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1.  ターミナル
酷評です。公開時はアカデミー賞最有力なんて売り出し方をしていたから気にはなっていたけど、久しぶりに何のつかみどころの無いつまらない映画を見てしまった。 実話だかなんだか知らないが、前半のコメディな演出から、 後半の山場まで終始一貫して退屈さを覚えてしまう時点で私の中ではアウトでした。 盛り上がりに欠ける。下手に長い。キャサリンゼタジョーンズはただのビッチか・・・、と文句を挙げたら結構きりがない。 何から何までダメだったのでとても人にはおすすめできない駄映画。
[地上波(吹替)] 2点(2008-10-11 10:06:24)
2.  メメント
それなりに・・・、楽しめる映画。 謎に満ちた展開から、先が予想できるはずもないのだけど、なんとなく場面場面を切り抜いて、逆順に貼り付けたような印象があって、そこが私には退屈だったかな。
[DVD(字幕)] 7点(2008-07-02 00:23:42)
3.  海辺の家 《ネタバレ》 
主人公であるジョージにとって「家」とは、自分自身を映し出す鏡なのだろう。その「家」とは、台所とトイレの区別がない不法な家であり、父親への記憶を想起せずにはいられない忌々しさの象徴であり、その忌々しさの他方で、愛情という相反した感情が同居する家なのだと思う。彼はそのような記憶が宿る家そのものを壊したかった。でも自身の余命があと4ヶ月、おまけに会社まで解雇される、いよいよな状況に立たされるまで踏み切ることができなかった。もどかしい話だけど、自分自身の象徴を壊すこと、自分にとって普遍的な何かを壊すことって、状況がよほど切迫しない限り実はできないことなのかも。そういう意味で、私は本作の肝は、後半の家を立てることより、むしろ壊すことにあると感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-22 12:53:10)
4.  シザーハンズ
すごいなジョニーデップ。
[DVD(字幕)] 8点(2008-06-22 12:12:16)
5.  アサルト13 要塞警察
イーサンホークが好きなので見ました。 つまらない、わけではないのですが、面白さはあまりないですね・・・。 どっかで見たなぁという展開が多い、「普通」の映画です。
[地上波(吹替)] 5点(2008-06-09 17:50:33)
6.  ヴィレッジ(2004)
まず、本当に映像がきれいだなぁと。 誰も立ち入らない森にある、神聖な区域。 何か作品全体に、もやがかかったような、 不思議な演出でした。 あまりストーリーとかは楽しめなかったけど。
[地上波(吹替)] 5点(2008-06-01 16:48:47)
7.  大脱走
なんだかんだ今まで見過ごしてきた作品。ようやく見た。名作ならではの淡々とした進行、「大脱走」と謳いつつ、それでも全編を貫くあの緩やかな流れはいったいなんだろう。切迫する場面はあまりないのですが、作品が醸し出すあの空気感がすき。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-23 10:24:46)
8.  ソウ 《ネタバレ》 
あまり新鮮味はなかったなぁ。完成度として、スリリングさから謎解きの進行、テンポまでcubeの方が多くの点で優れていると思います。黒幕のそのまた上の黒幕という展開の常套性、死体が起き上がる後半の展開には半ば飽きれてしまったし、何より良くないのは、見所であるべきアダムとローレンス両者の駆け引きが、黒人警官とか家族誘拐とかの外部エピソードのせいで、結果的に全体として弛緩しきった印象を受けざるをえないこと。警官は本当にいらないんじゃないだろうか、弱いし。野暮なツッコミですが、せっかくホラーという非日常性を描きだすのなら、手段はいっぱいあるんだからもっとやられた感が欲しかったな。
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-14 03:21:02)
9.  バッドボーイズ2バッド
悪の組織を捕まえるためには、他の善良な市民の犠牲も厭わないぜ!と言わんばかりの演出。正義と悪というより悪と悪の構図、モラル完全度外視。これぞとばかりにソリッドなアクションを視覚的にみせるのはいいけどね。
