れるべきという固定観念があるからでしょうね。 [DVD(吹替)] 8点(2017-05-29 18:59:18) |
187. 何がジェーンに起ったか?
何らかのドンデン返しがあるらしいとの前情報のみで鑑賞。モノクロでも気持ち悪いと分かるジェーンの化粧ぶりに嫌悪感を持ちつつ、後のミザリー的監禁劇に気を取られて、ラストまで真相に思い至りませんでした。お互いを大事に思いながらも、少しでも相手より優位に立ちたいと願ったゆえの悲劇ですか。似たような現象は現代にも多くあると感じます。兄弟姉妹は同じ進路を行くべきではないですね。 [DVD(字幕)] 7点(2017-05-24 19:19:27) |
188. 黙秘
主演が他ならぬキャシー・ベイツなので、「本当に殺したのかもしれない 殺さなかったかもしれない」と最後まで興味を持って見ることができました。ラストで離れていた親子の心が近づいて、ほっとしました。 [DVD(吹替)] 7点(2017-05-03 20:09:29) |
189. キャビン
《ネタバレ》 デスゲームを金持ちが戯れに見物する「よくある作品」?いやいや、ちゃんと切実な理由があるんです。それもスケールが大き過ぎる。・・・いけすかない殺戮の主催者が同情すべき存在に一転する演出は見事です。理不尽な修羅場から脱出したら、かえって事態が悪化するなんて、よくこんなことを思いついたなあと感心致します。 [DVD(吹替)] 7点(2017-04-09 17:52:10) |
190. リンカーン
半分近くの人が当然と捉えている事柄(奴隷制度)を壊すには、権謀術数も辞さない鉄の信念が必要と教えてくれる話です。 [DVD(吹替)] 6点(2017-04-08 01:22:43) |
191. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
10年以上前に観たときは、もっとドラマチックだった記憶があるのですが、やけにあっさりしていると感じました。 [DVD(吹替)] 6点(2017-04-08 01:11:24) |
192. レジェンド・オブ・ゾロ
音楽・演出パターンが同じですし、前作とどうしても比べてしまいます。そして、見劣りすると感じます。ヒーローの家庭の事情を描くにせよ、ほどほどにしないと辛気臭いんですよね。前作のアンソニー・ホプキンス周辺の描写が最適でした。それと、列車を使ったり舞台装置を派手にしたせいか、あからさまなCGがいくつもあって萎えます。 [DVD(吹替)] 5点(2017-04-07 03:21:38) |
193. 渚にて
避けられない死が海の向こうから徐々に迫っている、という雰囲気がイマイチだった気はしますが、一見の価値がある作品には違いありません。サンフランシスコからの謎の信号を究明するシーンは、結果を知っていても緊張しましたし、言い知れぬ寂しさを感じました。 [DVD(字幕)] 6点(2017-03-25 13:23:02) |
194. ラビリンス/魔王の迷宮
●約25年ぶりに鑑賞しました。この作品といい、ネバーエンディングストーリ―といい、ファンタジーに関しては、80年代の手作りクリーチャーがカクカク動くのが私には合っているようです。●物語は極めてシンプル。愛嬌のあるクリーチャー、視覚に刺激的な四次元迷路の表現とあいまって、子供が喜びそうな要素がいっぱいあります。●そして何よりデビッド・ボウイ演じる魔王様の存在が秀逸。あの世界では万能のはずがイマイチ貫禄不足(良く言えば親しみやすい)でサラに構ってほしそうな態度がチラチラ見えるのがたまりません。ラストで平凡な日常生活に戻ると思いきや、パーティーが始まりますが、魔王様、絶対混ざりたかったはずです。 [DVD(吹替)] 8点(2017-03-25 12:36:04) |
195. 48時間
これ、ジャンルはアクションですよね?畳みかけるような勢いが最後までない。なぜ、息が抜けるような間をちょくちょく挟むんですかね?観て時間損した感がいっぱい。 [DVD(字幕)] 3点(2017-03-22 23:58:12) |
196. 裏窓(1954)
同監督の他作品みたいに捻りがなく残念。設定の奇抜さだけが光る。 [DVD(字幕)] 4点(2017-03-11 21:34:44) |
197. シャッター アイランド
なるほどこれはいい二度見作品です。 [DVD(吹替)] 6点(2017-03-11 21:30:51) |
198. ラ・マンチャの男
原作は前編のみ読みました。各登場人物がイメージ通りで楽しかったです。 [DVD(吹替)] 6点(2017-03-11 21:27:25) |
199. 絶体×絶命
《ネタバレ》 コナーさん、息子さんが助かってよかったですね!でも、その後はあなたが職務放棄したおかげで傷ついた同僚にキッチリ償ってくださいね! [DVD(吹替)] 4点(2017-02-08 21:01:44) |
200. 奇跡の人(1962)
《ネタバレ》 ヘレン・ケラーの伝記は子供の頃、くりかえし読みました。映画では、105分という長くはない尺でどうあの人物が描かれるのか気になっていました。その内容は、獣のような人間からコミュニケーションの取れる人間へ変わる転換点を描くものでした。大変密度が濃く感じました。知らない人が見たらコントですらある食事の躾のシーンがまず超圧巻です。二人とも必死の格闘です(この時のカメラワークが恐ろしくテンポ良い!)。そして有名なWATERのシーン。決定的瞬間を見せてもらったと思わずじわっときました。途中までヘレンには諦めの感情、良くて「~さえできればそれでいい」と考えていた家族たちがサリバン先生の熱意に巻き込まれていく様子も見ものです。 [DVD(字幕)] 9点(2017-02-03 20:16:25) |