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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2290
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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181.  ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 
 これは掘り出し物を見つけた!すごい面白い映画だ!と興奮していたら、たくさんの方がレビューされていて、実は有名な映画だったというね。私が知らなかっただけでした。  まずライアン・ゴズリングが最高にかっこいい。余計なことは何も言わない。でもなすべきことは完璧にやる。このスタンス憧れます。私もこうなりたい。どちらかと言えば余計なことを言ってしまいがちな自分を、この映画の主人公みたいに変えてみたい。  極力BGMを抑えた演出も好き。アメリカ映画っぽさがなくなり、とても硬派でリアルな雰囲気になります。  キッドはどこから来たのか?もともと何をやっていた人間なのか?車の整備工場で働きながらカースタントのアルバイトもしているのに、なぜ犯罪に手を染めているのか?そーいった説明は一切なし。  いつもだったらその辺はっきりさせてくれないともやもやするんですが、不思議と今作では気になりません。むしろ背景を語りすぎないのも良いもんだとすら思えてしまう。きっと主人公がずっとそーゆーオーラを出し続けているからでしょう。  まったく予備知識なしで鑑賞したものでして、レースに出るという話になってからちょっとしたサクセスストーリーを期待しちゃいました。『だからドライヴなのか。』と妙に納得しかけたところで、話は全然違う方向へ転がり始めます。だから全く先が読めなくて、終始ハラハラした緊張感を味わえました。  それにしてもただのビジネスパートナーくらいにしか思っていなかったこの人たちと殺しあうことになるとは・・・  ヒロイン役のキャリー・マリガンも最高にかわいくて、あらゆる面で隙がない映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-06 14:53:52)(良:2票)
182.  ハンガー・ゲーム 《ネタバレ》 
 ここはどこ?あなたは誰?ってゆーか、今はいつ?  まずここは地球の近未来なのですか?それとも全然違う、単なる地球の類似惑星なのですか?せめてそれくらいは、はっきりさせてほしいです。  首都を除く12地区。過去にこの12地区が反乱を起こしたが失敗。二度とそんな気を起こさぬよう、『娯楽』と『恐怖』の二つの意味を持たせた『ハンガー・ゲーム』を74年間にわたり毎年開催。アイデアは悪くない。  ただ過去の歴史はどうあれ、一部の権力者による圧政、独裁、恐怖政治を描くなら、とことん悲劇にするか、あるいは逆襲の物語にするかというのが定石。この映画はどちらの方向にもいかず、マジで私たちにも『ハンガー・ゲーム』を楽しんでもらうつもりでいます。    え?私たちは国民総パリコレみたいな人たちとは価値観が違いますから、こんなルールも曖昧な中途半端な出来ゲーム見せられるぐらいなら、オリンピックを見たいです。  それにどー考えても、主人公のカットニスはかなりヒロイックに描かれていますから、やはりハンガー・ゲームに巻き込まれても、政府に抗う図式は見せたほうが良いのでは?無理やり理不尽なゲームに、妹の代わりを買って出たとはいえ強制参加させられているのに、なんかあっさりこのゲームを受け入れちゃっているのが共感できないです。  こーゆーのって、『殺しあうなんて馬鹿げている!』って声を上げるのが普通じゃないの?せめて主人公サイドにはそういう立ち位置でいてほしいんですけどね。  一番不可解なのが、カットニスとピーターの関係。  ピーター、カットニスを早々に裏切ってましたよね?カットニスの追跡を手伝い、カットニスがしかけた罠を教え、カットニスを窮地に立たせましたよね?なのにカットニスが何の理由もなくピーターを助ける意味がわからないんですけど。  サバイバル・・・好き。こーゆーバトルロワイアル・・・好き。  なのに一度も感情移入できないまま、まるで人がしているゲームのプレイを見ているかのような気分。  これで2時間超えはきついですって。    
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2022-07-03 08:22:44)(良:1票)
183.  アナと雪の女王 《ネタバレ》 
