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映画の奴隷さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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61.  バービー(2023)
  今日は、初日なので観てきた。  ――バービー(2023年)吹き替え版  前情報は殆どない感じだったので…ある意味ベスト・コンディション。 だが、悲しい事に客があまり居らず、1/3程度しか入っていない…若干劇場ごとに誤差があるのかな? そして親子づれが居たんだが、小学4~5年生くらいの女の子が「大人ばっかりだね~」と、席に座ろうとする俺を見ながら言い放ってて、少し恥ずかしい気持ちになった次第。 オトナを虐めんな。笑  そして、例によってネタバレ厳禁。 まず、俺は「マテル社」のバービー人形は全然詳しくない。 それを念頭に置いて貰ってになるんだが…いや、確かにこの映画って攻めてると思う。 作り手の気持ちっつーか、テーマも含めて。  ただ、このテーマってのが若干”難解”だろうと思う。 難しいって意味じゃなく…いわゆる”テーマを心の何処に置くのか?が難解”だ。 人によっては、ザックザクとハートにぶっ刺さるだろうし、そうじゃない人間にとっては「はぁ?」って感じの肩透かしになるだろう。 何でもアメリカでは、かなぁぁぁぁぁり受けた内容らしいが日本ではどうだろうか? んぅ~…俺は色々と考え過ぎて、観ながらも思考がグラングランに揺れ捲った。  価値観って言うか…うぅぅ~~~ん。  過去と未来の価値観、男と女の価値観…もうフェミニズムの交差が壮絶でTwitterでの論争を観てる気分になって来る。 更にはジェンダー系の問題も(勝手に)俺の脳裏に出てきたりして、もう何か「触れたくない映画なんかな…コレ。」とか意気消沈もしてしまった。 正直、俺自身がこの辺の情報を、まだ自分に固定化が出来てないっつーか… フェミニズムの問題も、ジェンダーについても「これをされたら嫌だな…」くらいしか考えてないので、余計に考えがグラングランになってしまう。 そして、ここで答えは書けないけど「それぞれの希望する世界観」についても、どれが自分に合うだろう?なんて考えるから余計に脳が揺れる。  ――女性の自立か? ――男性が主軸となる世界か? ――更には新しい道か?  その距離感のベストなんかも考えたが…色々と迷う。 だって人其々の好みだし、その理想系って自分で決めるのは非常に困難だ…ある意味で教育の指導と似てるなーなんて思いつつ…人は、男・女のどっちであれ、所詮は「自分の事しか分からない事もある」だろうから。 いや、過去の仕事なんかも想い出して来たぞ……嫌な思い出もあるから忘れてたけど。  ただ――アレだ。  揺れなかったのは「マーゴット・ロビー」のキュートさ…だけ。 特にTwitterで騒がれていたキノコ雲の事は(本作の中では)描かれて無かったしね。 あ、バービーのボーイフレンドの「ケン」ってブレードランナー 2049のライアン・ゴズリングなんだね…うん、いい演技してたわ。  ともあれ、子供向けのコーティングをしてるが、バリバリのオトナ用の映画だった。 近くに居た子供が余りにも退屈なのか、ペットボトルを指で押さえてパッコンッパッコンッ!って音を立てて時間を凌いでたし(怒れ親よ!w) でも、まぁ…俺は観ながら、アレコレ考え過ぎて、今までに無いくらいの「自己喪失に陥りそう」だった(←若干大袈裟)  最終結果っつーか、俺的な評価は敢えて言わんでおく。 時期っつーか、何年か経った後なら、俺はこの映画に対する評価もかなり違ってくるだろうし…そこは俺個人として楽しみにしておこう。 けど、何も考えてない映画じゃないし「好き・嫌い」の好みは置いても…内容は詰まってる映画だったのは事実だ。  ただ、価値観ってものは…この世界にゴマンとある。  俺は人の価値観を聴き過ぎて「自分を変化させ過ぎた」と思ってるんで、アレだ。 これからは自分の在り方を…もぉぉぉ~~っと中心に置きたいと思う。 最終的に合わせる覚悟があれば別だが…結局は、合わせる事だけで終わるのは…悲惨な事になり兼ねんからね。  まずは己の確立…そこからだな。  人と合わせるのが必要な世界。 けど、そこも加味しつつ…まずは「自分の考え」だ。  己の確立…うん。  我儘に見えても、己の確立。 もう「俺は完成してるぜ!」と思っていても…常に。  世界の中で自分を確立させて征こう。  それでいいんだ。   .
[映画館(吹替)] 7点(2023-08-11 23:59:17)
62.  クリード 過去の逆襲 《ネタバレ》 
  いやー、やっぱ熱い!そして魂が燃えた! 更に完全にロッキーの作品から(いい意味で)離れる事が出来たんじゃないかな、と思う。 いや、スタローンが出てないからって、意味じゃなくてね? けど、そのお陰も有ってか…今後、全くロッキーシリーズを(作品の魂以外で)気にしなくて良い感じになったと思う。 でも、やっぱりロッキーシリーズも好きなのもあって、「ロッキーとクリード」を別角度で色々と対比してしまうね。  ロッキーと同じく成功したクリードの家族愛…その家族構成、そして愛情劇も描けている。 なんて言うか…お婆ちゃんも含めて、ロッキー家族とは全く違う彼らなりの家族愛が上手く描けていて良かったな…。  そして……戦うのは「“ダイヤモンド” デイミアン・アンダーソン」という男。 観る前には「どんなもんだろう?」と思ってたが…今度の敵の描き方は異常に怖かった。 復讐を想いながら、ずぅぅぅぅっと刑務所に居たんだから、ある意味「今までのロッキーなどと比べて想いの年季が違う」と思う。 いや、でも予告編で予測出来てたっつーか、観えてたのもあって事前に心の準備が出来ていたけど…そうじゃなかったら相当にショッキングだったかも知れない敵と、その心情。  その敵、デイム(ディミアン)の闘い方がストリート仕込みで、心底ビックリした! いや、俺が喧嘩する場合でもこの手の奴が一番怖い!ロッキー4のイワン・ドラゴと同等レベルで怖い! 戦法が全部「ストリート仕込み」っつーか「相手を滅ぼすレベル」で反則を辞さない戦い方だったし、驚愕するのはちゃんと体系化できてる箇所。  今回の戦いで、今までに近い感じを他メディアで探すと……コミックだけど「修羅の門」のボクシング編を想い出す。 いやー、信念を持って、塀の中で己を鍛えて敵を打倒してきた男の恐ろしさが存分に際立ってたね。  そして、映像技術も含め、戦闘シーンは今までで一番上手く感じた。 頑張って欲しいのは、主人公クリードを演じたアドニス・クリード:マイケル・B・ジョーダンだ。 これからも頑張って欲しいな、と思う。  そして特別書きたいのは…アレだ。 ロッキーとクリードを比較すると「嫁の(対応の)違い」が面白い対比だろう。 気弱であっても…何かを守り続けようとロッキーを愛したエイドリアン。 そして、自ら傷付いても…ビアンカは同じ表現者としてクリードの戦いを信じた。  あ、どっちが正しいって意味じゃなくね?…共に、闘う男に相応しい妻だったなーって意味で。  .
