1. 岸辺の旅
《ネタバレ》 久々の駄作。 説明ほしいところが圧倒的に説明不足。 説明いらないところをくどくど説明。 黒沢清監督らしいといえばらしい。 こんなでたらめじゃなくCUREみたいな名作はもう作れんのかねえ。 名優深津絵里の無駄遣い。 結局夫はなにしにきたんだ?こいつ。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2022-01-16 19:20:01) |
2. 朝が来る
《ネタバレ》 私は男の監督はファンタジーを撮り、おんなの監督はリアルを撮ると思ってます。 男はロマンチストで、女はリアリストだ。 この映画も例外じゃない。 とにかく騙されたと思って見てほしい。 とんでもない衝撃を受けるはず。心をえぐられる。 正解はなに? なにが悪かったの?どうすればよかったの?様々な思いが錯綜するはず。 水戸黄門じゃない。正解を用意していない。 なんて残酷な物語なのか。 「嘘をついたときに朝が来る。真実が待っている」 映画を見終わったときにこのわけわかんない感想↑がまざまざと実感できると思います。 こんな深い映画はめったに無い。 鑑賞後はすさまじく爽やかな気持ちになるでしょう。 残酷さと爽やかさがせめぎ合う、 こんな映画はめったにない。なんて深いんだ。邦画もやる。 エンドロール後もあります。絶対見逃さないように。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2021-11-03 18:40:58)(良:1票) |
3. 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
《ネタバレ》 おもしろい。こんなにおもしろいとは思わなかった。逆襲のシャアのハサウェイは大嫌いだったのに。 そしてテロリストの話とは思わなかった。 超リアルな戦闘シーン。ロボット同士のちゃちなチャンバラ、西部劇になってない。 未来の兵器のリアル極まりない戦い。 大画面で見るとまじで恐怖を感じると思う。4DXで見てもいいはず。 エヴァより好き。 大人のための戦争映画。 ただし難点もある。あまりにリアルを追求しすぎたのか、夜のシーンの暗いこと!! みなさん、ちゃんと見えます??? 老眼にはきつい(笑) あと音楽。つまらん。 [インターネット(邦画)] 9点(2021-10-17 23:20:04) |
4. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
《ネタバレ》 やはりTV版を最初からみてないとだめな映画ですが普通に泣けます。 エヴァンゲリオンはなにがなんだかわからなかったが、こっちはわかりやすく、泣きやすく、エキサイティング。 BGMがちょっと臭いものもありましたが、優秀だと思いました。 あえていうと私的にはテンポがほんのちょっと遅い。 なので邪道でしょうが、録画機で倍速機能があれば1.3倍で見ることをおすすめします。 ああ・・・鬼との戦いってこうなんだなというスピード感ある活劇が楽しめるでしょう。 [地上波(邦画)] 9点(2021-09-27 23:02:53) |
5. 日本独立
《ネタバレ》 脚本がなにをいいたいのかわからない。 主人公は誰? 白洲次郎ってただの通訳にしか思えない。 実写を使ってるが予算がありませんでした感がある。 大和のシーンくらいちゃんと撮れないの? 吉田満って必要? [DVD(邦画)] 2点(2021-09-23 19:31:43) |
6. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 確かに映像はすごいです。頭の中のカンバスが3次元。 この映像感覚があれば立体3Dも大爆死しなかったものを。 他の監督の脳みそが2Dのままだからせっかくの3Dも全くだめだった。 庵野監督に3D映画を作ってもらいたくなった。 しかし内容は。。。なんですか?これ。 まったく評価できません。 これならTV版から作り直す必要なかったんじゃあ? 登場人物みんなにご挨拶。くどくどと長ったらしい説明。 いろんなものを削ぎ落とすと、結局監督と奥さんの出会いと結婚ののろけ話でした。 あと映像に比べて音楽のダサさ、古臭さ。入れるタイミングのダメダメさ。 竜とそばかすの姫のセンスの足元にも及ばないです。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-08-13 20:03:19) |
7. ゴジラvsコング
《ネタバレ》 映像はなにもかもすさまじいです。音響も。 これシンウルトラマンだいじょうぶ?って思った。100年くらい遅れてる。 こんなの見せつけられたらあんなしょぼい予告恥ずかしくなっちゃうんじゃないの? 人間ドラマが弱いって言ってる人いましたが、こんなもんに私は感動ポルノを求めてません。 コングとゴジラどっちが強いか!!とかいうアオリでしたが 蓋を開けてみるとその倍のレベルの超強大なラスボスがいたというワクワク内容。 「アレ」がなきゃ2匹ともかんたんに負けてたと思います。 小栗旬の扱いがひどいとかいう声もありましたが、あれはあれでいいです。強烈な印象。 ただし、早く殺しすぎ。シンクロしたまま精神を乗っ取られ、血反吐吐いて悶絶しながら絶命してほしかった。 それにしてもほんとガメラ好きですねえ。 こうなったら日本じゃ実現できなかったゴジラVSガメラやってほしい。 伊福部音楽が出てこなかったのでマイナス1です [映画館(字幕)] 9点(2021-07-26 22:38:43) |
8. 竜とそばかすの姫
《ネタバレ》 「映像と音はすごかった。でも内容、脚本は?」 という感想もいろいろ見た。 たしかに不条理さはいっぱいある。 たとえば、 Uってみんなそこで何してるの?ドラクエみたいなバトル?デート?ゲーム? あんなちゃちいイヤホンみたいなもんで体験できるようなもん!? Uに入ってる間、現実の鈴はどうなってるの?? そして引っ込み思案の鈴がUに入るやいなや見事に歌えるようになり、不自然なくらい大勢を一気に魅了。 友達はコンピュータ操るスーパーガール。 竜はどんな悪いことしたの? サイコパスみたいな父親のもとへ一人で特攻。下手したら殺されるかもしれないのにまわりの大人は誰も止めない。 おさななじみは実は自分のこと好きだった。 これ、都合のいいように展開する細田監督の脚本のダメダメさと指摘する人もいる。 でもね、一夜明けたら違うような気がしてきました。 これって細田版「美女と野獣」じゃない。 細田版「ねじ式」じゃないのだろうか。 すべてが少女の見た夢。少女の妄想。 そう気づくと、あらゆる不条理さが一気に晴れました。 いや、晴れたどころか。これって近年まれにみる大傑作じゃないのか。 自分もこんな夢を何度も見た。 自分に都合いいように展開していく夢を。 みなさんも鈴が見た夢を覗きに行ってください。感動します。 [映画館(邦画)] 10点(2021-07-24 20:43:59) |
9. 十二人の死にたい子どもたち
どこの新人監督かと思ったら堤幸彦!!? うっそ〜!あまりにもひどい。 ケイゾクを撮った頃の彼はどこいったの? つまらない。 [CS・衛星(邦画)] 1点(2021-05-08 15:47:24) |
10. 今夜、ロマンス劇場で
《ネタバレ》 たぶん公開当時見てたら、なにこの甘ったるい荒唐無稽なファンタジーのなりそこないは思ってしまったはず。 パクリとトリビュートは違うと酷評しただろう。 しかし、今コロナ禍の中では高評価せざるをえない。 この映画のテーマがまさに 「あなたは愛する人と一生触れずに暮らせるか?」だからである。 百難くらいあるが、この時期見るとやはり胸が締め付けられる。 加藤剛が最後に行き着いた演技は「至高」 [地上波(邦画)] 9点(2020-05-17 21:22:22)(良:2票) |
11. 四月物語
《ネタバレ》 信じられない。監督、20年前にここの境地に達していたとは。 誰かが傷ついたり、怒ったり、号泣したり、怒鳴ったり、誰かを殺すこともない。 なにも起こらない。 起承転結を廃した物語!・・・・・・・・と思ったけど、とんでもない間違いだった。 主人公の気持ちになってよく考えてみた。 ああ・・・・これ。彼女にとって 宇宙人が来たとか、霊を見たとか、ゴジラに襲われた!誰かが殺されたなんてより 遥かに人生をかえちまう一大事が起こったんだよねえ。 ある意味、監督の到達点が20年前にあった。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2020-01-21 10:47:22) |
12. ラストレター(2020)
大名作。しかも3行で感想など書かせないような深い映画。 演出も素晴らしい、単純に怒鳴ったり殴ったり号泣したり殺したりする臭い映画じゃない。 いちいち説明がないのでわからない人にはピンとこないと思う。 ただ、「わかってしまった」感受性の強い人は号泣だろう。 あえていうとカエルノウタの歌詞がさまざまな問題を暗示します。 「墓標に花を手向け 僕らはこの先へ行こう」 ラスト・レターに託された真実。 すごすぎる。 あと少女たちの仕草、一挙一動。 これ全部監督の指導があったでしょう。冷徹に計算されつくされた指導。 さすが岩井俊二。 [映画館(邦画)] 10点(2020-01-17 18:15:49)(良:1票) |
13. 若おかみは小学生!
《ネタバレ》 最近、ネットでジョーカーとテーマが同じとか言う人が出てきてるが、まったくのこじつけ。 そんなこというなら鉄腕アトムやウルトラマンでもなんでもこじつけられる。 ウリ坊の造形は漫画版のほうが好き。 旅館なのに鼻ばっかほじくってるキャラは汚い。 ラストのおまけの?原画にはびっくり。 本編よりモロジブリ。 こっちの絵でやればよかったものを・・・・。ダメ? 文句ばっかつけたが、実は秀作。 結論はこんな「朝ドラ」が見たい。 元気が出る。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2019-11-05 13:00:09) |
14. 天気の子
《ネタバレ》 「君の名を」のヒットに味をしめて、もっと観客にすり寄ったものになってるのかと思ったら、まるで逆だった。 愛とは身勝手なもの。エゴである。但し、生半可なエゴじゃない、 この女ともう一度遭えるなら世界が滅亡したってかまわないというくらいの本気のエゴ。 そんな身勝手な愛に観客はとまどったろう。 あの雲の下に行きたい。 しかし走っても走っても届きそうで届かない。 子供の頃にそんなこと思いながら走った記憶がある。 私は泣きました。「君の名は」よりはるかに。 絵は花火の描き方。 こんな美しくすごい花火は初めてみました。 なに表してるんだかわからないような大根監督の打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?とは雲泥の差でした。 音楽とのシンクロ率も前作に勝るとも劣らない鳥肌が立つ出来。 [映画館(吹替)] 10点(2019-07-22 19:12:55) |
15. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 見終わってすぐ⇒ とってもいい映画だったが、それほどですかねえ?名作だが、大名作じゃないかな。 結局泣けなかったし。 後日⇒ 知人「どんな映画だったの?ネタバレかまわないから教えて」 私「えっとねえ。まず主人公のすずが◯◯して、それでああなって・・・こうな・・・・・・う・・・・うう・・・・( ;∀;) (;O;) (´;ω;`)ブワッ (あれ???なんで?)」 その後、しゃくりあげ、涙でしばらく言葉がでなかった。 なんなんだ、いったいこの映画は!? [映画館(邦画)] 10点(2016-12-29 02:20:42)(良:6票) |
16. シン・ゴジラ
《ネタバレ》 こういうゴジラを待っていた。 惜しむらくは低予算ということだろう。 やはり特撮部分がバリバリのハリウッドからすると弱い。 ビジュアル的アイディアはものすごいが。 いいたいことはひとつ。 庵野に100億出してやれや!東宝!!!! けちくさい。 つうか、これもう庵野しか作れんぞ。 以上。 [映画館(邦画)] 9点(2016-09-11 03:19:38) |
17. バケモノの子
《ネタバレ》 もはや監督は枯渇した感がある。今までの映画のいいとこを寄せ集めただけの映画になってしまった。 ぶっちゃけ、時かけの男の子+勉強したいおおかみ男でサマーウォーズやりましたという感じ。 サマーウォーズは悪意を持ったAIの暴走だが、今度は人間の心の暴走。手や品は変えてるがおんなじ。 キャラはそれぞれ魅力的なのにまったく活かせてない。脚本をじゅうぶん練り上げてないので散漫。 賢者を回る旅もつまんない。ただのダイジェストになってしまった。 最後は念能力の戦いというのもよくない。あそこはもっと互いの肉体を使ったバトルでないと何の意味もないではないか。 なんで鯨?しかもその鯨攻撃のしょぼいこと。主人公が反撃するのをいちいち待ってる感じ。昭和のバトルじゃないんだから。 鯨攻撃の弱点も主人公に勝たせるためにとってつけたよう。 心臓バクバク、手に汗握るドキドキハラハラもない。 絵もよくない。ラスト、目覚めた男の子、主人公の九太かと思ったら、一郎彦でした。 もっと描き分けて欲しい。 吹き替えは総じてうまい。役所はさすが。「清州会議」の柴田勝家の愛すべき剛直なバカを想起する熱演。 ただひとりぶち壊してたのは宮崎あおい。彼女には男の子の声は無理だとわかった。どう聞いても女。 [映画館(邦画)] 4点(2015-07-12 05:00:40) |
18. 清須会議
《ネタバレ》 なかなか面白かった。無理矢理笑わせようというところがないのに笑える。 最近では一番好き。12人の優しい日本人にも通づるところがある。 ものすごく続きが見たくなった。 だってこれからすごいですよ。 更に複雑怪奇、激動の展開になるはずで。 とにかく、大泉の秀吉の魅力! 千利休との確執も三谷ならどう描くのか。 清州会議2というタイトルにはできないだろうが、この後の秀吉が見たい! [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-17 00:54:33) |
19. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 なかなかの問題作でした。 私は怪獣ムートーに感情移入してしまった。 自然のバランスを守るなどという大義名分で、ムートーの子供たちを虐殺するシーン。 何様なんだろう、人間は。人間=自然なのか。 虐殺された子供を見て悲痛な叫びをあげる怪獣。 ゴジラのメタボ的造形はどうかと思ったが、動くとなかなかいい。 岩が動いてるかのよう。巨大さもいい。 日本のゴジラは最初、キグルミ感~平成になってフィギュア感が出て嫌だったが、 これはきちんと生物感がある。素晴らしい。 正攻法の凶暴さも出てる。凶暴さを出すために白目にしましたなどという安易な子供だましじゃない。 背びれが徐々に光ってエネルギーを吐くときのかっこよさ! これも日本の平成ゴジラのようにサービス過剰、垂れ流したりしない。 ここぞというときに使う。そのかっこよさにトリハダがたった。 日本のスタッフはよく予算を口にする。ハリウッドは予算があるからねえなどと。 そんなもんは負け惜しみだ。仮にハリウッドに匹敵する予算をもらっても 日本映画人の映像感覚じゃこの迫力ある映像は無理だ。 ただ、多くの人が指摘してるのだが、怪獣たちは、いわば全編チラ見せ、寸止め攻撃なのだ。 ほんとにいいところで、やっと全部露出するという憎い演出。 日本ゴジラのモロ出しショーに慣れた人たちは欲求不満が爆発するだろう。 私は大いに気に入った。 モロ出しゴジラに飽々してたので。 次回は是非キングギドラをだしてほしい。 この技術でキングギドラを見ることができたなら!!! [映画館(字幕)] 8点(2014-07-26 19:52:40)(良:1票) |
20. 思い出のマーニー
《ネタバレ》 この監督、本当にダメだと思う。設定が全然生かされておらず、妙な箇所がいっぱい。 順不同にざっと列挙していく。 1:喘息設定、途中で忘れてませんか?倒れた時も喘息症状まったくなし。 2:ふとっちょ豚の年齢っていくつ?突然大人顔負けの哲学的なこと言い出して違和感。 で、この豚女がカッターで脅したとか嘘ついたり、もう終わり!仲良くしよ!なんていいこといっときながら、 ウジウジと後で親に密告して泣きついたっていう最低のクズなんですよね。 なのになんでいい子設定になってるんだか。何様なの?って態度に終始不快感。 こういうやつが成長するとモンスターペアレンツになるのだろうか。 そもそもこいつ必要? 3:豚の親が怒鳴りこんできて、彼女が帰ったら、速攻で家に入ろうとする主人公の無神経さ。 普通は罪悪感で家に戻れなくって逃げようとするでしょ。 4:預けられた夫婦の太った奥さんのほう。「太っちょ豚って言ったのはよくないわね」 あれ??この奥さん、主人公には問いただしもしないで、豚の親の言うこと信じたんだ?カッターも信じたの? だいたいこの夫婦も偽善者だなあ。気持ち悪いくらい主人公を怒らないのに、簡単にクレイマーのいうことは 信じてしまう。 5:十一、必要でしたか? 6:眼鏡っこ、必要でしたか?日記など見つけるのは主人公じゃないと。メガネっ子の兄貴の存在感のなさ。 7:マーニー、杏奈にもきれいな服を持ってくるのかと思ったら、ババアのショールを無理やりかぶせて 花売りに仕立て、金持ちたちの前に晒し者にする羞恥プレイを強制。 杏奈はかわいそうな乞食のような扱いを受けます。 しかも、自分は杏奈そっちのけで恋人と踊ってるという。 私はこの女を絶対好きにはならない(怒) 8:だいたい大金持ちがあんな不便なとこに家を建てるという不自然さ。 ファンタジーにしても無理やり過ぎます。 アリエッティに続き、後半やはり顔が崩れてるところがある。 宮崎は絶対こういうの許さない。 幼稚園児の動きがかなり鈍重。 一番困ったのはマーニーにまったく魅力がない。 この人、杏奈の救いなんでしょ?もっともっと強烈な個性を描かなくては。 宮崎ならもっともっとはじけまくる夢の様な少女を描いたでしょう。 この人にはもう期待しないな。私は宮崎吾朗監督に期待します。 コクリコでは才能の片鱗を見せつけてくれた。 [映画館(邦画)] 2点(2014-07-26 07:43:09) |