2101. 僕たちのアナ・バナナ
タイトルと設定から大分期待したんですが・・・なんか妙にテンポが悪くてダラダラしているし、誰をどう動かしたいのかも分かりませんでした。期待外れです。ラビと神父という設定は新鮮だったので+1点。 5点(2005-02-19 18:59:17) |
2102. メン・イン・ブラック
馬鹿馬鹿しくてテンポも良いのはいいのだが、肝心の敵の設定がしょぼくて中途半端なため、終末に近づくにつれてどんどんテンションが落ちている。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-02-16 02:23:47) |
2103. ポセイドン・アドベンチャー(1972)
《ネタバレ》 いきなり、主要人物以外の登場人物を残らず浸水で消し去る力技にびっくり。水中ロープのシーンなど、あれだけ単純な設定なのに、長時間にわたって緊張感を維持する演出は大したものだと思う(単に突破が困難なだけではなくて、状況の変化に伴って緊張の対象が次々に移行しているのがミソだろう)。最後、ジーン・ハックマンが死ぬとは思っていなかったので、これにもびっくり。死に方(キリストに見立てた演出)のインパクトも強烈。 [DVD(字幕)] 7点(2005-02-15 02:16:46) |
2104. 夜になるまえに
作品の素材としては面白いと思うのだが、淡々とエピソードを羅列しているだけであって、焦点がまったく絞られていないので、見ていて非常に退屈。逮捕や逃亡、亡命の場面なども、危機感や切迫感が少しも表現されていない。 [DVD(字幕)] 5点(2005-02-09 02:28:08) |
2105. モリー先生との火曜日<TVM>
モリー先生の一言一言に大きな含蓄と深みがあり、作品を見ながら主人公と一緒に自分の人生を見直すことができる秀作。そして、言葉を表すだけでなく、その後の主人公の変化までをもきちんと表現しているのが素晴らしい。手遅れになる前にこの作品に出会えて本当に良かった。 [DVD(字幕)] 8点(2005-02-08 03:40:36) |
2106. きみに読む物語
《ネタバレ》 冒頭、いきなり主人公が物語を読み始めたので、「あ、これはまずいな・・・」と思っていたら、その悪い予感は当たってしまった。この2人の人生の経過を想起するならば、アルツハイマーによって失われる妻の記憶、それに対する夫の葛藤と焦り、そして物語を読もうと決意するに至るまでの夫の心情の推移といったものが、まず何をおいても重要なのではないだろうか。この映画では、その部分が、すべて綺麗さっぱりと落とされているのだ。つまり、まず、物語を読み聞かせるという設定先にありきの世界になっていて、それに至るまでの必然性が何も説明されていないのである。また、要の役のジーナ・ローランズは、血色も恰幅も(・・・)やたら良い上に、目もしっかり輝いていれば会話も普通に可能であり、少しもアルツハイマーに見えず、明らかなキャスティングミス。ジョアン・アレンの気品ある的確な演技が救いだった。 [映画館(字幕)] 4点(2005-02-06 21:20:12) |
2107. ゴールデンボーイ(1998)
普通の人がだんだん狂っていく様を描くのであればまだしも意味もあるが、この作品では、少年ははじめから性根が腐っているのだから、その異常性が顕在化する過程を延々と見せつけられても、はっきりいって不愉快なだけ。したがって、ラストの後味の悪さも、味わいのある後味の悪さ(?)ではなく、単に「不味かった」という感想しか残らない。 1点(2005-02-06 01:16:37) |
2108. ハリウッド・ゲーム
誰が何をしたい話なのかほとんど表現されていない上に、「これは予算足りなかったんだな」とすぐに分かるシーンが満載なのが悲しい。役者たちの、手抜きとしか思えない演技水準の低さにもびっくり。 1点(2005-02-05 01:54:39) |
2109. ゴースト&ダークネス
いくらそのライオンが悪魔的とか残虐とか口で説明されても、肝心の映像表現が伴っていないのだからまったく意味がない。単に2人の狩人が狩をしてますというだけの話。ヴァル・キルマーの演技力の欠如がつまらなさに拍車をかけている。 4点(2005-02-02 03:26:17) |
2110. スフィア
前半はそこそこ良かったと思うのですが、途中から、内容が全部口先での説明になってしまいました。優秀な学者を揃えたはずなのに、才能を発揮する場面が全然ないのも期待外れ(みんな、単に慌てて右往左往しているだけ)。 4点(2005-02-01 22:26:20) |
2111. ふたりの男とひとりの女
テンポも悪いし、笑える部分がほとんどない。レニー・ゼルウィガーも、どう演技していいのか困っているような感じ。自分同士の喧嘩のシーンが面白かったので+1点。 3点(2005-02-01 02:09:03) |