 ディズニー映画で感動したのはトイ・ストーリー3以来。  中盤から後半にかけての内容だったら、いつもの楽しいディズニー映画。でもこの作品は前半がやばい。  有無を言わさず感動してしまう。それは理屈からくる感動ではなく、おそらく美しい絵や景色を見たときに湧き上がるどうしようもない感動に近いもの。私は芸術に疎いのですが、それでも心を揺さぶられてしまうのですから。この映画が大ヒットした理由がよくわかります。  もともとミュージカルは苦手。ですがこの映画は別格。ストーリーと歌が見事に融和して、言葉では言い表せない感動を味わいます。  TⅤで何度も紹介される『Let It Go』のシーンはもちろん、『生まれてはじめて』が流れる城が開城されるシーンも心が震えます。ここではエルサとアナが交互に歌う二重奏のような形式。Wヒロインもうなずける魅力的な二人のヒロイン。お嬢ちゃんたちが見る子供向けアニメと侮るなかれ。これほど完成度の高いミュージカルアニメには滅多にお目にかかれないでしょう。  皆を、特にアナを傷つけたくないと、独りでいるエルサがとにかく切ない。  魔法の部分の記憶だけ消され、姉がなぜ自分を避けるのかわけがわからないまま、それでも姉を慕うアナがまた切ない。  中盤からはごくありふれた冒険活劇になってしまいますが、それはそれでエンターテイメントとして楽しめます。  そしてここでエンターテイメントの傑作オラフ登場。オラフの存在が、中盤以降の暗くなりがちなストーリーの良い緩衝材になっています。オラフの存在は楽しく、そして愛らしくいじらしい。  エルサが作り出した雪のゴーレムみたいなやつが乱暴すぎるのがちょっとまずい。あなたの大事な妹が、あなたの作ったゴーレムで死ぬほど危険な目に遭っていますよ。  それにしても、アナとオラフの声優さんがね、もういないなんてね・・・  この映画を見ると本当にもったいないなって思っちゃいますね・・・
[ブルーレイ(吹替)] 10点(2022-07-01 02:08:05)(良:1票)
184.  モンスター・ホテル2 《ネタバレ》 
 1作目より好き。  『バンパイアでも人間でもどちらでも良いよ』と言いながら、やはりバンパイアになってほしいじじバンパイア。  子供を人間として育てたい母バンパイア。  どっちでもいいけど、自分はモンスターホテルで働きたい父バンパイア。  これ面白いのが人間の父バンパイアはモンスターホテルに残りたくて、母バンパイアは人間の世界への憧れもあって子供を人間社会で育てたい。普通逆を望みそうなもんですけど、平和でなによりです。  で、それをひっかきまわすのがじじバンパイア。  ここも前作とは人物相関図に変化がありまして、前作でさんざん人間のジョナサンを嫌っていた父バンパイアがジョナサンを頼っているのがなんとも微笑ましい。そして溺愛していたはずの娘の母バンパイア(メイヴィス)とはやや敵対気味。こーゆー変化が楽しいですね。  そしてメイヴィスとジョナサンの子供がなんとも愛らしい。これはキャラクター勝ちですね。  前作のメインキャラクターたちが引き続き登場してくれるのも嬉しい。  モンスターたちの世界に現代文明が入り込み始めているのも最高。スマホやフェイスブックを扱うゾンビ。  バンパイアの特訓場は、バンパイアのキャンプ場に。保険会社との契約の関係で安全第一の経営。  現代の子供たちをとりまく過保護すぎる社会をちょっと揶揄っちゃうような描写には、メッセージ性も感じられます。  フランケンは人間の人気者になっちゃってるし、狼男とマミーはすっかり隠居気味で『やれって言われてもずっとやってないからな~』ってとにかくゆるい。  最後は子供が覚醒してちょっとヒーローもののような盛りあがりさえ見せます。  まあ若干つめこみすぎてしまった感はありますが、サービス精神てんこもりの見せ場の多さで飽きの来ないエンターテイメントに仕上がっていると思われます。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-06-28 03:46:32)
185.  マネーモンスター 《ネタバレ》 
 マネーモンスター。誰かを象徴している言葉かと思いきや、まさかの番組名。苦手な投資系社会派サスペンスかと思ったら全然違いました。いや、そうなんですけど、違いました。  要は上場企業アイビスの社長が会社の8億ドルを横領。アフリカの鉱山ストで暴落した鉱山株をその8億ドルで購入。鉱山ストのリーダー『マンバ』を買収。元の値まで鉱山株が戻ったら購入した株を売却。ところがマンバが買収に応じなかったためさあ大変。8億ドルは為替取引のコンピューターのバグにより生じた会社の損失ということにしてしまおう。というお話。  でも真相がわかるのは最後のほう。真相がわかるまでは、全財産をアイビスに投資した結果破産した若者が、アイビス株を推していた投資番組『マネーモンスター』とアイビスを逆恨みしてテレビ局を乗っ取るという、逆恨みドラマにしか見えません。