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21.  シェイプ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
職場近くのシネコンのレイトショーで鑑賞。予告編のくたびれた感じのイライザに妙な色気を感じたもので。オープニングの水没した部屋は加藤久仁生監督の「つみきのいえ」を思い出しました。ファンタジー…っていうか、コミックを読む感じですね。全体的にカリカチュアライズされたキャラクター群。世の中がシンプルで暴力が今より容認されていた、ノスタルジックでいながら今見るとたしかにいびつなあの時代。時期としては少しズレてるかもだけど、「ブラックジャック」とかの手塚マンガに似てるなって思ったのよ。オナニーとか性交、血みどろのシーンもあったけど、それでもやっぱり手塚治虫な感じ。田中圭一ではなくて。目的はエロじゃない。人として繋がること、なのかな。ジャイルズよりもゼルダよりも、もっと強く、もっと近くに居たい。セックスは手段…だと思うんだけどねー。そもそも「話せない」「女性」が性的にアクティブであっちゃおかしいかな。あれは『私、生きてる!私は私のもの!』って叫んでたんだと思うよ。  それと、同じセックスでもストリックランド&嫁のセックスとイライザ&半魚人のセックスは見てて意味が全然違うのわかるよね。  でね、最後のシーン。半魚人…ていうか彼のヒーリング能力は、救いとか希望とかそんな感じ。バッドエンドではない、ハッピーエンドであってほしい、そんな希望をこめて。祈りなのかな。
[映画館(字幕)] 7点(2018-03-18 20:02:27)(良:2票)
22.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
う~ん…ごめん。この点数だ。なんでかな。イーストウッドも良かったし、フリーマンさんもいつも通りだったし。スワンクに至っては2度目のオスカーも当然って感じだった。たぶん先に原作の小説読んじゃったのと、先に"Boys don't cry"のスワンク観てイメージ固めちゃったのもあるかな。マギーの家族の最低ぶりは原作よりちょっとひどい、青熊の極悪ぶりもちょっと…あれ故意じゃなく事故だったはず。なんかこれでリアリティー薄れた感あった。それと宗教と自殺の問題。なんかそういうのにこだわって脚本いじってるのかな。そもそもフランキーがマギーに対して決断したのは、マギーの父がアクセルを葬ったエピソードが重要な役割を果たしてたと思うんだけど、心なしかこの重要な部分をあえてあっさり触れただけで済ましてる気がした。ていうかそこなんだよな。マギーを解放してやる理由、そこを原作のままストレートにやっちゃう訳にはいかなかったからいじった、そうじゃないかな。国内の宗教関係者の反発を少しでもそらしたかったからとか。個人的にそういったことがひっかかって醒めてしまったよ。なんか政治的なものが感じられてさ。それでもやっぱり論議は呼んだんだよね。ならこんな不自然なストーリィのこねまわしかたは避けて欲しかったかも。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-03 01:05:21)(良:1票)
23.  ボーイズ・ドント・クライ
これも痛い映画でつね。『ピアニスト』のときと同じく正視に耐えなくてDVD何度も止めちゃいました。これは性同一性障害にスポットライトを当てて「差別はよくない」なんてこと言いたかった訳ではなくて、不幸なめぐり合わせと貧困、教育の問題なんだと思ったでつ。底辺に暮らす人たちにしてみれば理由なんて何だってよかった。たまたまキリスト教的道徳規範で悪・脅威の対象とされているものに憎悪が向けられた。キャンディスもラナのおかん(綾戸千絵似)もジョン(「K-19」ではがんばった)もトムも、ティーナという触媒がなければそれなり平和に暮らせてたかもしんない。うん、彼らが一方的に悪いわけじゃないでつ。貧困と教育不足からくるモラルの低さと無理解でつよね。ていうかそもそも実在したティーナ自身、軽犯罪繰り返しつつそんな社会にいて我を通してた訳だから愛と自由を求めた代償でもあるのかも。映画じゃそのへんの犯罪暦はっきり描いてなかったみたいでつけどね。この得たものと失ったものっていうのがあるから、全く救いが無いストーリィとも言えないんじゃないかなって思ったでつ。