[映画館(字幕)] 7点(2023-06-06 04:33:39)
63.  AIR/エア
  もう終る寸前だったんだけど先週は1本の映画に行たんだ  ――AIR/エア(2023年)  昔の勤務とか、会社の会議を想い出したんだよなぁ…目の前に当時の光景も広がったくらい。 回想したのは…プロジェクトを立ち上げるための企画者だった時期…営業を勉強しつつ…そこからプロジェクトがスタートした時代があった。 それをメチャクチャ想い出した映画だったよ…鮮明に!…マジで。  この映画は…簡単に言うと「信じた企画を通す」映画だった。 そんな営業の作品って、映画では2016年の「ファウンダー/ハンバーガー帝国のヒミツ」とか、1988年の「タッカー」も含めて結構あるんだよね…。 けど、好きな題材になっただけで、随分と臨場感が違うなーと感じたねぇ…この題材…ナイキのシューズっては燃える。 これでプラモとかトイ系、つかバンダイのプロジェクトで、何かの大きな計画(ガンダムプラモの設立と歴史とか?)を映画にしたら、マジで燃えるんだろうなー…きっと俺らは。  しかし、マット・デイモンって体格が変ったねぇ~…ちょいビックリのサラリーマンの太った体形。 役者はそこまで詳しくないけど、上長であり理解者の男も、そして(当時は前例が無かった事もあり)ジョーダンの親族から「ロイヤリティ(売り上げのパーセンテージ)を求めらてた事で、もう企画が無理になった…と、落ち込む主人公に「構わん!行け!」と言葉を投げた経営者も最高だった!  俺は、仕事ってのは「波動」だと思ってる。 途轍もない熱量、途轍もない行動力!そこから滲み出てくる「個人の波動」が周囲を席捲して広がり、更に大きな流れになってくる…そうなって来るともう止められない。 いやー、想い出したなぁ、色々と。 当時は「この人は、くだらないなー(←超失敬!)」と思ってたけど…思えば、あの時に「あの人たち」は力を貸してくれてたんだなーって…もう、この辺のやり取りを観てるだけで、「仕事への想いと理想」を感じ取れて、すっごく共感できたってのがポイントだった。 あ、あと…クリス・タッカーも凄く役柄が似合っていたと思う。 やっぱり、住んでいた「地方の繋がり」も大事だけど、やっぱり「人種が一緒」ってのも相手の気持ちを楽にするのかも知れないな、なんて……なので、俺的には、ジャッキー・チェンとの「ラッシュアワー」よりも好きだったね。       *  思い出すのは――20年以上前、アメリカ旅行だ。  1984年のビバリーヒルズ・コップ や、1990年のプリティ・ウーマンで憧れた街…素晴らしき「ビバリーヒルズ」だった。 脳裏でビバリーヒルズ・コップのBGMやら、プリティウーマンの曲やらが、ずぅぅぅぅぅぅぅっとエンドレスで流れてたね…アほか、俺。  んで、優雅になった(勘違いとも言う)つもりで入ったナイキショップで(イキって)買ったスニーカーを想い出すんだが、日本に戻ってからも履く事は無かった…そう、ただコレクション魂を擽られ…「野茂マックス」から「エアマックス(96~97)」に範囲を広げつつも収集した。 まぁ、リーボックの「ポンプ・フューリー」なんかも、イエロータイプやトリコロールは勿論、香港モデルとか集めたけど…やっぱり行きついたメーカーははナイキに戻ってエアジョーダンのシリーズだった。 中でも「AJⅦ」のオリンピックモデルがカッコ良過ぎて(当時は価格が)30万円とか…馬鹿な金額だったけど、それ以上にファン達の方が馬鹿(俺、含む)だった時代ってのもあり、止せばいいのに購入した。 しかし、10年以上後に箱を開封して触ったら…本体とソールが分離しやがって、そのまま(まるでテープの巻き戻しのように)箱に戻した俺。 いや、コレって悪夢だろ、マジで…まぁ、靴って…本っ当ぉぉぉぉぉに素材が大事だと教えられた。 まぁ、ソンなコンなで「形ある物、いつかは崩れる」を体現して実感したけど、嬉しいなーと思うのは「エアジョーダンⅠ」が相当に強いモデルだったのも記して置きたい。 当時はエアーの素材を使ってないからかな?とも思ったけど、映画を観た後にはエバー・グリーンな商品を目指してるんだろうな、と理解出来た。  完全なる靴の保管は大事。 けど、もっと大事なモノを「この映画」で気付いた。  それは…過去からの「想い」だったり。  仕事でもそう…そしてモノに繋がるのは想い。 人間との繋がりも想い出せ。 そして、モノと当時の光景も一緒に、さ。  あんな事や、こんな事があった…。 そう考えながらも、自身も「ひとつの流れだった」を理解する。 そして、綴ってゆく…モノと想い、その時に「自分が居た事」も。  そう考えりゃ…人生は悪くない。
[映画館(字幕)] 7点(2023-05-16 08:24:31)
64.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
  今日はマリオの映画に。  ――ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023)  いや、想い出すのは1993年の「スーパーマリオ/魔界帝国の女神」だ。 あの映画のクッパ大王を演じた「デニス・ホッパー」が、痛烈で切なくも悲しさを誘ったけど、今回のマリオを観てる最中も「もう、これからは…どんな造形でも出来る時代になってるだろうし、魔界帝国の女神みたいな映画は難しくなるんだろうな…」なんて考えてしまった…きっと、この予感は当たるだろうと思う。 勿論、俺は懐古主義じゃない(だろう)し、新しいモノでも、とんでもなく素晴らしい作品は沢山あるし、きっと発生してゆく。 けど、若干だが「ファンブル(失敗?)から生まれる美しい物」ってのも存在する訳で…そういうのも全く無くなってしまうのかな、と若干寂しくなってしまった。  さて、そこで本作の感想を…  納得できた”冒険浪漫”だった。 