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-10 02:50:49)
10.  コレリ大尉のマンドリン
前情報なし、何となく見てはいたものの、目を引くような展開はほとんどなし。タイトルが意味しているものは、音楽は誰からも奪い取ることができないということなのか。であれば、戦火の中に漂う悲壮感とのコントラストをもう少し描いてほしかったな
[地上波(字幕)] 5点(2008-01-06 15:24:29)
11.  コール 《ネタバレ》 
後半はシナリオが破綻しているようにも思うが、ともあれ最後まで目が離せない展開。 コートニーの前半のイカれた感じからのあの変容っぷりが好きです。
[地上波(字幕)] 7点(2008-01-04 13:44:11)
12.  ランボー
あの無表情な顔、全編を貫くあの顔。無表情だからといって決して迫力がないとか、大根だとか言いたい訳ではなく、かといって役作りに打ち込んだ結果と言いたい訳でもない。現にスタローンの顔はどの作品をみても大体あんなものだ。 仮面の下に素顔が用意されている訳でもない。大事な人が失われ、泣きじゃくる姿が描写されようとも、なぜか彼の無表情さは決して変わる訳でなく、それどころかより一層、その無表情さに拍車がかかったように、見るものの印象として何度も蘇る。これを見たのはもう何年も前のことだが、「ランボー」という言葉を聞くその度に、私の中の「ランボー」という、仮面の形をした人の顔は、強烈なインパクトで脳裏に蘇る。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-12-26 17:48:21)
13.  ナショナル・トレジャー
宝探し大冒険。敵と味方の対立的な二項関係が平行線をたどりながら、着実に、淡々と進行していくシナリオ展開。目新しいことではないが、予想を裏切らない展開に終始するのも、気分転換にはよろしいかと
[地上波(吹替)] 6点(2007-12-25 22:23:18)(良:1票)
14.  ボーン・スプレマシー
 本作ならではの持ち味といえば、 往年のハリウッドアクションを踏襲したお利口さが売りか。 素早いシナリオ進行、カット割りが テンポの良さを獲得し、なんだかんだいいつつ、最後のカーチェイスまで見てしまうレベルには仕上がっている。でも、マットデイモンの役作りが、殺し屋としての面持ちを意識してのものか、単純に人間的な側面をないがしろにしているだけかはさておき、その一徹した仏頂面には個人的にやっぱり辟易してしまう。
[ビデオ(吹替)] 6点(2007-11-10 21:54:19)
15.  ボーン・アイデンティティー
マットデイモン扮するボーンの消えた記憶の糸を 紡ぎながら、迫りくる追っ手の目をかいくぐる・・・ あらすじのあらすじとしてはこんなところ。 息のつまるアクションシーンもほどほどに、 淡々とシナリオが進行していく感じ。 主人公の重たい内面にずっぽりはまるようなものでもないので、 ま、彼女とのデートにでも、と適度な気持ちで見るものかと。 
[地上波(吹替)] 6点(2007-11-09 21:27:25)
16.  ミリオンダラー・ベイビー 《ネタバレ》 
映画にタブーが存在するならば、それはおそらく性か死の問題であろう。イーストウッドはまさに死の問題を扱い、それをシリアスに、しかしながら至極現実的に描いた。ただそれだけである。どうやら人はホラーなどより、現実の負の一面を見せ付けられたほうが遥かに衝撃で、暗いと重いと嫌悪をあらわにするようである。しかしこの映画は暗いのではなく現実の一部を切り取った映画にすぎない。  重要なのは、イーストウッドが感動的なハッピーエンドよりも、目の前の現実に向き合うほうに自らの映画的価値を置いているということ。死んでも蘇生するような非現実的世界を描くことよりも、終末期医療に一つの現実的な答えを(映画的特権を用いて)出す方がよっぽど難しいということである。以上のことを把握しなければ、本作は前半の成功劇に目を奪われ、後半部をただ暗いと斬って捨てるだけだろう。 個人的には、映画が娯楽性だけで秤量されるべきものならば、映画はなんとつまらないものだろうと思う。イーストウッドの、娯楽性を抑えてでも表現したかったもの、そこにこそ映画的価値が置かれてもいいのではないだろうかと思う次第である。   