しだいに司会者のリーが犯人に同情的になっていくのもストックホルム症候群みたいなもんだろうと。  それはそれで面白いんですが、『いや、何やら裏がありそうだ』と物語が真相を追い始めてから更に面白い。真相が明らかになるにつれ、まじで若者悪くないじゃん、ってのがわかってくるわけです。自動株取引かなんかのためのアルゴリズムを作ったエンジニアが、『このプログラミングでは8億ドルの損失が出るまで取引をすることは絶対にない』って電話で言うシーンがゾクゾクします。純粋にこの企業の株が下がったのであれば自己責任。ですが今回は明らかに人為的で社長の私欲による損失。つまり、番組の予想もそれに乗っかった若者も正しかった。実際は被ることのなかった損失を被ったわけです。  まあ映画はわかりやすいのですが、何やら専門的な単語の数々で若干煙に巻くような感じがしないでもない。しかも断片的な情報ばかりで、多少のわかりづらさがやはりマイナス。  でも全部理解できていなくても、なんとなくで楽しめちゃうストーリー展開とわかりやすすぎるキャラ造形は良し。  後味は良くはないですね。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-24 04:00:04)
186.  コンテイジョン 《ネタバレ》 
 淡々としたドキュメンタリーチックな映画。  2年前にコロナが世界中に流行し始めた頃を思い出します。  クラスターやロックダウン、濃厚接触者の隔離に、ウィルスの変異、実行再生産数から導き出される予想感染者数、この映画で想定されていたことはコロナ禍においてすべて現実のものとなりました。奇しくも感染源までほぼいっしょなのがまるでコロナを予言しているかのようで恐ろしい。  誇張した表現や演出はほとんどありません。リアル路線。リアルな作風は退屈と結びつきがちですが、この作品ではリアルな作風が感染症の恐ろしさと崩壊していく社会を強調していて効果的に働いています。  子供やケイト・ウィンスレットといった、普通の映画では犠牲にならないような人たちが次々と犠牲になっていきます。ケイト・ウィンスレットがその他大勢の人たちと埋葬されていくのは胸が詰まります。  世界規模のパンデミックを題材にしているわけですから、膨大な情報量をまとめなければなりません。1つ1つのエピソードが薄味になってしまうのは致し方のないことなのでしょう。だからこれだけリアル路線でいくのであれば、映画ではなくドラマでじっくり見せたほうが良いのかもしれません。  一番最後に『1日目』をもってくるストーリー構成は素晴らしいと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-21 01:32:25)(良:3票)
187.  モンスター・ホテル 《ネタバレ》 
 予想以上に多種多様なモンスターがたくさん出てきてそれが楽しい。  ただアメリカのアニメって、だいたい全部同じようなノリなんですけど、とにかくドタバタ。それが許容できる範囲かそうでないかは結構大事。今作はちょっとドタバタすぎてうっとうしいなぁと感じる部分も。しかもあまり必要性のないドタバタ。よってストーリーの進行はもたもた。テンポが良いのか悪いのか。やや中だるみしちゃいます。個性あるモンスターたちのおかげで何とかもっているという感じ。  ストーリー自体はベタな家族愛、異種族間恋愛というありふれたもの。既製品大好きな私にとってはありふれた物語であっても面白ければ問題なしです。  簡単に筋を追うと、ドラキュラの妻が人間に殺されている。妻の忘れ形見の娘を守るため、モンスターだけが安心してくつろげるホテルを造る。娘がホテルから出ていかないよう画策する。そんなホテルに人間の若者が迷い込んでしまう。うん、良いと思います。  でもなぜかいまいちストーリーに乗り切れない。ドラキュラとジョナサン(人間の若者)のやりとりがくどすぎて、なかなかストーリーが進まないからかもしれない。  それだったらジョナサンがさっさと人間だということがばれちゃったほうが面白かったもしれない。そこからモンスターと人間の交流メインで少しずつ誤解を解いていくようなストーリー展開のほうが、この作品が伝えたいメッセージをよりしっかりと伝えられたんじゃないかな。  終盤、人間のモンスターフェスティバルに迷い込んじゃうのがすごく好き。でもそっから先の飛行機のくだりはちょっとくどい。長すぎます。  アイデアも映像もキャラクターも良いのに、どうにもその良さを生かし切れていないのか、感情移入しきれないまま終わっちゃいました。  私はドラキュラの妻も実は人間だったっていう真実のほうが良かったと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-06-20 14:37:10)
