101. ハーヴェイ
見える人には見える巨大な兎、最後には精神科の院長まで感染してしまって・・・。でも良いんじゃないかな、皆が幸せになるのなら。のっぽの人たちとそうでない人たちの身長差もあって別の意味でもおもしろかった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-11-22 20:27:41) |
102. あなたに降る夢
差し詰めフランク・キャプラの現代版と言ったところか。ジェームズ・スチュワートでなくニコラス・ケイジがやるとどうも嘘くさく見えてしまうのは偏見なのだろうか。人間大金を手に入れると人が変わってしまうのが常だが、変わらぬ人間もいるのだろうか。ファンタジーとしてはおもしろいが、実話をヒントにした作品と知って大変驚いた。 [DVD(字幕)] 6点(2014-11-15 21:52:47) |
103. 泥棒成金
ヒッチコック映画としては不満が残る映画。そもそも警察が来たからと言って逃げ回るようでは疑われても仕方がないし、自らが真犯人を捕まえなければという設定も得策には思えない。見所はグレイス・ケリーの美貌のみならず美しい南フランスの風景、仮装パーティの豪華衣装か。 [DVD(字幕)] 6点(2014-11-14 09:12:49) |
104. グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
女優として絶頂期にありながら惜しまれつつ引退したグレース・ケリー、カムバックを期待したファンもさぞ多かったろう。ヒッチコックの誘いに一度は考えたものの、ついに公妃としての道を貫く。そのままの伝記ではなく、事実に基づくフィクションであり、愛の物語である。この映画はすべてラストの彼女のスピーチのためにあると言ってもよいくらいだ。中盤がちょっとだけ中だるみになるような気もするけど・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2014-11-10 19:32:48) |
105. エターナル・サンシャイン
よくはわからなかったけど内容のあるすごく良い映画だったように思う。消し去りたい記憶と忘れかかった記憶が入り交じって、人を好きになる愛するとは何かをも考えさせられる。ただ映画としては、クレメンタインの髪の毛に象徴されるけばけばしさに着いていけず、集中できなかったけど・・・。ニーチェやアレキサンダー・ポープのことばが非情に印象的。 (再鑑賞して)2度目を見てようやくストーリーがはっきりした。ポイントは髪の色だ。けばけばしい髪の色が現在と過去、現実と脳内とに区別され整理できた。また、3度目になっていろいろな伏線や細かなことが発見できて、よくできた脚本だと気づく。点数もあと1点プラスしよう。私のように最初よく理解できなかった人にももう1度見直すことを薦めたい。 [DVD(字幕)] 8点(2014-11-09 03:22:31) |
106. ニコライとアレクサンドラ
日露戦争からロシア革命まで、ロマノフ王朝崩壊には様々な歴史があるのだけどこの映画によってその一端を知ることができる。血の日曜日事件や怪僧ラスプーチンなど初めて知ることばかりだった。その意味では大変貴重だったとも言えるのだが、いかんせん延々と続く展開がきつかった。 [DVD(字幕)] 7点(2014-11-04 16:45:12) |
107. あなたを抱きしめる日まで
私はカトリックが不道徳にきびしいのは、それはそういう教えだから仕方ないと思う。しかしまた母親の承諾なしに実の母と子を切り離すのは人権問題だとも思う。カトリックを信仰するフィロミナとほぼ無神論のマーティンとでは、「あなたを許します」と「あなたを決して許さない」とシスターへの態度が違ってくるのも頷ける。だが母が子を思う気持ち、子が母を慕う気持ちは何処の世界も共通だ。主人公はフィロミナだけど、息子アンソニーが死んだら母と過ごした修道院に埋葬してほしいと言ったときは思わず涙が出てしまった。きっと母が訪ねてきてくれると信じていたからに違いない。 [DVD(字幕)] 8点(2014-10-30 06:54:42)(良:1票) |
108. 妹の恋人
両親の死で心を病んだ妹と親代わりの兄、そこへ変な男サムが登場してとたんにおもしろくなる。ジョニー・デップは何でもできる役者だ。シザーハンズで病的な顔を見せたかと思うとここでは芸達者な奇人ぶりを発揮する。2組のカップルの幸せを祈りたい。ところでこの映画の主題曲 I'm Gonna Walk(500Miles)は、近く公開の「サンシャイン/歌声が響く街」でも登場する。 [DVD(字幕)] 7点(2014-10-25 22:09:26) |
109. L.A.コンフィデンシャル
荒っぽい捜査でやたら銃をぶっ放す映画は私が最も嫌いとするところ、おもしろくなかったら代金はお返ししますの宣伝文句につられて見たのだがおもしろくなかった。役者は皆顔なじみだったが、役名が最後まで覚えきれなかった。 [DVD(字幕)] 2点(2014-10-18 21:30:34) |
110. プライベート・ベンジャミン