[DVD(吹替)] 7点(2007-01-20 14:58:53)
24.  ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 《ネタバレ》 
この映画も年取ってから観ると印象変わるね。それにしても長いのがちょち辛いのは相変わらず。でも音楽は心地よいのだ。あと言葉と心の裏腹感、目や表情だけの演技、行間を読ませるようなタメとか、そのへんの妙に後引く余韻がイイ。それとなんていうか回想場面での若さゆえのすっとこどっこいぶりを観ていて、思わず己のことを思い出し密かに赤面してしまったり。下世話な部分の描き方は北野武作品と共通してる気がするね。他の女に対してデボラを別格に置いてるのもなんか切なくていい。変わらず綺麗でいてくれる女ってのはプライスレスだよな。個人的にはペギーみたいなのもざっくばらんでいいけどね。でも肝心のストーリィがねぇ…途中までは良かったのにな…。デボラの楽屋に会いに行ったあたりまではいい感じだったんだけど、あのオチには急転直下一気に評価下がりました。ここまで観てきた3時間をドブに捨ててるみたいでもったいないですね。それこそゴッドファザー並のグレードを期待してただけにちょっと違和感。あのオチのあたりを切り落として未完の作品として出してたらむしろ評価は高かったかも。 
[DVD(吹替)] 7点(2007-01-06 22:52:16)
25.  Vフォー・ヴェンデッタ
そこそこおもしろかったでつ。いわゆるThe Manへの反逆(すみません、School of Rock観たあとなもので…)ってのはわかりやすくて共感を得やすいでつよね。 それにしても安易な気はするのでつが。もうひとひねり欲しかったでつね。 同じくコミックが原作のSin Cityではスタイリッシュさや独特の美意識みたいなのが前面に出てたんで、それに比べるとかなり中途半端な印象を受けまつ。 ヒューゴ・ウィービングの台詞回しとか、それなりに目指したのかもしれませんけどね。 昔のアメコミ然とした静的なカットが多くて物足りないでつ。 それでもまあ最後まで引っ張って見せる力はあるんだから平均点以上だと思いまつが。
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-30 11:02:42)
26.  アンダーカバー・ブラザー
かなり笑いました。 でも一連のスパイク・リー作品とかアリとかミシシッピー・バーニング観た後じゃ笑えないかもしんないね。 いやこんなのに高尚な思想とか求めちゃいかんのはわかってるけどね。 ザ・マンとか出されちゃうとさ、それなりの主張とかほしいなとかって…。   
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-24 14:13:26)
27.  ドーン・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
『28days later』『Shaun of the Dead』と観た直後に鑑賞した感想です。 走るゾンビ。モールに着くまでの疾走感。モールの中ののどかな、ある種"地獄の黙示録"のように戦いの中に日常を持ち込もうとするアメリカ的不謹慎さ。派手な火器。犬の活躍。救出劇。装甲トラックでの敵中突破。脱出劇。英雄的な死。 …なんかもう、良くも悪くもアメリカ映画って感じありありでしたね。 エンドクレジットとともにザッピングしながら流れるハンディカム風後日譚の"サンゲリア"のラストを思わせる救いのなさは、まあそんなもんだろうと予測がつく分下手なハッピーエンドよりは良かったかも。 個人的には"28days later"より数段ましと思いつつも観客を嘗めて操るようなプロットに少々不快感を覚えました。それでもまあよいかなという感じ。アメリカだし。 そして同じくオマージュ作品"Shaun of the Dead"のすっとぼけた味はこれとはまた逆サイドからのゾンビ愛だったんだよなと再確認。 もし未見であれば"Shaun of the Dead"のほうもぜひともご鑑賞いただくことをお薦めしたいのでした。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-10 09:35:14)