188.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
 前作がかなりラブロマンス、ミステリー、サスペンスに力を入れていたのに対し、本作はアクションに力を注いだ感じ。もちろんこれはこれで好き。ミッションインポッシブルや007みたいで楽しい。  ただ、前作が唯一無二と言っても過言ではない映画だったのに対し、今作は楽しいけれど凡百とある作品の一つに成り下がった感はあります。おそらく前作の内容は一生覚えていそうですけど、今作の内容は忘れそうな気がします。  キャストが総入れ替えになっちゃったのは痛い。  クレア・フォイはダメじゃないんですが、ルーニー・マーラと比べると表情が動きすぎます。クールさが足りないんです。  ミカエルにいたってはもはや別人。名前を覚えていなかったら前作のミカエルと同一人物だと誰も気づかないほどの別人です。そして影薄すぎ。  この作品単体で見れば決して悪い作品ではありません。特に敵対する相手が組織になっていて、しかもかなり強力で凶悪になっているところは良い。何度もピンチに陥る展開は目が離せません。リスベットも機転が利くし、罠はしかけるし、高い能力を発揮します。そのリスベットを追い詰めるほど敵は組織的に動きます。やばいやつが2人います。しかもその1人は姉。そーゆーところは凄く良いんですけどね。  前作のリスベットとミカエルの関係を期待するとがっかりしちゃうと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-18 13:36:28)(良:1票)
189.  パッセンジャー(2016)
 ええー?許せるかなー?どーかなー?いや、許せないでしょ、やっぱり。  ただジムも純粋に被害者なんですよね。もちろんだからといって他の人を道連れにしていいわけはありません。ですが、最初目覚めたのが自分一人だと気づいていなくて、鏡の前でウキウキしているところから、その後あまりに残酷な現実をたたきつけられたジムに同乗の余地はあるかと思います。  オーロラに真実がばれたとき、正直に認めたのは潔し。その後のオーロラのキレっぷりも良い。寝ているジムを殺しそうな勢いで殴る蹴る、いや、鈍器で本当に撲殺寸前までいっています。そーです。そんぐらいキレてもらわないと。  自分がジムと同じ状況になったら、気がふれてしまうかもしれません。無人島であれば、まだ誰か助けに来てくれるかもしれないという希望がもてます。ですがジムの状況ではそれすらもかなわない。ひとカケラの希望もない。それが最も辛い。  オーロラを目覚めさせたこと。そしてそのことを隠そうとしたこと。この2つは絶対に許されません。ですがその2点を除けばジムはいたって常識人。善良と言っても良いでしょう。  終盤ではジムの本来の善良さが炸裂します。贖罪の意味もあったのでしょう。オーロラと宇宙船を救うために自らの命を犠牲にしようとします。そして奇跡的に一名をとりとめた直後、今度はオーロラをもう一度コールドスリープに入れようとする。もう自分の事は二の次。オーロラの事だけを考えて行動しています。私は、ジムが自分がやってしまったことを心から後悔しているのだと感じました。  私はジムがしでかしたことは許せませんが、ジムという人間は許せそうです。  そして映像は美しく、映画は面白かった。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-15 03:59:07)(良:1票)
190.  ドリーム 《ネタバレ》 
 麦は踏まれて強くなる。トマトもストレスをかけるとより甘くなるらしい。  この映画を見ていて、やはり人を育てるのは逆境なのだろうかと強く思いました。おそらくかなり誇張されてはいると思いますが、恵まれた環境で仕事をしている白人たちの無能さが、優秀な黒人女性3人との対比によって浮彫りにされています。  ゆとり教育は終わりましたが、相変わらず子供をとてもか弱き生き物として、傷つけぬよう大事に大事に温室栽培。親も教師も叱ってはならない方向に舵をきっている日本の将来が不安でなりません。ちょっと映画の感想とは離れてしまいましたが、今作を見ながらそんな感想を持ってしまいました。  そして1960年代と言えば人種差別がまだまだ健在だった頃。今作も例外ではありません。有人飛行の成功よりも、キャサリンの涙ながらの心の訴えのシーンが一番心に残ります。  不当な扱い、不平等が当たり前の世界。そんな中自分たちの才覚と努力だけで周りを認めさせ環境を変えていく3人の女性たち。この3人の活躍なくして、今のアメリカは無かったと思えるくらいの説得力を感じます。実話に基づいているとはいえ、この脚本、ストーリー構成は見事すぎます。  ただでさえ情報量が多いので、再婚のエピソードはなくても良かったかもしれません。もちろん『キャサリンは決してスーパーマンなんかじゃない。ささやかな家族の幸せと権利を望むだけの一人の女性なんだ。』と、印象づけるのには成功していると思えます。  ですがそれはトイレから戻ってきたキャサリンの涙ながらの訴えのシーンや、二人の同僚の権利を求める闘いのエピソードで十分に描けていると思います。  それにしても自省の意味もあるとは思いますが、ここまで当時の白人至上主義をクソミソに描いた映画を製作するなんて、アメリカって実は懐の深い国なんですね。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2022-06-14 00:09:50)
