1. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 前2作が好きだった自分にとっては違和感がある話だった。前2作は物語を作る部品としてバトルがあったけど、今作はバトルをする為に作られた物語で、その為に話が大雑把になったので濃い展開(仲間の死や敵対)を取り入れて補強したように思える。ド派手なバトル自体は好きなので楽しめなかったワケじゃないけど、前作で好きだった要素が削られた事への寂しさの方が強い。 [DVD(吹替)] 4点(2007-04-30 23:21:30)(良:1票) |
2. 閉ざされた森
《ネタバレ》 大雑把に伏線引いて、あとはひたすらドンデンドンデン。「普通はそんな事しないだろうけど、ありえないとは言い切れない」って感じのギリギリな話運びで、作中の「辻褄が合ってればいい」ってセリフが、この映画そのものを表しているように思えた。こういう目的がハッキリした一直線な映画は好きだ。 [DVD(吹替)] 7点(2007-04-30 22:51:57) |
3. シーラ号の謎
物語への導入がエラく早いので驚いた。情緒的な場面が少なく、ミステリーとして必要な場面だけでサクサク進む所が、ゲームのようで爽快だった。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-16 21:12:59) |
4. エンド・オブ・デイズ
液状化するアンドロイドや透明宇宙人では飽き足らず、ついに宗教界の大物と戦う事になったアーノルドおやじ。ホラーっぽい雰囲気とシュワちゃんの筋肉アクションの兼ね合いが悪く、どっちも中途半端な感じがした。 [DVD(吹替)] 4点(2006-11-27 21:24:49) |
5. マスター・アンド・コマンダー
「この時代の軍艦に乗ったらこんな感じかな」と思わせるドキュメンタリーみたいな作品だった。長い航海での喜怒哀楽の全てが詰まっているが、どれもアッサリ描かれていて、感動をぶつけて来るようなものが多いこのテの映画では、このアッサリ感は新鮮だった。 [DVD(吹替)] 6点(2006-07-24 23:04:00) |
6. ニューオーリンズ・トライアル
《ネタバレ》 原告と被告とその間で暗躍する第三勢力の構図は新鮮だったが、話が進むに連れ被告側と第三勢力の争いになり、ニックとマーリーに焦点を合わせすぎて、二人の人間味(ニックの良識、マーリーの弱さ)が明らかになり、序盤にあった二人のミステリアスな雰囲気がなくなってしまった気がした。そのため「ニック達はどうする」という気持ちが消え、クライマックスもいまいち盛り上がれなかった。 [DVD(吹替)] 6点(2006-07-23 22:42:13)(良:1票) |
7. ソウ2
ジグソウの主張や刑事との駆け引き等、前作に比べると、ずっと物語らしくなった気はするが、そのせいで自分が前作で魅力を感じた、物語を最低限に抑え、ゲームとしての面白さに特化させた所が損なわれたように思え残念だった。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-11 21:06:27) |
8. ソウ
ターゲットに色々な仕掛けを施し、散々いじった後にネタばらし。映画を観ているというより、バラエティ番組のドッキリ企画を観ているような感じだった。誰が何のためにどうやって仕掛けたかを観るのではなく、仕掛けの面白さや、仕掛けられた人間のリアクションを観て楽しむ作品だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-07-11 20:53:33) |
9. 死霊のはらわた(1981)
血や肉塊の作り物っぽい所が、却って死霊に憑かれた奴らの異常さを上手く伝えていると思った。また、血みどろで傷だらけのアッシュから「必死で生き延びようとしてます」って気持ちが伝わってきて好感が持てた。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-12 21:32:13) |
10. ビッグ・フィッシュ
親は自分の思いを含めた思い出話をするけど、子供は真っ白な事実を知りたがる。親の伝えたい真実と子供が求める真実のズレ。この話は過剰でおとぎ話みたいに見えるけど、根本的には親子の身近な問題を扱っていると思った。 [DVD(吹替)] 8点(2006-05-10 22:43:06) |
11. チャンス(1979)
チャンスがいつも同じ間で喋るのが印象に残っている。早過ぎないことで、彼が質問に対して真摯に考えている事が、遅すぎないことで、彼の頭の単純さが表れていると思う。そんなチャンスを見て、彼の腹の内を勝手に想像する人々から、大抵の人が「言葉には裏がある」と思っているのだと感じた。 [DVD(字幕)] 8点(2006-02-28 17:19:38) |
12. ペイ・フォワード/可能の王国
《ネタバレ》 人を救う事の意義と難しさが全編を通して込められていたと思う。でも最後の場面で、それまで添えられる程度に抑えられていたテーマを全面に出した為、強いメッセージのあるラストを飾った反面、それまでの話の流れから浮いたラストになってしまったように感じる。 [ビデオ(吹替)] 5点(2006-02-28 16:37:39) |
13. ある日どこかで
《ネタバレ》 愛情が深ければ短時間で結ばれる事も、少ない手掛かりから数十年かけて愛した人を見つけ出すことも出来る。でも愛情が深いからこそ、愛した人のいない世界は、何一つ楽しいことなんてない。深い愛情が生む喜びと切なさを描いた、混じりっけなしのラブストーリーだと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 23:31:37) |
14. ロッキー
《ネタバレ》 インタビューそっちのけで惚れた女の名前を叫ぶ男。名声という刹那の成功に惑わされず、自分への誇りという本当の成功を見逃さず掴んだロッキーは、メチャクチャカッコイイ。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-21 22:19:30) |
15. レインマン
本質的なものは変わらず、過ごした時間と出来事の分だけ変わった二人の関係が、観ていて心地よかった。 [DVD(吹替)] 7点(2005-12-21 21:47:16) |
16. 真夜中のカーボーイ
夢ばかり見続ける人間を批判しているようにも見えたし、夢を持つ人間を突き放す世界を批判しているようにも見えた。出てくる人物がみんな人間臭くて凄く惹かれた。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-20 01:22:13)(良:1票) |
17. ダンサー・イン・ザ・ダーク
《ネタバレ》 目が見えなくなる中で心まで盲目にして、自分の望みの代償を清算しようとするセルマの行動に、一途である事の健気さと、一途である事の愚かさを感じ、「愛情だけじゃハッピーエンドは掴めない、頭使わなきゃ」と、こんな教訓が残った。 [DVD(字幕)] 6点(2005-11-23 23:10:14) |
18. アンブレイカブル
《ネタバレ》 家庭に悩み普通に仕事もする、敵だって世界征服を企むような奴じゃなく単なる犯罪者、それを暴力で倒すだけのヒーロー。事件を起こして、捕まれば頭のおかしい奴として精神病院にブチ込まれる名ばかりの悪者。ヒーローも悪者もそれを許す世界があってこそ輝くのであって、現実にただ、その要素だけを持っていたとしても虚しいだけ。この映画はそんな痛々しいくらいリアルなヒーローモノを上手く描いていると思います。 [DVD(吹替)] 8点(2005-11-10 22:01:39)(良:1票) |
19. キューティ・ブロンド
「ブロンドをバカにするな!やれば出来るんだ!見てろよ男ども!」っていう方向に、気持ちいいくらい突っ走ってるけど、それに乗れないと置いてけぼりくらう、それぐらい一直線な話だった。楽しめなかったけど、その姿勢には感心した。 [DVD(吹替)] 5点(2005-11-10 01:17:15) |
20. 戦場にかける橋
《ネタバレ》 もっとも軍人らしくあろうとした人間が、その為に敵に加担することになり、自分らしくある事が大切だと考える人間が、重要な軍務を任せられ戦地に戻る。世の中の流れにのまれ、気付かないうちに変わっていく人間模様が、良く描かれていると思います。 [DVD(字幕)] 8点(2005-11-05 22:42:55) |