Menu
 > レビュワー
 > アラジン2014 さんの口コミ一覧。2ページ目
アラジン2014さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
212223242526272829
投稿日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829
変更日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  モ’・ベター・ブルース 《ネタバレ》 
皆さんの評価が高いので驚きました。正直私には誰が誰だかよく判らないシーンもあったりして、全体的にセリフも騒がしくあまり乗り切れませんでした。表現的にはしつこくて重たい雰囲気を装っていますが、セリフや映像はイマイチ軽くて何だか深みに欠けるといった印象ばかりが先行しました。 おそらくこの違和感はブリーク・ギリアム(デンゼル・ワシントン)の淡々とした演技によるところが大きいように感じます。彼は黒人のジャズトランぺッターにしては学があり過ぎる印象で、綺麗すぎるように見えました。ジャイアント(スパイク・リー)のキャラももう少し面白くなりそうな感じでしたのでちょっと勿体ない感じです。モダンジャズのことや黒人の問題など色々探求しながら鑑賞したらもっと深いのかもしれませんが、私自身のモチベーションがそこまで至りませんでした。  私も一応若い時はバンドマンで、東京の夜の世界に少しだけ居ましたが、音楽の世界といえば「酒、女、金、闇の勢力、創造の苦しみ」が定番です。この映画でも至極当たり前のことを軽くざっくりと描いただけのようにしか見えませんでした。軽く表面的になぞって終わってしまった印象です。特に喧嘩以降の流れが早歩き過ぎて何が何だが・・  ラストのマイルス・ディビスのネタはカッコイイですが、親がお笑い好きだから「さんま」と名付けられたレベルで、中途半端にトランペットを練習してる子供の側からしたらいい迷惑でしょうね。この辺りはもう少しブリーク(親)がどういう気持ちで子に名前を託したのかを描いても良さそうでした。
[地上波(字幕)] 5点(2023-11-03 12:39:53)
22.  愛は静けさの中に 《ネタバレ》 
他の方もご指摘のように、きっかけが「見た目が好みだったから」というのがバレバレでシラケます。出来れば外見が普通の見栄えの女性と中身だけで勝負していただきたかったところですが、それだと映画的に絵がもたないのも理解はできますので、、何ともまあ、もどかしいところではあります。  調べてみるとサラ(マーリー・マトリン)はガチのろうあ者だったのですね。先天性ではないにせよ、障害者であの美貌は驚きです。ジェームズ(ウィリアム・ハート)は主演男優賞ノミネートのみですが、彼もかなり良い演技だったと思います。彼は心底良い人が表現できていたと思うし、先生としての努力や健常者の立場から見た愛する人への苦悩もきちんと描けていたと思います。「君が聴くことができないレコードを聴いてももう楽しめない」は結構深くて、本当に彼女を愛していることを端的に言い現わしていた素晴らしいシーンだったと思います。また、言い争った後、責められた彼女が初めて思いきり大声を出すところもかなり泣けるシーンでした。  全体的にそつなく綺麗な脚本ですが、裏を返せばろうあ者であるということを抜きにすると何だかただの真面目で普通の恋愛映画。ここは思い切ってプールで二人で戯れる美しいシーンをラストに持ってきたほうが良かったかもしれません。また、ろうあ者の世界を表現するためにエンドロールは無音にしていただきたかったと、個人的には思いました。(辛口評価ですが、最近見たような障害者を題材にした映画よりは百万倍良かったので甘めの点数にしてあります)
[地上波(字幕)] 8点(2023-11-03 12:26:07)
23.  クライ・マッチョ
イーストウッドが主演した作品は割と好きですが、彼が監督したほうの作品はあまり好きになれません。彼の監督作で好きな作品といえば、、せいぜい初期の「パーフェクト・ワールド」くらいで、その他の作品は正直いって嫌いです。その理由として彼が監督した作品は妙に説教臭く、世間一般的な正義的倫理観を押し付けてくる感じがどうも馴染めないからです。  本作「クライ・マッチョ」も今までの流れ同様、お説教話のようによく出来たストーリーを上手く映画化してありますが、本作では今まで感じた妙な押し付けは無く、雑味・嫌味を感じませんでした。あるがままといった雰囲気で、なんといいますかイーストウッドのこの年齢(90歳)を映画に落とし込むことによって、何ともいえない独特な優しい雰囲気と深い味わいがハマった作品に仕上がっています。 物語としてはいわゆる「ぬるい」展開ですが、それでいいんです。実際問題、現実の世の中は「ぬるい展開」の連続で、それが日々毎日積み重なったものが人生になります。そういう見方をすればこの映画も優しいまなざしで見守ることができます。ただし、最後のマッチョの活躍は少々安易で微妙。  おそらく俳優としては本作がイーストウッドの遺作になると思われますが、ダンスシーンも素敵でなんとも味わい深い作品に仕上がっています。高評価とまではいえませんが今までの流れと比べると少し毛色の異なる作品、全く悪くない作品でした。夕闇に映えるカウボーイハット、西部やメキシコの風景も素晴らしかったです。イーストウッドに敬意を込めて!well done!