191.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 
 タイトルから企画もののB級作品と決めつけて見ちゃったのですが、大真面目で大掛かりな作品でした。  よく見たらハリソン・フォード出ているし。  内容はタイトル通り。エイリアンとカウボーイが戦う。ただそれだけ。ただカウボーイというより荒くれもの集団という感じでしたが。  もちろんその結果は火を見るより明らか。どー考えても勝てるわけないでしょ。それは最初のエイリアン襲撃の時にも強く感じたのですが、これをうまいこと互角の勝負にもっていって、最後の戦いではそこそこ良い勝負に持っていっちゃう。人間側のほうが犠牲が多いように見えますが、エイリアン側も着実に仕留めている。その辺のバランス感覚は上手いと思いました。  敵対するグループが手を組み、侵略者に立ち向かう。使い古されたプロットですが、間違いなく盛り上がります。  ただし、アパッチ族までくるとさすがにクドい。この辺りはダレる原因になっていそうです。  アパッチ族が仲間になるくだりをまるごと省略して90分くらいにまとめたほうが良さそうです。この題材で2時間越えは長い。  多少文句は出ちゃいましたが、ホラー演出あり、アクションありでエンターテイメント性は高い。  こーゆー映画嫌いじゃないです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-06-13 01:58:05)(良:1票)
192.  インモータルズ/神々の戦い 《ネタバレ》 
 序盤からわりとテンポ良くストーリーが進んでいきます。神話をベースにしているからって、もったいぶった感じを出していないのは好き。  ハイペリオンの軍勢はわかりやすいほど悪。残虐非道。この人たちが徹底的に過激でグロいから、映画がダレません。ただ、そーゆーとことん悪の限りを尽くすのが前半のストーリーなら、後半はそれを凌駕する逆襲のストーリーを用意してほしいものです。この監督さんがストーリーに拘らない監督なんてことは、こちらは知りません。私は映画を見たいのです。映像だけを見たいわけではないのです。  とにかくこの作品には逆襲、復讐のカタルシスがてんで足らないです。  テセウスは多少強いですがそれだけ。相手の数が多ければ結局やられてしまう。最初はそれでもかまいません。そこから成長してゆくのも映画の醍醐味だから。でも成長しない。テセウスも。その仲間たちも。  ピンチになれば神様がかけつけてくれる。そのシーン自体は見ごたえがあって楽しいのですが、それと同時に主人公たちも強くなってくれないと盛り上がらんのです。  伝説の武器を手に入れて強くなるのだってこの際OKです。実際に伝説の弓を手に入れて強くなった・・・・かと思ったらあっさりその弓を奪われて、ハイペリオンの最終目的のために弓は使われて消滅。いや、確かにそーゆー話ではあったけどさ。本当にその通りにしてどーすんのさ。敵の切り札であるはずの弓を主人公が手に入れて、逆にその弓で悪の軍勢を撃退して復讐を果たすっていうのが爽快なんじゃないの?わかってないなもう。なんか見たいものを絶妙にずらされて結局見れずじまいみたいなモヤモヤする映画でした。  ちなみに巫女役に立たなすぎ。この人の力で弓を見つけるのかと思ったら、なんか偶然みたいに見つけちゃってんじゃん。これじゃあ巫女はただおしり出すだけのお色気要員だよ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-06-12 02:56:56)
193.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