いい意味で”マリオによる、あの兄弟らしいドラマ”と思う……うん。 きっとマリオが好きならば、シーンの各所に想い出が刻まれていると思うので、観た人間ならば文句はないんじゃないかなーと。  ただ、実は……俺はマリオはあまりプレイしていない人間。 勿論、小学生の時からドンキーコングとかマリオ・ブラザーズでは遊んできた…一種「マシーンのツール的に触ってた」感じで。 そして「マサオとコージ」のパクリゲームでも駄菓子屋で遊んだ。 けど(パクリは別として)スーパーマリオで遊ぶ事はあっても「心を割くほどにハマった事は今まで一度もない」人間なんだよね、俺は。 なので、もう映画のシーンを観ながらも「懐かしいなぁ~…」と思うに留まったくらい。  けど、本当に良作とは思うよ?  そして、そこまで映画に嵌り切っていない理由は……俺はファミコンで遊んでが居たが、メインで遊戯したのはPCのゲームばかりだったからだろう。 なので、ファミコンで「ドラゴンクエスト」も、「ファイナルファンタジー」もシリーズ通して、何本かは遊んだけど…ほぼほぼハマった覚えがないってのが俺の状況。 でもでもでも、何本かはクリアはしてるし、どっちも最高レベルで面白いのは(自分なりに)知っているし把握もしてる。  例えるなら「リアル」が凄く好きだったから、「ファミコンよりもPCゲーム」に傾倒し「プラモよりもガレージキット」に嵌ってた…そんな自分だったな、なんて思い出してしまった。  そこまでファミコンで遊んでなかった俺でも「マリオ・ブラザーズ」というコンテンツは「ゲーム」は勿論、「映画」でも頑張って、成長し続けて欲しいタイトルだなぁ…マジで。  出てくるキャラの活かし方…キノピオもドンキーコング、そしてピーチ姫も魅力的だった。 何よりもマリオとルイージの描き方が素晴らしい。 ちょっとアホ兄弟っぷりを発揮しながらも「仲の好い兄弟」が最高だな、と思った。  ともあれ、マリオの未来は、きっと明るい。   そう信じたくなる”冒険浪漫”でした。   .
[映画館(字幕)] 7点(2023-05-03 02:30:25)
65.  キックボクサー ザ・リベンジ 《ネタバレ》 
思う事があったんで「ハイランダー/悪魔の戦士」を観直してた。 やっぱ、あの作品ってばドローンが無かった時代なのに、それに相当する空中カメラの技術とかが凄い。 監督のラッセル・マルケイって不遇の監督だけど、この作品は永遠。 少なくとも…俺にとっては、ね。  んで、だ。 色々と映画の周辺を調べて、更にクリストファー・ランバードはどうしてるのかな?と調べたんだが… かなりビックリなジャンルっつーか、意外な作品に出てる事を知った。  ――キックボクサー/ザ・リベンジ。  ここで、大富豪であり格闘プロモーター…ま、即ち「悪役キャラ」として出てるらしい。 いやいやいやいや!俺と同じ琴線を張ってる奴がいるなら堪らないっしょ、コレ! あのジャン=クロード・ヴァン・ダムとクリストファー・ランバードだって?! 何っつー夢の組み合わせなんだよ! グレートマジンガーとゲッターロボの対決くらい…夢の組み合わせ!(俺比)  けど、よくよく考えたら…初作のキックボクサーを観てから、もう何年経過したのか? うっわ!30年以上前やんか!……いやいやいや!時間の流れがヤッバぃ。  昔、ブルース。リーから始まり…スタローンやショワルツェネッガーに憧れた…筋肉アクション映画大好きだった俺。 いや、チャック・ノリスはそこまで好きじゃなかったけど…うん。 映画好きが祟って、海外映画とかも追いかけてた時期…”機動戦士”ジャン=クロード・ヴァン・ダムを知った。 何よりも、ブルース・リーに憧れてるのが掴めたんで…悪役だったシンデレラボーイも観たけど…やっぱ基本的に「サイボーグ」と「キックボクサー」は双璧だ。 特に、サイボーグでのヴァンダムに関してはドラゴンボールのトランクスのモデルと思ってる。  そして、ブルース・リーライクなボディを見せてくれて、格闘に関しては編集の上手さで唸ったキックボクサー! 贔屓目に観まくってたけど…いや、カンフー映画のファンってのは皆そんな感じ。 取り敢えず、LDを購入し、更にプレゼントディスクに応募して向こうの担当者にも激励の手紙を書いたら仲良くなれたのも想い出す。  さて、と。 ネタバレ厳禁なので映画の評価を数式っぽく書いてみた。 よくよく考えたらストーリーにネタバレなんか無いに等しいけどね。  【キックボクサー/ザ・リベンジの数式】   「キックボクサーシリーズ」      +  「007っぽいアクション」      +  「ベスト・キッド」      +  「燃えよドラゴン」      +  「総合格闘技」      +  「マイク・タイソン」  取り敢えず…うん、こんな感じ。 いや、よくよく考えりゃ印象を並べただけだな…コレ。  まぁ、他にランバードとか色々と書きたかったけど、存在が嬉しい存在ではあっても…映画にパンチを強く与えては居ない。 燃えよドラゴンに関しては、あるシーンに置いて「まんまやんケ!」と思ったけど、それよりは上手に創ってるなぁー…と、一応言っておく。 けど、解決方法まで一緒ですやん!ヴァンダムの入れ知恵?!  そして主人公は、俺の勉強不足で知らない俳優「アラン・ムーシ」って男。 観てると(ヴァンダムっぽいけど)よく動くし、何より良い身体をしてるから、俺的高感度は爆上げになった。 しかし観れば観る程に、2016年の「キックボクサー/リジェネレーション」って前作を観なきゃならんな、と思った…アラン・ムーシもそこから出てんのね…。 せめて、それだけでも観て置かなきゃなのかな…。 それと何より、キックボクサーって5までありやがんの!いや、ヴァンダムが出てるのしか興味が無かったんで全然観てないけど。       *       *  いやー、映画って凄いなぁーって、つくづく思う。 それぞれの映画が河だとすると、それぞれの広さ、流れる水の質、温度…そして流の早さも其々だ。 全く関係なく…河は流れてると思えば、主演俳優やスタッフなんかで繋がり、新しい流れに出逢う。  そして、時間の経過と、好きな映画との関わり方で…気が付いたら全ての流れを受け止める…海辺近くの河口に居ると気付く。  河から、流れて…いつか海に辿り着く。 そして映画の海は…無限に広い。  ああ、映画よ、愛すべき映画たちよ… 今は、ただ…静かに流れよ。  俺は死しても、その海を愛し続ける。  だから映画が好きなんだ。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-03-03 13:15:06)