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-23 13:34:49)
24.  理由なき反抗
かの有名な、、 ジェームズ・ディーンの赤ジャケット&白Tシャツ、ジーンズ姿が見られる名作。名作と名高い割には作品自体の価値はそんなに高く無く、ジェームズ・ディーンの自動車事故死の直後にアメリカで公開されたという特異性のみで神格化された作品なのではないかと思われます。(小森のおばちゃまには申し訳ないですが、そもそもジェームズ・ディーンの主演作って3本しかないんですよね)  そうはいっても内容的には見る部分は割と多く、家族の在り方、男の在り方、年長者(父)の振る舞い方など、泥臭い”何か”を感じ取ることができる作品でもあります。(まあ似たような作品はほかにも沢山ありますが) 主演三名のどの家庭でも男が弱くて女が強い印象がありますが、日本でも昔から「かかあ天下」のほうが家庭が上手くいくという話は定説として語られています。へらへらしているようで、いざという時には男を発揮する必要があるのはどこの世界でも同じようです。 言いたいことは判るのですがとにかく粗削り、時代背景もあると思いますがかなり荒くて暗い。チキンランや革ジャン、飛び出しナイフをみていると、20年近く後に公開されることになるアメリカン・グラフィティを思い出してしまいました。久しぶりにアメリカン・グラフィティも再見してみたくなりました。  印象的だったのはジェームズ・ディーンの笑い方。ブラピは彼を意識しているんだなということが判りました。とにかくジェームズ・ディーンがカッコいい。これに尽きる作品ですし、映画ファンならやはり一度は見ておくべきアイコニックな作品であることは事実です。歴史的な作品ということで少々甘めの点数にしておきます。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-18 12:35:19)
25.  007/スカイフォール
完成度の高い良い映画でしたが、安定しすぎというか予測の範囲を超えない仕上がりで、随所に少々しらける箇所もあったような気がします。ダニエルボンドからリアル路線になったのはある意味では良いことなのだと思いますが、少しエンタメ性に欠けるような部分もあって手放しでは喜べない感じです。なんだかやたら真面目くさった表情ばかりが目立ち、観客まで眉間にシワが・・  話は変わりますが、今作はオープニング曲&OP映像はとても素晴らしいです。本編のほうも随所に過去作へのオマージュが散りばめられている点も高評価です。やはりBD5の登場と共に「元祖、アノ音楽」が流れるとウキウキします。そういった意味では正統派ボンドの、ある意味正しい進化形なのかもしれません。(個人的にはピアース・ブロスナン版のチャラケ具合 + ダニエル版のシリアス具合をシェイクして上手く割っていただいたいところ)  ダニエルボンドになってからボンドガールがやたら不幸なのは気になります。元々ボンドガールといえば幸薄いことが多いですが、ダニエルボンドになってからやたらとシリアスすぎるような気がします。ああ、今回は「あの人」もボンドガールか。今回は特に不幸だったような気がします。個人的にはボンドガールにはもっと峰不二子ばりに悪に徹する強くてニヤっとさせられるような流れを期待したいところです。  正直、ダニエルボンドになってから手放しで楽しめたのは一作目だけ、その後は回を重ねるごとに暗い気持ちになっていきます。本作も鑑賞後に若干疲れを感じたのでこの点数にしておきます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2023-10-16 10:57:49)(良:1票)
26.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