 長尺ですが長さを感じさせない映画。それぐらい映画に入り込めました。  いや、やっぱ少し訂正します。前半30分がややだるい。状況説明が複雑というよりは、映画にするには情報量が多すぎる気がします。ですがここは気合入れて見とかないと、面白さが半減するのではという強迫観念から集中して見ました。  さて、今作の魅力はなんといっても二人の主人公。敏腕ジャーナリストのミカエル。天才ハッカーのリスベット。この二人の何やってるかはわからんのだけど、なんだか超頭脳プレーやってる感じがたまらなくかっこいいのです。  ミカエルは登場時あんまぱっとしません。なにせなんか記事で訴えられて、敗けて、賠償金で窮地に立たされているわけですから。だからあんま有能には見えない。ですが実は切れ者というのが徐々に見えてくるわけです。マイナスイメージからのスタートなので好感度は上がる一方。  そしてミカエル以上に魅力的なのがリスベット。ミカエルも優秀だが、リスベットは更にその上をいく天才。そして天才ハッカーでもある。でもリスベットの人生は最悪そのもの。父親、後見人、出会う男性は鬼畜ばかりで男性不信になるのも必然。  そんな警戒心むき出しのリスベットに仕事の協力を依頼するミカエル。この展開がアツい。  ある意味ライバルに近い関係だった二人が手を組み巨悪に立ち向かう。まさかこのエゲツないストーリー構成で、まさかのコテコテ少年漫画的激アツ展開を誰が予想できましょうか。  そしてそんなリスベットがミカエルに少しずつ心を開いていく様子がまたたまらないのです。  ベッドで仕事モードに入ったミカエルがリスベットのパソコンをのぞき込もうとすると『もう少し触ってて』とリスベットが実にさりげなく甘えるシーンがあります。あまりに何気なさすぎて、それが激萌え。ツンデレここに極まれりです。  ホラー&サスペンスのスリル、知的好奇心を刺激されるミステリー、そして究極のラブロマンス。そのすべてがこの映画につまっていて、これは忘れられない映画になりそうです。  ラスト20分。リスベットが何をやっているのかはわかるのですが、誰のためにやっているのかがよくわかりません。結局自分のため?分散させた口座はリスベットの口座なの?その辺最後もやもや・・  そして大絶賛されている恋のゆくえですが、成就してほしいと願っていた私としては凡作に成り下がっても構わないので、リスベットとミカエルにくっついてほしかったのです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-06-11 02:47:29)(良:1票)
194.  アイス・エイジ5 止めろ!惑星大衝突 《ネタバレ》 
 映像はシリーズ中最も迫力があって美しい。  ストーリーはシリーズ中最もつまらない。  そしてふくろネズミの兄弟に、シドのばあちゃんに、バック。ここまでうるさくてわけのわからないことばかりわめくキャラが多すぎるとさすがに疲れます。あの地に足の着いた1作目の雰囲気とストーリーが懐かしい・・・。もう全然アイス・エイジって雰囲気ではなくなりましたね。  この作品で好きなのは、やっとシドにも恋人ができたこと。でも宇宙の石で若返っていましたっていうヒネリは絶対要らないと思います。がっかりするだけで面白くもなんともない。  娘が自立していくドラマもまあいいんだけど、アイス・エイジでやる必要性がありません。  それに擬人化もほどほどにしないと、今作ほどめちゃくちゃにやってしまうと、シリーズのイメージすらぶち壊しかねないです。  最後がハッピーエンドっていうのはいつも通り。  後味は悪くありません。ですが見終わったあとの満足感は感じられず。  今作を見るとなんだか無性に1作目を見直してみたくなります。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2022-06-08 02:13:05)
195.  グリーン・ランタン 《ネタバレ》 
 ヒーローもの好きなんですけどね。そんなヒーロー大好きな私が見ても盛り上がりそうで盛り上がり切れないヒーローもの。  イメージしたものをなんでも具現化できるチートみたいな能力があるんだったら、最初から太陽を具現化して焼き尽くしちゃえば?とか思ったらだめなんでしょうね。ってゆーかそんな反則技が使えるのに怖いとかなんとかうじうじ。いやいや、怖いものなんてないでしょ。なんでも具現化できるんだったらさ。最新戦闘機相手に無茶なドッグファイトをしていた人と同一人物と思えないんですけど。  グリーンランタンの星で突如始まるトレーニングは好き。こーゆーノリは好き。異星人たちとの交流も楽しい。グリーンランタン同士がお互いいろんなものをイメージして具現化するバトルも楽しい。  パーティーで墜落するヘリからヒロインを救出するシーンも良い。そのアイデアもヘリをスポーツカーにしてサーキットを作っちゃうていうぶっとんだアイデア。こーやってみると、見所と言えるシーンはいくつもあります。なのになぜか映画的盛り上がりがいまひとつ。  やっぱ最近のヒーローものやSFにありがちな、スピリチュアル展開が肌に合わないのかも。『恐怖を糧に・・・』とかいう曖昧なもんを武器にされるからいまいちバトルが盛り上がらん気がするのです。スーパーマンとかサム・ライミ版のスパイダーマンとか、今まで大ヒットした映画ってゴリゴリの物理VS物理のわかりやすいバトルばかり。  『だって、それってありきたり・・・』いや、ありきたり上等でしょ。使い古されていたって面白いものは面白いんだから。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-06-05 07:24:47)