28.  エンド・オブ・ザ・ワールド<TVM>(2000)
長かった。3時間半はちょっとな~。ストーリーも重いし。核戦争というと焦熱地獄で蒸発するように瞬殺されるイメージだったけど違うね。放射能でゆっくり死んでいく。だから取り乱した人たちもまた冷静に自分たちの死について見つめなきゃいけない。しずか~に人間の尊厳を保ったまま死んでいく。なんか美しい。最後には恋愛、家族愛に行き着くんだろうね。ビターな中にも一握りのハッピーエンド。…でもね、これは白人の価値観で描いた終末だよね。白人の妄想、甘いよね。これが価値観の大きく違う集団が入り混じった社会ならどうかな。貧富の差が極端な国とか。あくまでオーストラリア限定の終末ファンタジーかもしんないね。…と悪態をついてみましたが、まあ長いことに目をつぶって年末のドラマ特番のつもりで観ればなかかなか。長いだけあってドラマの背景説明も端折らずしっかりできてるから、気がつくと共感してる自分がいたりします。…やっぱり中国は台湾へ武力侵攻するんでしょうかねぇ… 
[DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 17:48:22)
29.  シリーズ7/ザ・バトル・ロワイアル
視聴者から無作為に6人選んで、普通に暮らしながら残りひとりになるまで殺し合いをさせる架空のTV番組。ガチンコとか電波少年みたいに出演者の日常を追いかけるカメラ。マネーの虎なんかでもそうだけど、他人の争う様を安全なところから覗いて批評するよな不思議な感じ。スターシップ・トゥルーパーズみたいに、観客に不快なものみせて逆に考えさせるつもりなのかな。やらせのような、マジのような、なんか落ち着かない。観終わって妙に不快感なの。
7点(2003-08-17 14:51:51)
30.  グリーンブック 《ネタバレ》 
嫁とシネコンのレイトショーで鑑賞。アメリカの公民権運動の時代が好みのテーマなので私の趣味に合わせてもらいました。うん、悪くなかったのですが、小綺麗というかなんか期待の手前くらいまでで終わっちゃう感じでですね。さわやかな友情モノというか、デート終わって門限までに玄関前に乗り付けてノータッチのままおやすみなさいみたいなね。思えば80年代から90年代にかけて何本か観てきた黒人社会やそれを含めたアメリカ社会を描いた作品、あれらに比べれば本当に軽い薄い味気ない印象です。50年代から60年代にかけての公民権運動の時代を実体験した世代が居なくなってしまったからなのか、昨今のポリコレによる自主規制なのか。ドンは黒人らしくない白人好みの黒人だし、トニーも下流の白人ながら優等生的な素直さで偏見をなくしてゆき、そして芽生える美しい友情…。いや実話がベースってことだし、一応南部社会の理不尽な差別・暴力や黒人社会の下衆い部分にも触れてましたが、全体的に「きれいなジャイアン」のような印象でなんだか素直に入って来ませんでした。こういうのが最近の流行りで作品賞とか取っちゃうんだ、どうなったんだアメリカ?てか、私が年老いただけなのか。 ま、悪くはないんですよ。
[映画館(字幕)] 6点(2019-05-14 09:57:18)(良:1票)
31.  運び屋
平日のシネコンにて9:20からの回を鑑賞。貸切と思いきや意外に10人以上いたかな。うーんイーストウッド老けたな〜88歳か。志ん生の落語聞きに行ってるわけじゃないんだから、やっぱここは点数辛くなるわな。体力なくなったかな、なんかあっさりしてるんだ。掘り下げない、ひねらない、暴力描写もさらりとしてる。まあでも老人らしさっていうか、淡々とマイペースを崩さず何かあってもアクションじゃなく機知で切り抜ける、なかなか「やるなあ」ってのは感じる。老人相手だからかな、密売組織の若衆もなんだかんだいいながら親切なもんだ。そういう演出なの? イーストウッド監督作だからって期待すると肩透かし食らう。それなり良い映画なんだけどね。