クレイグ版のボンド第二弾ですが、これが最初っからちっとも面白くない。まず第一に他の方もご指摘のようにカット割りが多すぎてアクションシーンが何してるんだか判らない状態です。ジェイソン・ボーンの監督は凄く上手く編集していましたが、本作の監督さんは明らかにダメって感じで、ただただ見にくいだけでした。  あと第二にダニエルボンド&ボンドガールが暗い。そして必要な時にアノ音楽(オーケストラのアレ)が流れないので、もうこれ「007じゃなくてもよくね?」って感じです。この手の映画はリアルにし過ぎるとダメなんでしょうね、ピアース・ブロスナン版やMIシリーズのように、適度にギャグ化していないと楽しくないということを痛感します。(この手のシリーズ物は観客をニヤリとさせてなんぼでしょうというのが私なりの持論) あと何気にMがかなり幅を利かせているのも妙に気になりましたね。  敵役のドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)と部下のエルヴィス(アナトール・トーブマン)は意外といい味が出ていて好演でした。こういうちょっとイイ人ぽいのが表の世界を牛耳っていて、実は裏の世界も牛耳っているという感じは好きです(例えばXのIマスクも実は・・ だと面白い) ただラストにグリーンが007と互角に戦っているのは激しく違和感でした。あと、CIAのフェリックス・ライター(ジェフリー・ライト)も前作に引き続き良い役で出ています。彼はウエストワールドで広く認知されましたが、ちょい役でも非常に印象深くて素晴らしい俳優です。また、ルネ・マティス(ジャンカルロ・ジャンニーニ)はあまりにも勿体無い退場でした。彼はクレイグの相棒としてシリーズ中は残しておくべきでした。  前作が良かっただけに落差にガッカリした作品です。頑張ってオマケしてもこの点数でしょうか。でも実は何気に終盤のホテルはよく覚えていましたし、序盤の中吊りからのキメ撃ちは最高にカッコ良かったです。 ※余談ですがクレイグ版のボンドになって女絡みのネタがキモイです。商売女に惚れる素人男のような、しかも真面目で世間知らずの若い子ばかりを口説いてて、ボンドのほうも内気でマジ惚れとかしちゃってて色んな意味で怖いです。なぜ遊び人陽キャ設定を捨てちゃったのか少々疑問です。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-10-09 15:50:02)
27.  007/ゴールデンアイ 《ネタバレ》 
本作がピアース・ブロスナン版では最も素晴らしいと思っていましたが、見返してみるとそうでもなかったです。本作は何となく007である必要性が薄い作品に仕上がっています。ただ、ブロスナン版第一号ということで、過去作を色濃く踏襲してある点はやはり素晴らしい。特にBondのテーマソング(オーケストラ)が掛かって町をめちゃくちゃにするシーンは最高でした。(戦車のシーン)  余談ですがオナトップ(ファムケ・ヤンセン)のぶっ飛び具合は素晴らしい反面、男の立場からするとあの感じで迫られるといくら綺麗でも萎えるなとww 奥ゆかしさとか秘めたエロとかそういったものは一切なく、ただただアニマルのごとくむさぼるだけという激しい描写はかなり笑えました。というか怖いよ・・ 更にさらに余談ですが、006アレック(ショーン・ビーン)がナターリア・シミョノヴァ(イザベラ・スコルプコ)のほっぺをべろりんちょして、ガチでキモがられるシーンがありますが、アレも普通の男だとかなりへこみますよね。。  ネタバレになりますが本作の敵は006ということで見ごたえがあります。手の内を知っていることで面白い効果がたくさん生まれています。ただ、逆にいうと同僚として手の内を知っているだけに、リアルなことをいうと即刻頭を打ち抜くのが正解ですが、映画なのでそうならない点はご愛敬といったところでしょうか。  最近大量のボンド映画がTVで放送されていて、久しぶりに見返してみた結論としては、個人的には毛嫌いしていたダニエル版ボンドの一作目「カジノ・ロワイヤル(2006)」がNo1、プロスナン版「ワールド・イズ・ノット・イナフ」がNo2、No3は本作にするか「ショーンコネリー 007は二度死ぬ」にするか決めかねているという結論に達しました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-10-05 15:36:53)
28.  鳥(1963)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  随所に見覚えのあるシーンが散見されるので、おそらく子供時代に何度かTVで見たことがあるハズですがほとんど忘却の彼方でした。本作に関しては全体的に散漫で繋がりが悪いと感じました。個別での指摘は省きますが全てのサイドストーリーが取って付けたようで違和感を感じます。 ラブバードと掛けてあるであろう恋物語と本作のメインディッシュ(鳥の騒動)もあざとい感じだし、鳥オタクの講釈や食堂での神経質な親子、気の小さい義理の母や元恋人などのパートも全体的に合っても無くてもよい状態で、スマートにはつながっていないという風に感じました。主人公のメラニー(ティッピー・ヘドレン)が部落の人に責められる描写もイマイチ浮いていて尻切れトンボ気味。ただ、ラストの鳥だらけの描写は素晴らしい。餌を撒いている様子も見られなかったのでどうやって撮影したのか。。  結局何が言いたかったのかもよく判りませんでした。世間的な知名度のわりにはイマイチ私には合いませんでした。ヒッチコック大先生に敬意を表して少し甘めの点数。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-10-05 13:34:56)