66.  スリザー 《ネタバレ》 
2本同時に観たんだけど、まずはジェームズのガン監督の方から。 ざっと感想を(嫌な感じの書き方だけど)述べさせてもらうと…   01「ザ・フライ」     +  02「ゾンビ」     +  03「エイリアン」  上記の集合体映画ってイメージだった。 いや、こういう並べ方って、個人的感覚なんか皆バラバラなんだから絶対に良くないんだけどね。  ただ、想ったよりも人間ドラマな部分があり、ビビったのはアレ。 主人公系の人間と脇役系のキャラクターって「顔の造形」から選別して選んでるなーと直感してしまった。 ともかく、脇役系の人間は、顔の特徴があり過ぎなイメージ…簡潔に言うとブサイクばっか。 それと、顔に少し怖いメイクをしてる老人がOPに出てきてて「後から出て来るんかな…」と思ったけど、そうじゃなかった。 いや、何か意味があったのかな?言い知れぬ不穏さは十分に残ったけどさ…。  まぁ、予算でシーンの長さを決めるのも、どこか予定調和だし、コレはこれでいいと思うけど。  しかし、やってくれるなぁー、ジェームズ・ガン。 この時代から「確りと自分の芯を見せてる」ってのは非常に秀逸だろう。 作品に監督独特のパンチが効いていて、全部好きだなぁ…マジで。 癖になる作りだから、嫌いな人も(随分と)居るみたいだけどさ。  それと、俺が結構好きになってる俳優だ出てた。 その名は「マイケル・ルーカー」だけど、彼が大物になる前の作品だから…もう弾ける弾ける。 もう過去から、渋い脇役で責めてるなーってイメージだし、ウォーキング・デッドでも演技が光ってたのを想い出す。 いや「悪人ヅラなのに人の良さも残す佇まい」で演技できるって…凄い役者だなーと思ったり。  この映画でもいい演技を見せてたし、アレだ。 以降は結構、監督から可愛がられてる気がするし作品には出てるのが分かる。 しかし、ラインナップを見ると本当に色んな役を当初からしてたんだね。  ともあれ、見直すと全然悪い奴じゃないんだよな…この作品では。 別に浮気をしてた訳でもないし、隕石落下の寄生生物にヤラレてからの展開なんだし。  ともあれ、純粋に人間が(寄生されたと言えど)欲望に負け、身体が変化してゆくってのは「ザ・フライ」的ではあるし、その考えや思考を「産み落とされた寄生生物」全部が共有してるってのが堪らんね…。  故に「ゾンビ」的な怖さがあった。それも共有意識を持ってるんで余計に具合が悪い。 尚、口から緑のゲロを「エイリアン」的に吐くけど…そこは、もっとしっかりと設定を決めるとか描写した方が良い。 掛かると溶けるってのも、吐く前の人間が耐えられないだろうし…だったら麻酔が掛かるとか、催眠が有効になるとか…色々あるでしょ。  何にせよ、俺的には過去の映画を想い出しながら、それを結合させてる姿勢ってのは嫌いじゃない。  まぁ、監督は「したい事」を全部できる訳じゃなく、制作側の意向とかもあるってのは、ちょっと映画界を知ってりゃ解る事だしね。 そんな中、お疲れさまでした……ガン監督。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-01-03 18:00:43)
67.  ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
いや、初日でIMAXの3Dで観てきました。 完全なネタバレは主義じゃ無いので、アレです。  ブラックパンサーの彼を思う事にする。  ――そして、受け止める。  主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。  彼は…黒人俳優でも一際笑顔が可愛いイメージがあり、頼れる男の表情をも持っていた。 そして、数少ない主役を張れる男だなーと感じていた。  そう…まさに、ヒーローを演じれる男だったんだなー…と実感。  大好きな役者であり、武道家のブルース・リー。 俺が、その存在をしっかりと把握した時には…悲しくも既に他界していた。 言うまでもなく、リーは強いカリスマを持った男。 更には格闘技以外の面でも指導者であったリーに対して…周囲がリーという「主役のいない中」でも、彼をずっと渇望した姿勢を崩さなかった…。  まるで、また復活して欲しいと願うように。  勿論、俺も同じく渇望していた。 何年も、何年も、リーの軌跡を追うように本を読み、写真を観まくり漁った。  そして…神の摂理で、それは(今のところ)難しいと知りつつも理解する。 彼が復活しない中でも、代わりに愛する者の心に、永遠に消える事のないブルース・リーが刻まれるという事を。  それと同じく、強大なコンテンツとなったMARVELヒーロー。  主役のチャドウィック・ボーズマンが存在しない事実。  惜しまれつつ世を去った者を想う…ただ、想う。 出来るならば、その姿を心に刻み続けたいな…なんて、上映後に考えてしまった。  亡くなった者を殺さない方法。 それは、胸に刻む以外…今の俺は出来ない。  消えたのは、彼ではない。 心から消さないように、俺達がしなきゃならない。  切ないな、マジで。  ワカンダ・フォーエバー。 彼と共に…永遠に。  .