196.  ザ・ライト -エクソシストの真実- 《ネタバレ》 
 こーゆー『悪魔憑き』系の映画って別に好きなジャンルではないんです。でもなぜかあるとついつい手が伸びちゃって借りちゃって見ちゃって・・・もうこれが悪魔の仕業なのだとしたら、悪魔ってすげぇ。『面白いかも・・』『なんか怖い体験できるかも・・』みたいな、まさに悪魔の囁きが聞こえるわけですよ・・!  さて、本題。まずこーゆー題材にして、主人公の神父の卵が、信仰心がまるでないっていうのが面白い。いや、信仰を無視はできていないみたいなので、まるでないっていうのは語弊がありますね。  神を信じない主人公が、なぜか『素質がある』みたいな評価を受けて、なぜかエクソシストに推薦されて、エクソシスト養成所に入ってしまう。まるで少年漫画のようなノリではありませんか。これが実話だってんだからすごいです。  しかし養成所に入っても、主人公はやっぱり信じない。もう頑な。『ドイツ人がロシア語を話した』と聞いても、目の前で少女が釘を吐き出しても、やっぱり信じない。自分の身に危険が差し迫って、ようやく信じてみよーかなって。本当に素質あるんかいな、こいつ。    本当にこいつが主人公でいいのか、という疑問はさておき、映画は雰囲気が良く、適度に恐怖心を煽ってくれて面白いです。  でもルーカス神父が劇中で1回も悪魔祓いに成功していないのっていささか気になります。  教会のお偉いさんから最高のエクソシストみたいな紹介をされたにも関わらずこの体たらく。  主人公は最終的には悪魔の存在も神の存在も信じたようですが、教会という組織に対しての不安はないのでしょうか。いや、だからこそ自分はしっかりしなくては、って思うのかな。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-31 02:50:48)(良:1票)
197.  アイス・エイジ4 パイレーツ大冒険 《ネタバレ》 
 突然訪れる天変地異。  氷山や氷の塊を船にして海をさすらう。目指すは妻と娘。  今作では娘の自立や父の子離れ、真の友情などのテーマが盛り込まれています。ただ、弱い。  映画自体のノリはアトラクションムービーとなってしまっているので、中途半端なドラマは相性が悪いように思われます。やるならもっと真剣にドラマパートでうならせてくれないと、映画のテンポを損なうだけの結果になってしまいかねません。  こーゆーノリの映画にシリアスなドラマを入れるギャップは嫌いではありません。できれば笑いや映像の凄さで誤魔化さずに、丁寧にドラマ部分を掘り下げてほしかったです。  また、今作で用意されているエピソード。娘ピートとイケメンマンモス、友人ルイス(モルホグ)との三角関係。キャプテンガットとガット海賊団とのバトル。ガット海賊団シーラとディエゴの恋物語。シドの祖母の秘密の友人。そう、はっきり言ってエピソード過多。キャラもパンク状態。もともと薄味気味になりつつあったのを更に薄くしちゃって、もはやほとんど味がしなくなっちゃった感じ。何でもかんでもつめこめば良いってもんじゃないでしょ。  映像的には相変わらず高い技術のアニメーションで、見ているだけで楽しい。それは間違いありません。ですが映画として、アニメとしての面白さを問われると正直物足りません。う~ん、しばらくするとその中身のほとんどを忘れてしまいそうです。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2022-05-26 02:34:10)
198.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 
 ミュージカルは苦手。ふだんまず手にとりません。  ですが『美女と野獣』はアニメ版を何回か見ていて、その楽曲に好きなものが多いので見ちゃいました。もうひとつの理由は当然エマ・ワトソンです。  まずアニメ版の曲はすべて使われています。それに加え、本作のために新曲が3曲も追加。そのうち2曲は流れる時間こそ短いものの、3曲とも良い曲でした。  そしてストーリー。実写版用に多少アレンジ、追加、変更はあれど、ほぼ原作通り。おとぎ話なのでそれでOK。アニメでしか表現できない世界があるのと同じように、実写でしか出せない味わいというものが確かにあります。  それがクライマックス。野獣がガストンの銃弾で息を引き取るシーン。そしてタイムリミットを迎え、屋敷の人たちが骨董品になってしまうシーン。アニメ版では感じなかった悲しさと切なさでなんと目頭が熱くなってしまいましたとさ・・・!  当然その悲しさの反動は、そこからのハッピーエンドの幸福感をより大きなものにしてくれるのです。  ちなみにルミエール、コグスワース、ポット夫人などはアニメ版のほうがかわいいです。  とはいえ、アニメ版のデザインそのものを起用しちゃえば、実写版の雰囲気を壊しかねません。そう考えるとこれはこれで正解なのかな?  そしてなんといってもこの映画最大の立役者はエマ・ワトソン、この人でしょう。その美しさ。その歌声。あまりの美声にてっきりプロが歌っているものと思っていました。歌っているのはエマ・ワトソンその人じゃないですか。わずか3カ月のトレーニングでここまで歌えるようになるなんてただ者じゃありません。まさにすべてを兼ね備えたスーパー女優です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-05-22 21:19:39)(良:1票)
199.  コロンビアーナ 《ネタバレ》 
 こーゆーわかりやすい復讐もの好き。ひねった作品も良いけれど、ただただ理屈抜きで感情移入できて楽しめる作品は最高です。  映画や漫画や小説ではすごい数のネタがあふれかえっている状態です。もはや類似作品が出ちゃうのはあたりまえ。むしろ、『ありきたり』や『普通』の何が悪いんだろうと思います。堂々と二番煎じで面白い作品を世に送り出してほしいものです。  映画が始まってすぐ、少女カト レアは両親を殺され、マフィアから追いかけられ、何とか国外へ脱出します。序盤から最高にスリリング。この少女役のアクションが凄いです。  時は経ち、『暗殺者になりたい』宣言から15年後。ここからカトレアを演じるのはゾーイ・サルダナ。ここで二度目の見どころ。ミッション・インポッシブルが始まります。留置場でのミッションは成功するとわかっていてもハラハラ。序盤の逃走劇とはまたちがうドキドキを感じられるのです。  ガモーラ役のときは気付かなかったですけど、この人演技もアクションも上手なんですねー。特に叔父さんたちを殺されて泣き崩れちゃうシーンは真に迫っていてぐっときちゃいました。ただちょっと悲しすぎるかな・・・。  ストーリーそのものは単純。ですがシナリオは結構練ってあってずっと緊張が途切れない。ラブロマンスでややダレるときがありますが、写真のくだりのために必要なロマンスですから仕方がない。カトレアは圧倒的強さなんですが、急に弱くなったりピンチに陥ったりするのがやや不自然。そういった細かいところで気になるところはありつつも、やはり理屈抜きで最後まで面白い映画でした。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2022-05-22 16:38:19)(良:1票)
200.  マレフィセント2 《ネタバレ》 
 1作目のほうが好き。映像のクオリティは2作目のほうに軍配が上がるでしょう。それぐらい色彩豊かなシーンの数々は映画でしか見られない美しさを作り出しています。  で、2作目はスケールを大きくしてみました。尺も伸ばしました。おそらくやりたいことを全部詰め込んでみました。その結果、1作目に比べると冗長になり間延びした作品となりました。にも関わらず説明不足だったり、性急にストーリーを進めたり、もうなんかちぐはぐなんです。  例えば王妃に仕えていた羽をもがれた妖精が突然良い妖精になったり。オーロラ姫があっさり隠し通路を見つけてみたり。  前半のノリと丁寧な仕上がりは凄く好きです。その感じでずっといってくれたら1作目を凌ぐ名作になったかもしれません。  チキンが出てきてディアヴァルに『おいしそう』と意地悪を言うシーンみたいなのが要所要所でもう少し欲しいところ。水面に向かって挨拶の練習をするマレフィセントなんて最高です。こーゆーのをもっと見たいのです。  精霊の花と鉄粉から生成した粉。次々と消滅していく妖精たち。そんな悲しい展開はこのシリーズに求めていないんですよねー。ちょっとやりすぎちゃってます。そしてやりすぎちゃった割には、そういったアクションから得られる高揚感やカタルシスはちっとも足りません。  妖精たちの反乱。妖精たちの救出劇。ちび妖精の潜入及び脱出。1つ1つのエピソードが独立したまんまで、点が点のまま。線にならず画も描けていない、まるで群像劇です。こーゆー複数エピソード同時進行による相互作用から生み出される面白さまでは昇華できていないのが惜しい。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-05-16 02:39:51)
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