29.  ロープ
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から。  「ロープ」ヒッチコック作品では珍しい倒叙式、なおかつ舞台劇(シーンは室内のみ)という、会話が中心のお芝居型の作品です。殺しの動機とその後の行動心理がかなり強引なので違和感を覚える方も多いようですが、この強引な部分さえスルーできれば会話劇としてはかなり完成度が高い形で成立していると思います。ヒッチコック本人は駄作だと思っているようですが、とにかくこの密室シチュエーションが抜群によく出来ていて面白いのです。  ネタバレになるので詳細は省きますが、ミセス・ウィルソンさん(イディス・エヴァンソン)が手際よく後片付けしているシーンのハラハラドキドキ具合ったら!! 見つかりそうになるこのハラハラドキドキ感が夕食を食べながら小さなTVで見るには丁度良い塩梅、いえ最高の塩梅なのです。人物表現もバランスが良く誰一人として無駄な人物が出ていません。各自の会話も無理がなく、見つかりそうになると最高にワクワクしちゃいます(笑)  ルーパート教授(ジェームズ・スチュワート)の推理をセリフで見せ切る流れも素晴らしいし、演奏家=ピアノで心情を表現できていて音楽も申し分ありません。ロープの使われ方も最高。ラストが少し説教臭いですが、今の時代の価値観で考えてはいけません。60-70年前の作品なので当時の時代背景を考えるとまああんなもんでしょう。ほぼ文句なしの素晴らしい作品でした!
[インターネット(吹替)] 9点(2023-10-05 13:25:04)
30.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
序盤から妙に面白い。この映画が色褪せないのはやはり「他人の生活をのぞき見る」ことの普遍性でしょうか。またミザリーを書いたキングが参考にしたかどうかは知りませんが、主人公がギプスで歩けないというシチュエーションは秀逸、否応なしに観客の期待値も上がるというもの。  主人公ジェフリーズ(ジェームズ・スチュワート)のグズっぷりがなぜか心地よく、個人的には「素晴らしき哉、人生!」よりも、「ロープ」よりもずっとらしくて好印象でした。対するリザ(グレース・ケリー)がちょっと浮いています。もちろん最高に美しいのですが、なぜ銀幕のスター、もしくはスーパーモデルの彼女がこんな裏ぶれた中年カメラマンに惚れているのか説明はありません。おそらくこのシチュエーションコメディ&サスペンスに理由などは野暮なのでしょう、ただの登場人物なのでしょうから。  表通りがほんの少しだけ見えているのは最高に素晴らしいです。ストーリー上も表通りが効果的に使われていますが、この”ほんの少しだけ見せる”塩梅が絶妙で、ほとんどのセリフを排し、管理人、ダンサー、ピアニスト、犬を飼っている夫婦、ミスロンリー、そしてメインの殺人窓をほんの少しのシーンだけで判りやすく表現しています。とにかく窓や音楽、夕日の赤などの使われ方が絶妙に上手くて飽きさせません。(皆さまご存知と思いますが、売れない作曲家宅の時計のネジを回すヒッチコックの顔も注目ポイントの一つ) ステラ(セルマ・リッター)のセリフも観客の気持ちを代弁していて最高です。皆さん同様、当時20代半ばグレースケリー様(カラー)のちゅっちゅウフフなシーンも拝めて最高。映画って脚本とアイデア、そしてワンポイントの輝き(グレースのことね)でここまで面白くなるんだという教科書のような作品でした。  終盤の女だけの冒険シーンで気分は最高潮に達し、そのまま対決→解決の怒涛の流れが素晴らしすぎます。真相をグダグダ説明しないスマートなラストシーンは現代でも十分通用するベストな編集です。結末を観客に委ねたおかげで後世まで語り継がれる名作になったと思います。ジェフリーズの部屋にやってきた男、両足のギブス、嬉しそうに看病するリザ、察するにはこれで十分です。とにかく文句なし喜劇作品の名作だと思います!