プライベートというとパブリックの対比語で、個人的なとか私的なという意味しか知らなかったし、「個人教授」とか「プライベイト・レッスン」みたいなあっち形の映画ばかり想像していた。ところがこの映画のポスターを見ると、ヘルメットをかぶっているし目がぎょろっとしていている。何か怖くなって敬遠していた。後に「プライベート・ライアン」を見て初めてプライベートが2等兵であることを知った次第。さて「プライベート・ベンジャミン」だが、軍隊に入ったのには唐突でびっくりしたけど、およそ軍人にふさわしくないゴールディ・ホーンが訓練を受け演習するまでが実におもしろい。それに較べ、うさんくさい洒落男が登場してからはまるで別の映画になったかのようにつまらなく感じてしまった。やっぱりルイス大尉みたいな人がいなければ・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-16 01:43:13) |
111. ディープ・インパクト(1998)
彗星は太陽に近づいて初めて尾が伸びるのだが、この映画では最初から尾を引いているし、科学的でないことがたくさんありすぎるようだ。しかし単なるパニック映画でなく、さまざまな人間像を描いていて、同年の「アルマゲドン」よりはずいぶん良いと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-13 23:18:30) |
112. サリヴァンの旅
旅すればいろんなことを経験かるだろうし、貴重な発見にもつながる。この映画はおもしろいところは結構おもしろいし、良いもののひとつだろう。だが私には何となく肌が合わないし、監督の意図したものは結局何?という思いだ。社会派映画をめざしたのだけどやっぱりコメディにはコメディの良さがというあたりかもしれないが・・・。しかし終盤近くでアニメ映画を皆が笑っているのが、私にはバカ笑いにしか思えなかった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-13 06:05:19) |
113. アメリカ交響楽
ガーシュウィンの楽曲を扱った伝記映画としては良いけれど、映画としてはあまりおもしろくなかった。特に私は現代音楽とかジャズとかは苦手なので、最初の方で出てきた「スワニー」以外は好きでなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-24 19:34:22) |
114. シモーヌ
CG女優とは恐れ入った。アイデアが良く実におもしろい。ただシモーヌがそんなに魅力的かは疑問、私としては娘役のエヴァン・レイチェル・ウッドの方が清純で可愛く見えるけど・・・。ところでシモーヌはシミュレーション・ワンの省略形なのか、映画の中でもIは1、Oは0になっているのがいかにもコンピュータ的。 [DVD(字幕)] 7点(2014-09-11 03:39:09) |
115. 刑事コロンボ/歌声の消えた海<TVM>
豪華客船ともなれば広くて大きくて迷子になってしまいそう。その中で短時間での犯罪ともなれば、よほど慣れたものの仕業ということは一目瞭然。疑いをかけられたピアニストにそんな手際の良さは感じられず、彼を犯人に仕立て上げようとするのがどだい無理に思えるし、案の定墓穴を掘ることになる。ナポレオン・ソロのロバート・ヴォーンが登場とあって馴染み深い映画だけど・・・。 [地上波(吹替)] 6点(2014-09-10 10:04:20) |
116. 告発のとき
息子のSOSと逆さまの星条旗、冒頭シーンがラストシーンで蘇る。麻薬や虐殺など父親として信じられぬ息子の真実が明らかになるが、人間をそこまで変えてしまう戦争が恐ろしい。トミー・リー・ジョーンズの好演が印象深い。 [DVD(字幕)] 7点(2014-09-08 14:39:20) |
117. 刑事コロンボ/自縛の紐<TVM>
絨毯のコーヒー染み、焦げ茶の靴のかかとに始まって、重いバーベル、運動前の中華など怪しげな点というか手がかりがたくさんある。コロンボ警部でなくても犯人を追い詰めるのは楽勝かと思いきや、犯人の方も相当ふてぶてしい。さすがのコロンボも対決心を表に出してしまうが、こういうコロンボもまた良い。 [地上波(吹替)] 6点(2014-09-06 14:11:35) |
118. 刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM>
他の方も指摘されてるように、飛行機の墜落地点とパラシュートの落下点はそんなに近いはずはない。それなのに骨折した足でたどり着くとはどうも無理があるような・・・。でも主人公(コロンボでない方)は本職のカントリー歌手、歌は大変馴染みやすく印象に残った。思わず何という言う曲名か調べてしまった。 [地上波(吹替)] 6点(2014-09-05 19:53:49) |
119. リトル・マーメイド(1989)
人魚姫の悲しい物語よりも、見た後良かったと思えるディズニーのリトルマーメイドの方が好き。歌はどれも良いが "Under the Sea"が私は一番好き。 [DVD(吹替)] 7点(2014-09-01 19:28:22) |
120. 黒蘭の女
南北戦争の時代背景といい、気性の激しい主人公といい「風と共に去りぬ」と比較されるわけだ。スケールの大きさややカラー映画にはかなわないけど、ベティ・デイヴィスの熱演ぶりはビビアン・リーに決して負けてはいない。アカデミー主演女優賞も頷けるというもの。しかしフェイ・ベインターの助演女優賞はそれほど注目に値するとは思えないが・・・。それにしても奴隷制度転じて黄熱病とは恐れ入った。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 23:24:57) |