[映画館(字幕)] 7点(2022-11-11 17:48:42)
68.  マッドマックス 怒りのデス・ロード
――真似の出来ない奴らがいる。  かのブルース・リー、ウルトラマンでの古谷敏さんの体躯。 そして、メルギブソンが演じるマッドマックスだ。  数え上げたらキリが無いほど他にもいるが…そういう人材ってのが居る。 もう神に愛されたっていうか、そういう人間たち。  今回は、自宅で眠ってるBlu-rayを並べ替えてた。 まだ観てないのが優に200本を超えてると思うんだが……いや、自慢でも何でもなくて、俺はアホの墓標だなーと思う。  そこで、アレだ。 今回はマッドマックスが不意に観たくなり、何を観るかをず――――っと考えてたんだが…そんな時に発見したのは「マッドマックス/怒りのデス・ロード」だ。 前に、映画秘宝で紹介していて「こりゃ観るしかない!」と購入したんだけど…ここ数年ずっと忙しかったんで観るのを先延ばしにしてた。 購入したのは「スチールブック」で彩色版とBlack&Chromeの両方が入ってるヤツだけど……コレって、映画館でやってたのかな?  スチールブックと言えば、アレだ。 同じスチールブックで「マーヴェリック」のBlu-rayがAmazonで受付してたんで注文しようと思ったら…速攻で売り切れてやんの! また、アホウみたいな値段(つか転売価格)になってるし…転売ヤーらの餌食になってる。 はぁ~…どこに行っても、迷惑をかけまくる奴が多いな…昨今。  さて、ずーっと観たかったBlack&Chromeを閲覧したが…やっぱ、よく出来てる。  ただ、俺的にはオーストラリア臭とバイオレンス、そしてスピードが漂ってた過去の「1」と「2(ロード・ウォリアーズ)」の方が好き。 でも、まぁ…3はアリだけど同じカテゴリーに並べられないっつーか…(関わってないけど)スピルバーグ的な臭いが強いからね。  怒りのデス・ロードで主演を務めてるトム・ハーディーも頑張っては居るけど…走る時にガニ股じゃ駄目な気がするのよ、俺的には。 やっぱりメル・ギブソンの走ってるバランスっつーか、格好良さには叶わないなー、とマジで思う。 あと、この映画って…死ぬほど観てる俺から言わせりゃ、「2(ロード・ウォリアーズ)」のリメイクなのは皆が知ってる通りだけど、2のマックスはフュリオサ大隊長役の「シャーリーズ・セロン」だな、マジで。 これは、どう考えても、2と同じ同じアングルで映ってるシーンもあるんで…(多分)ほぼ間違いないと思う。  さて、白黒で観る感想だが一長一短。 俺が白黒で観直して凄いなーと思ったのは、(2007年)に公開した「ミスト」が、まず頭に浮かぶ。 最初はカラーで観たってインパクトのせいかもしれないけど、バケモノとかは白黒の方が色合いまで想像させられて、もの凄い恐怖感があったし、白黒ってのが濃霧(ミスト)感が溢れてたと思う。 けど、今回の怒りのデス・ロード【Black&Chrome】に関しては車やウォーボーイズ(山海塾みたいな白い戦闘員)のタトゥーのディティールの詳細が際立ってたってのは有るが、俺的にはやっぱりカラーの方がいいと思う。 あのウォーボーイズってのは、原色な健常者に対し「色を失ってるモノトーン感」が重要なので、あの異常さはカラーの方が絶対際立ってると思う。 あ、勿論イモータン・ジョーもその部類だけど。 つか、ジョーって…いま(あの)宗教団体の問題が出てるから、彼の発言を聞いてると…宗教的な本尊っつーか教祖の指示とか…それを受ける側の心の持ちよう、何を喜びとするように教え込まれてきたか?なんかがジンワリと感じられて…「ああー、こんな作品でも、宗教の簡単なメカニズムが解ってくるんだなー…」なんて考えてしまい、怖いなーと思った次第。  さて、「マッドマックス/怒りのデス・ロード」だけど…カラーもモノトーンも含めいい映画ではある。 けど、マッドマックスは俺にとってメル・ギブソンしかない。  スタッフが頑張ってる「いい映画」だけど、マッドマックスとしては「(俺にとっては)違う映画」ってのが感想。  うーん…中学の時に観たあのアクション…スタントにも「絶対にアレ死んでたよな?!と皆でワイワイ話してたシーン。 そして、最高にカッコいいマシーン「V8インタセプター」に痺れて… それが「2の冒頭で全面破壊」っつー、監督の思い切りの良さに超ビビった。  あと、アレだ。 ヨッペから前売り券を貰って「サンダードーム」を観に行ったのも思い出す。  マッドマックスと共に奔ってたなぁ…マジで。  ――暴力とスピード。  やっぱり凄い作品なんだよな…。 男に尊敬と畏怖を感じられてこそ、マッドマックス。  その金字塔は揺らぐ事は無い。  俺の永遠の世界だ。   .