[地上波(字幕)] 9点(2023-10-05 10:26:00)(良:1票)
31.  ゲーム(1997)
面白いのですが無理無理映画の代表でもあります。そもそも、車が海に落ちるのだって何回もリハーサルしてから臨んでも心配になるものですが、事情を知らない主人公がいきなりぶっつけ本番とかありえません。殺人かよと・・  アイデア一発勝負、アイデア勝ちの映画なのは間違いありませんが、裏を返せばアイデア以外に売りが無かったといわざるを得ません。キャスティングからは結構重厚で意味深な雰囲気は漂っているのですが、実際大した意味はありません。ただし、映画のタイトルのつけ方は100点満点です。この点は本当に素晴らしい。 粗を全て黙認するという前提で6点、粗を全て指摘するなら3点でしょうか。粗が多すぎて指摘しきれませんが、映画としては結構面白かったので、映画好きには広くお勧めできる作品ではあります。未見の方は絶対に何も考えずに一生懸命映画に熱中すべき。そうすればハッピーになれます。
[ビデオ(字幕)] 6点(2023-10-03 15:49:38)(良:1票)
32.  フェイク 《ネタバレ》 
アル・パチーノとジョニー・デップがウマくハマっています。特にジョニデのかっこよさ、役へのハマりっぷりは素晴らしい。反面、パチーノの小物感は結構見もので、普通、パチーノがしゃべると大物に見えてしまうものですが、不思議なことにこの映画では小物に見えてしまいます。何とも憎めない下っ端のヤクザを上手く演じています。ゴッドファーザーでもチンピラでも演技できるなんて、ホント、、真の役者です彼は。  ストーリーのほうは実話を元にしていますので唐突なラストを迎えます。しかしそれがかえってリアリティを生む結果になったようにも感じます。脇も大物役者が固めていて内容的にはかなり複雑なハズですがとても安心して見ていられます。一見蛇足のように思えるマイアミでの船のシーンやクラブハウスを買う話なども雰囲気が良くこの映画に深みを与えています。とにかく、アル・パチーノやジョニー・デップ、その他全ての役者さんの表情から仕草まで緻密に計算されているようで、全てがもの凄く細かくて丁寧な印象です。こういうところは実話をもとに作られているだけに、制作サイドもかなりこだわって作ったのではないかと想像します。(まあ実際にはかなり脚色があって事実と異なる部分のほうが多いらしいです)  あと、複数の方が指摘していますがラストのセリフ「if it was gonna be anyone, I'm glad it was him.」を「お前だから許せる」はチョット意訳しすぎだったような気がします。確かに日本語的にはかっこいいセリフになっていますが、「お前だから許せる」ではちょっと意味が違ってきています。「お前が誰だったとしても・・ お前で良かった(お前と知り合えて良かった)」という、非常に難しいニュアンスが含まれた生前ラストのセリフですので、この辺りはもう少しこだわって字幕を付けて欲しかったです。(吹き替えのほうがまだマシで、「どうせこうなるなら、お前で良かった」と言っています)。ついでに書くと、タイトルも「フェイク」では内容が違ってきます。騙しは捜査の方法であって、あくまで彼らの中ではお互いにかけがえのない真の友情を築いた訳です。ここはやはり素直に「ドニーブラスコ」とすべきだったと思います。(でも面白いもので、明らかに主役はドニー(偽名の男)ではなくアル・パチーノ扮するレフティになってしまっているのが非常に感慨深い。偽名を使った誰だかよく判らないこの若者に夢を見た、うだつの上がらない中年男が主役の映画なのです)  日本ではイマイチでしたがこれほど完成度の高い映画にはそう滅多にお目にはかかれません。日本人の感受性の問題ですが、日本でももう少しヒットすべき映画だったと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-10-03 15:33:11)(良:1票)
33.  ドリームハウス
パッケージの雰囲気から子供向け映画かな?と勝手に想像していて鑑賞が遅くなりました。改めてパッケージ裏をよく確認してみると出演陣がやたら大物揃いなのに驚きます。本作は家族ドラマの仮面をかぶったサスペンスで、予想していたよりずっと素晴らしい映画でした。(後に夫婦役の二人が実際に結婚したことを考えると、コテコテのラブストーリーともいえます)  今や当前の凝った脚本で、オチが二段落としになっています。ネタバレするので色々書けませんが、やはり小さい子供の親御さんでしたらかなり感情移入できると思います。(独身の方でも綺麗な奥さん(レイチェル・ワイズ)とかわいい子供たち(本当の姉妹)のおかげで十分に感情移入できます)  幽霊モノかと思えば犯罪の匂いがするし、犯罪モノかと思えば違うかもしれないというストーリーの曖昧さが秀逸で、ご近所の主婦アン・パターソン(ナオミ・ワッツ)が出てきてますます話がミスリードさせられます。結果的には二段目のネタがちと陳腐でしたが、全体的には怖さの中にラブリーな雰囲気がプンプンしていてなかなか素敵な香りがする良作でした。 考えようによっては誰の身にも起こりうる非常に恐ろしい事件ともいえます。男としてウィル・エイテンテン(ダニエル・クレイグ)のように行動できるのか?と妙に考え込んでしまいました。とにかく絶対にネタバレせずに見ていただきたい映画です。久々のヒット!