[映画館(字幕)] 6点(2019-05-02 21:31:09)
32.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
このところTwitterで読んで意識してきたこと。ひとつは、実社会は暴力が支配しているということ。もうひとつ、正しさは暴力の免罪符ではないということ。この映画を観ながらそのことを考えてました。レイプは暴力、さらに焼き殺してる。捜査が進まないことに対し名指しで看板を立てるのも、法律ギリギリを狙った暴力でしょう。署長が膵臓がんであることをわかってやってるなら尚更だ。紳士的で人格者なウィロビーの拳銃自殺は、それを周囲に見せつけることまで考えればまわりにとって暴力だ。ディクソンは幼稚で粗暴、コントロールできてない乱暴者。家を出て19歳と一緒になっちゃう元DV夫も乱暴だし、嫁の看板に放火するのは暴力。誤解とはいえ看板燃やされた腹いせに警察署に火炎瓶はないな。暴力が暴力を産む中、広告屋レッドのオレンジジュースで連鎖は止まる。ウィロビーの遺言もあってか、生まれ変わったようなディクソンは、もしかしたらいい警官になれたかもしれない。でも世の中そんなに甘くない。  暴力に対してただ単に無抵抗でいることは、消極的にとはいえそれを肯定することだ。だから泣き寝入りは論外。でも、変えられない状況を打開し抗議を示す行動は時として暴力となる。それは問題解決の手段としてベストじゃない。セカンドワーストかもしれない。暴力を重ねる愚かしさを許し合い、支え合って前に進む。  ラストでアイダホにドライブする2人は、どこかモヤモヤしたまま最後には思いとどまるのか。なんかそんな気がする。スッキリしないけどね。勧善懲悪のアクション映画よかこっちの方が現実的で余韻がある。
[映画館(字幕)] 6点(2018-04-15 14:53:40)(良:3票)
33.  ファイナル・デスティネーション 《ネタバレ》 
BフレッツからGYAOでみた。 先にデッドコースター観てるから、死神が本来死ぬべきだった人達を付け狙うってのも知ってた。 でもこっちから観てたらすぐにはわかんなかったかも。 ドミノ倒し系の仕掛はおもしろかった。なんか死神が存在アピールしすぎてて少しうざかったけど。 こっちが日本人だからか、悪魔みたく「理由もなく敵意を持って迫ってくる邪悪な存在」ってのはいまひとつピンとこないのが難点だったかな。
[インターネット(字幕)] 6点(2006-06-19 22:05:06)
34.  トリプルX
わるくないでつ。コネリーの頃の007思い出したでつが、ワルといいつつさわやかスポーツ風味がアメリカぽくていや。それでもバイクアクションはなかなかでつ。ロックストックの小悪党を見慣れたためかつくづくアメリカ映画の筋肉でぶぶりにげんなりしたでつ。それなりスパイアクションの様式を踏襲してるとこはマンネリでつがまあ楽しめまつ。TVロードショーの目玉作品てとこ。
6点(2003-08-21 01:35:47)
35.  ケンタッキー・フライド・ムービー
このたびDVDで再観したの。公開当時(メル・ブルック「新サイコ」と併映だったの)はかなり衝撃的だったの。その後これに影響されたものが映画やTV、ラジオで作られるようになったので今観るとこの点数。当時の流行りもののパロディだったりするので、最近の作品に比べると不利だと思うの。でも先駆者としてかなり偉大なんだよ。オースチンパワーズだって、ある意味この作品の遠い子孫なんだと思うでつ。
6点(2003-08-16 19:29:52)
36.  ブロウ
うう~ん、お母さんもペネクルもやな女してまつ。てゆか、自分て稼いでない人って男でも女でもこんなひといるし。お父さんもなんか一歩引いてて頼りなし。いいひとだけど。ドラッグ=悪とは言わないけど、ただ金のため後先考えないで動いてるみたいでやだったでつ。ビジネスマンてかんじがしないの。子供の小遣い稼ぎを大スケールでやってただけみたい。そういうふうに描きたかったんだろうけど、なんかこう生き方としてネガティブにしか感じないのでつ。救いがないのは悲しいでつ。ストーリーの好き嫌いで点数つけちゃいました。