[DVD(字幕)] 9点(2006-12-14 17:43:59)(良:1票)
17.  裏窓(1954) 《ネタバレ》 
場面の(ほぼ)全てをジェフが掌握する映画と言えばよいのか。そう、物語はジェフの視線の先で行われる。つまり、そこには常にジェフという第三項が介入しているということになるのである。バレリーナの卵が踊り、未婚女性が幻の彼と杯を交わし、演奏家がピアノを弾き鳴らすその先には常にジェフがいる。このようにして、ヒッチコックは「私とあなた」、「敵と味方」、「善と悪」といった、二項関係で終始する対決の図式(西部劇、アクション・・・etc)を抜け出して、第三者、第三項的な映画を創出した。興味深いのは、主人公であるジェフが物語を動かす重大な役目を担っていると思いきや、結局のところアパートの住人が織り成す物語を覗き見る「観客」でしかない、とるにたらぬ存在だということである。つまり私達が「映画をみてかれこれ思惟する」ようにジェフは「窓辺の向こうの出来事を覗き、事件の真相を巡って相談している」のである。いやむしろこういった方がよい。ジェフは、私達見る側と完全に同化している、ジェフは私であり、私は窓の向こうで起こることをこそこそ見ている、と。だからこそ、クライマックスのシーン、犯罪者と思しき大男がジェフの部屋を突然入ってきたとき、観客は自分の部屋に入られたかのような新鮮な驚きを覚えるのだ。
[DVD(字幕)] 10点(2006-07-17 14:44:38)
18.  チャップリンの殺人狂時代
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[ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-28 21:57:36)
19.  逃亡者(1993)
現場に居合わせていただけでこうも簡単に務所送りになるという無駄な所を省く。あとはトミーから必死に逃げて病院に潜入したり滝に落ちたりするわけですよ。おいしいところオンパレードなこの展開、個人的に正直得意なところではないんだけど、及第点は軽々クリアでしょ。
8点(2005-02-23 23:02:54)
20.  ロスト・イン・トランスレーション
外国人の視点からみた日本というものは、これまで映画化されたものでは、少なくとも私がみた中では、どれも首をかしげるようなものばかり、というのが率直な感想でした。というのも、いわゆる日本のよいところ(具体的に言うと話がズレそうなので割愛しますが)というのが描写されていない、のではなく、反対のよくないところがおよそ的外れ、行き届いてないこと。このことの方が、日本をロケーションする外国人の浅はかさを私に映し出すものでした。 ロストイントランスレーションは、この辺が非常に上手いと思いました。監督・脚本を手がけたソフィアコッポラの東京のイメージ、とりわけよくないところの描写が私が思い描く東京にかなり合致したものでした(こんなことを言うと愛国者ではないなと言及されてしまいそうですが)。おそらくこの映画を御覧になった日本人の方の多くは、若干の嫌悪感を抱くかも。たしかに藤井隆はないですね。でも私のようなチャキチャキの日本人にもかかわらず、全編通して痛快で仕方がなかった、という方も少なからずいらっしゃると思います。この辺が分かれどころで面白いですね。  この作品はマイブラッディバレンタインのケヴィンシールズが楽曲を提供してます。他にもエール、ジーザスアンドメリーチェイン、デスインヴェガス、フェニックス、ハッピーエンドなどなど(カラオケで歌ってる曲はおそらくロキシーミュジック)ヨーロッパの、特に英国のロックファンにはたまらない曲のオンパレードです。 エンディングのジザメリ、ケヴィン、ハッピーエンドのつなぎもいいですね。個人的にはケヴィンに曲を作らせただけでも賞賛の気持ちで一杯っス。
9点(2004-12-11 02:00:24)
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