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-10-03 15:11:34)(良:2票)
34.  ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 
よくぞ完結編を撮ってくれました!シリーズの中で最も評価が低い今作品ですが、私は本作が最も好きです。特にオペラとシンクロさせてアレが撃たれるシーンは素晴らしいとしかいいようがなく、その時のマイケル(アル・パチーノ)の無音の嘆きは映画史に残る屈指の名シーンだと思います。(あくまで三部作を通して見たうえでという前提ですが)  世の中に蔓延るホンモノの悪人というのは表向きは一流の地位を得ていて、何食わぬ顔で堂々と活動しているものです。今作では天下のゴッドファーザーもその地位を欲し、また彼ほどの男でさえも金のうねりに飲み込まれてしまいます。蛇のように気味悪く唸る金の動きが心底恐ろしく、真面目の伝道師のような人たちですら金の為なら何でもしてしまう上の世界(裏の世界)がねちっこく描かれています。円熟期の二代目のセリフ「上に登るほど汚かった」という言葉が非常に意味深くて空恐ろしいです。  ちなみにソフィアコッポラ(メアリー)が不評ですが、あれが超絶美人だったとしてもちょっと違うような気がします。キャスティングって難しいものですが、今回これはこれで正解だったように思います。むしろ最悪なのはアンディ・ガルシア(ビンセント)のほう。彼にはおじいちゃん(ヴィト―=マーロン・ブランド)のカリスマ性とパパ(長男ソニー=ジェームズ・カーン)の無鉄砲さを兼ね備えて欲しかったところですが、それには遠く及ばない小粒風情のまま三代目を継いでしまいます(一応描こうとした努力の痕は見られますが)。また、ビンセントがドンを裏切ったという体で相手側に寝返るシーンも不要だったと思います。パート1のルカの顛末を思うと、ちょっとご都合主義で安易な展開だったと言わざるを得ません。結果、総合的に考えるとやはり彼こそがラジー賞にふさわしいのではないかと感じてしまいました。 トム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)が出ていないのも本当に残念でした。イタリアンマフィアといえばコンシリオーリ(相談役)は非常に重要な地位で、老いたマイケルと老いたトムが話し合って三代目を決めるという幻の展開も見てみたかったところです。(二人でソニーの息子に決めるなんて胸アツ展開すぎ)  ゴッドファーザーシリーズは大人になってから観ると評価が高まると思いますので、若人に無理に勧めてはいけません。折を見て人生の節目に何度か観たい大人向け作品、ブラボーでした!
[ビデオ(字幕)] 10点(2023-10-03 15:10:39)(良:3票)
35.  見知らぬ乗客
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  「見知らぬ乗客」私にとってはもう満点以外の点数がありませんでした。私の中ではヒッチ映画の代名詞的な作品になってしまったと思います。極めてシンプルな構図ながらその仕掛けは非常に巧妙で、現代でも十分に通用する映画だと思われます。  誰しも旅の途中で知らない人に話しかけられた経験があるはず。たまたま仲良くなった相手から交換殺人を持ちかけられ、冗談だと思っていたら相手は犯行を実行してしまうというとても恐ろしい映画です。「さあ、次は君の番だよ!恩恵を受けたんだからきちんと返せよ」と殺人を迫られる恐怖はすさまじいもので、脅しの理由付けも”共犯関係””動機””嘘の自供”と、無理がありません。  本作でもヒッチコック・タッチが存分に発揮されていて、メガネに犯行が映っていたり、階段の上にたたずむ男だったり、テニスの観客で一人だけ首が動かない、テニスの試合とライターを拾う流れをシンクロさせたりと、ハラハラドキドキの連続です。ラストに賛否があるようですが、これでいいと思います。いや、これじゃないといけないと思います。  本作のカメオ出演も比較的優しくて誰でもすぐに見つかると思います。文句なし10点作品!