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-09-11 14:49:30)
69.  ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
  これは……もう万感の思いで観てしまう。 特に、この2人。 キアヌ・リーヴスとアレックス・ウィンターの関係を知ったら、更にウエルカムな気持ちになるんだわ。 本当に友情で結ばれてるんだなーと痛感する。   思えば、初めて「ビルとテッド」を観たのは20ン年以上前だったなー。 (いい意味)でアホでアホでしょうがない映画だった。 キアヌと言えば「バックマン家の人々」とか「マイ・プライベート・アイダホ」くらいでしか見識がなかったけど…… マトリックスやジョン・ウィックから観出した人は、少しビックリするかも。  ともあれ… 制作してた時代背景や、続けて「大冒険」から観てた人なら、何らかの感動の到来があると思う。  25年前の過去作から比べると、やっぱ老けてる2人。 でも、態度もノリも知能指数もずっとあの頃のまま。 少し生々しいっつーか、痛々しいかなと思ったけど…それは俺の度量の無さだな…と、ラストで想い知った。  人間ってのは、こんなふうに人生を消費したいモンだね。  特に俺みたいな馬鹿タレは…いやマジで。
[映画館(字幕)] 7点(2020-12-22 01:07:37)
70.  シャッター アイランド
  原作は未見で、特に情報を入れずに観ました。 監督はあのマーティン・スコセッシ。 この監督の映画って良作ばかりではあるけど、少し疲れる印象があって敬遠してた。  簡単に言うと面白くはあったけど、色々とツッコミどころが多かった印象。 それも「ストーリーが分からない」ってのじゃなく、観終わった後で「あの演出じゃわかり難いな…」との類で。  結論から言うと面白かったけど、初めて受けたインパクトじゃない。 アラン・パーカー監督の「エンゼル・ハート」が、(俺的には)この手の作品のナンバーワンだったりするので、興味がある人は是非、観て欲しい。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2020-10-31 06:46:23)
71.  フラッシュダンス
  数々のナンバーに合わせて俺の青春も蘇る。  時系列はすっ飛ばすが、フットルースやストリート・オブ・ファイヤー… これらと共に青春のミュージックが想起したのさ。  流れるのはミュージック。 夢を諦めないまま溶接工をしていた彼女。 ジェニファービールス演じるアレックスの笑顔に胸を貫かれた。  このフィーリング!
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-05-18 20:58:18)
72.  ヴェノム 《ネタバレ》 
アメコミの中でもスパイダーマンは好きな部類。 そういった訳でヴェノムは大好き。  そのヴェノムをどう料理するのか、と期待してたが… うん、なるほど…微妙なバランスで成り立ってる。  スパイダーマンはおろかアベンジャーズみたいに他のマーベルヒーローが出ないんだったら、冒頭の宇宙船も要らんだろうに。 もっと言えば、敵であるカーネイジ(スパイダーマンの最強の敵)もどきのシンビオートのエイリアンも要らない。 この作品はスパイダーマンを始め、他のキャラとのコラボをしなかったんだから、変に他のマーベルヒーローに合わせる必要なんて皆無だろう。  俺的には作品の位置づけとして「他のマーベルヒーローのバリエーション」ではなく、ヴェノム以外の怪物(やヒーロー)を出さすに「リーサルウェポンシリーズ」や「ダイハードシリーズ」、「ボーンシリーズ」のような【SFではないド派手なアクション】で押し通した方が良かったと思う。 ヴェノムの弱点となっている、あの「低周波の音波」や「炎攻撃」などを駆使すれば、アメリカの近代兵器でも十分に応戦可能だし、ヴェノムの一方的な戦いにならない展開に出来たはず。  まず、敵のエイリアンを見た時「えっ?まさか、無理矢理カーネイジを出した?」って勘違いした。 それと(これは俺的な好みだけど)あのハルクでも最後のバトルに訳の分からん、(ハルクと同族性の)敵を出した時よりも、戦車とか戦闘機、兵士など現用兵器を出した方が燃えたのと同じで、そうして欲しかった。 そう、言わば…通常のゴジラシリーズのような「怪獣VS」ではなく、異物はゴジラだけで自衛隊との戦いをクローズアップした「シン・ゴジラ」のように。  ともあれ、シンビオートと主人公の友情とやり取り、そこが一番に他のヒーローと比べて異質だったんだから、そこを突き抜けさせて欲しかった。  色々とツッコミどころや要望もあるが、ただ一言…好きゆえに凄く×2、惜しいなーと思う。 寄生獣(映画は未見)とかもそうだけど、異質なものとのバディものって、ちゃんと作れば面白くなるのになぁー。  それこそ、他のマーベルヒーローで出来なかった事なのに。
[映画館(字幕)] 7点(2018-11-17 02:08:28)(良:1票)
73.  ゾンビーワールドへようこそ
いやいやいやいや、これはツボったわ。  元々ゾンビ映画が大好きな俺。 だから、この映画をBlu-rayで買ったんだが…超ツボった! けど、ゾンビ映画だから面白かった、って訳じゃない。 それに、この映画はきっと分かる奴にしか分からないツボがある。 そのポイントってのはズバリ「童貞で悶々としてた時期の想い出」だったり。 あの頃(中1~2年)の想い出、価値観を失ってないバカ野郎じゃなきゃ楽しめないかも知れない。 勿論、俺もそのバカ野郎の一員(それもトップクラス)だ。   まず、冒頭の清掃をしてるアホな若者。 アレを見て嫌悪感なしに爆笑できるかが一つの通過儀礼かも知れない。 俺の故郷にはあんなアホがたくさんいたしね。  ともかく…くだらない映画。 それはゾンビ撲滅のために揃える装備&登場シーンにもあるように、 映画の表現方法も稚拙で子供が考えたんか?と思えるほどに幼稚だ。 しかし、このくだらなさに愛を感じずに居れない。  ああ、あの頃は小賢しくない損得と、欲望に直結する行動力が純粋だったなー。  ともあれ、スーパーバッドが好きなアホ(注:ホメ言葉)にはお勧めです。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-11-16 21:11:10)