6点(2003-08-14 01:27:11)
37.  ジャンクション
見終わって考えたの。あれがふつうに黒人白人逆じゃなかったら、たぶん「ふぅん」で終わってたと思ったの。そしたらなんかこわかったの。身近で差別をみてないあたしたちにとっては、かなり意味のある1本だと思うの。
6点(2003-08-02 00:30:36)
38.  メメント
いきなり犯人(?)とは思えない人を殺して始まるので、あれれというかんじなの。時間の流れが特殊なのでとりあえずついていくのがやっとだったの。DVDの別編集版は見直して気づくことも多かったけど邪道かも。意識して観ることを強制する映画だからそれについてこれない人を救済するためなんだろうけど、それだと監督の狙いとずれちゃうってゆうかなんか失礼だよね。でもこれはある程度観客を選んで作られた映画だと思うから、売るためにしかたないのかな。題材と構成のアイデアはすばらしいと思うの。ストーリーに救いはないのだけど。
6点(2003-07-27 21:45:41)
39.  ビール・ストリートの恋人たち 《ネタバレ》 
これは令和になって最初に観たやつ 嫁の休日出勤中に一人シャッター街のミニシアターで鑑賞。何というか殺伐とした設定でありながら甘いあまいテイストでした。映画の舞台は70年代ってことなんだけど、50〜60年代に盛り上がった公民権運動の名残りとかブラックパンサーの興隆する躍動感とかベトナム終戦後の影とかディスコ文化とか、そういった匂いはあまり感じませんでした。別に時代考証の憲兵するつもりはないのですが、なんかそういうとこあんまり重視してないのかななんてね。なんか韓流ドラマのノリみたいな感じ受けたんですよ。80〜90年代に観た黒人社会関連作品、スパイク・リーとかマリオ・ヴァン・ピープルズの作品てもっとドライでタイトな感じだったように思うから。ま、女性目線なのかな。ラブシーンも心なしかソフト。自己満全開で一方的な男性ぽい撮り方はしてない気がする。ピストン少なめ。それと、個人的に注目したのは白人男性から黒人女性が性的対象として見られていることに対する不快感というか恐怖感の表明(香水売り場でのテイスティング?のとこね)。あの感じはタランティーノのジャンゴでもあったけど、こっちの方がより女性の受ける感じ方を前面に出していて、今まで無視され隠されていたものがいよいよ白日の下に晒されたように思いました。私が今まで気づいてなかっただけかも知んないけどね。うんそう 、書いてて思ったけど全体の演出が男性とは異質な別のものに感じました。レイプ被害者のプエルトリカンに会いに行く下りもグダグダな感じだし、結局最後まで冤罪を晴らすでもなくズルズルいくから短気な男性的にはイラつかせる流れなんだけど、女性的にはありなのかな。今回は嫁と観てないから意見聞けなくてわかんないけど。でも男性からの評価は低そうな感じ。それをもって駄作とは思いませんが、うーんなんだろ、昨今のポリコレとかMeTooとかの影響でマイノリティに関わる表現の仕方に制約が出来てしまっているのでなければいいなと思います。
[映画館(字幕)] 5点(2019-05-14 21:07:53)
40.  コンスタンティン 《ネタバレ》 
洗礼まで受けてる私ですが、どうも神とか悪魔とかが絡むストーリィには乗っていけません。エンゼルハート(雰囲気よかったけどね)しかりドグマしかりエンドオブデイズしかり。神道が骨にまで染み付いちゃってるんでしょうかね。こういう悪魔って結局は人間の中にある悪意を映し出したものって思うからあまし怖くないのよね。それでも人間界に天使と堕天使が何人も紛れ込んでるって設定は新鮮に感じた。それとガブリエルの裏切りはちょっと予想してなかった。こういうのは教会から抗議来ないか。あ、でもコミックが原作ってことでクリア済だったのか。しかし火器乱射しつつ聖水かけのお祈りしいの、まんまエクソシストなお祓いってお決まりコースかい。クリーチャーの造形もありがちだしいまひとつ。TVロードショーでも十分かな。
[DVD(吹替)] 5点(2007-01-24 21:42:32)
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