[インターネット(字幕)] 10点(2023-10-03 12:38:13)
36.  サイコ(1960)
名作を知らずに死ぬのは勿体無いということで、ヒッチコックを見ることにしました。手始めに有名だけど見ていなかった作品から始めます。  「サイコ」非常に素晴らしかった。世の中が高く評価しているにはそれなりの理由があります。既視感があるのはそれだけサイコを参考にした映画が多いという証明でしょう。惜しいのは前半40分ほどがちょっと退屈するという点ですが、ここに有名なあのシーンと音楽があります。主人公だと思っていた人があんなことになってからは加速度的にどんどん面白くなっていきます。特にノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)の上手さでこの映画は成り立っているといっても過言ではなさそうです。ストーリー的にも絵的にもノーマン・ベイツの気味悪さは素晴らしかったです。  やはり映画は正しい方法で技巧的であるべきだと痛感させられます。ヒッチ映画は複雑なのに非常に分かりやすい。判りやすいのに特徴的なカット割りが多くあります。カメラワークも良く考えられていてとにかく見やすい。この「とにかく見やすい」は今の監督さんにも見習って頂きたいです。 ネタバレするので多くは書きませんが、ナレーション=女性の頭の中で一人で会話させるという技法は本当に素晴らしかったです。意味ありげな警官、ラストカットを入れたセンスも素晴らしい。この作品一本だけでも一度見たら忘れないような素晴らしいカットや技法が沢山あります。本当に凄いことです。まさに名作、死ぬまでに一度は見ろの典型作品です。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-10-03 12:32:35)
37.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
ダニエル・クレイグ版の第一弾。白黒のオープニングは最高でしたがOP曲は微妙。個人的にはガンバレルから曲のトーンまではいつものものを踏襲していただきたかったところ。Wikiによるとアメリカでも本作OP曲はあまり人気が無かった様子でサントラ版にも収録されていないとのこと。  序盤からアクション満載で全速力ですが今までのボンドよりリアル路線でかなり真面目な流れ。新生ボンドは今までとは違う!というのを強調したかったのかもしれませんが、観客が見てるのはボンド映画だという矛盾。(派手なアクション映画は他にも沢山ありますし) ただ、ミサイルが出ないリアルなアストンマーティンは最高にクール(でも派手に横転しちゃって即刻退場)。ボンドガールのエヴァ・グリーンも大健闘していますが、当時26歳にしてはちょっと老け顔(でも後半はなかなか可愛いらしい一面も)。新しいカクテルを注文してみたり、やっぱりマティーニを注文してみたり(でもシェークはどっちでもイイなんて適当具合)、Qやマネーペニーが出てこないなど不満点も少なくないですが歴代の小ネタも多く出てきます。あと途中途中で挟まれる場面転換のシーンが歴代ボンドのシーンを踏襲したような雰囲気が多く、この点もよく考えて入れてあるんだろうなと感じました。  全体的な流れは結構良いものの、脚本はちょっと複雑で尻切れトンボ気味。私だけじゃないと思いますが、現シーンの結末が理解できていないまま場面転換、観客置いてけぼり状態のままで次のシーンに進んでしまう強引な流れが多かったように感じました。登場人物も多めなので誰が誰を裏切ったのかいまいちピンとこない部分もありますが、最後に全体的な流れを見たらまあ辻褄が合う状態にはなっています。  ラストカットでようやく出る定番のセリフ「Bond、James Bond.」は最高にカッコよく、歴代最高のシーンの一つに挙げられると思われます。個人的にはクレイグ版ボンドで唯一好きな回です。
[地上波(字幕)] 7点(2023-10-02 10:29:53)
38.  コーダ あいのうた
TV放送で見ました。今に始まったことではありませんが、こういう作品がアカデミー賞を三つも受賞してしまうあたり、アカデミー賞の安易さというか、忖度、世間体、闇を感じますね。 物語は極めてありきたりで簡素。予定調和的だし話もシンプルすぎてあまりにも子供向けな作りです。もちろんシンプルなのが悪い訳ではありませんが、もう少し主人公の深い葛藤や特異性を描いてほしかったです。これではまるで某24時間系番組の偽善ドラマか再現ドラマ程度にしかなっていません。話自体(内容)は絵に描いたように素敵だっただけに非常に勿体無いと感じました。  助演男優賞受賞のお父さん(トロイ・コッツァー)は確かに惹きつけられる演技でした。他に目立った出演作も少なく、調べてみるとご本人さんは本当のろうあ者だそうで。演技じゃなくて本物だったわけね。ルビー役のエミリアも本物の歌手・俳優だそうで、確かに歌は惹きつけられるものがありましたが演技のほうは、、まあ普通に上手い程度でした。