74.  トランスフォーマー/リベンジ
これは最高のバカ映画!(注:誉め言葉) SFやアクションというジャンルは男の子の夢だと信じるバカ制作陣!(注:誉め言葉) ロボ、戦車や戦闘機などの兵器、スーパーカー、古代遺跡、オッパイ!その他、一切合切の全部入り!なのに超大盛!(注:誉め言葉)  この手の映画ってロボットが絶対に一番強く設定されるが、そうならず兵器や兵士との戦闘的バランスが素晴らしい。 お陰で映画撮影後に「戦車が欲しい」「飛行機が欲しい」と(もちろんロボも欲しがるが)それらの玩具を強請られた。 その辺りはさすがだなーと思った次第。  ともあれ「楽しけりゃいい」ってのを体現した中身のない映画です。(注:誉め言葉)  マイケル・ベイはいつまでこんなに中身のない映画ばっか撮る気だろう。(注:誉め言葉)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-10-31 23:09:45)
75.  ラブリーボーン 《ネタバレ》 
一番期待してた映像美については俺様ちゃん的にはそこまで凄さを感じなかった。 映像の綺麗さはあるけど、どこか対象物やオブジェのスケール感が合ってない感じがして俺的にはピンと来なかったンだわ。 色彩や解像度が良くても「場」としての有り得る光景というか「臨場感」がないとやはり印象に残る風景になりえないなーと思った。 アレだったら「コンタクト」のほうがよほど風景としては印象深い。 …一方、期待してなかったストーリーというかテーマに関しては、逆に唸らせられるモノがあった。 いわゆるハリウッドらしさ(分かりやすい娯楽という意)がない。 起承転結をハッキリつけ、「目には目を、歯には歯を」って展開じゃないところが良いと個人的に思った。 例えば犯人のサイコ野郎がスージーの遺体の入った金庫を穴に捨てる時、普通のハリウッドな展開の場合は(警察や家族などに)寸前で阻止される、とか。 あと、スージー、もしくはその身内にサイコ野郎が(逮捕も含め)復讐される、とかが考えられる。 しかし、そうではなく「アホに構うと自分もアホになる」じゃないけど、復讐で後ろを向くよりも、愛した人と最後にやり残したことを大事にする。 アレほどの凶悪犯を放置し「家族の愛」や「この世界でやり残し事」など未来や人間同士が繋がりえる愛に繋げてゆく。 復讐という「罰」を与えることなく、サイコ野郎を放置する。 確かに一瞬モヤっとした気持ちになり、爽快感がないと考え勝ちだが、考え方によってはサイコ野郎は「罰」で裁かれずとも「罪」を負ってる訳だ。 そんな魂の腐った奴はこの先幸せになれる訳がないし、そいつの存在を頭から消してしまって、残った者は幸せの連鎖を繋いでゆく。 それこそが(言葉の語弊はあるが)一番の復讐だと思うし、その考えこそが永遠に繰り返す復讐の連鎖を断ち切れると気づかされた。 そこに、この映画の基本的なテーマを感じ、魂の崇高なる立ち振る舞いが現れていて、むしろ東洋的な宗教観を感じた。 以上ハリウッドの枠から離れれば離れるほど、娯楽としての爽快感を欠いてしまう。 けど、映画から生きる指針とかヒントを得ることも正しいとするならば、このようなテーマも十分に意味がある。 とりあえず、俺の心にはちゃんと残る作品として評価させてもらいたい。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-29 07:40:15)(良:1票)
76.  ミスティック・リバー
人間は独りで生きていけない…だから寄り添い、家族、集落、都市、国家を創る。それって分かり合うための「何か」なのに…。 でも、この物語には結局のところ「自分を救済して欲しい」人間しか存在しない。 そう、「誰かのために」などの想いなど微塵も無い、残酷なほどキモチワルイ物語だった…。 残酷な野生と何一つ変わらず、自我を剥き出しにしているだけの世界なのに、宗教や人の習慣、奇麗事などを社会的繋がりでコーティングしている、この醜悪な人間関係よ。 そして、そんな自分も、この唾棄すべき野獣と同じイキモノだと、嫌が応でも自覚させられる…吐き気を催すほど「純な人間を描いた」物語だった。 この先…春夏秋冬幾千層、素晴らしき祝福の日差しが彼らに降り注ぐ事があったとしても…決して救いなどない。 川の底は今も光は届かず…仄暗く澱んでるのだから…。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-02-11 06:46:00)(良:1票)
77.  プレデターズ(2010)
生物にとって「生きる」、もしくは「生き残る」事が全ての根源である。我々人類は文化を取り入れつつ知性・理性と共に進化してきた。 しかし「肉食獣」の名を冠した彼らは「闘う事」のみに知性・理性を進化させて…「武器は相手と同じ状態に」や「妊娠した相手は殺さない」など、彼らなりの文化や美学がある…そう、全てを闘いのみに特化させた。―――嗚呼、この阿修羅地獄、始まりと終わりのない純然たる闘争だけの世界に降り立ったその恐怖よ――。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-19 00:34:55)
78.  イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 《ネタバレ》 
当時ミッキーローク大好きだった俺様ちゃん。 コレ、TVでやってるのを何気なく観てたんだけどグイグイ引っ張られた。 暴力の描き方がそれまで(俺様ちゃんが観た範囲)の映画と全然違っててビビッた記憶が… 物凄く、犯罪を結構リアルに描いてると思うよ。 設定って意味じゃなく人間の暴力性をね。 なんつーか人間に対しての陵辱ってのをよく判ってる監督だな、と思った。 それと、ミッキーロークって、あの当時やっぱり女が護ってあげたいと思う仕草が上手いなーとも思った。 妻を殺された後の葬式のシーン。 色んな後悔とか悔しさが混じって泣いてるあの場面… 男の俺でもキュンとしちゃったもんなー。(因みにホモじゃないです)  あ、そういえばTVの時って、ジョン・ローンの声が池田”シャア”秀一だったんだ。 凄くカッコよくてマジでアレでファンになった記憶がある。 で、後日速攻でLDを購入しようと店にいったが無くて、どこでも売り切れだった。 それでも友人と一緒に大阪中を回って発見したときは感動したなー。 ま、後日調べたら単にメーカーがあまり作ってないらしく、人気があって売り切れじゃなかったんだけど。  …で、家でワクワクしながら観ようとしたら…さ。 ジョン・ローン、広東語なんだもんよ!!!! …………よくよく考えたら当たり前か。(汗) 更に〆が中国語の歌で気が抜けて放屁した(マジで) 洋画劇場じゃ、中国人のキャスターに介抱されて2人でスローモーションで終わるトコだったのに… ちょっと騙された気分になった。(誰に?) なんか、TV放映って微妙に本物より良くなってるのあるよね。 ブルース・リーの「死亡遊戯のOP」とかジャッキー・チェンの「酔拳の歌」とか。 あ、酔拳スゲェ観たくなってきた。(馬鹿)
[地上波(吹替)] 7点(2007-04-16 11:36:15)(良:1票)
79.  蝋人形の館 《ネタバレ》 
此処のレビューを全部見てないですが、きっと使われてる「聖飢魔Ⅱ」ネタ… 頭の中で「お前も蝋人形にしてやろうかー!」と絶叫の後ギター音… …どうでもイイんですけどね、そんな事。(汗) まずヒロインは良かった!ヒロインのオッパイに釘付けに! 惚れっぽい俺様ちゃん、恋しそう。 故に途中で指を切断された辺りでショック! 唇にアロンアルファーも俺の知り合いが小学校の時にしてしまって…アレで済まんよー。(汗) 今でも跡が残ってるし。(真似しちゃダメだよ★) そんな「意外性」な描写場面以外、他の映画で見たシーンばかり。 でも平均点以上の映画であるのは間違い無いし、悪い意味での突っ込みはなかった…けどヒロイン(のオッパイ)以外に心に残らず残念。 各所に「双子の分離と融合」って重いテーマもあるんだけどね。 それをキーにして心理的描写重視に持っていき、重厚な雰囲気も出せたと思う。 けど敢てしないで「アメリカの馬鹿ホラー(←褒め言葉)」に徹底したのは尊重。 ホラーって絶叫や殺戮が始まる前に、如何に「リアリティー」や「観てる人に共感」させるかで 以降のシーンが滑稽でも納得できるモノなんだなーと再認識。 今回は個人的にヒロインと兄の双子の兄妹に感情移入できたけど後の人間には全くもって共感も感情移入も出来なかった。 ヒロインの恋人が生きたまま蝋人形に「される&された後」のシーン… 本来、凄く恐くなるシーンなのに共感できず「お、怖ッ!」で済んじゃった。 好きな人間がああなったら「怖い」し「悲しい」し「人権とかなんだろう」とか色々考えただろうになー。 色々都合もあるだろうけど前半は皆でキャンプだけじゃなく人間交流を見せた方が良かったのでは? 例えばアメフトの試合をちゃんと観戦させてワルの兄から恋人に「妹を頼むぞ、泣かしやがったら承知しねェからな…」と意外な優しさとか… NYで住まいを探してた物件を抽選という事にして、当選の連絡がきて意外な人間が一緒に喜んでくれるとか…もっとヒューマニズムな交流を見せるとかして欲しかった。 もう一人の女キャラの妊娠ネタとか、幾らでも泣かせつつ温まるエピソードがあるのに勿体無い。 定義としては「此処で終わったらちょっとした青春映画だよね」ってのかなぁ…。 ウダウダ書いてるけど…コレは俺様ちゃんが色々ホラー映画を観てるせいで、耐性が無い人には楽しめますよー、念のため。
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-10 17:50:28)
80.  オーメン(2006) 《ネタバレ》 
現実に存在してしまってる「リメイク作品」。 世に出ている以上「存在を消せない」のはもう当然である。 ならば、存在を否定「できない」また、「しない」のを前提とし、 「新しい価値観を容認」し、「良い所を探す」事は必要ではなかろうか。 そういった意味であれば、否定されるべき作品ではない。 「リメイク作品」とは「前作のルールに乗っ取る事が前提」では無いのだから。 そういった事を自分に言い聞かせ、作品を観た。 俺様ちゃん自身の不満点も無い訳じゃなかったが、全体的にテンポが良く、演出も嫌いじゃなかった。 ただ、前作を見てしまってるのでストーリーラインが忠実すぎて、斬新さが無いのは否めない。 「最初と最後」とか「抑えなきゃいけない箇所」はしょうがないにしても、もう少し変化があっても良かったと思われる。 例えば、惨殺の順番&手法まで一緒にする事は無いかなーと思ってみたり。 意外な所で、子供は流産しないで産ませてみるのも悪くない気がするんだけどね。 なんか、人に死の予兆(オーメン)が奔る時、必ず「赤」が効果的に使われてたのも印象的。 俺さまちゃんも【ドラえもん】さんのレビューに賛成で、この監督はセンスあると思う。 オリジナルを崇拝してる俺様ちゃんでも「あ、上手いなー、こっちの方が【この映像】は好きかなー」と思えたシーンも多かったし、これから先が凄く楽しみな監督だ。 好きじゃない箇所があるとすれば、最初のバチカンで教皇(かな?)に予言の説明をするところ。 あれ、何かチープなTVゲームの導入部とか科学特捜隊の作戦会議みたいでクサかった。(滅) もうちょっと壮厳的というか、神がかり的な宗教絵図で演出して欲しかったなー。 あと、最大のポイント!! ダミアン役にはね、絶対外せないポイントがあるんだ!! 「唇がキリリと細い事は大前提」にしなきゃ!! 間違ってもポッテリしてたりしちゃダメだよッ!半開きなんかモッテノホカッ!  …音楽、やっぱ前の方がイイね。(どないやねン、俺!)
[DVD(字幕)] 7点(2006-12-08 03:04:41)(良:2票)
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