2112. ダイ・ハード2
《ネタバレ》 無意味に規模が大きすぎて、その分、生々しさに欠ける結果になっている。前作のハイライトだった知能戦のやりとりがほとんどないのもマイナス。悪役が全然格好良くないのもマイナス。●つまり前作は、「ただの冴えないオッサンが、とにかく必死に食らいついていくうちにいつしか敵を殲滅してしまう」という構造が面白かったんだけど、この作品は、最初からアクション大作の作り方をしているんですよね。中盤、マクレーンがいったん滑走路に出て着陸を止めようとするくだりがあるんだけど、ラストとの関係では二度手間になっているので、それだけ後のインパクトが削がれてしまっている。敵のアジトについては、周辺を12軒も回ってあっという間に発見してしまう(距離感からして、この往復だけでも相当時間かかるのでは?)。一つ一つのネタの仕込みは悪くないのですが、根本がちょっとずれちゃっているのです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-30 23:13:21)(良:1票) |
2113. グッドフェローズ
とにかくナレーションがしつこくて(しかも、途中で視点が変わるなどということをしている!)、吐き気を催しそうになった。何でそれを映像や演技で表そうと考えないのだろうか。チンピラ描写に徹したヒーロー不在の作品主旨は悪くないだけに、このおせっかいが何とも残念。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-30 01:43:51) |
2114. Fカップの憂うつ
あっけらかんとしたおっぱい談義が天真爛漫で楽しい。まるで、80's脳天気系青春映画のような雰囲気なのだが、ストーリーはそんなに明るいわけではなく、登場人物も揃いも揃ってちょっとずつずれた変な奴ばかりだったりするので、むしろ、感触としては「ハイスクール白書」あたりに近いかもしれない。しかし、マリサ・トメイのサービスショット全開(ナースルックまで!)なのは何よりも素晴らしい(笑)。 6点(2005-01-29 22:42:14) |
2115. ケープ・フィアー
《ネタバレ》 肝心の弁護士があまりにもノーガードな上に頭も悪そうで、かといって飛び抜けた悪党とかいうわけでもなく、そうである以上は、デニーロがいくら頑張っても、何か凄いことをしてそうに見えないのです。娘を言葉だけで誘惑するような(しかもやりとりがかなり長い)頭脳戦の方が見応えがありました(だからこそ、逆襲も頭脳戦でしてほしかったのだが)。ジュリエット・ルイスをメジャーにしたという功績に3点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2005-01-26 01:49:37) |
2116. 冷たい月を抱く女
見ていて退屈するほどのものではないが、終わった後には何も残らない。伏線っぽい部分も、かなり滅茶苦茶。売れなかった頃のグウィネス様の端役出演を見られたことのみ、意味があった。 3点(2005-01-25 23:52:30) |
2117. タイムコップ
タイムスリップものだからほっといても最低限の出来にはなるのだが、それでも中身の薄さは否めない。特に、行ったり来たりの内容についての必然性がないのが困りもの。 3点(2005-01-25 02:07:59) |
2118. ホット・ショット2
笑える部分はそれなりにあったが、ギャグを詰め込もうとしすぎて、かえって空回りしている。こういうのは、真剣な部分をきちんとやらないと面白くないのに。 3点(2005-01-24 04:39:22) |
2119. クレオパトラ(1963)
物的再現には全力を投入して、これでもかというくらいの視覚世界を展開しているのだが、肝心の、それによって何を表現したいのかという部分がほとんどすべて欠落しているのです。あと、セットなんかは結構頑張っていろいろ作っているのですが、照明が悪いのか、全部ハリボテ感満載なんですよね・・・。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-22 02:52:54) |
2120. ジャッカル
《ネタバレ》 ウィリスの側の描写は割と気合が入っているが、気合が入りすぎて、何か四次元ポケットでも持ってそうな万能超人になっている。一方で捜査側はあまりにも警備も戦略もズブズブで、それならジャッカルじゃなくったって計画実行できるでしょ、という気になってしまう。なので、何か凄いことが起こりそうで起こらないまま終わってしまうのです。プラス部分といえば、マチルダ・メイに美味しく目立つ役を与えてくれたという功績でしょうか。それと、昭和の日本の人情ドラマを彷彿とさせるベタベタなラストシーン。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-18 00:54:57) |