兄や恋人候補の演技もとても良かったと感じましたが ”その他 略” 的な扱いになってしまっていて残念でした。結局、詰め込み過ぎの弊害が出ちゃってますよねこれ。  こき下ろすだけじゃなくて良かった点も書いておきます。娘の発表会に耳の聞こえない家族がきちんと出席した点は素晴らしい。またその際の彼ら耳の聞こえない家族の視点からコンサートが表現されていた点も素晴らしかったです。耳が聞こえない事の異常性にハッとさせられますし、これの伏線回収として試験の時の手話付きの歌は非常に感動的でした。(先生がわざと間違えるのも胸アツでしたが、濃いキャラでラストに出てきたわりには印象が弱くて非常に残念な先生でした)  結果的に演者はとても良い演技をしているのに一体何がイマイチポイントだったのか?やはり脚本と演出の安易さでしょうか。デュエット=恋人役の彼も完全にモブキャラ化してた割に水泳のシーンは妙に長いし、反面、先にも書きましたが兄とその彼女の関係はもう少し見たかったのに完全スルーでした。まあ確かに主人公の少女に焦点が当たるべきなので兄の件などは仕方ないと思いますが、それでもイマイチ焦点が定まらなかったように感じました。まあでもこれ脚色賞を取っているんですよねぇ・・ うーん、やっぱ、、アカデミー賞の謎ですよねぇ。
[地上波(吹替)] 4点(2023-09-30 10:05:21)(良:1票)
39.  ドラゴン・キングダム 《ネタバレ》 
期待していなかったせいかかなり面白かったです。手あたり次第TV録画してると、、たまに当たりが出るので止められませんね。。  オープニングのワイヤーアクションを見てゲンナリしましたが孫悟空が誰なのか気になって見続けることにしました。現代から始まる点が昔どこかで見たような気楽な流れで入り易かったです。時空を超えた後はいきなりすぎてチョット訳ワカメですが、カンフー系お決まりの流れになっていて、否応なしに定番の流れに引き込まれます。ストーリーも十分面白いですが、皆さんが書いてらっしゃるように見るべきはジャッキー・チェン×ジェット・リーの安売り合戦が最高の見ものです。80年代の香港映画を知っている人にとっては狂喜乱舞、本作こそマトリックスのバレットタイムを導入すべきでした。  ストーリー的にはお決まりの流れで少々安直すぎる感じはありますが、グリーンディスティニィのように複雑にせず安直に仕上げて正解だったと思います。むしろ香港映画といえばこの流れがお家芸なので見ていて心地よいくらいの安心感がありました。JJコンビがダブルキャストを務めている点も素晴らしく、ラストもとても綺麗に収まっています。  見ていて心地よい、娯楽映画のお手本のような作品でした。巷にあふれる見たら忘れる系の駄作とは一線を画した、愛すべきB級作、偉大なるB級作品として私の心に長くとどまる作品です!JJコンビに敬意を表して8点。(というか、JJコンビの偉大さを知っているハズのレビュアーの皆さんの評価が少し厳し過ぎませんかね?)
[ビデオ(吹替)] 8点(2023-09-28 13:29:24)
40.  ドクター・ドリトル(2020) 《ネタバレ》 
正直に告白すると、私はロバート・ダウニーJrが嫌いです。売れる前から嫌いでしたが今見てもやっぱり嫌いです。原作の説明をする必要がないくらい有名な元ネタですが、本作は動物と話せること以外は原作に忠実じゃなかったりします。動物、恋、姫、新しい仲間、航海、侵入、戦い、和解、謎解き・・ およそディズニーの全てが詰まっていますがまさかのユニバーサルが作っています。  有名な原作本由来で、全ての要素が詰まった映画を100分にまとめてあるのは大したものですが、裏を返せば全てが予定調和的でお手軽過ぎました。まあ100分で終わらせるのですから致し方ないにせよ、もう少し文学的で重厚な雰囲気か、もしくはパイレーツ並のとんがった演出を期待していましたが、そのどちらもありませんでした。  あれほど家を出るのを嫌がっていたドリトルが宮殿に着いたとたんにノリノリで冒険に行こうといい出すのは違和感でしたが、こき下ろすほどつまらなかった訳でもなくて意外と楽しめます。動物たちのやり取りがほのぼのしていて、おかげで何とか見ていられました。 スティーヴン・ギャガン監督は「トラフィック」「シリアナ」「英雄の条件」などシリアスな脚本を書いた実績があって、土台はシッカリしているはずですがコメディとしては大して面白くもなく、何となく王道の流れで退屈させられます。出演陣が無駄に豪華だったのも非常にもったいなかったです。もう少しやりようがあったかもしれません。  何となく面白いけど何となく物足りなくて、何となく楽しいけど何となく退屈な作品でした。甘めの6点
[地上波(吹替)] 6点(2023-09-23 13:56:27)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS